今日の配本[26/08/27]

胡椒 暴虐の世界史

マージョリー・シェファー 著/栗原泉 訳

本書は、16〜19世紀にかけて、ヨーロッパ人(のちにアメリカ人)が胡椒取引の莫大な利益を求めてアジアへと進出し、「植民地主義と帝国主義という2本の邪悪な枝をからみ合わせて」いく過程を描いた歴史読み物である。

講義 戦後史を歩く 1945-2000
この国の軌跡

八柏龍紀 著

本書は1980年代から30年以上にわたり代々木ゼミナールで日本史を教えてきた著者による戦後史講義だ。毎年、受験直前の冬に語られた戦後の事績は、これから大人になる受験生に大きな感動を与えた。

もののはずみ

堀江敏幸 著

コーヒーミルやドアノブ、熊のぬいぐるみ、活版活字入れ、カフェ・オレ・ボウルなど、フランスの古物市で心を奪われた古いものたち。個性的な店主との会話から空想を広げ、ときには「もの」の歴史をひもとき、フランス文学へ誘う。

今日の配本[26/08/18]

リチャード獅子心王[新装版]

レジーヌ・ペルヌー 著/福本秀子 訳

彼を伝説化するエピソードには事欠かない。武人としての荒々しいイメージとは裏腹に、優雅な宮廷文化を解する優れた吟遊詩人としての顔ももっていた。本書では、そんな多面的なリチャードの人物像が、中世史の名案内役ペルヌーの筆により立体的に浮かび上がる。

今日の配本[26/08/06]

半自伝 このままでいいのか、いけないのか[新装版]

小田島雄志 著

シェイクスピア戯曲の個人完訳は、どんな人生からもたらされたのか? 生きた日本語による名翻訳が誕生するまでを綴る自伝エッセイ。

ニューエクスプレスプラス アイヌ語[音声DL版]

中川裕 著

アイヌ語は北海道を中心に、樺太、千島、古くは東北地方北部でも話されていた日本の先住民族アイヌの言葉です。言語系統は異なりながらも長年隣接していたため、「トナカイ」「ラッコ」「シシャモ」「コンブ」など、日本語にも様々な語彙が流入しました。母語話者は減少しましたが、近年は復興運動も盛んになっています。本書ではアイヌ民族の伝統的な文化や生活に関する知識も豊富に掲載しています。ますます使用される機会が増えつつあるアイヌ語をこの1冊で始めてみませんか。

ニューエクスプレスプラス ブルガリア語[音声DL版]

寺島憲治 著

東方正教会、オスマン帝国など、さまざまな国と言語に囲まれたブルガリア。豊かな文化を育む国のことばを始めてみませんか。

スタート!ドイツ語A1[音声DL版]

岡村りら、矢羽々崇、山本淳、渡部重美、アンゲリカ・ヴェルナー 著

「話す」「書く」「聞く」「読む」「文法」の全技能を鍛えていくドイツ語入門書。全18ユニット。自分や家族の紹介、買い物や仕事、身近なことについて、簡単な言葉でコミュニケーションできるようになります。著者は全員NHKドイツ語講座講師。ドイツ語を楽しく、しっかりと身につけることができます。新たな言語学習のスタンダード(ヨーロッパ言語共通参照枠)準拠。2色刷。

今日の配本[26/07/28]

人生について
日記抄

アンリ゠フレデリック・アミエル 著/土居寛之 訳

トルストイをして「生命、知恵、教訓、慰安」にみちた「最上の書物のひとつ」と言わしめ、ペソアをはじめ後年の作家たちにも深い影響を与えた『アミエルの日記』。日本でも戦前から広範な読者を得ていたことがよく知られている。凡庸な哲学教師の日記は、なぜこれほどの共感を呼びえたのか。その精髄を贈る。

今日の配本[26/07/24]

神のゴーストライター
聖書を作った古代ローマの奴隷たち

キャンディダ・モス 著/標珠実 訳

古代ローマ社会の奴隷の目に、イエスはどういう存在に映ったか。福音書に書かれているイエス像は、当時の社会から見てどういう存在なのか。有力者が改宗すると、しばしばその家――ファミリアに属する大勢の奴隷たちもまとめて改宗となった時代、そうした奴隷たちにとって宗教とは、キリスト教とは何だったのか。古代ローマに生きたさまざまな立場の奴隷たちの世界を見わたしながら、ローマ社会とくに奴隷制度という角度から、新約聖書について考察する。

今日の配本[26/07/23]

台北特派員秘録
若菜正義と「白色テロ」の時代

近藤伸二 著

日本統治の終焉から民主化前夜まで、長く歴史の陰に隠れてきた戦後台湾。本書は、その激動の現場を歩き続けた毎日新聞記者・若菜正義(1915~2002)の知られざる軌跡を追ったノンフィクションである。

都市三十六景 江戸の残像

井田太郎 著

歴史が足もとにきちんとあるという感覚──明治から令和にかけて、膨張と整理、戦争と災害で失われた空間を恢復する試み。

今日の配本[26/07/21]

社会契約論

ジャン=ジャック・ルソー 著/作田啓一 訳

「政治について書くからには、お前は君主なのか、それとも立法者なのかと、人は尋ねるだろう。私は答える。いや、違う、そしてそうでないからこそ政治について書くのだ」こうした視角で書きだされる本書は、「最初の社会」から論じ始め、正しい統治のあり方を導出する。それは「民主主義の聖典」としての狭義の政治論にとどまらず、人類史の起源を措定して文明社会をトータルに批判する視座をも提供してくれる。