ハマる共通点?

年明けからスタートした新番組、特にドラマ。その前から視ている「あさが来た」は別として、民放のドラマでは「ダメな私に恋してください」と「スミカスミレ」を毎週欠かさず視聴しています。と言っても録画して、土日にまとめて視ているわけですが……

今回の視聴番組は共通点がいろいろと多いです。まずはどちらもコミックが原作という点。

   

   

「ダメ恋」は集英社の「YOU」に連載されているコミックで、現在のところ、単行本は第8巻まで出ているようです。

   

「スミカスミレ」は「Cocohana」に連載されていて、単行本はまもなく第6巻が刊行になるようです。こちらも集英社のコミックです。

とまあ、まずは集英社発行という共通点がありますが、この両者、主人公が共に恋愛経験のない女性という共通点もあります。「ダメ恋」の深田恭子は30歳になるまで男性と付き合ったことがなく、当然のことながら、セックスはおろかキスすら未経験という設定。対する「スミレ」の桐谷美玲は稼業の犠牲になり、65歳までろくに友達もいないような人生、こちらも当然、男性経験は皆無。失われた青春をやり直したいという思いから、45歳も若返ってしまったという設定。

あたしは深キョンは特に好きでも嫌いでもないですが、美玲ちゃんは大好きです。あの華奢な感じがたまりません。中身は65歳なのでちょっとオドオドした縁起がとてもよいです。作品の中では古臭いとバカにされる衣裳も、美玲ちゃんが着ると素敵に見えるから不思議です。

ちなみに、コミックと言えば、「スミカスミレ」と同じ「Cocohana」に連載中で、ドラマにもなった「きょうは会社休みます。」も主人公の設定はほぼ上記二作品と同じですね。この作品は、ドラマ化以前からハマっていて、コミックは全巻買っています。

   

   

 

どうでもいい話ですが、「ダメ恋」の深田恭子は30歳の設定ですが、実際の彼女は33歳。「会社を」のコミックでは主人公は33歳の設定でしたが、綾瀬はるかが演じたドラマの中では30歳に変更になっていました。このあたりの3歳という年齢差、かなり重要なのでしょうか? まあ、綾瀬はるかが33歳には見えない(ドラマの時は二十代だったのでは?)ということもあったのでしょうけど。美玲ちゃんは、ドラマの中では二十歳の女子大生ですが、実連寧波もう26歳。しかし、女子大生役に違和感を全く感じません。

しかしまあ、これだけ似たような設定の作品があるとは驚きです。もちろん物語の内容はまるで異なりますし、世間的にどれくらい人気のある作品なのかはわかりませんが(ドラマ化されるくらいですから、それなりの人気なのでしょうけど)、こういう設定の需要が高まっているのでしょうか? 化石的な存在? あるいはピュア? そんなところが受けるのでしょうか?

ただ、そういう作品が好きだというあたしの趣味って、おかしいのでしょうか? あと設定が真逆、童貞のおっさんが年頃の娘を育てる「たーたん」というコミックも好きです。

板橋と言えばボローニャ? ボローニャと言えば板橋?

写真は今朝の朝日新聞です。

板橋区立いたばしボローニャ子ども絵本館という施設、迂闊にも知りませんでした。もちろん、板橋と言えば、板橋区立美術館で毎年のようにボローニャ展が開催されているのは知っていますし、見に行ったこともあります。ですから、板橋とボローニャの関わりについては承知していたつもりでしたが、この絵本館は知りませんでした。

絵本だからでしょうか?

考えてみますと、小さいころ、絵本を読んだ記憶がないわけではありません。それなりには読んでいたと思いますが、それよりももう少し大きくなってからの本、子供向けの世界文学全集とか偉人伝的なもの、そちらの方の記憶が強くて、絵本の印象が薄いのかもしれません。

それに、そういった本は小学生の時代を通じて読めるので、しばらくは家の書架に並んでいたのですが、絵本は小学校に上がるころには卒業してしまいますので、書架にあった記憶があまりないのです。ちょうどあたしの小学校入学のタイミングでわが家の引っ越しがあったので、親に確かめたわけではありませんが、その引っ越しの折に絵本はあらかた処分してしまったのではないでしょうか? そんな気がします。

で、その後ですが、文字の本に興味が移っていたので、絵本に立ち戻ることはありませんでした。美術に、関心がないわけではないですが、それほど美的なセンスもないので、それほど強い興味を持つこともなく、だからイラストとか絵とか、あまり気にせずに来てしまったようです。若干の先入観(偏見?)がありますが、大人でも絵本に興味がある人って、芸術に造詣が深い人って感じですから、あたしなどは全く違いますので……(汗)

これで結婚して子供でもできていれば、それなりに絵本に関心を持つこともあったのでしょうね、子供に買ってあげるために。いま、どんな絵本が人気なのか、どんな絵本を読ませるのが子供の情操教育によいのか。たぶん、あたしも人並みに親としてそんなことを気にしたのではないかと思います。でも、不幸にして、今に至るも人の子の親となる機会に恵まれず、絵本を買ってやるような子供は、たぶんこのまま一生、自分には縁がなく終わるのだろうと思います。

閑話休題。

ボローニャですが、あたしの勤務先からこんな本が出ています。

ボローニャ・ブックフェア物語』です。どうして、ヨーロッパの小さな街、ボローニャが絵本の街として世界的に知られるようになったのか、そんな歴史がわかる一冊です。