次は老子か、三国志か?

あたしの勤務先でもオリジナルのトートバッグを発売していますが、このたび古巣である東方書店のトートバッグを買ってみました。

東方書店って、ご存じでしょうか? 神田神保町のすずらん通りに店を構える、中国関連の専門書店です。そして、あたしが大学4年生の時から修士課程二年間、合計三年間アルバイトをしていた書店なのです。ちなみに、あたしがバイトをしていたのは輸出部という部署で、すずらん通りにある書店ではありませんので、悪しからず。

東方書店のトートバッグはホワイトとネイビーの二種類、ネイビーは東方書店という名前が入っているシンプルなもので、ホワイトの方は『論語』の一節がプリントされているものになっています。いかにも東方書店っぽいですね。

中国古典から一つを選ぶとするなら、まずは『論語』でしょうけど、個人的には『韓非子』を推したいところです。でも次にトートバッグを作るとするなら『論語』に続くのは『老子』か『三国志』ではないでしょうか。あるいは『史記』というのもあるかと思います。

トートバッグのデザインを踏襲するのであれば、あまり長い文章は無理でしょうから、比較的短文で構成される『老子』が有力校のように思われます。あるいは李白や杜甫の詩も使いやすいでしょう、日本人に馴染みの多い作品も多いですから。

話はまるっきり変わって、近所のスーパーで見つけたカップ麺です。サッポロ一番の塩ラーメンかと思いきや、うどんらしいです。まだ食べていないので、どんな味なのか、果たして美味しいのか、まるでわかりません。近いうちに食べてみるつもりです。

2025年12月7日 | カテゴリー : 罔殆庵博客 | 投稿者 : 染井吉野 ナンシー

季節のファストフード

コンビにでもファストフードでも、季節限定のメニューというものはあるものです。自宅の近所にあるマクドナルドですと、月見バーガーなど食べたくなるメニューがしばしば登場します。

そして冬のこの時季になると登場するのがグラコロです。少し前から販売がスタートしましたので、土曜のランチに買いに行って来ました。

今年の新メニューなんでしょうね、グラコロの他に「コク旨ビーフデミグラコロ」というのも発売されています。あたしはどちらかというと新しいものに弱いので、このビーフデミのグラコロを選んでしまいました。ドリンクとポテトのセットです。

結論から言いますと、美味しいことは美味しかったのですが、ビーフデミの味が強いので、肝心のグラコロを味わうまでにはいきませんでした。このバランスが難しいところでしょう。次はただのグラコロを食べてみたいと思います。

ちなみに、グラコロを食べる数日前には、やはりこの慈欣限定である「とろ~り3種のチーズのビーフシチューパイ」も既にいただいております。

ようやくアジアの作品も……

もう何年も、否、十年以上前になりますでしょうか、ある書店の文芸担当の方と「もっとアジアの作品も売りたいね、売れるようになるといいね」と話したことがありました。

とはいえ、その当時の海外文学は欧米が主流で、アジア文学の翻訳は数えるほどでした。昨今のような韓流文学もまだまだ多くはなく、売れる以前に刊行が増えなければ話にならない状態でした。

翻訳されたアジア文学の点数が少ないので、ヒットする作品もなかなか登場しません。だからアジア文学は売れない、という悪循環に陥りかけていた時期でした。

それがあるころからアジア文学の刊行がぐんと増えてきました。フェミニズムを中心とした韓国文学、SFを中心とした中国文学が流れを引っ張ってくれました。そんな中、『82年生まれ、キム・ジヨン』の大ヒット、ハン・ガンのノーベル文学賞受賞と、韓国文学は一気にメジャーになりました。

若干の偏見を含むかもしれませんが、韓国文学はフェミニズムをテーマとした作品ばかりのように感じますが、台湾、大陸を含めた中国文学はSFだけでなく、様々なタイプの作品が翻訳されるようになってきたと思います。かつては革命の苦難や近代化の苦しみを扱ったような作品ばかりの時代もあったのですが、最近は違いますね。

そんな中、あたしの勤務先でもお世話になっている及川茜さんが翻訳を手掛けた書籍の刊行が続いています。つい最近だけでも『何畳人民共和国備忘録』『地下鉄駅』『荒原にて』と立て続けに刊行されました。中国学を専攻していた身としては、さまざまな中国文学が紹介されるのは嬉しい限りです。

2025年12月5日 | カテゴリー : 罔殆庵博客 | 投稿者 : 染井吉野 ナンシー

30年以上前の作品だとは信じられない!

少し前に役者の岸本佐知子さんをお連れして、サイン本を作りに行った紀伊國屋書店小田急町田店。そこでは毎月のように、ちょっとしたテーマで文芸書や文庫を集めたフェアをやっていて、本好きの中で密かに楽しみにしている方も多いようです。

いま開催中なのがご覧のようなフェア。題して「文芸・文庫担当者による2025年下半期ベスト10」です。どんな作品が選ばれているかと言いますと……

金原ひとみ『マザーアウトロウ』(U-NEXT)/金原ひとみ『YABUNONAKA』(文藝春秋)/朝井リョウ『イン・ザ・メガチャーチ』(日経BP)/古賀及子『私は私に私が日記をつけていることを秘密にしている』(晶文社)/柴崎友香『帰れない探偵』(講談社)/マーガレット・アトウッド『ダンシング・ガールズ』(白水社)/梅﨑実奈『鴉は硝子のフリルで踊る』(河出書房新社)/小川洋子『続 遠慮深いうたた寝』(河出書房新社)/大崎清夏『いいことばかりは続かないとしても』(河出書房新社)/ゲアダルーペ・ネッテル『一人娘』(現代書館)

順位は付けていない10作品です。情けないことに、あたしが読んだことがあるのは『帰れない探偵』だけです。確かに面白い小説でした。面白いだけでなく不思議な読後感でした。

そして訳者訪問があったことがどれくらい効果があったのかはわかりませんが、『ダンシング・ガールズ』もランクインしています。ありがたいことです。

せっかく撮らせていただいた写真がピンボケなのはご愛嬌として、本書は30年以上前に発表された作品なのですが、最近の新作と言われても信じてしまうほどの作品です。こんな作品を30数年前に書いていたアトウッド、恐るべし。

担当さんのコメントに応えるわけでは、あたしもこの本を復刊できてとてもよかったと思っています。

三社フェアは人文会会員社でした

このダイアリーでも以前にご紹介した、東京の町田にある久美堂本店の三社フェア。現在はどんな三社で開催中なのかと覗いてみましたら、なんと人文会会員の三社が揃ってフェア開催中でした。

その三社とはご覧のように、春秋社、創元社、晶文社です。すべてサ行で始まる会社ですね。それを意図していたのか、たまたまの偶然なのか、あたしには判断する材料はありません(笑)。

それにしてもこの三社フェア、定着してきましたね。お客様も「次はどの出版社だろう?」と楽しみにしているのではないでしょうか。書店の棚には限りがありますから、ふだんはなかなか並べられないような本が、フェアだからこそ並んでいる。読者にはたまらない体験ではないでしょうか。

そんな三社フェアと背中合わせで開催中なのが朝日文庫のフェアです。こちらの文庫や新書のほぼ全点フェアもスタートして何年になるのでしょう。完全に久美堂の名物として、地元のお客様だけでなく、出版界でも知られたフェアになりましたね。

あたしの勤務先も三社フェアには参加しましたが、いつかは文庫・新書のほぼ全点フェアにも声をかけてもらいたいものです。とはいえ、出せるものも限られた中小出版社ではありますが……

そんな小田急線沿線の営業、町田の一つ先、相模大野駅の改札を抜けた先の広場に大きなクリスマスツリーが出現していました。あたしの記憶が正しければ、毎年出現しているはずです。

ツリー本体やデコレーションが毎年変わっているのか、それとも毎年使い回しなのか、そんなことはわかりませんが、毎年きれいに飾られているのを眺めているような記憶があります。たぶん過去にも写真を撮ったことがあるはずです。

多くの人が立ち止まってツリーを見上げ、そしてスマホを取り出して写真を撮っていました。少し離れないと上から下まで入らないくらい大きなツリーです。

カレンダーも最後の一枚ですね

先の土日でカレンダーを11月から12月に更新した方も多いのではないでしょうか。かく言うあたしもそうしました。もちろん二か月ごとのカレンダーもありますから、既に一か月前に最後の一枚になっている場合もあるでしょう。

わが家の壁に掛かっている乃木坂46カレンダー2025年版は12枚ものなので、今回で最後の一枚になりました。

その四期生版カレンダー、毎月メンバーが登場していましたが、最後の12月は林瑠奈でした。林瑠奈って加入したころに比べ垢抜けて、ここ最近はビジュアルを絶賛されることも多いメンバーです。そして今回のカレンダー、12月の林瑠奈はその美しさにさらに磨きがかかっているようです。

ちなみに、もう一つ、五期生版のカレンダーの12月はメンバー全員の集合写真です。ちょうど11名いるので、1月から11月で一人ずつ、最後はみんな揃って、という趣向なのでしょう。

今年のカレンダーは三期生版、四期生版、五期生版と三種類で発売されました。来年の乃木坂46カレンダーはメンバーがランダンに振り分けられた二種類で発売になるようです。確かに、今年のような期別では、三期生が少なすぎますから、そして四期生もだいぶ減りましたね。

It’s the single life !と歌ったのは乃木坂46ですが……

最近、営業回りで書店へ行くと、新潮社から出ている阿刀田高著『90歳、男のひとり暮らし』が並んでいるのをよく見かけます。さすがに90歳はまだまだ先の話ですし、そもそも90歳まで生きられるのかわかりませんが、「あたしもいずれそんな境遇になるのかなあ」なんて思いながら眺めています。

そんな中、同書とペアになるかのような一冊が岩波新書から刊行予定です。それが『中高年シングル女性』です。今月中旬に刊行されるようです。日本では一般的に女性の給与が低いですから、男性のシングルよりも女性のシングルの方が経済的には厳しいのではないでしょうか。本書ではそんなことが取り上げられているのでしょうか。

暗い気分にならないように、少しでも気持ちを上げていきたいと思いますので、乃木坂46のシングル「おひとりさま天国」でも聞きまくるとしましょうか(笑)。しかし、そんなことをしなくても、この時季は街中も華やかに飾られているところが多いです。

一枚目の画像は、先日の関西ツアーで見かけた、京都桂川のイオンモール内にあったクリスマスツリーです。大きくて、きれいに飾られていて、まだ11月だというのに気分だけはクリスマスを味わえました。

そして東京でも見かけました。オペラシティの中庭にあったクリスマスツリーです。画像ではわかりづらいと思いますが、全体がイルミネーションでカラフルに彩られ、なおかつそのイルミネーションが上から下に流れるのです。たぶん夕方以降、暗くなったらもっときれいなのでしょうね。

そう言えば、本で思い出しましたが、春陽堂書店から『文豪の食卓』という本が出ていました。ちょうど刊行されて一か月くらいですかね。

ところでこのタイトル、あたしの勤務先からも全く同じものが出ているのです。タイトルこそ同じですが、もちろん違う本です。著者が違うのです。いまのところ、あたしの勤務先に間違えた注文が来ている、なんてことはないようです。

2025年11月のご案内

2025年11月に送信した注文書をご案内いたします。

   

11月のご案内は先月と同じく「今月のおすすめ本」でスタートです。続いては、刊行直後から順調に動いている「語学手帳」2026年版の補充を促すべくご案内しました。同じく刊行直後どころか刊行前から話題沸騰の「ヘーゲル読解入門」の重版が決まったので、ご案内しました。さらにロングセラーとなりつつある「感情史」も重版が決まりました。

  

月の半ばとなり、語学書の「今月のおすすめ本」をご案内しました。朝日新聞の紹介された「ファシストたちの肖像」をご案内したのに続き、朝日書評の予告が出た「ドリーミング・ザ・ビートルズ」は書評前にご案内しました。

  

月の最後に重版が決まった三点、「本と歩く人」「生きることでなぜ、たましいの傷が癒されるのか」「統一後のドイツ」をそれぞれご案内しました。11月も何気に多くの書籍が重版となりました。ありがたいことです。