こんどは凛とした立ち姿で

少し前に、このダイアリーで庭に薔薇が咲いたとお伝えしました。その薔薇は既に枯れて散ってしまいましたが、次の花が開きました、同じ株だから色も同じくピンク色です。

それが右の写真なのですが、前回の薔薇が横向きに咲いていたのに対し、今回の花は真っ直ぐに茎が伸びた、そのいただきに咲いています。とても美しい立ち姿です。これぞ女王の薔薇といった風格を感じます。

真上から薔薇を眺めると左の写真のような感じです。いかにも薔薇という感じです。頭の中でイメージする薔薇、イラストに描かれそうな薔薇に見えます。

そう言えば、「きれいな薔薇にはトゲがある」と言いますが、この薔薇にもとげがあるのでしょうか? 花ばかり見ていて茎に注目することがなかったので失念しておりました。

ところで、薔薇を見ると行ったことはありませんがフランスのパリ郊外、ヴェルサイユをイメージしてしまうのは、多くの日本人に共通する現象ではないでしょうか? やはり池田理代子の「ベルばら」の影響が大きいと思います。

しかし、どうしてベルサイユと薔薇が結びつけられたのでしょうね? 宮廷生活の華やかさが薔薇の美しさに重ねられたのでしょうか? でもあの作品はフランス革命の物語です。多くの人が命を落としていく物語です。薔薇にそういうイメージってあるものでしょうか?

その「ベルばら」、今年が連載スタート50周年なんだそうですね。あたしの勤務先から出ている『ヴェルサイユ宮殿に暮らす』も売れるかしら?

諸子集成とか

先日のダイアリーで《新編諸子集成》という本を取り上げました。ただ、中国学を専攻していなかった人には「それ、何?」という感じだったのではないかと思います。なにせ中国の本ですから。

写真で取り上げたのは『荘子集釋』でしたが、《新編諸子集成》はシリーズの名前です。中国学的に言えば叢書です。「新編」とあるくらいですから、それ以前に《諸子集成》という叢書がありまして、新たに編纂した《諸子集成》なので《新編諸子集成》というわけです。

《諸子集成》というのは、諸子、つまり中国の思想書を集めたシリーズのことです。その代表的な注釈書でシリーズを作ったのが《諸子集成》になります。そして、あたしが学生時代、つまり1980年代に中国の中華書局から新たに刊行がスタートしたのが《新編諸子集成》になります。

以前にもご紹介しましたが、二枚目の写真はわが家の書架の一部で、写っている棚の上二段に並んでいるのが《新編諸子集成》です。春秋戦国の諸子を中心に中国思想では著名な名前が散見されると思います。

学生時代には刊行されるたびに買っていたのですが、全部で何冊(全何巻)なのかはわかりません。途中でラインナップが変更になったりしましたし、当初の予定とは異なる注釈書が加わったりもしています。

中華書局のウェブサイトを見ますと、更に《新編諸子集成続編》というのも載っています。正編を適当なところで打ち切って、それ以降刊行したものを続編と呼ぶようにしたのか、詳しい経緯は知りませんが、続編も出ていますので、全部で何冊になっているのか、ますますわかりません。この続編も既に完結したのか、あるいは刊行途中なのか、それすらあたしにはよくわかりません。

ちなみに中華書局の叢書リストのページを見ますと、懐かしい名前が散見されます。『二十四史』『清史稿』は全巻所蔵していますし、《十三経清人注疏》も学生時代に刊行されていたものは、すべて架蔵しているはずです。よくもまあ、飽きもせず買い集めたものだと思いますね。

2022年6月12日 | カテゴリー : 罔殆庵博客 | 投稿者 : 染井吉野 ナンシー

あたしの通っていた高校は私服だったので……

今日の朝日新聞の夕刊です。ジェンダーレスな制服を導入する高校が増えているようですね。そう言えば、数日前にはジェンダーレスなスクール水着のニュースも流れていました。世は挙げてジェンダーレスに向かっているようです。

ところで、このジェンダーレス制服の記事、よく読むと女子生徒がズボン(パンツスタイル)も選べるようになったとありますが、男子生徒がスカートを選んでも構わないんですよね? だって、そうでないとジェンダーレストは言えないのではないでしょうか?

それにしても、女子がズボンを選べることが大きな話題のようですが、あたしの高校時代、もう30年近く前のことですが、冬になると多くの女子はズボンを穿いていました。なにせ制服がない、私服の高校でしたので。

男子も女子も好きな格好で登校していましたし、化粧をしている女子もいれば、パーマをかけている生徒もいました。だからといって問題になることもなく、ごくごく普通の高校生活を送っていたと記憶しています。女子などは「服を選ぶのがたいへんだから制服が欲しい」と言っている子もいましたね。

熱を出したことはなかったようです

TBS系のドラマ「持続可能な恋ですか?」の今週放送分をようやく視聴。世間では主演の上野樹里ではなく、井川遥に人気が集まっているのだとか……

ところで、あんなにうまい具合に都合のよい相手が現われて恋に落ちるなんて、現実世界にあるのでしょうか? って、そんな文句を恋愛ドラマにぶつけたってダメですね。それを言い出したら、ほぼすべてのドラマ(恋愛もの)は成立しなくなってしまいますから(笑)。

ところで、今回のエピソードの中で気になったのが、田中圭演じる晴太の息子・虹朗が保育園(兼幼児向け英語教室?)で熱を出してしまったところです。ストーリーとして、熱を出した子供の元へ誰が迎えに行くのかという点で次の展開に繋がるってことなのでしょう。ただ、あたしが気になったのは熱を出したという事実の方です。

あたしは保育園には通っていませんが、小学校へ入る前に二年間幼稚園に通っていました。幼稚園と保育園は異なりますが、子供心にはそんな違いはあってないようなものです。で、母に聞いてみたのです、あたしは幼稚園時代に熱を出したりして、急遽迎えに行ったりしたことはあったのかと。

母が昔々の記憶を絞り出したところ、そんなことは二年間に一度もなかったそうです。果たして本当に熱を出すようなことがないほどあたしが健康だったのか、と言われると麻疹などで一か月くらい休んだ記憶がかすかにあります。幼稚園の二年間皆勤賞というわけではなかったので、それほど健康体だったわけでもなかったと思います。

それでも熱は出さなかったというのであれば、登園すれば緊張感で病気も寄せ付けなかったのかもしれません。必要最低限の体力と健康だけはあったと言うべきでしょうか。

そんな昔のことを語ってくれた母が、近所のスーパーでこんなものを買ってきました。「ときめきカフェ プリンは飲みモノ」です。あたし自身は、柔らかいプリンよりも少し硬めのプリンが好きな方ですが、これはこれでよいのではないでしょうか?

「し」でも「じ」でもどうでもよい?

講談社学術文庫の『荘子の哲学』を落手しました。かつて岩波書店から刊行されていたものが、講談社に移って文庫化されたようです。あたしは岩波書店版は架蔵していなかったので今回文庫になったのを機に買い求めました。

その巻頭に、参照した『荘子』は郭慶潘の『荘子集釋』と書いてありますが、それが一枚目の写真に写っている、中華書局の四冊本です。《新編諸子集成》シリーズに収録されています。たぶん学生時代に買っていたものでしょう。このシリーズはずいぶんたくさん所蔵しております。

ところで、この『荘子の哲学』の「荘子」ですが、奥付のルビを見ると「そうし」となっています。あたしが学生時代は「荘子」は「そうじ」と読んでいました。現在の学界ではどうなっているのでしょうかね?

まあ、こういう読み慣れはそもそも日本語での話ですから、気にする必要はないのでしょうが、気にする人は気になるらしいですね。中国語では「Zhuangzi」ですから「し」も「じ」も関係ないですし(笑)。

ちなみに、架蔵している文庫の『荘子』の日本語訳では、岩波文庫版と中公文庫版にはルビがなかったので不明ですが、ちくま学芸文庫版・講談社学術文庫版はともに「そうじ」となっていました。

2022年6月10日 | カテゴリー : 罔殆庵博客 | 投稿者 : 染井吉野 ナンシー

受賞が続きますね

今朝の朝日新聞です。岡田利規さんのインタビュー記事が載っていました。

文中にある『三月の5日間』『未練の幽霊と怪物 挫波/敦賀』はあたしの勤務先から刊行されています。ご興味のある方は是非どうぞ。

今回、三島由紀夫賞を受賞した『ブロッコリー・レボリューション』は単行本未刊なのですね。

新宿でかっきー、チャトウィン、コーダ

「かっきー」と言って通じるでしょうか? 乃木坂46の人気メンバー、四期生の賀喜遥香のことです。

そのファースト写真集『まっさら』が発売になりました。今回は通常版の他に、楽天ブックス限定カバー、セブンネット限定カバー、そして紀伊國屋書店限定カバーが発売されまして、楽天とセブンはネット注文済みだったので、書店営業にかこつけて新宿の紀伊國屋書店へ買いに行ってきました。

右の写真、上が紀伊國屋書店限定カバーです。下の左が楽天ブックス限定カバー、下の右がセブンネット限定カバーになります。

通常版を買わないのかって? 現在思案中です(汗)。パラパラと見た限り、露出の多い写真が過半のように感じられました。このダイアリーで何度も書いていますけど、あたしは坂道グループに関しては水着とか下着のような露出の多いものよりも、可愛らしい衣装を着ている写真の方が好みです。彼女たちのイメージにも合うと思います。

とはいえ、それではあたしとは好みが異なる、そして大半のファンには物足りない写真集になってしまうのでしょうね。出すからには売れてくれないと困りますから、露出多めの写真集もやむを得ないところなのでしょうか?

ところで、その紀伊國屋書店新宿本店は2階のレジ前でかっきー写真集のパネル展が開催中です.2階が改装途中なのでなんとも中途半端な規模なのが惜しいところですが、写真を撮っているファンの姿を見かけました。熱心なことです。

そんな紀伊國屋書店の同じく2階では、ブルース・チャトウィンのフェアが開催中です。岩波ホールの上映最後の作品がチャトウィンなので、それを記念したフェアになります。あたしの勤務先の『パタゴニアふたたび』と『ウッツ男爵』も並んでいます。

映画を観てから本を読むか、本を読んでから映画を観るか? どちらでもお好みでどうぞ!

そんなチャトウィンのフェアの裏側、背中合わせで展開中のフェアが《コーダを知る》です。あたしも不勉強で知りませんでした。世の中まだまだ知らないことだらけですね。

そして、こちらのフェアにも、あたしの勤務先の刊行物『手話通訳者になろう』が並んでいます。ありがたいことです。

役者が揃った?

先日刊行した『シャルル・ドゴール伝(上)』に引き続き、『シャルル・ドゴール伝(下)』が見本出しになります。配本予定は16日ですので、来週末くらいから書店店頭に並ぶことでしょう。

あたしはフランス史に詳しいわけではありませんので、ドゴールのフランスにおける評価についてはよくわかりませんが、対独、対ナチスに対して最後まで抵抗を続け、国外からもレジスタンスを呼びかけた救国の英雄といった印象を持っています。それで正しいのでしょうか?

まあ、史上の人物の評価は難しいですし、どんな人物にも毀誉褒貶が付きものですから、褒めちぎる人もいれば、ケチョンケチョンに貶す人もいることでしょう。

ところで、『シャルル・ドゴール伝』は写真のような装丁なのですが、白水社の大ファンであれば、この装丁に見覚えがあるのではないでしょうか? 正解は二枚目の写真です。

そうです、『ヒトラー(上)』『ヒトラー(下)』とほぼ同じ装丁になっています。ヒトラーと闘ったドゴールですから、同じような装丁の本になっていることをどう思うのでしょう?

ちなみに『ヒトラー』は上巻が臙脂、下巻が青でしたが、『ドゴール伝』は逆になっていて、上巻が青、下巻が臙脂です。また『ヒトラー』は上下巻で装丁に使った肖像写真が異なるのですが、『ドゴール伝』は同じものです。うまい具合に若いときと晩年の写真が見つからなかったからでしょうか?