毒と薬の世界史 ソクラテス、錬金術、ドーピング

毒と薬の世界史
ソクラテス、錬金術、ドーピング

船山信次 著

毒にしても薬にしても、人類との関わりは、きわめて長く深い。古くから人類は毒を避け、効能のある物質は活用してきた。そして、それらを合成することが可能になってからは、良きにつけ悪しきにつけ、その使用法は無限に拡大している。しかし、実は、同じものが毒にもなれば薬にもなる。本書は、ソクラテスの飲まされた毒から、錬金術、ドーピングにいたるまで、古今東西の毒や薬をめぐる秘話・逸話を紹介するものである。

2023年11月12日

ひみつのしつもん

ひみつのしつもん

岸本佐知子 著

PR誌『ちくま』名物連載「ネにもつタイプ」第三弾、待望の文庫化! 単行本未収録回大増量!! もっとくらくら、ずっとわくわく、自室ではじまる頭のなかの大冒険、ハマりだしたらぬけだせない魅惑のキシモトワールドへようこそ。

2023年11月11日

論語

論語

土田健次郎 訳注

春秋時代の魯国、周王朝の復興を唱え、政治へのあくなき情熱とともに理想を追求した人、孔子。その言行録『論語』は、古来、多くの人々に人生の指針を与えてきた。孔子が弟子たちに教えたもの、それは学問、礼の実践、徳の涵養である。中心にあるのは徳であり、わけても「仁」を至上とした。仁とは、日常生活において状況に相応しい価値を適切に選び取れることを指し、それを体得した者が君子となる。本書は、「『論語』をして『論語』を語らしめること」を主眼に置き、何晏、朱子、仁斎、徂徠など、数多の解釈を比較考量。新たな書き下し文と明快な現代語訳、詳細な注と補説を付した決定版訳注書である。

2023年11月11日

人類5000年史Ⅴ 1701年~1900年

人類5000年史Ⅴ
1701年~1900年

出口治明 著

世界初の工業化である産業革命が起こり、ヨーロッパ躍進の原動力となる。自然権や平等、社会契約説、人民主権論など理性による人間の開放を唱える啓蒙思想はアメリカ独立革命、フランス革命に結実する。革命戦争、市民戦争の犠牲を経て国民国家が誕生した。清や日本は内憂外患に苦しむが、明治維新が日本の国家としての体制を後押しする。各国が列強として国力を競う覇権の時代へ。

2023年11月9日

肉を脱ぐ

肉を脱ぐ

李琴峰 著

売れない新人作家・柳佳夜は身体を持っていることにうんざりしている。精神のみの自分の存在証明を求めるべくSNSで頻繁にエゴサーチを行う。エゴサに明け暮れるうち、同姓同名のVTuberを発見する。魔界への帰還を目指す吸血鬼という設定のVTuberはまたたく間に人気配信者となり、むしろ自分になりすまし疑惑がかけられ、柳はVTuberの正体を突き止めようと奔走するが――。

2023年11月1日

キリストと性 西洋美術の想像力と多様性

キリストと性
西洋美術の想像力と多様性

岡田温司 著

今日、キリスト教は性に対して厳格、保守的であるといわれる。しかしキリスト教の長い歴史にあって、キリストは性をめぐって、じつにさまざまな姿で語られ、描かれてきた。ときに「クィア」と形容される性的嗜好を先取りし、ときにジェンダーをめぐっても攪乱されていく。人々の豊かな想像力が育んだ西洋美術の実相に迫る。

2023年10月31日

別の人

別の人

カン・ファギル 著/小山内園子 訳

30代前半のジナは、恋人から受けたデートⅮVをネットで告発するが、かえって彼女のほうがひどい誹謗中傷にさらされてしまう。さらに傷ついたジナは、かつて暮らした街を訪ねることに……。デビューから一貫して女性を襲う理不尽と絶望を書き続けてきた作家が、韓国でも社会問題化している性暴力被害を題材に、暴力が生まれる構造を正面から描く。

2023年10月31日

青椒肉絲の絲、麻婆豆腐の麻 中国語の口福

青椒肉絲の絲、麻婆豆腐の麻
中国語の口福

新井一二三 著

「拉麵」の本来の意味、「餃子」の日本への伝来、「しゃぶしゃぶ」の北京への帰還、「麻婆豆腐」の麻婆とは誰か、台湾やマレーシアの「幻の麵」、人気1位の家庭料理「西紅柿炒蛋」……。中国、香港、台湾、マレーシア、シンガポール、日本、各地の中国料理をより深く知ることができる絶品エッセイ。

2023年10月28日

精選女性随筆集 森茉莉 吉屋信子

精選女性随筆集 森茉莉 吉屋信子

小池真理子 編

父・鷗外に愛されて育った森茉莉は、豊かな想像力と鋭い批評性を兼ね備えたエッセイを数多く生み出した。一方、清純な作風で人気を博した少女小説の大家・吉屋信子は、抜群の観察眼で当時の文壇の様子を鮮明に浮かび上がらせる。対照的な二人の随筆の中から、小池真理子が「精選」した珠玉の一冊。

2023年10月28日

言語哲学がはじまる

言語哲学がはじまる

野矢茂樹 著

フレーゲからラッセル、そしてウィトゲンシュタインへ――二十世紀初頭、言葉についての問いと答えが重なりあい、つながりあっていった。天才たちの挑戦は言語哲学の源流を形作っていく。その問いを引き受け、著者も根本に向かって一歩一歩考え続ける。読めばきっとあなたも一緒に考えたくなる。とびきり楽しい言葉の哲学。

2023年10月28日