帝国と宗教

帝国と宗教

島田裕巳 著

ローマ帝国やオスマン帝国、中華帝国やモンゴル帝国にいたるまで、世界の歴史は帝国興亡の軌跡に他ならない。そしてそれは東西の宗教が歩んできた道のりとも重なっている。帝国は領土拡大のため宗教を利用し、宗教は信者獲得のため帝国を利用してきた。「帝国と宗教」という視点から世界史を捉え直す、歴史ファン必読の一冊。

2023年7月12日

出世と恋愛 近代文学で読む男と女

出世と恋愛
近代文学で読む男と女

斎藤美奈子 著

日本の近代文学の主人公である青年たちは、恋を告白できず片思いで終わるケースが多い。たまに恋が成就しても、ヒロインは難病や事故などで、なぜか死ぬのだ。日本の男性作家には恋愛、あるいは大人の女性を書く力がないのではと著者は喝破する。たかが文学の話ではないかと思うなかれ、近代文学が我が国ニッポンの精神風土に落としている影は思いのほか深い。

2023年7月12日

須弥山と極楽 仏教の宇宙観

須弥山と極楽
仏教の宇宙観

定方晟 著

仏教は宇宙をどう捉えたか。5世紀インドの書『俱舎論』の須弥山説を基礎に他説も参照し、仏教的宇宙観とその変遷を簡明に説いた入門書。解説 佐々木閑。

2023年7月12日

そして私たちの物語は世界の物語の一部となる インド北東部女性作家アンソロジー

そして私たちの物語は世界の物語の一部となる
インド北東部女性作家アンソロジー

ウルワシ・ブタリア 編/中村唯 監修

バングラデシュ、ブータン、中国、ミャンマーに囲まれ、
さまざまな文化や慣習が隣り合うヒマラヤの辺境。
きわ立ってユニークなインド北東部から届いた、
むかし霊たちが存在した頃のように語られる現代の寓話。女性たちが、物語の力をとり戻し、
自分たちの物語を語りはじめる。本邦初のインド北東部女性作家アンソロジー。

2023年7月12日

日台万華鏡

日台万華鏡

栖来ひかり 著

台湾在住で日本人の著者が、2016~2023年 にかけて“日台のあわい”で書き続けた33篇のエッセー。台湾社会や日台の文化比較、歴史的交錯から、映画やアート、ジェンダー、LGBTQにまつわる話題まで広く言及し、リアルな台湾をあわいの視点からあぶりだす。

2023年7月12日

文庫で読む100年の文学

文庫で読む100年の文学

沼野充義、松永美穂、阿部公彦、読売新聞文化部 編

二一世紀に読み継ぐべき文学をポケットに入れて――。第一次世界大戦直前から現代まで一〇〇年の海外文学六〇冊、日本文学四〇冊を、文庫で読めるものに限り厳選。現代文学の最前線に立つ作家、翻訳家、文学者ら五三名が愛の記憶、歴史と社会、生命のきらめき、想像力の冒険のジャンルごとに解説する。来たるべき“世界文学全集”の提案。

2023年7月9日

持続可能な魂の利用

持続可能な魂の利用

松田青子 著

会社に追いつめられ、無職になった30代の敬子。男社会の闇を味わうも、心は裏腹に男が演出する女性アイドルにはまっていく。新米ママ、同性愛者、会社員、多くの人が魂をすり減らす中、敬子は思いがけずこの国の“地獄”を変える“賭け”に挑むことにーー

2023年7月8日

女が死ぬ

女が死ぬ

松田青子 著

「女らしさ」が、全部だるい。天使、小悪魔、お人形……「あなたの好きな少女」を演じる暇はない。好きに太って、痩せて、がははと笑い、グロテスクな自分も祝福する。一話読むたび心の曇りが磨かれる、シャーリイ・ジャクスン賞候補作「女が死ぬ」を含む五十三の掌篇集。『ワイルドフラワーの見えない一年』より改題。

2023年7月8日

おばちゃんたちのいるところ

おばちゃんたちのいるところ

松田青子 著

追いつめられた現代人のもとへ、おばちゃん(幽霊)たちが一肌脱ぎにやってくる! 失業中の男に牡丹灯籠を売りつけるセールスレディ、シングルマザーを助ける子育て幽霊、のどかに暮らす八百屋お七や皿屋敷のお菊……そして、彼女たちをヘッドハントする謎の会社員・汀。古より疎まれた嫉妬心や怨念こそが、あなたを救う!? 胸の中のもやもやが成仏する愉快な怪談17連発。

2023年7月8日