アルメニア人問題?-映画と参考書-

下の写真は、今日の朝日新聞夕刊の紙面です。映画「消えた声が、その名を呼ぶ」の紹介です。

あたしは不勉強でまるっきり知らなかったのですが、いろいろな賞を取った作品のようですね。しかし、アルメニア人虐殺を扱った映画とは、重い、です。

たぶん、ほとんどの日本人は「アルメニア人」と言われても、地球上のどのあたりに住んでいるのか答えられないのではないでしょうか? 記事などに「トルコ」という単語が見えますので、少しは位置もわかるかと思いますが、それでも「では、トルコでアルメニア人にいったい何が起こったのか?」と聞かれたら、やはり答えられないでしょう。そもそも「トルコはトルコ人の国でしょ?」というのが日本人の平均的な知識だと思いますし。

そんな方には、ちょっと堅めの本ですが、『中東民族問題の起源』、こちらがお薦めです。副題が「オスマン帝国とアルメニア人」ですから、この映画の手引きとしてももってこいではないでしょうか?

ある日、突然

東京の武蔵小金井で、回送中の路線バスが歩道に乗り上げるなどした挙げ句アパートに突っ込むという事故がありました。関東ローカルではかなり大きく取り上げられているニュースです。まだ詳細はわかりませんが、けが人が出なかったのがなによりです。

それにしても運転手はこれまで特に持病もなく、出発前も問題なかったというのに、目撃者の話では意識を失っていたとも言われています。本当なのでしょうか? 最初は、バスの整備不良が原因じゃないかと、あたしなどは思ったのですが……

しかし、運転手が突然意識を失うという事故、過去にもありましたね。持病のある人の場合ならまだしも、ふだんなんともなく、健康診断でも特別問題になるような事項もなかった人が突然発症するというのは怖いものです。もし、これが改装中ではなく営業運転中であったら。ちなみに、武蔵小金井南口からほど近い場所が事故現場ですが、京王バスはあたしが通勤で日常的に使っているバス会社ですし、事故を起こしたあたりも知っています。車で通ったことが何度もある道路です。

ただし、今回の事故を身近に感じるのは、現場がよく知っている場所であるというだけではありません。なによりも、一部報道のとおりであれば、「突然意識を失う」という運転手の状況が身につまされるからであります。

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