SKE48を卒業した松井玲奈が自身のブログとInstagramにこんな投稿をしていました。
これって2日の晩、つまり昨夜のことですよね?
国立新美術館に行っておりましたが、東京国立博物館へ行くべきだったのでしょうか? なんか無性に後悔している自分がいます(汗)。
六本木の、いや乃木坂46ファンとしては乃木坂のと言いたいのですが、とにかく国立新美術館でやっている「ニキ・ド・サンファル展」を見てきました。金曜なのでナイト・ミュージアムですが、思いのほか観客が少ないのにビックリしました。
うーん、ニキ・ド・サンファルって知らないか、知られていないか……
それじゃ仕方ないですよね。かく言うあたしだって全然知りませんでしたから。
とりあえず展覧会の公式サイトを見ると、銃を構えた女性の写真が飛び込んできますが、彼女がニキ・ド・サンファルです。が、この写真、かなりレアな一瞬を切り取った感じです。会場に貼られている彼女の写真、あるいは会場で上映されていた、銃を構え撃っている映像などの彼女はもっとフツーの人です。一見するととても銃を手にするような女性には見えません。おしとやか、とまでは言えないかも知れませんが、そこそこの素敵な方、好みは分かれるかも知れませんが、そこそこの美人だとも思います。
が、会場に入って作品を見ると、またもやその印象ガラッと変わります。「えっ、この人がこんな作品を作ったの?」という驚きです。公式サイトの「見どころ」ページを見ていただければ納得していただけるのでは内でしょうか? こういう色遣い、作品、見たことあるよね、という人もいるかと思いますが、似ているようでどれとも似ていない、なんとも言えない作品群ですが、一週間の仕事を終えた週末に非常に大きなパワーをもらったような感じです。
とりあえず最初のコーナー「アンファン・テリブル」では「大聖堂」などに反抗精神を感じますが、数々のドラゴンにはかわいらしさも感じます。ついで「女たちという問題」では雰囲気がガラッと変わって、「赤い魔女」と「白い女神」の対比がなかなかよかったです。もう解体されて写真のみの展示でしたが、「ホーン」は女性の胎内に入っていくという大がかりな作品ですが、日本の寺院などにもある胎内巡りに通じるものがあるのかないのか、非常に興味深かったです。「あるカップル」コーナーは、ほのぼのとしたものが若干ですが感じられます。
さて「ニキとヨーコ」では、このニキの作品を収集し、彼女とも親交のあった日本人・増田静江との交流を中心とした展示です。実現はしなかったわけですが、「ニキ美術館のための模型」を見ると、これが実際に建っているところを見たくなります。そして「精神世界へ」では展示されている「ブッダ」の撮影OKということで、下のようにパチリ!
この作品、背後に回って斜め後ろから眺めたときのブッダの背中に哀愁を感じました。後ろの方に写っている「髑髏」もなかなかチャーミングな作品でした。そして最後の「タロット・ガーデン」。タロットカードは持ってもいないですし、占ってもらったこともありませんが、いかにもニキっぽいなあというデザインが並んでいました。このガーデンは実際にイタリアのトスカーナにあるのですよね。行ってみたいです。ちょっとグエル公園っぽい気もしましたが、いかがですか?
そして、最後に展示されていたのがこちら!
「翼を広げたフクロウの椅子」です。座り心地はどうなのでしょう?
という、初めてのニキ・ド・サンファル体験でしたが、終始圧倒されっぱなしでした。こんな作家がいたのか、という驚きでした。素直に「よいものを見た」と思えました。そう思えば思うほど、もっと多くの人が見に来ればよいのに、と感じます。那須にあったニキ美術館が閉館してしまっているので、こうして見られるチャンスもそうそうあることではないと思うので。
さて、この展覧会のショップで彼女の作品をあしらったネクタイが二点、売られていました。想像できるようになかなかヴィヴィッドな、サイケな柄でした。
が、なんと一つは17000円ほど。もう一方に至っては30000円超え! これではと手も手が出ません。それに、あたしが気に入った作品がデザインされていたわけでも亡かったので諦めましたが、実は帰宅した今も、「うーん、買っておくべきだったか」と思い悩んでいるあたしです(汗)。
あたしの勤務先から出ている月刊誌「ふらんす」の売り上げが派手ではないのですが、このところ比較的好調です。取り立てて、会社を挙げて増売運動を行なっているわけでもなく、それなのに調子がよいのはなぜなのか、思い当たる節が……
あえて言えば、本誌の内容がよくなった、としか言えません。ただ「よくなった」といったものは客観的な基準とか、わかりやすい数値で図れるものではなく、あくまで印象論でしかないわけで、それが果たして多くの読者の方にどの程度届いているのかは全くわかりません。
とはいえ、「わからない」では出版社の営業担当としては情けないですから、無い脳味噌を絞っていろいろ考えてみました。その結果おぼろげにこんな理由ではないか、といったものを思いつきました(汗)。
『フランス人は10着しか服を持たない』という本があります。新聞などでも話題になり、あちこちの本屋さんで積まれているのを見かけます。実際に売れているようです。
この本のヒットに刺激されたからでしょうか、似たような本が次々に出版されまして、そういうのをひとまとめに並べ、ちょっとしたフェア展開している書店も目に付きます。目に入ったタイトルを挙げてみますと『フランス人は年をとるほど美しい』『パリのマダムに生涯恋愛現役の秘訣を学ぶ
』『フランスマダムから学んだ最上級の女になる秘訣
』『パリジェンヌ流おしゃれの魔法
』『パリ流おしゃれアレンジ!
』などなど、とにかくたくさん出ています。
2匹目のドジョウを狙ったものでしょうから、全部が売れているということはないと思いますが、これだけ出ていると「いま、トレンドはフランス流」と思い込まされてしまいます。それがよいわけでも悪いわけでもなく、ただ単にそういうものだと思うのです。
パラパラとページをめくり、なんとなく気に入ったものがあれば買っている女性が多いから、これだけ多くの本が出ているのでしょう。でもそうなると、やはりこういう本だけでは物足りなくなって、もう少し本格的にフランスについて知りたい、フランスのことを身につけたいと思う女性が現われるのも自然なことだと思います。
そういう人が、気軽にフランスについて知ろうと思った時に適当な本があるかと言われると、なかなか手頃なものがないですね。雑誌の特集でパリやフランスを取り上げていてもやはり通り一遍のものになってしまいがちですから。
そんな意識の高い方々の中で、雑誌「ふらんす」を見つけた人がこのところ増えているのではないでしょうか? 付け焼き刃の知識ではダメ、腰を据えてフランスについて知ろうと思ったら「フランス語学習とフランス語圏文化に関する唯一の月刊誌」である「ふらんす」に行き着くのは自然の流れです。毎月ふらんすを講読して、フランスについて学ぼうという方が増えてきている、それが「ふらんす」好調の一因ではないかと、やや牽強付会気味に、あたしは思うのです。
今朝の朝日新聞に、こんな記事が載っていました。
今年はマグナ・カルタのアニバーサリーイヤーなんですね。
「マグナ・カルタ」って世界史の授業では覚えさせられた記憶がありますが、それが何のことだったかは実はよく知らず、「確か、大憲章とも言うんだっけ?」くらいの知識しか残っていません。
で、この記事からの関連図書のご案内。
『ジョン王』、そして『プランタジネット家の人びと
』です。