のぞみじゃないよ、ひかりだよ!

来月初めに関西ツアーで出る予定です。もう一か月ないので、新幹線のチケットを準備しなければと思い、ネット予約をしました。

一か月前だというのに、既に座席は埋まり始めていました。やはり混雑する時間帯の東海道新幹線ですね。とはいえ一か月前ですから、なんなく座席予約を済ますことができました。

そして往復の新幹線の予約が済んだと思って確認したところ、往路がのぞみではなく、ひかりを予約していたのです。どうしたことでしょう。間違いました。すぐに予約変更を行ない、事なきを得ました。

ところで、のぞみとひかりって東京から大阪まで所要時間はどれくらい異なるのでしょう。のぞみは停車駅が決まっていますが、のぞみが走り出して以降、ひかりは停車駅がずいぶんとランダムになりましたね。それほど停まらないひかりもあれば、停車駅が多めなひかりもあります。

あたしが間違えて予約してしまったひかりがどれくらい停車するひかりなのかは調べていませんが、のぞみよりはずいぶんと時間がかかっていたはずです。まあ機会があって時間に余裕があれば、たまにはひかりに乗っていますかね。こだまはちょっと嫌ですが。

フェア、やってます

全国各地の書店で、と言えるほどの店舗数ではありませんが、この連休あたりから創業110周年フェアが始まっています。今月後半や来月開催の書店もあれば、具体的に日取りは未定ですが、夏や秋に開催予定の書店もあります。

そして写真は5月からスタートした紀伊國屋書店横浜店です。多少のスペースが確保できたので、こちらで作ったセットではなく、30数点を選書しました。隣が魔女と魔女狩りのフェアというのが、あたし的にはポイント高めです。

それにしても、今回のフェアは読者プレゼントがあり、その問い合せもいくつかありました。果たしてどの書店のフェアから当選者が出るのでしょうか。宝くじ売り場のように「この売り場から読者プレゼントの当選者が出ました」といったことをお店の方は語れたら面白いなあ、と思っています。

今日の配本(25/05/07)

はなと毎日パンダの 中国パンダ旅
~雅安・西安篇~

はな 文/高氏貴博 写真

日本を代表するパンダファンによるパンダ時々世界遺産のパンダマニア旅。シャンシャン・リーリー・シンシンと、飼育下で唯一の茶色いパンダに会いに行く。撮りおろしパンダ写真100点超収録!

初めてなのかもしれない

世間ではゴールデンウイークですが、もちろんあたしはどこへも出かけません。せいぜい近所へ日常の買い物くらいです。混んでいるところが嫌いなのもありますし、出かけるとお金を使うことになりますから……

ただこのGW、家でテレビばかり見ていたというわけではありません。実はいま体のあちこちが痛くて困っているのです。何をしたかと言いますと日曜大工仕事です。

とはいえ、組み立てではなく解体です。わが家の庭のにはウッドデッキがもう二十年近くあるのですが、長年の風雪で腐食が激しく、デッキの上を歩くのも危険な箇所がありまして、この機会に解体してゴミに出そう、と決断したわけです。

木製なので、燃えるゴミに出せますが、市指定のゴミ袋に入れなければならないので、ネジを外し、板を取り外して適当な長さに切断しなければなりません。ウッドデッキはいくつか並べて置いてありますが、一つを解体するとゴミ袋がいっぱいになってしまいます。ゴミは一度に何袋も出せないので、この連休でデッキ四つを解体しました。その作業の筋肉痛が全身を襲っているというわけです。

そんな連休も今日で終わりですが、昨夕は国分寺のマルイの上階にあるレストランへ食事に行きました。どこへも出かけないけど、一度くらい食事をしに行こうと母と話して行くことになりました。

小平に暮らして30年以上経ちますが、国分寺マルイのレストラン街、来たのは数回、食事をしたのは過去に一度あったのかしら、というくらい記憶がありません。ほぼ初めて行ったと言ってもよいような場所です。

ちなみに、あたしは刺し身御膳、母は天ぷら御膳を美味しくいただきました。たまにはこれくらいのプチ贅沢もよいものですね。

チープな幸せ?

近所のセブンイレブンで買ったスイーツです。スイーツと言うよりも、小腹が空いたときにちょっと満たすのにちょうどよいかなあ、という感じです。

まずは「ボールドーナツ」です。16個入りと書いてありますのでお腹がいっぱいになりそうですが、更に小さい文字で「ひとくちサイズ」と書いてあるように、小腹を満たすにはちょうどよいサイズです。

わが家はふだんドーナツは食べない家庭で、ダンキンにしろミスターにしろ、あたしはドーナツを買った記憶がないくらいです。ただ、これくらいのサイズなら母がおやつに食べるかなと思って買ってみたのです。

そうしたところ、案の定、母がとても気に入って、あっという間に食べ終わってしまい、また買ってこいとリクエストされました。写真のドーナツは二度目に買ってきたものになります。

そしてもう一つはワッフルです。レギュラー書品としては「もっちりとしたワッフル」があり、それは生地もクリームもとても美味しく、母もあたしもとても気に入ってるセブンのスイーツです。

ただ、ここ最近見なくなって口寂しくなっていたら、この「いちごクリーム」が登場したのです。果たして味はどうなのか、と思いつつ買ってみました。

いちごクリームは、予想どおりの味でした。いちご好きであれば気に入るのではないかと思います。でも、あたしとしては通常の「もっちりとしたワッフル」の方が好きだなあと思います。今は販売していませんが、また復活することを期待しています。

パンダが来た道、帰る道?

日本の動物園で飼育されているジャイアントパンダ、近くレンタル期限が来て中国に返還しなければならないそうです。ニュースでは日本の政治家の訪中団がパンダの再レンタル交渉をしていることを報じていますが、日中韓にはもっと大事な問題がたくさんあると思うのですが……

それはさておき、書店店頭でこんな小冊子を見つけました。国書刊行会の《アフリカ文学の愉楽》シリーズの小冊子です。昨今の海外文学は韓国文学がものすごい勢いで伸びていますが、それだけではなくいろいろな国や地域の作品も紹介されるようになってきて、海外文学ファンにとっては嬉しい悲鳴ではないでしょうか。

それにしてもちくま新書の『アフリカ哲学全史』がヒットしたり、グローバルサウスということでアフリカへの注目が集まっているのでしょうか。あたしの勤務先からも近々『アフリカの地政学』という本が刊行予定なので、やはりアフリカは要注目の地なのでしょう。

さて話は戻ってパンダ、ジャイアントパンダです。ゴールデンウィーク明けには新刊『中国パンダ旅』が刊行になります。上野のいくつかの店舗では既に先行販売が始まっていて、売行き好調なようです。

で、日本のパンダについてですが、あたし個人としては、あまりにもレンタル料が高いのであれば無理にパンダをレンタルする必要はないと考えています。また自治体の予算の問題はあるにしても、上野など大都会ではなく地方の動物園にパンダを連れてくる方が地域興しにもなると思います。

レンタル料が高い問題も、動物園の入場料やグッズ収入である程度はペイできると思いますが、施設の維持費、エサ代など日常的な経費もそれなりにかかりそうですね。だったら別のことにその予算を使うべきではないかと思います。それでも日本人はジャイアントパンダを呼びたいのでしょうかね。

今回は併売は無理です

角川新書で『天才作戦家マンシュタイン』がまもなく刊行されるそうです。マンシュタインに化する本というのはいくつか出ていると思いますが、また刊行されるということはそれだけ人気のある人物なのでしょう。

あるいは、マンシュタインにはそれだけ謎が多いということなのでしょうか。それほど昔の人ではありませんから、記録なども十分に残っていると思うのですが、ナチ崩壊の時に資料が破却されたのでしょうか。

そしてこの本は新書サイズのコンパクトなもので、日本人が書いたものですが、もちろん翻訳書もあります。まずは作品社『マンシュタイン元帥自伝』です。自伝ですから、それはそれで貴重な記録ではありますが、客観性に疑問が生じることもままあります。語られていることの真偽はきちんと見分けていかなければならないと思います。

さて、こんな新刊が出るわけですから、当然併売してもらいたい書籍がありまして、それが『ヒトラーの元帥 マンシュタイン』です。こちらは評伝になります。なんと全二巻、上下本です。

しかし残念ながら『ヒトラーの元帥 マンシュタイン』は現在品切れなのです。並べて欲しくても並べていただけません。残念ですが、こればかりは致し方ありませんね。この機会に復刊するということもありませんし……

ちなみにマンシュタインは1887年生まれ、1973年没ですので、今年が特にアニバーサリーというわけでもありません。復刊というのは何かしらきっかけがないと難しいですし、アニバーサリーだとしても日本でどれほども盛り上がるのか、予想も期待もできませんから。

2025年4月のご案内

2025年4月に送信した注文書をご案内いたします。

   

まずはいつもどおり「今月のおすすめ本」です。『新訳ベケット戯曲全集』が完結することなどもお伝えしています。続いては上演に向けてのオーデイションが始まったというだけで注文が伸び始めた『エンドゲーム』と『新しいエクスプロージョン』の二点。『エンドゲーム』は来年5月の上演だというのに既にオーディションが始まっているのですね。そして春の定番、語学辞典のご案内です。

  

続きましては映画「トワイライト・ウォリアーズ」の大ヒットを受けて『ニューエクスプレスプラス 広東語』に注文が殺到しています。映画の力、恐るべしです。そして本屋大賞が発表になり、ハン・ガン『別れを告げない』が翻訳小説部門の第二位となりましたので、改めてのご案内をしました。また新刊『ポピュリズムの仕掛人』の動きがよく、早々に重版が決まりましたので、こちらもご案内を送りました。

  

月の後半に入りまして、「今月のおすすめ本」の語学書篇です。春は重版も多いですね。そして、こちらも書評や紹介が続いて売行きが伸びている『厨房から見たロシア』、そしてこちらは5刷まで行っている『陽だまりの昭和』のご案内でした。

書店を回っていて見かけたものたち

ここ最近の書店回りで見かけたものを少々ご紹介します。

まずはアカデミア港北店。この書店は入ってすぐのところから何本か、新刊や注目書籍を並べた棚が並んでいます。文芸や人文、社会というジャンルごとに棚が並んでいます。

そんな棚の一つ、社会、政治ジャンルの書籍が並んでいる棚に、あたしの勤務先の刊行物を見つけましたので写真に収めました。こうして見ますと、多謝からも似たようなテーマ、近しいテーマの書籍がたくさん出ているものですね。とても参考になります。

続いては啓文堂書店仙川店。

ここでは創業110周年フェアが開催中です。今回のフェアのセットはそれほど大きなものではありませんので、これくらいのスペースでも開催可能です。と言うよりも、カなりゆったりと並べていただいております。ぎゅっとコンパクトにまとめてしまえば、更に小さなスペースでも開催可能ですが、あまり小さくしてしまうと、フェアをやっている感がなくなってしまうかも知れませんね。難しいところです。

他にも独自の選書だったり、もっとアイテム数を多くしたりした、オリジナルのフェアを開催している書店もあります。勤務先の公式SNSで随時発信していますので、是非ご覧ください。