震度5強

東京で久しぶりに大きな揺れを感じたのは木曜の晩でした。11時少し前ということで、帰宅の足が奪われ大変なことになったようですが、コロナ禍でリモートワークが推奨されているというのに、こんなにも出社している人がいるのですね。

ちなみに、あたしはぐっすりと寝ていて、大きな揺れで目が覚めました。その日はノーベル文学賞の発表が夜8時過ぎにあるというので、それを確認してから布団に入ったのです。そして寝床で本をしばらく読んで、たぶん9時前には眠ってしまったと思います。ですから完全にぐっすりと深ーい眠りの中にいたわけです。

たまに地震はありますけど、今回の地震はいつもよりちょっと大きくて、長かったですね。とはいえ恐怖を感じるほどの揺れではありませんでした。本棚の本が落ちることもなく、棚の上の物が落ちて来ることもなく、もちろん食器が割れることもありませんでした。

ニュースでは10年前の東日本大震災を思い出したという人が多かったようです。しかし東日本大震災の時、あたしはトーハンの桶川倉庫というかなり特殊な、日常とは異なる環境下にいましたので、実はあの大震災もそれほどの大事だという実感がないのです。

もちろん桶川から自宅へ帰るのにはひと苦労しましたけれど、それでも多くの帰宅難民に比べるとバスと電車を乗り継いでスムーズに帰り着いたので、ラッキーだったと言えます。ですから、10年前との比較もできず、なんとももどかしい思いをしております。

哲学の女王からソロデビュー?

晶文社から今年の5月に刊行された『哲学の女王たち』という本があります。

タイトルからおおよその内容はわかると思いますが、西洋史の中で知的活動を行なっていた女性たちにスポットをあてた評伝集のような本です。取り上げられている女性は、ディオティマ、班昭ヒュパティア、ララ、メアリー・アステル、メアリ・ウルストンクラフト、ハリエット・テイラー・ミル、ジョージ・エリオット(メアリー・アン・エヴァンズ)、エーディト・シュタイン、ハンナ・アーレントシモーヌ・ド・ボーヴォワール、アイリス・マードック、メアリー・ミッジリー、エリザベス・アンスコム、メアリー・ウォーノック、ソフィー・ボセデ・オルウォレ、アンジェラ・デイヴィス、アイリス・マリオン・ヤング、アニタ・L・アレン、アジザ・イ・アル=ヒブリの20名です。

欧米の読者であればよく知っている名前ばかりなのかもしれませんが、あたしにはとんとチンプンカンプンで、赤字にした4名くらいしか知りません。

そんな中、緑字にしましたヒュパティアは来月半ばにあたしの勤務先から評伝が刊行になります。タイトルは『ヒュパティア 後期ローマ帝国の女性知識人』です。内容は「優れた数学者・哲学者として弟子から政界と宗教界に要人を輩出しつつも、政治的対立に巻き込まれ非業の死を遂げた女性の、伝説と実像」というものです。

晶文社の本を読んで興味を持たれた方、ぜひ本書を手に取ってみてください。

みーぱんファミリー

日向坂46亡いのユニット、みーぱんファミリーのMV「酸っぱい自己嫌悪」が好調なようです。

多くのおひさまが感じていると思うのですが、昨年のライブで披露された時はなんとなくふわーっとした曲だなという印象だったものが、MVで非常に好印象に変わりました。ちょっと懐かしくくって切ないメロディーが頭に残って離れません。

それに、MVの内容が歌詞のまんま、歌の世界をそのまま映像化したようなところが好評の原因なのかも知れません。4人とも同級生なのか、先輩後輩なのか、最初はちょっと戸惑いましたけど、四人で机を並べているシーンがあったので同級生という設定なのでしょうね。

で、YouTubeで公開されているMVを毎日のように視聴しているのですが、昨日の見た時の再生回数が目に留まったので、画面をキャプチャしてしまいました。

なお、MVの撮影場所は神奈川県三浦半島の先の方、みーぱんが自転車を押して歩いている時に過去の自分とすれ違うのは「神奈川県三浦市三崎5丁目2−9」あたりの路地だと思われます。Googleマップで検索し、ストリートビューで確認してみてください。

いろいろありまして……

宣言が解除になり、書店回りも10月から再開しています。やはり書店回りは楽しいですね。

そんな書店回り、本日は久しぶり、本当に何ヶ月ぶりでしょう、横浜まで足を延ばしました。その横浜、有隣堂のルミネ横浜店の文書コーナーでこんなフェアを見つけました。

筑摩書房と白水社のシェイクスピア読み比べフェアです。同じ作品を上下に並べ、その間に読み比べポップを配置してくださっていて、これならお客様も楽しんでくれるだろうという展開になっています。

さて、そんな本日、10月7日はナタリア・ギンズブルグの没後30年です。

白水Uブックスに『ある家族の会話』『マンゾーニ家の人々(上)』『マンゾーニ家の人々(下)』の3点が入っていて、気軽に読むことが可能です。この没後30年にあたって、しばらくの間品切れになっていた『マンゾーニ家の人々』も重版しましたので、この機会にぜひ。

さて、今月の中旬には配本になりますが、ゼーバルトの新装版も今回の『カンポ・サント』で一段落となります。全部で6冊となりました。

たまたま本日はノーベル文学賞の発表日ですが、ゼーバルトも存命であればきっと受賞しただろうと言われる作家の一人ですね。

ただ、受賞せずに亡くなりましたけど、そう言われるだけの作家なわけですから、受賞の有無にかかわらず、これからも読み継がれていって欲しいと思います。

創刊70年です

PR誌『白水社の本棚』2021秋号が完成しました。

今号は、今年創刊70周年を迎えた文庫クセジュの特集です。

創刊70周年ということは、『ライ麦畑でつかまえて』『ハドリアヌス帝の回想』それぞれの原書が刊行されたのと同じ年月です。ある意味、同い年と言えるわけですね。

そんな文庫クセジュのフェア、この秋にいくつかの書店で開催予定です、否、既に開催している書店もあります。この機会に復刊した銘柄もありますので、お近くの書店をのぞいてみてください。

ちなみに、文庫クセジュは既に多くの銘柄が品切れとなっています。残念ですが致し方ありません。

仕方なく、古本屋などで見つけたときに買い求めた文庫クセジュが二枚目の写真です。同じアイテムを複数冊買ってしまっているのもありますが……

いまから思うと、こんなテーマのものも出していたんだ、というアイテムが意外と多いです。今後も、クセジュだからこそのテーマのものを出していければと思います。

相変わらずアナログ人間?

システム手帳を新しくしました。

左がこれまで使っていたもので、新しく購入したのが右側のシステム手帳です。

システム手帳と言えばバイブルサイズがスタンダードだと思いますし、あたしもかつてはバイブルサイズを使っていましたが、この十数年はずっとこのミニサイズです。

「スマホ全盛のこの時代にまだシステム手帳かよ?」と言われそうですが、確かにそのとおりですね。あたしもそれは重々理解しております。でも、やはり手帳の方が便利だし早いんですよね。

ちなみに、あたしはシステム手帳でスケジュール管理をしているのではありません。あたしのシステム手帳は書店情報の整理に使っています。リフィル一枚に一書店で記入しい、番線コードや各ジャンルごとの担当者名をまとめているのです。

もちろん、元データはエクセル形式で管理していますが、それをスマホで見るよりも、やはりアナログな手帳の方が便利なのです。

いや、便利という表現は語弊があるかも知れません。いまの若い方であれば、こういうデータもすべてスマホで管理し、担当者が変更になったと知れば、すぐにその場でスマホからデータ更新をしてしまうのでしょう。

あたしは、残念ながらそういう世代ではないもので……

AI変換の不思議

直前のダイアリーで『第七師団と戦争の時代』が登場したのですが、このタイトルに間違いはないのに、ハッシュタグを付けたときには、なぜか「師団」が「詩壇」になってしまっていました。

ただ、あたし「詩壇」なんて単語、使うことないんですよ。少なくともここしばらく「詩壇」なんて単語をパソコンで打ったことはありません。それなのに、どうして「しだん」と入力して変換したら「詩壇」と変換されてしまうのでしょう。直前まで「師団」を打っていたわけですから、AI変換なら、まずは「師団」と変換されるべきだと思うのですが、なんででしょう?

9月のご案内

10月に入ってしまいましたが、先月9月に送信したご案内ファクスを改めて紹介いたします。

  

まずはコミック・アニメで大人気「ゴールデン・カムイ」にも登場するという北海道の軍隊をテーマとした一冊、『第七師団と戦争の時代』です。刊行直後から「ゴールデン・カムイ」と併売していただいている書店も多かったようで、コミックの最新刊がまもなく発意ばいということでご案内しました。

続きましては、毎月恒例の「今月のおすすめ本」です。さらに『週刊新潮』での紹介で注文が伸びた『アウトロー・オーシャン』です。こちら、惹句どおり、無法地帯である大海原を描いたノンフィクションです。

  

アニヴァーサリーのご案内もあります。

10月初旬にフラン・オブライエンの生誕110年が廻ってくるので、Uブックスに収録されている3点のご案内です。そして売れ行き好調で重版が決まった語学書、『DELF B1・B2対応 フランス語単語トレーニング』です。DELFという言葉もここへ来てようやく知られるようになってきたと思いますが、まだまだ準拠した学参が少ないので、本書が重宝されているのだと思います。

そして刊行直後から絶好調の『ブックセラーズ・ダイアリー』です。やはり本が好きな人って、こういうテーマの本を放っておくことはないのですね。

  

ドイツの移民問題を取り上げた、まるでノンフィクションのような作品『行く、行った、行ってしまった』です。メルケル首相の退陣で今後のドイツがどうなるのかわかりませんが、メディアではあまり伝えられないドイツの別の側面が垣間見られる一冊です。

さらに10月は辛亥革命110年になるので、関連書籍のご案内です。また超ロングセラー、ベストセラーである『発声と身体のレッスン』もご案内しました。ちなみに「身体」を「からだ」と読んで電話注文をくださる書店さんもいらっしゃいますが、「しんたい」と読みますので、念のため。

 

そして、9月二回目の『アウトロー・オーシャン』です。前回の『週刊新潮』に続き、日本経済新聞でも紹介が載り、更に注文が殺到し重版が決まりました。

9月最後のご案内は、こちらも超ロング&ベストセラー、『ハドリアヌス帝の回想』です。本書の原書が今年刊行70年ということでのご案内です。これだけのロングセラーにもかかわらず、気づくと棚から消えている店舗もあるかと思いますので、この機会に今一度ご確認いただければと思います。