九龍壁

今年は辰年ということで、日本の情報番組ではタツノオトシゴを飼育している水族館を紹介していることが多いです。しかし、辰と聞いてもタツノオトシゴはいまひとつピンと来ません。確かにタツノオトシゴという命名からして、龍との親和性は高いのでしょうが、「あれが龍なの?」というのが正直な感想です。

あたしが辰と聞いて思い出すのは、中国で見た九龍壁です。中国には著名な九龍壁は三つあります。一つは大同で、残りの二つは北京(故宮と北海)にあります。あたしはこの三つの九龍壁を学生時代の短期語学研修で北京に行ったときに見ています。大同も研修中の週末を使った旅行で訪問したので見ることができました。

本来、龍とは皇帝の象徴であるので、黄色の瓦と同じように皇帝以外は使用禁止、つまり九龍壁も作ってはいけなかったそうです。ですから北京にある二つは皇帝のお膝元として問題ないとして、大同は皇帝でもない領主(皇帝の弟だったはず)が作ったということで北京で問題になったそうです。大同側では申し開きとして、皇帝を象徴する龍は五本の指と爪を持っていますが、ここにあるのは4本の指と爪ですので(皇帝の象徴としての)龍ではありません、と詭弁に近い言い訳で、なんとか取り繕ったという話です。

大同の九龍壁、確かに指と爪は四本でした。ただ、あたしの印象では、この大同の九龍壁が一番迫力があって見応えがあったと思います。

どっちが早いの?

二泊三日の北陸ツアーから帰京しました。

改めて行程を記しますと、初日は東京を出て富山泊。二日目は富山を発って金沢泊。そして最終日は金沢を出て福井経由で帰京しました。

福井で最後の仕事を終え、福井から特急で米原へ出て、東海道新幹線に乗り換えて東京へ向かうというルートを選んだのですが、計画段階では福井からまた金沢へ戻るか、あるいは京都へ出て東海道新幹線に乗るかで少し悩みました。

金沢へ戻って北陸新幹線だと時間も旅費も少々高くなります。それに東海道新幹線の方がはるかに運行本数が多いので、選択肢も広がります。ただ、一番安い米原経由ですとのぞみ号が停まらない駅なので、北陸新幹線に比べて本数が多いのか、ちょうどよい時間帯にひかり号があるのか、考えてしまいました。

福井からサンダーバードで京都まで出れば、のぞみを使えますが、そうなると時間も旅費もかなり高くなりそうなので、検討候補からは早々に消えました。来春には北陸新幹線が敦賀まで延伸されますが、そうなると福井からは北陸新幹線で帰京するのが一番になるのでしょうか。

まあ、次に北陸へ行くことがあるとすれば、やはり数年後になると思いますので、そんな機会があればまた考えればよいことでしょう。それに今回は富山・金沢・福井というコースでしたが、福井・金沢・富山という行程だって考えられますので、最終的には、その時の状況次第になるのでしょう。

さあ、これからだ?

北陸旅行の三日目は金沢からスタートです。

午前中に立ち寄ったのが、開館からそれほど日が経っていない石川県立図書館です。駅からですとタクシーで20分から30分くらいの郊外でしょうか。しかし広々とした空間に建つ図書館の中に一歩足を踏み入れると、そこは壮観という言葉がぴったりな、まさに一見の価値ある空間でした。

一枚目と二枚目の写真が館内の様子ですが、地元の学生が団体で見学に来ている姿もありましたが、あたしたちのように県外からも見学に訪れる人が大勢いました。外国の方も盛んに写真を撮っていたのを見かけましたから、海外にも評判が伝わっているのだと思われます。

なんと表現したらよいのでしょう。近未来のようでもあり、居心地のよさも感じられ、あたしたちは時間の都合で40分程度しか滞在できませんでしたが、数時間いても飽きない場所です。

石川県について解説しているコーナーもありました。伝統文化などを写真パネルと関連本で紹介していて、表示に面白かったです。パネルの解説を読みながら、横に置いてある本を手に取って更に深く知ることができます。

そんな賑やかな金沢を後にして向かったのは、来春には新幹線の延伸が決まっている福井です。駅ビルなどは、それに向けて工事中で、なんとなく落ち着かない感じでした、そして駅前も大規模な工事があちこちで行なわれていて、「さあ来い、新幹線」という雰囲気にあふれています。

さて、福井と言えば恐竜。オブジェやイラストが駅のあちこちにありました。そんな一つが最後の写真、トリケラトプスですね。日向坂46の小坂菜緒が見に来たら、ものすごく喜びそうな、ちょっとトリックアートっぽいイラストが駅舎の壁に描かれていました。

金沢あれこれ

既に書きましたが、二泊三日で北陸三県を回ってきました。

東京を発った初日は富山の書店を回って富山泊まり。二日目は富山を発って、途中高岡に立ち寄って金沢に入りました。富山や高岡と比べると、金沢は格段の賑わいです。京都ほどではないですが、若干オーバーツーリズムになっているように感じられましたが、金沢市民はどう思っているのでしょう?

そんな鹿沢で立ち寄った書店の一つが、写真のオヨヨ書林です。金沢市内に二店舗を構える古本屋さんですが、立ち寄ったのは香林坊からも程近いせせらぎ通り店です。間口は狭いのですが、奥はかなり広い空間があって、そこにビッシリと本が並んでいるというか、積まれているというか、誇りっぽい本の匂いがどこか懐かしいお店でした。

そんな金沢市内ですが、オヨヨ書林の近所に目に付いた道路標識がちょっと気になりました。写真のようなデザインで、歩行者の表示はなんとなく「ボーッと突っ立っている」だけに見えますし。自転車は前にカゴのあるママさんチャリのように見えます。

東京の道路標識だともっとデザイン重視で、よりアイコンっぽいものが描かれていたように記憶していますが、こういう道路標識のデザインって、県や市によって独自に定めているのでしょうか。だとすると、他の地区へ行けば、もっと独特なデザインの標識を見ることができるのでしょうか。

そんな二日目は金沢泊まり。ホテルは金沢駅前だったので、夕食も必然的に金沢駅のショッピングセンター「金沢百番街」で取ることになりました。ただ、先程も書いたようにややオーバーツーリズム気味なのか、お店はどこも人があふれていて、30分や1時間は待たないと入れないような状況でした。

それが百番街のあんとの飲食街で、仕方なくRintoの方に向かって見つけたのが魚がし食堂でした。見かけはどこにでもある居酒屋チェーンのようだったのですが、とにかく料理が安くて美味しかったです。あたしが食べたのが写真の定食で、刺身に煮魚、フライ(たぶんアジ)、そして焼き魚(ホッケ)、ご飯に味噌汁、小さめの茶碗蒸し。お刺身とトロホッケ定食1500円は十二分に満足できる内容でした。

あと、後ろ髪を引かれる思いだったのは、上述のオヨヨ書林の店の筋向かいにあった「伽羅」というお香のお店です。次に機会があれば、もっとじっくり見てみたいお店でした。

北陸で気になること

昨日から北陸を回っています。人文会のグループ訪問という研修旅行で、四社で北陸三県を回っているのです。昨日は富山を回って富山泊まり、本日は高岡を経由して金沢に入り、金沢泊まり。明日は金沢を発って福井に入り、米原経由で帰京します。

そんな行程ですが、あたしは以前からちょっと気になっていることがあります。それは富山です。

富山の何が気になるかと言いますと、富山って「とやま」と読みます。でも「富」は「とむ」ですから、その「と」だけを取って「とやま」と読むのに若干の抵抗があるのです。かといって「ふさん・ふざん」と読むと日本の地名らしくありません。「ふやま」だと音読みと訓読みが混じっていて、やはりよくないということなのでしょう。でもやはり「富」は「ふ」と読むことが多く、一文字だけで「と」と読ませるのには抵抗を感じるのです。

和歌山は「わかやま」で音読み、音読み、訓読みという組み合わせですから、富山を「ふやま」と読んでも可笑しくはないと思うのですけど、どうしてなのかと、前からなんとなく気になっていたのです。

そして、この「富山」よりももっと気になっているのは石川の加賀です。

旧国名では京都に近い方が前・上、遠い方が後・下と名付けられています。備前・備後、上野・下野などです。北陸も越前・越中・越後と京都に近い方から国名が付いています。ところがその間になぜか加賀という国が挟まれているのです。

どうして旧国名の法則に反して、加賀が挟み込まれているのか、以前からとても不思議に思っていて、腑に落ちません。たぶん歴史学の事典とか論著を紐解けば、ちゃんとした説明をしてくれているものがあるのだと思うのですが、あたしはいまだそれに巡り会っておりません。

ただ、もし石川県が越中になると、富山が越後になるのでしょうか。そうなると新潟は何と呼ばれていたのでしょう。そんなことも気になってしまいますし、妄想が広がります。

懐かしいものが懐かしくて

昨日のダイアリーで、中国で絵はがきを買っていたと書きましたので、懐かしくなって、「どっかに仕舞ってあったはずだ!」とばかりに、わが家で探してみました。

まず出て来たのが右の写真。かつての中国や上海の写真を使った絵はがきです。この手のものはホテルの売店でおみやげとして、よく売られていました。なので、見つけると買っていたのですが、いまさらながら上海ばかりで、北京のものが少ないことに驚いています。

あたしの中国旅行は北京へ行くことが多く、やはり上海よりも北京の方が好きなので、北京の絵はがきばかりかと思っていたのですが、実は正反対で、上海が四分の三でした。どうしてでしょう? もしかして、また別のところに北京の絵はがきが仕舞われているのかも知れませんね。時間があるときに探してみようと思います。

そして、古い時代の北京や上海というわけではありませんが、こんな絵はがきも出て来ました、それが左の写真です。

北京の胡同をあしらった絵はがきです。こちらはこんなに買っていました。もしかすると、北京は古い時代をあしらった絵はがきよりも、胡同をテーマにした絵はがきの方が多く売られていたのかも知れませんね。胡同もこの数十年の開発でどんどん失われてしまったのではないでしょうか。だとすると、寂しいかぎりです。

今の北京ですと、どのあたりに胡同がよく残っているのでしょう。観光名所として最近整備した胡同もあるでしょうけどね。あたしのかつての印象では、前門から瑠璃廠へ向かう胡同なんか、ゴチャゴチャとした下町の風情が残っていて、歩いていても楽しかったです。王府井と東単の間とかも都心にありながらゴミゴミしていてよい風景でしたけど、みんな再開発されてしまったのでしょうね。

それにしても、こういう絵はがき自体が既に懐かしく感じられます。

父の日に今昔

世間では、今日は父の日なんですね。母の日に比べてあまりにも影が薄い父の日。これが逆であれば女性差別だという声も上がりそうですが、特にそれを投げている父親集団もいないようです。盛り上がるか否かは別として、せめて母の日のカーネーションのように、これを贈ればよい定番商品があれば、贈る子供の側もあれこれ考えなくて済むと思うのですが、さて父に贈るに相応しいものって何でしょう?

とはいえ、あたしの場合、二十代後半に父を亡くしていますので、贈るべき父親はいません。結婚の経験もないので、妻の父親といった存在もいませんし、同様にしてあたしが父親として贈られる側になることもありえません。つまり、あたしが気にしても仕方ないことなのでしょう。

ところで、最近こんなものを買いました。右の写真です。肩こりはそれほど感じないのですが、腰の痛みはもう慢性化しています。それに時々首筋が痛くなったりすることもあります。これまではバンデリンとアンメルツを、その時の気分で使い分けていたのですが、アンメルツを使い終わってしまったので、テレビCMで盛んに報じているロキソニンを買ってみたわけです。

買ったと言えば、創元社から刊行されていた『上海今昔』『北京今昔』『香港今昔』をまとめて購入しました。かつて、しばしば訪中していた頃は、お土産屋などで昔の中国の風景写真の絵はがきをよく買っていたものです。もちろん写真集的なものも何冊か買いました。

久々にこういう書籍が刊行されたので気になっていたのですが、遂に思い切って買ってみたわけです。洋書の翻訳でして、原書が2018年頃の刊行なので、いまの中国の進歩の早さからすると、現在の写真ですらもう古く感じるところがあります。まあ、あたし自身はもう中国へは何年も、否、二十年近く行っていないので、いまの中国はテレビなどの映像を通してしか知りませんが……(汗)

週の途中で……

駆け足の京阪神ツアーも今日まで。「駆け足」と言うほどには駆けていないですね(汗)。のんびり歩いているわけではありませんが、急いでも仕方ないので、マイペースでやっております。

それはさておき、ツアーも今日まで。今宵は自宅で就寝しているわけです。毎回最終日って、そういう不思議な気分になります。ただ、今回のツアーがいつもと違うのは、明日もまた仕事という点です。

ツアーは月曜から金曜で出ることが多いです。五日間ではない場合も週の後半に出かけることが多いので、ツアー後は休み、休日であることがほとんどです。しかし今回は週の前半に出ているので、まだ木曜、金曜が出勤日です。これはちょっとつらいですね。

雪は降ったのでしょうか?

昨晩、関西ツアーから帰京しました。天候を心配し、少し早めに切り上げて新幹線に乗ったのですが、新幹線に遅れはありませんでした。無事に東京まで到着できました。

中央線が10分ほど遅れていましたが、やはりそれは雪の影響があったようですが、予想したような大混乱は起きていませんでした。東京からの中央線が止まっているのではないかと危惧していたのですが、そんなことはありませんでした。

肝心の雪ですが、新幹線から見える範囲では、ほとんど雪景色と言えるような光景は見られませんでした。東京に着く直前の都心部も、雪などはどこにも見えず、ただ雨が降っているだけでした。

そしてわが家の周囲は、それなりに降ったことがわかるような積雪量でした。それは今朝になっても変わらず、朝の8時半ころのわが家の周囲が写真の光景です。かなり雪が残っています。

ただ、この雪も、今日の日差しで夕方にはほとんど解けてなくなってしまいました。

一週間ずれたようですね!

京阪神ツアーの最終日です。今日の関西は雨模様のようです。

先週のツアーは天気に恵まれ、傘の出番はありませんでしたが、今日は駅直結、傘を使わないで済む書店を中心に回ろうと考えています。もちろん、カバンには折りたたみ傘が入っていますので、いつでも傘を差すことはできます。

とはいえ、それよりも気になるのは東京の雪です。

夕方に関西を発つ予定ですが、新幹線は無事に東京まで走るのか、東京に着いてから在来線(あたしの場合は中央線)が問題なく動いているのか、そんな不安があります。

先週も最終日に天気が崩れる、東京は雪になるのでは、と言われていましたが、天気はそれほど崩れず、交通障害もなく帰京できましたが、果たして今回はどうでしょう?