フェア壮観!

大阪のMARUZEN&ジュンク堂書店 梅田店の語学書売り場で、「ニューエクスプレス」と「言葉のしくみ」シリーズのフェアを開催中です。

上の写真がその様子です。売り場の壁面を大きく使っての展開です。シリーズですから装丁が揃っているので、こうやって集めて展示するとなかなか壮観です。

別方向からの写真です。中央に鎮座する看板は、世界地図の白地図に、どの本がどの国・地域で使われているのかを示したものです。こうして世界を見回すと、まだまだ偏りがありますね。埋められるところは埋めていきたいと思いますし、編集部に奮起を期待したいところですが、あまりにもマイナーな言語の場合、商売になるのか……

それはともかく昨年からスタートしたこのフェア、お店の方の話ではなかなか好評だそうで、当初は年末までと聞いていたのですが、いまだに継続中で、まだしばらくは続くそうです。

そして、せっかく大阪へ行きましたので、こちら、『みんなの山本彩』です。買っちゃいましたよ。それにしても、プロのカメラマンではなく、一般の人やメンバーがスマホやケータイで撮った写真だけで写真集が作られるなんて前代未聞では? そして、そんな写真集が出来てしまう、販売されてしまうほどさや姉の人気がスゴイということでしょうか? いや、事務所の強力な「推し」もあるのでしょうけど、人気がなければこんな企画、実現しませんよね? AKBグループ内では初どころか、アイドル界でも初ではないでしょうか?

で、上に「せっかく」と書きましたが、本書はジュンク堂書店の千日前店で買いました。「なんで千日前店?」と思う方も若干はいるかと思いますが、千日前店の地下が、さや姉のホームグラウンド、NMB48劇場なんです。だから、本書を買うならここでと決めていました。あわよくば、劇場がある縁でさや姉のサイン本でも売ってないかな、と淡い期待もありましたが、あったとしてもとうの昔に売り切れていたことでしょう(爆)。

悪魔は棲んでいたのか?

WOWOWで録画しておいた「悪魔が棲む家666」を視聴。

これ、タイトルからは「悪魔の棲む家」の亜流のような感じですが、まるで違いました。

 

ストーリーは、アメリカには実際にこういうところがあるようですね、宗教コロニーというのでしょうか、世間と断絶した、自分たちだけの共同体で信仰を守って暮らしている団体、そこで起こった殺人事件です。ですから「悪魔の棲む家」と言うよりは、むしろM・ナイト・シャマランの「ヴィレッジ」の方が近いかもしれません。

さて、このコロニー、十数年前の6月6日に6人の女の子とが生まれます。「666」という悪魔の数字。オーメンですよね? 言い伝えでは、この子たちが成人すると悪魔が復活するということで、共同体の長老は赤ん坊を殺そうとしますが、母親の一人の気がふれ、生まれたばかりのわが子を殺し自殺してしまいます。そして時は流れ、残りの5人の少女たちは姉妹のように美しく成長し、あと数日で18歳の誕生日、6月6日。それを前にして、一人また一人と少女たちが何者かに殺されていくのです。

前半、共同体を支配する長老がいかにも胡散臭く、人々を洗脳して自分の思いのままに支配している感がありありとしていて、日本人であればオウムなどの新興宗教団体の活動を思い出す人も多いのではないでしょうか? そして殺人事件も悪魔の仕業であるというオカルト的なところは微塵もなく、この長老、あるいは長老の意を受けた取り巻きが起こしているように進みます。なぜそんなことをするかといえば、悪魔の復活を阻止するためです。

それに対して、ようやく共同体の偽善に気づきはじめた主人公。彼女は6人の少女の一人なのですが、父親は彼女たちが生まれたときに長老の暴挙を止めたため、なんとなく長老から嫌われていて、なおかつ彼女を産んだ奥さんは、その後共同体の信仰を捨てたために追放となってしまい後妻をもらっていて、主人公と継母とは険悪な仲。

6人の少女が同じ日に生まれたことによる言い伝え、共同体の噂を知れば知るほど、何の根拠もない、非科学的な話だとわかるのですが、とりあえずこのあたりまでは本当の殺人事件を主軸としつつも、オーメン的な悪魔の存在を匂わせた、共同体の不可思議さがよい塩梅で描かれています。そして主人公は追放された母親が街で生きていることを知り、会いに行きます(ずっと母親は死んだと聞かされていたのです)。

ここへきて、娘を因習に囚われた共同体から助け出したい実の母、そして共同体の外の一般社会に暮らすボーイフレンドなども動きだし、共同体解体へ、殺人事件の犯人捜しに向けてストーリーが動いていきます。少女たちは次々に殺され、ただ一人残された主人公も誕生日が間近。伝説では、6人のうち5人が死に、ただ一人残った少女が悪魔の強大な力を身につけてこの世を支配するとのこと。

主人公を殺そうとする長老、そして共同体の人々から間一髪救い出し、外の世界の病院で誕生日を迎えた主人公。何も起こらない、結局は伝説は噂に過ぎなかったと思いきや、彼女には悪魔の力が備わり、ボーイフレンドを殺し、共同体に戻って長老らを皆殺しにするところでジ・エンド。

ちなみに、これまでの少女連続殺人の真犯人は実の母。理由は、自分の子に悪魔の力を宿らせたいがために、他の5人を殺し、生き残るのは自分の娘にさせるためでした。いや、オカルトに見せかけて実は人間による殺人事件というストーリーが、最後の最後で悪魔の話に戻っちゃって、うーん、どうなのでしょう?

結局のところ、長老たちは本当に信仰に熱いだけの人であって、悪魔に魂を売り渡したのは実の母の方だったわけです。となると、コロニーを追放されたのも納得です。

注目はプーチン?

日曜日恒例、朝日新聞の読書欄。『プーチンの実像』が取り上げられていました。

プーチンと言ってもウサビッチではありません(爆)。ロシアの大統領のプーチンです。

個人的に、新聞の読書欄で自社(厳密には別会社ですが、ほぼ自社と言って構わないのでは?)の本を取り上げるのはどうなのか、そういう思いがなくはないですが、それはさておきプーチンです。資源外交で発言力、影響力を強め、アメリカの凋落を尻目に、中国と組んで国際社会でもこのところ存在感を増しているロシア。

いや、それはもう過去の話で、今のロシアはかなりの綱渡り状態だという指摘も聞こえてきますが、いずれにせよ、多くの日本人にとってロシア・ソ連は昔からよくわからない不気味な国、近くて遠い国、一番の敵国というイメージが出来上がっているのではないでしょうか? だからこそ、改めてロシアを知る意味もあるし、そのロシアを率いるプーチンにスポットをあてる重要性がわかるというものです。

と思っていたら、タイミングよく、あまりにもよすぎて出来レースなのではないかと思われるくらいのタイミングですが、今宵のNHKスペシャルはプーチンの特集。やはりプーチンは今の国際情勢の鍵を握る重要人物なのでしょうね。

そんなプーチンやロシア情勢。あたしの勤務先でもいくつか本を出していまして、こんなのがあります。

  

プーチンと甦るロシア』『チェチェン 廃墟に生きる戦争孤児たち』『チェチェン』です。

 

また少し歴史を遡った、ロシア帝国時代を扱ったものとしては『エカチェリーナ大帝(上)』『エカチェリーナ大帝(下)』や『クリミア戦争(上)』『クリミア戦争(下)』なんていうのもございます。

今年も日帰り!

毎年恒例、大阪屋のおでんの会。

大阪のお祭り、十日戎に併せて行なわれているので、毎年だいたいこのあたりの日付になりますが、そして毎年、あたしは日帰りで参加しております。

出版社の中には、前後して関西で行なわれている市会に参加したり、この機会に営業回り、挨拶回りも兼ねて、ということで一泊や二泊、三泊している方もいらっしゃるようで、あたしもかつてそういうことをしてみたこともあるのですが、この数年はもっぱら日帰りにしています。

それじゃあもったいない、という意見もありますが、たいていは週末にかかるので、土日の書店回りは経験上あまり効率もよくないので、それにあたしの勤務先は2月から3月にかけてルーティンの出張があるので、今回は日帰りでよいだろうという判断も働いています。

そして、これが一番大きい理由かもしれませんが、結局、上のような理由で各社この時季に関西の営業回りをしているんです。そうなると、どうしても書店店頭で他社とかち合います。顔なじみの営業の方なら一緒に話もできますが、そうでないと待ちぼうけ。効率よく書店が回れません。

都内の書店回りにせよ、出張にせよ、あまり他社の人と遭遇したくはないものです、あたしの場合。なので、今回のように、出版社が大勢回っているとわかっているときは出来るだけ外すようにしています。

アルメニア人問題?-映画と参考書-

下の写真は、今日の朝日新聞夕刊の紙面です。映画「消えた声が、その名を呼ぶ」の紹介です。

あたしは不勉強でまるっきり知らなかったのですが、いろいろな賞を取った作品のようですね。しかし、アルメニア人虐殺を扱った映画とは、重い、です。

たぶん、ほとんどの日本人は「アルメニア人」と言われても、地球上のどのあたりに住んでいるのか答えられないのではないでしょうか? 記事などに「トルコ」という単語が見えますので、少しは位置もわかるかと思いますが、それでも「では、トルコでアルメニア人にいったい何が起こったのか?」と聞かれたら、やはり答えられないでしょう。そもそも「トルコはトルコ人の国でしょ?」というのが日本人の平均的な知識だと思いますし。

そんな方には、ちょっと堅めの本ですが、『中東民族問題の起源』、こちらがお薦めです。副題が「オスマン帝国とアルメニア人」ですから、この映画の手引きとしてももってこいではないでしょうか?

ある日、突然

東京の武蔵小金井で、回送中の路線バスが歩道に乗り上げるなどした挙げ句アパートに突っ込むという事故がありました。関東ローカルではかなり大きく取り上げられているニュースです。まだ詳細はわかりませんが、けが人が出なかったのがなによりです。

それにしても運転手はこれまで特に持病もなく、出発前も問題なかったというのに、目撃者の話では意識を失っていたとも言われています。本当なのでしょうか? 最初は、バスの整備不良が原因じゃないかと、あたしなどは思ったのですが……

しかし、運転手が突然意識を失うという事故、過去にもありましたね。持病のある人の場合ならまだしも、ふだんなんともなく、健康診断でも特別問題になるような事項もなかった人が突然発症するというのは怖いものです。もし、これが改装中ではなく営業運転中であったら。ちなみに、武蔵小金井南口からほど近い場所が事故現場ですが、京王バスはあたしが通勤で日常的に使っているバス会社ですし、事故を起こしたあたりも知っています。車で通ったことが何度もある道路です。

ただし、今回の事故を身近に感じるのは、現場がよく知っている場所であるというだけではありません。なによりも、一部報道のとおりであれば、「突然意識を失う」という運転手の状況が身につまされるからであります。

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今日のネクタイ~壹佰貳拾本目。~ニャンというコーデかしら![2016.1]

こん**は、染井吉野ナンシーです。

続けざまの更新で申し訳ありません。別にブラウスとネクタイを見せびらかしたくてやっているわけではないんですが……(汗) 「嘘をつけ!」という非難の声が聞こえます(笑)。

今回はこんな感じ! なんてナンシーらしくない色遣いなのでしょう? 今までこんな平凡な、パッションの感じられない色のブラウスをお披露目したことってあったでしょうか? あたしの記憶の及ぶかぎり、この連載史上もっとも地味なブラウスだと思います。それにネクタイだって目立つところがないし……

と愚痴っていてもしょうがないので、ちょっと拡大してみますと、わかりますでしょうか? ブラウスもネクタイも猫です。肉球です。

あっ、別にお揃いではありません。たまたまのコーディネートです。はっきり言いまして、あたしはネコ派ではなくイヌ派なんです。でも、この手のアイテムって、犬よりも猫の方が断然豊富なんですよね。いつも悔しい思いをしています。

で、仕方ないのでこういったコーデになりました。ちなみに、キティちゃんは、ナンシー的には猫のカテゴリーに入れていないので「没関係!」です。