今月のおすすめ本[2021年2月]

毎月恒例、「今月のおすすめ本」のご案内です。

 

今月は語学書篇も作りました。昨年12月と今年1月のベストテンと、その間に重版が出来上がってきた商品のご案内になります。また今月は語学書の新刊が4点もありますので、それも合わせて語あんなしています。

一般書の方は、先月のベストテンに、来月には10年を迎える東日本大震災関係の書籍を集めてみました。

公子・重耳を思い出しました

昨日書いたあばら骨の痛み、相変わらずです。

折れているのかいないのか、病院へ行けばよいのでしょうが、結局さらしを巻くくらいしか療法はなさそうなので、無理をせず安静に努めたいと思います。

ところで、あばら骨で思い出したのは、中国の春秋戦国時代の人物、公子・重耳です。彼はあばら骨が「一枚あばら」だったと言われています。「一枚あばら」って何かと言えば、あたしも詳しいわけではありませんが、決してあばら骨が繋がっているわけではなく、ましてや板状になっているわけではなく、実際のところはあばら骨の一本一本が太いため、すき間が少なく、まるであばら骨が繋がって一枚になっているようなことから言われているそうです。

そんな人っているのかなあ、と思いますが、「一枚あばら」で検索すると、この重耳ではなく伝説の関取、雷電為右衛門の名前が出て来ます。どうやら彼も一枚あばらの持ち主だったようです。たぶん、日本人にとっては、一枚あばらと聞けば雷電を思い出すのでしょう。あたしのように公子・重耳を思い出すのは中国史かぶれの人ばかりでしょう。

ちなみに、公子・重耳は後の晋の文公で、春秋五覇の一人です。長い流浪生活の後に即位して国をよく治めた人として中国古代史では有名な人物です。斉の桓公と共に斉桓晋文などとも呼ばれています。

あばら骨は折れやすい

昨日から、右のあばら骨の下の方が痛みます。

体を前屈みにすると圧迫されてとても痛いです。

あばら骨が折れているのでしょうか?

いや、折れていたら、とてもこんな日常生活は送れないのではないでしょうか?

しかし、あばら骨は折れやすいとも聞きます。咳き込んだ時に折れてしまうこともあるとか。そう言えば、何年も前、風邪っぽい症状が喉に来て咳が止まらなくなった時があり、あまりにも咳をしていたら腹筋も痛くなったのですが、それと同時にあばら骨も痛くなったことがありました。あれは骨も折れていたのでしょうか?

そうだとすると、あばら骨って簡単に折れて、なおかつ簡単にくっつくものなんですね。いや、本当にくっついたのでしょうか?

晩年に枯れていない?

このところ通勤電車の中で読んでいるのがこちら、『晩年のカント 』です。

著者も書いているように、カントと聞くと道学者然とした、非常に几帳面な人物をイメージしてしまいますが、どうもそうではなく、もっと人間臭いところがたくさんあるようなのです。それでも、毎日時間通りに散歩していたといった、几帳面なところはその通りだったようです。とはいえ、喜怒哀楽もかなりあって、本当に興味深い人です。

で、読み始めてみまして、非常に面白いです。グイグイ読んでいけます。カント哲学の小難しい世界に入っていくわけではないので、スラスラ読めます。半分ほど読んだところなのですが、後半も楽しみです。

そんな晩年のカントを読んでいて思い出したのがこちらの本、『純粋理性批判殺人事件』です。角川文庫の上下本です。

この本は、推理ものはあまり好んで読むわけではないあたしがタイトルに惹かれてつい買ってしまったものです。基本的には哲学が好きなんですよね、別に詳しいわけでも特異なわけでもないのですが……。

タイトルや帯の惹句を読むと、さもカントが名探偵として難事件を解決するのかと思いきや、カントはほとんど出て来なかったはずです、もう記憶がやや曖昧なのですが(汗)。謎解きをするのもカントではなく、別の登場人物だったはずです。カントの言葉が事件解決のヒントになっていたかな、くらいの記憶はありますが、「名探偵カント」は登場しませんので悪しからず。

なおかつ、本書は既に品切れになっているようですね。興味を持たれた方は図書館で借りるか、古本屋を探してみてください。

期待の新刊!

2月と3月に出る新刊、『ニューエクスプレスプラス サンスクリット語』と『なぜミンスキーは重要か』のご案内です。

「期待の」なんて書いてしまうと、これ以外の新刊は期待していないみたいに思われてしまいそうですが、決してそんなことはありません。どの新刊も売れて欲しいと願っています。もちろん、あたしだって人間ですから、好みはありますけど……(汗)

なんでこの二点をプッシュするかと言いますと、まず『サンスクリット』ですが、こちらはこれまでの歴代《エクスプレス》にはなかった言語であるからです。《エクスプレス》《ニューエクスプレス》で出していた言語ですと、どのくらい売れるのか、大まかな予想はつきます。しかし、サンスクリットは初めてです。

また、たとえ出していなかった言語でも近隣の国の言語などが出ていれば、そこから類推できますが、サンスクリットのような古典語はそういうわけにもいきません。「ラテン語」や「古典ヘブライ語」などと似たような売れ方になるのか、いまひとつ掴みきれません。

ただ、一つ予想できるのは、サンスクリットなので語学書コーナーだけでなく、人文書の仏教やインド哲学のコーナーでも売れるであろうということです。否、むしろ語学書コーナーよりもこちらに置かれていた方が売れるのではないかと、個人的には予想しています。

しかし、いつものように普通に配本してしまうと語学書コーナーに置かれるだけで、書店の方も「エクスプレスは語学書でしょ?」と思ってスルーされそうです。それを少しでも阻止(?)するために、こうやってチラシを作って、人文書担当の方にもアピールしようというわけです。

もう一点の『ミンスキー』は、いま注目のMMTに関する本で、あたしの勤務先では初めての刊行です。経済関係の書籍はこの数年出すようになってきましたが、それでもこんなバリバリの経済書、ビジネスマンが注目しそうな本はそんなにあるわけではないので、やや本腰を入れてのご案内です。

特に他社から出ている類書が非常によく売れているようなので、本書もかなり期待大です。他社本の売れ行き実績を見ていただければ、本書も各店でそれなりの売り上げになると予想されます。

こちらは、書店によっては初動からトップギアになる可能性もありますので、売り逃しのないようにお願いします。

今日の配本(21/01/29)

中国・アメリカ 謎SF

柴田元幸、小島敬太 編訳

〈謎SF〉の世界へようこそ!謎マシン、謎世界コンタクト…、中・米の現代文学最前線から、インスピレーションで紡がれた偏愛の7篇。

英語原典で読むシュンペーター

根井雅弘 著

英雄的な企業家によるイノベーションから資本主義の崩壊過程まで、20世紀が生んだ天才経済学者の英語原典を味わう。人気講義第三弾。

権威主義
独裁政治の歴史と変貌

エリカ・フランツ 著/上谷直克、今井宏平、中井遼 訳

デモクラシーの後退とともに隆盛する権威主義――その〈誘惑〉にいかにして備えればいいのか? 不可解な隣人の素顔がここに!

センター対談!

日向坂46新聞です。

巻頭記事は、みーぱんとこさかな、日向坂46が誇るセンター二人による対談です。

別に仲が悪いということはないはずですが、この二人の絡みというのはあまり見ないものです。なので、この対談はちょっと新鮮です。ただ、まだまだ、こさかながみーぱんに対して遠慮がちな感じを受けました。とはいえ、お互いの信頼関係は確固たるもののようですし、お互いに尊敬し合っているのが伝わってきました。

そろそろ発売が噂される5枚目のシングルではこさかながまたセンターに立つのでしょうか? そうなるとシングルではデビューから5作連続のこさかなセンターですね。あるいはアルバムの勢いを買ってみーぱんにシングルのセンターをやらせてみるのか。おひさま(ファンの愛称)の間ではそのどちらでもなく、おみくの単独センター、なおみくのWセンターなど、予想がいろいろ上がっています。

誰がセンターになっても日向坂46は全員野球で挑むことになるでしょうが、やはり個人的にはみーぱん推しなので、シングルのセンターに立つみーぱんを見てみたい気がしています。

2021年2月の広告予定

1日 プルーストへの扉/中国・アメリカ 謎SF/英語原典で読むシュンペーター/権威主義(北海道、中日、西日本、信濃毎日、神戸)

1日 プルーストへの扉/中国・アメリカ 謎SF/恥さらし/権威主義(朝日)

16日 プルーストへの扉/中国・アメリカ 謎SF/英語原典で読むシュンペーター/権威主義(河北)

17日 プルーストへの扉/中国・アメリカ 謎SF/英語原典で読むシュンペーター/権威主義/「移民の国アメリカ」の境界/ジュネーヴ史他(京都)

※都合により掲載日、掲載書目が変更になる場合がございますので、ご了承ください。