休日メール

あなたの勤務先は、社員にケータイ電話、またはスマホを支給していますか? あるいは個人のケータイでも社用で使った通信費を会社に請求できるような仕組みは設けられていますか?

いきなり、唐突な質問から入りましたが、年末年始の休暇はメールも少ないです。

あたしの場合、私用と社用とメアドをいくつか持っていますが、社用の、つまり勤務先ドメインのメアドは休みになるとほぼメールは来なくなります。あえて言えば、受信するメールは書店や業界絡みののDMくらいでしょうか?

まあ他社の知り合いの方など、ほとんどの方も休みでしょうから、会社ドメインのメールの送受信はやらないといったところでしょうか。否、やらないと言うよりも、「休みの日まで仕事をしたくない」というのが本音かもしれません。ですから、この年末年始に限らず、お盆やゴールデンウィーク、それにふだんの土日なども、ほぼメールは来なくなります。

ただ、上で「休みの日まで仕事をしたくない」と書きましたが、やりたくてもできない、という人もいるのではないでしょうか?

どういうことか? つまり会社以外では(会社ドメインの)メールの送受信ができない、という方も多いのかな、と思います。セキュリティの関係で、会社内でしかメールの送受信ができないようにしている会社って結構あるようです。確かに、ウィルス感染やそれに伴う情報流出のリスクを考えると、予防できることはできるだけやっておいた方がよいにこしたことはないでしょう。

あるいは「社外でも受信はできるけど送信はできない」という環境の人もいるようで、これが主流でしょうか? あとはごく稀に、「メールの設定は総務の人がすべてやってくれたので、自宅のパソコンに会社のアカウントを設定する方法がわからない」というデジタル初心者もいらっしゃるようですが……(汗)

あたしの勤務先の場合、送受信共に社外でもできます。ですので、スマホにもアカウントを設定して、外出時、特に出張の時などにメールチェックをしている人間もいます。もちろん会社アカウントのメールをGメールに転送してチェックしている人もいるようです。そんな風に社外での送受信は可能ですので、あたしも土日は自宅でチェックしています。

が、あたしが返信(送信)することは稀です。ほとんどないと言ってもよいくらいです。だって返信しても、ほとんどの人が上に書いたように会社でメールの送受信をしている環境のようですので、土日にこちらが返信(送信)したとしても、先方が見る(受信する)のは休み明けになるわけですから、そんなに急いで返信する必要がありません。それに、こちらも受信したメールにザッと目を通しはしますが、あたしだって休みの日まで自宅で仕事をしたいとは思いませんから。

しかし、今の世の中、それではすまないのでしょうか? 多くの人は会社のメアドではなく、ケータイ・スマホでやりとりをしているようですね。こうなると休み日どころか、朝も晩も連絡が取れることになってしまい、いつがオンで、いつがオフかわからなくなりそうです。社にかかってきた電話で、目当ての人が外出していることを伝えると、「ケータイ、持っていないのですか?」と聞かれることがあります。幸か不幸か、あたしの勤務先は社員にケータイを支給していません。となると、あとは個人のケータイ・スマホということになります。

ただし、あたしはあたしの同僚のうち誰がケータイやスマホを持っていて、誰が持っていないのか、正確なところは知りません。だってあくまでプライベートな持ち物ですから、そんなところまで詮索する必要もないし、向こうだって詮索されたくないでしょう。ですから、その手の問い合わせには「さあ、わかりません」と答えることが多いです。

もちろん出張などに出る前に「ケータイの番号は090-XXXXXXXXですので、何かあったら連絡してください」という伝言を残していく同僚はいます。そういう時には番号を控えておきますが、こちらから積極的に同僚の番号を尋ねようとは思いません。会社が社員に社用として支給するのであれば、仕事の時にはしっかり使おうと思いますが、あえて個人の持ち物を仕事に使わせるというのはいかがなものか、あたしはそう思うのです。

しかし、この出版不況の折、社用のケータイを社員に支給している出版社ってどの程度あるのでしょう?

スパイになる? なった?

毎晩よく夢を見る新年です。こんどはスパイになったようです。

いまの勤務先のままなのか、あるいは別の仕事をしているのか、夢の中ではそこがよくわからないのですが、とにかく「オイシイ仕事があるからやってみない?」と誘われ、ほとんど何も考えずにサインをしてしまったのです。ロシア語のような文字が書いてある(夢なので詳しいこと不明)用紙を見たので、ロシア絡みの仕事なんだなと予想はできましたが、何をすればよいのかはわかりません。ただ、他にもサインをした人がいて、事情通らしき彼らの話を聞くと、過去にサインをした人は皆日本から消え、その後姿を見ていないとのこと。

これは怖くなって、そこからとんずらしたのですが、一見エリートサラリーマン風の紳士に追いかけられる羽目に、とにかく逃げなければと、サインをした雑居ビルの一室から飛び出し、地下鉄の駅へ向かって紳士をまこうとするも向こうもその道のプロ。あたしの行動なんてとっくにお見通しのように後を追ってきます。

どうしよう? どっちへ逃げればいい? と頭をかけているところで目が覚めました。これっていったい何の暗示なのでしょうか?

ちなみに昨晩はもう一つ夢を見ていまして、それは勤務先で同僚と口論寸前の意見対立が起きたのです。二人で話しているとただのケンカになってしまうので、きちんと会議の場で話し合おうということになったのですが、社内の雰囲気はどうもあたしには逆風。会議の前に自分なりにもう一度論点を整理して臨もうと思って、夢の中で一生懸命理論武装するあたし。

でも、途中で「どうぜみんな、あたしの意見には反対なんだろうなあ」と思うと、みるみるやる気が失せ、何もかもイヤになって、会議をほったらかして、どこかへ逃走しようという気分に。会議をばっくれたら、それはそれで問題になって、会社をクビになるかな、という心配はありつつも、「それでもいいか」という、ちょっと投げやりな気分で、街をぶらぶらして会議の時間に会社にいないようにしているあたしでした。

結局会議に出たのか出なかったのか、夢の中ではよくわからずじまいでしたが、今回の夢、どちらも嫌なことから逃げる夢ですね。あたしって、困難に立ち向かうのではなく、さっさと諦めて逃げてしまうタイプの人間だったのかなと改めて思わされました。