開花宣言? 満開宣言?

妹家族が静岡に住んでいるというのは、このダイアリーでも何度も書いています。静岡と言っても東西に広いですが、妹たちが住んでいるのは行政区画で言えば沼津市になります。

コロナになってからは控えているようですが、それ以前はこの時季になると家族で河津へサクラを見に行っていたそうです。で、自主的なのか母に頼まれたからなのかは知りませんが、以前、河津桜の苗木を買ってきてくれました。

その鉢植えが、それなりの大きさになり、今年も花を咲かせました。まばらですが、何輪も花が咲きました。

全体を撮った一枚目の写真だと花がどこに咲いているのかわかりにくいかも知れませんので、花だけをもう少し大きく撮ってみました。

これから盛りを迎える、サクラの代名詞、ソメイヨシノに比べると河津桜の方が色が濃い、よりピンク色をしていますね。こういう方がサクラっぽいでしょうか。確かに桜の絵を描くとすると、これくらいの色で花を塗りがちですから、いかにも桜らしいのかも知れません。

それにしてももう少しうまく育てれば、もっと花が多く咲くようになるのでしょうか?

なんとか帰宅したのよね

今日、3月11日は東日本大震災の日です。あれから今日で11年、あの日も今年と同じように3月11日は金曜日でした。

何回かこのダイアリーで書いたことがあったと思いますが、今日という日なので改めてあの日のことを書いてみます。別に決して感傷的なものではありませんので、その点はあらかじめ断わっておきます。

当時は、月に一度、在庫補充などのやりとりで桶川にあるトーハンの倉庫へ通っていて、あの日も上司と二人、2時ごろに到着して担当の方と打ち合わせをしていたところでした。そして突然揺れたのです。普段とは異なる場所にいると状況を把握するのが難しいもので、あたしは当初、桶川倉庫へ大型トラックが入ってきたので、そのせいで揺れているのかと思いました。

しかし、それにしては揺れが大きいですし、本も棚から落ちてきて、桶川倉庫の方々の様子が尋常ではありません。大地震だと認識した直後、あたしはまず倉庫の方に打ち合わせ途中までのデータをきちんとパソコンで保存するように訴えたのですが、担当の方が保存してくれたのかは覚えていません。

いずれにせよ、もう商談どころではなくなり、あたしと上司は辞去することになりました。桶川のパートの方々も帰宅指示が出ていたようです。桶川駅まで戻ったあたしたちは、JR線が動いていないので、駅前の居酒屋へ入って時間を潰すことにしました。この時点ではあんなにも大きな地震だとは認識しておらず、一時間か二時間もすればJRも動き出すだろうと高を括っていたのです。しかし、その居酒屋の店内のテレビに映し出された映像は衝撃的なものでした。JR東日本はその日の運転をすべて中止したと伝えているので、あたしたちも帰路をどうするかで俄に慌てふためきました。

桶川駅前から川越へ向かう路線バスが動いていたので、上司と別れたあたしはまずは川越へ向かいました。川越に着いて、できれば西武線が動いていることを期待したのですが動き出す気配はありません。駅前はものすごい人の数でごった返していました。仕方なく、あたしは所沢へ向かう道路を歩き始めました。30分ほど歩いたでしょうか、後ろから路線バスがやってきたのに気づきました。行き先はなんと所沢です。ちょうどバス停があったので、そこで満員のバスになんとか乗り込むことができました。

バスの車内は大混雑でしたが、徐々に人は下車していき、所沢に着くころにはかなり空いてきました。そしてほぼ並行して走る西武線が動き出しているのが見えました。これで帰れる、とあたしは安堵しました。所沢から小平までは動き出した西武線ですぐです。小平駅で降りたらタクシーで自宅までも15分もかかったかな、という感じで、なんと夕方に桶川にいたのに、12時前には自宅へ帰り着くことができたのです。

ある意味、奇跡だったと思います。その後、当時はまだ近所に住んでいた妹の旦那を迎えに、ケータイを握りしめた妹を隣に乗せ、マイカーで出発したのでした。妹の旦那は東陽町に職場があり、とにかく歩き続けて小平へ向かっている途中で、杉並区の松庵あたりで拾うことができました。

今日の配本(22/03/11)

ケンジントン公園

ロドリゴ・フレサン 著/内田兆史 訳

児童文学の歴史に燦然と輝く永遠の古典『ピーター・パン』。その生みの親J・M・バリーに着想を与え、ピーター・パンのモデルとなったルウェリン=デイヴィス家の五人兄弟のひとりで、のちに出版社社主となったピーターの自殺で物語は幕を開ける。続いて、バリーの幼少期のエピソードに重ね合わせるようにして語り手自身の物語が始まる。章が進むうち、この謎の語り手が、今や知らぬ者はいない子供たちのヒーロー、時を駆ける永遠の少年ジム・ヤングの冒険を描く大人気シリーズの作者ピーター・フックであることが次第に明らかになる。

検出なし

今月下旬に出張へ出る予定なので、お互いの安心のために、勤務先に備えている抗原検査キットで現在の自分の体を調べてみることにしました。

このキットは市販されているみたいで、誰でも簡単に自宅や職場でチェックができるようです。唾液を絞り出すのが人によっては大変かも知れませんが、少し口の中に溜めれば検査に十分な量の唾液が溜まるはずです。少なくともあたしは大丈夫でした。

そして検査結果が左の写真です。

実物を見たことはないのですが、テレビドラマなどで望まない妊娠をしてしまった女性が、こっそりトイレで妊娠しているか否かを確認するキットみたいです。あたしもしばらく待ってみたら、左のように赤いラインが出ました。

これを添付の説明書に照合しますと「検出なし」、つまりコロナウイルスは検出されなかったということですね。

抗原検査キットの正確性については専門家の間でもいろいろ言われていますが、それでも7割程度の確実性はあるらしいので、あたしとしてはひと安心です。

PCR検査もそうですが、検査をしたときはそうであったというだけで、翌日や一週間後も健康体である(コロナに感染していない)ことを証明するわけではないことは重々承知しています。それでも単細胞人間なので、こういう結果に素直に喜びがあふれてしまいます。ワクチン三回目接種を済ませているのがよかったのでしょうか?

一つ疑問なのは、あたしがこの二年近く、全くコロナに感染していないのか、抗原検査キットの結果でわかるものなのでしょうか。まあ、いまさら二年前や一年前には感染していたよ、と言われても困りますが。

心の余裕が肝心?

勤務先前の通りは、早朝ですとそれほど人通りもなく、ご覧のような感じです。「ああ、ここね、知ってるよ!」という方も多いと思います。

この通りの歩道部分をよく見ると、植木鉢やプランターが置いてあるのがわかります。喫茶店や園芸ショップがあるので、その店先に置いてあります。

こういう情景を見て、「街中に緑があって和むなあ」と感じる人もいれば、「公共の場所に勝手に物を置いて、通行の邪魔だ」と感じる人もいるのでしょうね。あたしは前者なのですが、こういうのって心の余裕がなせるものなのでしょうか?

なんで余裕があるのかわかりませんが、たとえば今朝の朝日新聞ですが、左のような全面広告に乃木坂ちゃんたちが載っていたのを見て、あたしなどは朝からテンションが上がってしまう、根っからの幸せ者だからでしょうか?

ちなみに、この広告は乃木坂46のメンバーが各地を訪れて地産地消ならぬ国産国消に取り組む人たちをレポートする動画がYouTubeで公開されています。既に12本もアップされていますので、ご興味のある方は是非ご覧ください。

さて、先日のダイアリーでウクライナを応援するファッションをご披露いたしましたが、今日はその第二弾です。

ブラウスの青は前回よりも濃いですが、ネクタイの黄色がちょっと薄くなってしまいました。それでも一応はウクライナの国旗をイメージした色遣いになっています。

こんな格好で、少しでもウクライナを応援できればと思っていますが、上着を着ているので、誰にも気づかれないのが残念なところです。さすがに上着を脱いで外回りはまだまだ寒いですからね。

どうも地味に注文が伸びているような気がするのです

ウクライナ情勢を受け、書店でもこの状況を理解し、読み解くためにさまざまな書籍を取り揃え、並べているようです。とはいえ、多くの日本人が「ウクライナってどこ?」という感じですから、ウクライナやベラルーシなどに関連する書籍は少ないです。あっても刊行から時間がたち、既に版元品切れのものも多いようです。

そんな中、あたしの勤務先の『ニューエクスプレスプラス ウクライナ語』の注文が地味に伸びています。その国を理解するにはまずは言葉ですから、本書に飛び付く人がいても何ら不思議ではありません。本社が役に立つのであれば、大いに活用して欲しいと思います。

ただ、『ニューエクスプレスプラス ウクライナ語』に隠れてしまっていますが、あたしの勤務先では『つばさ君のウクライナ語』というのも出しています。本書は

ロシア語との違いに触れながら、ウクライナ語のしくみを学んでいくはじめての参考書。『ニューエクスプレスプラス ロシア語』のスキットそのままに、本書では主人公つばさ君がウクライナ語を学習していきます。全20課、各課スキットにロシア語訳および日本語訳付き。巻末にはウクライナ語─日本語、ロシア語─ウクライナ語の2種類の単語リストを用意。2課おきの練習問題でもロシア語との比較ができます。音声無料ダウンロード。

という内容ですから、ウクライナとロシアの違いを知るにも最適な一冊ではないでしょうか?

また『比較で読みとく スラヴ語のしくみ』という一冊もありまして(残念ながら現在品切れ)、こちらが扱う言葉は

ロシア語、ベラルーシ語、ウクライナ語、ルシン語、ポーランド語、カシュブ語、ソルブ語、チェコ語、スロヴァキア語、スロヴェニア語、クロアチア語、ボスニア語、セルビア語、ツルナゴーラ語、マケドニア語、ブルガリア語……

というように、いま世界中の注目が集まっている地域が見事に含まれています。言葉が異なれば、考え方も習慣も細かいところで違いがあるのでしょうね。

果たしてこの作品はホラーだったのでしょうか?

韓国映画「ホテルレイク」を鑑賞。

ホラー映画ということですが、サイトなどでこれ見よがしに謳われていたホテルの三つの決まり事、これってストーリーの中に出て来ましたでしょうか? 寝てはいないと思うのですが、あたしはそんな決まり事が言われるシーンを覚えていません。見終わったいまでも「上を見上げてはいけない」の意味がわかりませんし。

全体としては悪霊というか、ホテルに住み着く霊が登場するのでホラーなのでしょうが、別に主人公たちを襲ってくる感じはあまりしません。主人公の妹が霊感が強そうな子供だという前フリはあり、ストーリー上もそういう存在を臭わせますが、だからといって妹がそっちの世界に取り込まれてしまうわけでもないです。

曰くのありそうな従業員も、だったら出て行けばいいのにと思っていたら、中途半端な死に方になりました。途中で登場する霊能者的な少年もちょこっと動き回っただけで即退場。挙げ句の果てに、最初から怪しかったおばさん(どうやら母の姉妹ではなく母の友達だったようです)が犯人、連続殺人犯だった、というオチ。それも息子の死で精神を病んでしまったようです。

最後は、ホテルに棲みつく悪霊ではなく、ホテルに棲みついてはいるようですが主人公姉妹を母親の例が助けてくれた、というちょっと心温まるストーリーで、母親を恨み続けていた主人公の心のわだかまりもほどけ、いきなり現われた異父妹にも心を通わせるようになった主人公。主人公はうつ病を患っていて薬を服用しているようだったので、主人公の夢オチ的に終わるのかと思っていましたが、もうひとひねりもふたひねりも欲しかったです。

ところでホテルレイクというのに、湖は出て来ませんでしたね。ホテルに隣にあったのは遊園地でした。このあたりも作品としての完成度が問われるところです。

思いがけない併売

日向坂46のメンバー、河田陽菜の写真集『思い出の順番』が発売され、大好評のようです。発売前に二回の重版が決まり、14万部からのスターと言われています。

出版不況の今日、1万部という数字ですら天文学的な数字ですから、14万部など、あたしからすれば夢のまた夢です。

そんなKAWADAさん、ファンの間ではパンダが大好きなことで知られています。だからなのでしょう、書店によってはKAWADAさんの写真集と一緒にパンダ関連の書籍を併売しているお店もあるようです。

そんな書店の中には、あたしの勤務先から出ている『読むパンダ』をKAAWADAさんの写真集と一緒に並べている書店もあるとのことです。果たして『読むパンダ』も一緒に買ってくれるファンの方はいるのでしょうか。ちなみに、わが家はどちらも架蔵しております。

そんなわが家の書架にこんな本が並んでおります。

クリミア戦争(上)』『クリミア戦争(下)』です。ここ最近のウクライナ危機を考えると、その前にあったロシアによるクリミア半島併合に思い当たります。

クリミア戦争はロシア人とウクライナ人との争いではありませんが、クリミア半島の地政学的重要性については理解できると思います。そんなクリミア半島の重要性、そしてウクライナの重要性が今回の紛争、侵攻の鍵になっているのでしょう。そんな事情がよくわかる一冊、否、二冊です。