併売は流行らない?

書店を回っていると、いろいろな本が並んでいるのがわかります。最近目立つものとしては、これも数限りなくあるのですが、あたしが個人的に気になっているのは星野源の『いのちの車窓から2』です。

「2」とあるからには、当然「1」があるはずですが、それが隣に並んでいるところを見かけたことがありません。これはどういうことでしょう。「1」は既に文庫になっているから、単行本の「2」とは並べにくいのでしょうか。それとも「2」を購入するような星野源のファンであれば、当然「1」はとっくに買って読んでいるはず、いまさら併売したところで「1」を買いそびれていた人なんてほとんどいないと予想されるからなのでしょうか。

もしそれが書店にとっての常識なんだとすれば、こちらも考えなければなりません。現在、原書房から『ブックセラーズ・ダイアリー2』が刊行されて店頭に並び始めたのですが、「1」である『ブックセラーズ・ダイアリー』はあたしの勤務先から刊行されていて、今回も原書房の新刊との併売を促進しているからです。

併売したって売れないよ、「2」が出るときに「1」も買おうなんて考える人はほとんどいないのだから、ということになれば、あたしの販促戦略も考え直さないとならなくなります。とはいえ、これにはもう少しリサーチが必要だと思います。今日のところは、発売された佐々木美玲ファースト写真集『日射しのパレード』を眺めながら過ごしたいと思います。

いずれはホームレスになって、野垂れ死ぬのでしょうか?

あたしの勤務先に毎年届くお歳暮。やはり会社と会社のやりとりですから、定番である缶ビールの詰め合わせが目立ちます。年末の納会の日に皆で打ち上げとして呑む場合もありますが、ある程度は社員に配ってしまいます。

今年もご覧のように分けていただきました。虚礼廃止の世間の流れの中で、十年、二十年前と比べるとずいぶんと減りましたね。あと数年もすれば、こういう習慣は、全くなくなってしまうのではないでしょうか。それでもよいと思っています。

話は変わって、数日前の朝日新聞で中条省平さんが紹介していたコミック『さいごの恋』を、あたしも買って読んでみました。46歳の主人公は飼い猫を亡くしたばかりの一人暮らし、仕事ばかりの人生で気付いたら更年期障害の症状も出始め、寂しさを感じるようになります。

周囲の婚活に励んでいる友人、既に家庭を持っている友人などを眺めながら「このままでよいのだろうか」と感じ、一念発起、婚活を始めます。その顛末が綴られる作品です。

作品の後半に登場する「カツオ」という独身の中年男性。主人公を男性にしたような真面目人間です。長いこと介護していた母が亡くなり、心にポッカリと穴が開いてしまったような人生を送っていたのですが、突然姿を消してしまいます。

そんな「カツオ」を主人公が見つけ出したときの状況、ちょっと哀れです。あたしも将来、あんな風になってしまうのかと思うと、ちょっと怖くもあり、悲しくもあります。わが家の場合、母はまだ介護を必要としていませんが、それも時間の問題のような気がします。そして「カツオ」と同じく、あたしも結婚もせず(できず?)、母が亡くなったら一人っきりの寂しい余生が待っているだけです。

結婚に拘らず、誰か一緒に楽しめる人を探すというのも、あたしには出来そうにありませんので、何か別に趣味を見つけなければなりませんね。

今日の配本(24/12/16)

中国語の入門[音声DL版]

山下輝彦 著

1984年に刊行、2016年に改訂された本書は、刊行以来40年、多くの方に使用されてきました。巷のやさしい入門書に比べ、だいぶ硬派な印象ですが、基本に忠実に、文法項目を一つずつ解説し、徐々に複雑な表現が身につくよう工夫されています。【厳選された例文+コンパクトな解説】というシンプルな構成は、文法を一通り学んだあとで知識を整理したい人にもおすすめ。各課のQRコードから音声を再生できるようになり、さらに使いやすくなりました。

ルナにまつわるエトセトラ

わが家はNHKのBS4Kで視聴しているので、今年の大河ドラマ「光る君へ」の最終回をさきほど見終わりました。道長など貴族の死はともかく、紫式部については詳しい生涯がわかっていないので、こんな感じのエンディングになるのは致し方ないのかなあ、と思いました。

史実として伝わっているエピソードを散りばめながらの一年間でしたが、個人的には「この世をば 我が世とぞ思ふ 望月の 欠けたることも なしと思へば」の歌は、個人的にも好きなところでした。あんな感じで歌われたのか、イメージしていたのとはずいぶん異なりましたが……

月と言えば、昨日は赤穂浪士の討ち入りです。四十七士のリーダー、大石内蔵助の辞世の句と言われている「あら楽や 思ひは晴るる 身は捨つる 浮世の月に かかる雲なし」にも月が出て来ますね。同じように月を歌っているのに、こうも違う作品が出来上がるとは、不思議なものです。ところで、内蔵助の「月」は満月なのでしょうかね。

最後にもう一つ月と言えば、乃木坂46の五期生、菅原咲月がグループの副キャプテンに任命されました。「月」が付くメンバーって、これまでにもいましたが、現在の乃木坂46では卒業間近の向井葉月を除くと、菅原咲月一人になってしまうのですね。まあ、グループに一人いればよいでしょう。

ちなみに、五期生で舞台セーラームーンをやったときに、菅原咲月は井上和と共に主役のセーラームーンを演じましたが、井上和がチーム・ムーン、菅原咲月がチーム・スターでした。これは逆の方がよかったのではないかと、個人的にはずーっと思っています。

そう言えば、セーラームーンの飼い猫はルナという名前でしたね。額に三日月のマークがありましたし。

年中行事

今日は12月14日、赤穂浪士討ち入りの日です。

もちろん当時は旧暦ですから、現在であれば1月半ばになるかと思いますが、まあ、それはよしとしましょう。ちなみに、あたしは高校三年生の時に、学校が終わった後、わざわざ泉岳寺まで行ってご朱印をもらったという想い出があります。

受験生が何をやっているんだと言われそうですが、泉岳寺のご朱印は12月14日でないと意味がないと思ったわけです。ただ、今日は泉岳寺ではなく、わが家の菩提寺に行って来ました。毎年この時季に行っているので、まさに恒例行事、年中行事です。

北風が強くて、とても寒い冬の日ですが、午前中から墓参りに行って来ました。昼過ぎに帰宅するついでに、近所のマクドナルドで、今シーズン二回目のグラコロを買って帰りました。

今回は「とろ~りチーズのビーフシチューパイ」も付けてみました。マックですと昔からある「ベーコンポテトパイ」が好きなのですが、これも美味しそうに見えたので、ついつい買ってみました。

あと、グラコロ一つではちょっと足りないかなと思って、ひさしぶりにビックマックも買いました。これだとちょっと食べ過ぎでしょうか?

お久しぶりの?

ノーベル賞各賞の授賞式です。新聞やテレビでは被団協をメインで扱っているのは致し方ないことですが、あたしの働く業界ではやはり文学賞がメインです。

そういうタイミングですので、ずいぶんと久しぶりに朝日新聞のサンヤツ広告を、今朝の朝刊に出しました。一面下の一番右端です。著者の中には、この位置に自著の広告が載るのを楽しみにしている人がいるとか、いないとか、そんな噂を聞いたことがあります。

というわけで、朝日新聞を購読している方、あるいは職場や図書館などで朝日新聞を閲覧できる方、是非とも本日の朝日新聞一面下をご覧ください。

そして、同じことを考えているお仲間の出版社がお隣に広告を出していました。晶文社さんのハン・ガン作品『ギリシャ語の時間』の広告です。ハン・ガンの邦訳を出しているところとなると、あとはクオンさん、河出書房新社さんくらいですかね。授賞式を受け、年末年始の読書にハン・ガン作品は如何でしょうか?

歩道橋

乃木坂46のニューシングルの発売日は明日ですが、いつもどおり前日に届きました。

Blu-rayと生写真が付属するType-AからType-Dの四種類に通常盤の五種類です。既に公開されていますが、そのジャケットは右の写真のような感じです。

そして封入されていた生写真は久保ちゃんと弓木、この二人はアップの写真ですね。こういう写真で久保ちゃんがあたるのはこれまでになかったような気がします。嬉しいですね。

残りの二枚は三期生最年少の蓮加と四期生のゆんちゃん、柴田柚菜です。見事に三期生と四期生が二枚ずつとなりました。五期生が一枚もあたらないというのも、ちょっと気になります。というか、残念です。

写真を集めている人って、このCDを何枚も買うのでしょうか。もちろん握手会やミーグリの対話時間を確保するために何枚も、否、何十枚、百枚単位で買っている人もいるのでしょうけど、そういう人って写真もたくさんたまっているのでしょうね。

とはいえ、同じ写真が何枚もあたるようなこともあるでしょうけど。