ホラーではなくシリアルキラー?

ダリオ・アルジェントの監督デビュー作「歓びの毒牙」を視聴。1970年の作品。

 

映像はいかにもアルジェントといった感じで、当時としては音楽と相俟って相当スタイリッシュな印象を与えたのではないでしょうか? ダリオ・アルジェントと言えば、いや言わなくとも一定年齢以上の日本人なら誰もが知っていると思われる「サスペリア」でしょうが、本作は悪魔と霊とか、そういったものは出てきません。ですから、ホラーではないですね。

ストーリーを簡単におさらいしますと、イタリアに滞在中の売れないアメリカ人作家の青年が主人公。ようやく一冊出すことができ、印税も入ったのでアメリカに帰国できるという矢先、たまたま帰り道に女性が指されるところ目撃、自身もショーウィンドーに閉じ込められてしまします。最初は犯人と疑われつつも、唯一の目撃者としてパスポートを取り上げられ帰国できなくなってしまいます。ローマではこのところ連続女性殺害事件が起きていて、警察も躍起になって犯人を追っているのでした。

さて主人公も乗りかかった船で、警察と協力しつつも犯人捜しを始めますが、逆に犯人に襲われてる始末。その間にも女性は襲われますが、主人公も少しずつ犯人に迫っていきます。そして、察しのよい人なら途中でわかっていたかもしれないあの人が真犯人でした。

いったん犯人が挙がったと見えて実は真犯人は別にいるという展開は、今となっては陳腐ですが、当時としては斬新だったのではないでしょうか? それに犯人至るヒントとなる絵の謎、その絵に隠された真犯人の過去。なかなかよくできた作品ではないでしょうか。少なくとも、今でも決して古臭いとは感じない作品だったと思います。

そしてもう一本。スカパー!で放送していた「ゆがみ。〜呪われた閉鎖空間〜」を視聴。

オムニバスで、ホラー作品を主としていたころの「世にも奇妙な」のような感じです。ウェブサイトはこちら

そのウェブサイトを視て気づいたのですが、全部で8つの作品があるようですが、スカパー!のMONDO TVで放送されたものでは「報復」が放送されていなかったと思います。なんででしょう? 権利関係の問題なのでしょうか?

で、個人的には「メイキング」と「ツナガル」がよかったかな、という感じです。作品そのものよりも、出ている女優さんが好みのタイプかどうかで決めている感がありますが(鮎川桃果とか?)、「ツナガル」はちょっと切ない感じがあって、それなのにああいう結末になっちゃうのか、と思いました。また「生命保険」もなかなか怖い話ですが、セールスレディ(末永百合恵)があんなにAV女優みたいでよいのでしょうか?

山と積まれている!

このところ書店を回っていますと、結構よい場所に『乃木坂46物語』が山のように積まれているのを見かけます。

いや、「山のよう」というのは言いすぎかも知れませんが、それでも「えっ、この規模のお店でこんなに?」と思ってしまうような量だったりすることがあります。国民的アイドルと呼ばれるAKB48ですら、書籍まで買う人は限られているだろうに、ましてや乃木坂46なんて、と乃木坂ファンのあたしでも思います。

それだけ人気があるという、いや、人気ではなく勢いがある、ということなのでしょうね、乃木坂46に。確かに、このところの雑誌の表紙への登場頻度は、全盛期のAKBに並んだと言ってよいのではないでしょうか?(ちなみに、AKBの全盛期がいつなのか、明確には答えられませんが……汗)

で、この本と一緒に並んでいるのを見かけるのがこちら。

みんなの山本彩』です。

どちらも世間一般からはAKBでしょ、と思われつつも、ファンからすると「一緒にするな!」という立ち位置が共通していると思います。

ちなみに、あたしはこの二冊とも持っています!