
中世哲学入門
存在の海をめぐる思想史
山内志朗 著
基本用語を解説しつつ、存在の問題からアヴィセンナの存在論、存在の一義性、個体化論、普遍論争へと、存在の海をめぐる思想史を丁寧に案内する決定版入門書。
山内志朗 著
基本用語を解説しつつ、存在の問題からアヴィセンナの存在論、存在の一義性、個体化論、普遍論争へと、存在の海をめぐる思想史を丁寧に案内する決定版入門書。
関尾史郎 著
中国世界の統一をめざす曹魏、孫呉、蜀漢の三国に周縁の諸勢力はどのように対峙したのか。烏桓、山越、鮮卑、高句麗、氐、西南夷、クシャン朝、倭について、史料を徹底的に読み込んで考察する。
渡邉義浩 著
横山光輝の『項羽と劉邦』を楽しみながら、秦の始皇帝の中国統一から高祖劉邦の漢帝国までを楽しくご案内する。横山光輝「項羽と劉邦」は、司馬遼太郎や長与善郎の同名の「項羽と劉邦」とはまったく違い、江戸時代に刊行された『通俗漢楚軍談」や『史記』『孫子』などをもとに横山光輝が独自の歴史観、人物観によって描かれた作品である。横山作品をリスペクトしてやまない著者が横山『項羽と劉邦』を深く読み込み、その人物像やストーリー展開などを『史記』『楚漢春秋』『漢楚軍談』をはじめ関連のありとあらゆる資料を、時間をかけて読み、考えに考えて分析、論考をおこなっている。
柏井壽 著
誰もが知る京都の定番名所の知れざる物語と愉しみ方。清水寺、南禅寺、伏見稲荷大社、上賀茂神社、金閣寺、銀閣寺……。一度は訪れたことがある京都の名所も、歴史や逸話を知ってから再訪すると、違った魅力を発見できて、奥深いもの。京都のカリスマ案内人柏井壽が、京都の名所の、誰も知らない愉しみ方を紹介します。
アンドレイ・プラトーノフ 著/池田嘉郎 訳
プラトーノフが一九三三年から三六年にかけて執筆した長篇『幸福なモスクワ』。この「モスクワ」とは、当時、スターリン体制下で社会主義国家の首都として変貌を遂げつつあった都市モスクワと、そこから名前をとった主人公モスクワ・チェスノワをあらわす。彼女は、革命とともに育った孤児であり、美しいパラシュート士へと成長していく。来たるべき共産主義=都市モスクワを具現化するような、大胆で華やかな女性として活躍するモスクワ・チェスノワだが、思わぬアクシデントによってその嘱望された前途は絶たれる。だが、彼女の新たな人生と物語とが始まるのはむしろそこからだ。
クリスティーヌ・オルスィニ 著/末永絵里子 訳
本書は、ルネ・ジラールが練り上げた思想を辿り、その展開の必然性を説く。セルバンテス、フローベール、スタンダール、プルースト、ドストエフスキーらの作品に、欲望の三角形を見てとる「欲望論」、ギリシア悲劇やシェイクスピアの作品などから、贄のメカニズムや身代わりの犠牲者を解く「供犠論」、そして贄のメカニズムに終止符を打ち、模倣全体のメカニズムを暴きだす「聖書論」。23歳でアメリカに渡り、文学教師として大学を転々としながらも独自の思想を展開した暴力と宗教的なものの人類学者に迫る。
今枝由郎、海老原志穂 訳
ダライ・ラマ6世(1683-1706)ツァンヤン・ギャンツォは、ダライ・ラマの化身とされながら、自ら還俗して、恋に明け暮れ詩を詠う若者となった。23歳で数奇な生涯を終える。彼の残した六音節四行のリズム感溢れる詩は、今もチベットの人々に広く愛唱され親しまれている。慕情、逢瀬、再会の誓い…、様々な恋愛詩から100篇を精選した。
セバスチャン・バリー 著/木原善彦 訳
アイルランドの巨匠によるコスタ賞受賞作品。西部劇を彷彿とさせる銃撃戦、先住民の少女と育む絆、はらはらする脱走劇、胸に迫る埋葬場面などが、勇敢な兵士でありながら女としてのアイデンティティーに目覚めたトマスによって、生き生きと語られる。カズオ・イシグロは、「一言一句にいたるまでこれほど魅力的な一人称の語りには数年来出会ったことがない」と、本書に賛辞を寄せている。個性的な〈声〉の力強さと詩的な響きに満ちた、「西部小説」再興を示す傑作長篇。
浅野和生 著
ユダヤ教誕生の地であり、キリスト教やイスラム教における聖地が数多く存在することでも知られる古都エルサレム。今も世界中から巡礼客が訪れる「聖都」である。古代イスラエル王国が興った紀元前一〇〇〇年ごろから現在まで、激しい領土紛争をも耐え抜いた史跡には、唯一無二の魅力が宿る。本書は、同地に息づく歴史と文化を余すところなく紹介。「聖跡」成立の知られざる背景も交えつつ、街全体を美術館のように捉え、その巡り方を指南する。