三大バイブル揃い踏み

本日の朝日新聞夕刊に、以下のような記事がありました。

早川書房の『キャッチ=22(上)』『キャッチ=22(下)』が紹介されています。この本の名前が挙がると、条件反射的に『カッコーの巣の上で』と『ライ麦畑でつかまえて』(あるいは『キャッチャー・イン・ザ・ライ』)の名前も出てくるのではないでしょうか?

  

なぜなら同書は、松岡正剛さんが「千夜千冊」で

1960年代のアメリカで若者たちのバイブルになりかかっていた文芸作品が3つある。精神病院を舞台にしたケン・キージーの『カッコーの巣の上で』、戦争状態という管理と論理の悪夢を描いたジョーゼフ・ヘラーの『キャッチ=22』、そして、J.D.サリンジャーの『ライ麦畑でつかまえて』

と紹介した作品だからです。

言うまでもないことですが、『カッコー』と『ライ麦』はあたしの勤務先から新書判で出ていて、おかげさまでよく売れていますが、『キャッチ』だけがここしばらく品切れになっていたのです。ガイブン好きの方からは「キャッチ=22も、Uブックスで出してよ」という声が聞こえてきます。

が、なんと3月に早川のepi文庫で新版となって復活するようです。これで三大バイブル揃い踏みとなりますね!

キルケゴール、いま?

今朝の朝日新聞をめくっていて驚きました。

キルケゴールの記事。いま、キルケゴールがブームなのかと問われれば、記事を読む限り、そこまで来ているわけではないようですが、現代に改めてキルケゴールを読む意味、意義は十分に伝わってきました。

あたしもしっかりと読んだことはないのですが、昔からキルケゴールは気になっていた思想家の一人です。だから、かつて復刊されたときに買ったのです、著作集を。

上の写真が、それです。わが家の書架に鎮座しております。背がかなり焼けてしまっていますが……(汗)

ちなみに、現在、この全集は品切れで、あたしの勤務先で手に入るのは『ドン・ジョヴァンニ 音楽的エロスについて』くらいです。

  

死にいたる病 現代の批判』『誘惑者の日記』は「ほぼ在庫なし」といった状態なので、どうしても手に入れたい方は、店頭で見かけたときに迷わず購入されることをお勧めします。