本日、見本出しです。(9月17日配本予定)
カテゴリーアーカイブ: 営業部だより
今日の配本(24/09/09)
思い出されることを思い出されるままに
映画監督ラナ・ゴゴベリゼ自伝
ラナ・ゴゴベリゼ 著/児島康宏 訳
90歳を超えてなお新作を発表し、ジョージアでもっとも重要な映画監督のひとりであり続けているラナ・ゴゴベリゼ──その彼女が自らの来し方を「思い出されるままに」綴った文学的メモワール。母ヌツァが流刑先での経験を綴った短篇小説を併録。
ガイブンを読む醍醐味かしら?
知っている人、面識のある方がメディアに登場すると不思議な気分です。本日はこちら。
朝日新聞の別刷beに、韓国文学の翻訳で著名な斎藤真理子さんが登場しています。写真には斎藤さんが手掛けた数々の韓国文学が並んでいます。
あたしもこれらのうち何冊かは読んでいます。斎藤さんの訳文は読みやすく、グイグイ引き込まれます。翻訳だけなく、作品を選ぶ才能にも優れているのでしょう。斎藤さんの翻訳作品はハズレがありませんから。
その別刷をめくるとインタビューも載っています。その中にあたしの勤務先から出ている『別れを告げない』の名前も登場します。
済州島事件を背景とした作品です。詳しいことは知らなくとも、光州事件という名称を知っている日本人は多いと思います。しかし、済州島事件となると、その名称すら知らない日本人がほとんどだと思います。かく言う、あたしがその一人でした。
でも歴史を描いているだけでなく、それを踏まえて今を生きる人たちが描かれている、今を生きる人たちがしっかりと歴史と向き合っている、そんな作品が韓国文学には多いように感じられます。もちろん『カステラ』のように、そういう堅苦しいこと抜きで楽しく読める作品も多いですが、その国の歴史や文化、人々の暮らしや思いを知ることができるのが海外文学を読む醍醐味ですね。
近刊情報(24/09/05)
H・ブストス=ドメック
12日が配本予定ですから、その週末には書店店頭に並び始めるでしょうか。はい、白水Uブックスの新刊『ドン・イシドロ・パロディ 六つの難事件』のことです。
本書の装丁はこんな感じです。ちょっと怖い感じがしますかね。それがまたよいのだと思います。
本書は2000年に岩波書店から刊行されたものを、このたび白水Uブックスとして復活させたものです。岩波書店版をお持ちの方も本書の「追記」に次のように欠かれているのを読むと、Uブックス版も手に入れたくなるのではないでしょうか。曰く
せっかくの機会だからと思い、もう一度訳文と原文を突き合わせて手を入れることにしたが、結果的にはかなり手直しをすることになった。
訳者自身による新訳と呼んでもよいのではないでしょうか。
ちなみに、ダイアリーのタイトルである「H・ブストス=ドメック」とは、扉裏に書いてくれていますが、1942年に原書が刊行されたときに著者二人の合作者としてのペンネームで発表されたそうで、そのペンネームです。
近刊情報(24/09/04)
続編が出ていたのですね
朝日新聞に時々「GLOBE」という別刷りが挟まれていることがあります。今日の朝日新聞にそれが挟まっていました。
GLOBE全体の特集はひとまずおくとして、あたしが密かに楽しみにしている記事に世界のベストセラーのランキングがありまして、今朝は「英国のベストセラー」でした。紹介しているのは、あたしの勤務先でいくつもの翻訳を刊行している園部哲さんです。
その英国のランキングの第三位に『Long Island』という作品がリンクインしています。記事に載っている画像も同書のものですね。
コルム・トビーン『ブルックリン』の続編。25年後のアイリーシュに訪れた危機。
という簡単な紹介文が付いています。この『ブルックリン』は、あたしの勤務先から刊行した小説です。現在は品切れになっているのですが、映画化もされた作品で、チャンスがあれば復刊したいなあと個人的に思っている作品の一つです。
『ブルックリン』はウェブサイトにも「1950年代前半、アイルランドの田舎から大都会ブルックリンへ移民した少女の感動と成長の物語」とあるように、都会へ出て来た少女の成長物語です。春先に「新生活フェア」などを企画した書店員さんから、是非とも本書を復刊してほしいとリクエストされたこともある一冊です。確かに、新しい生活をスタートする春に読みたくなる本です。
ちなみに、この続編、日本では翻訳出版の話は進んでいるのでしょうか。新潮クレストブックスあたりで出版されそうな気はしますが、どうなのでしょう。あたしの勤務先、編集部は既に動いているのかしら?
近刊情報(24/09/02)
2024年8月のご案内
2024年8月に送信した注文書をご案内いたします。
今月も最初は「今月のおすすめ本」です。続いては、1万部を突破して4刷りに入った『わヵらない』です。さらに朝日新聞の書評効果で重版が決まった『左利きの歴史』です。書評も出ていますが、国際情勢ものの新刊『ワイルドランド』『独裁が生まれた日』がじわじわと売上を伸ばしています。
刊行後早々に在庫が少なくなっていましたが、遂に重版が決まった『カフカふかふか』も同報ファクスを送信しました。さらに著者インタビューなど紹介がいまだに続いていてロングセーラとなっている『別れを告げない』も改めてご案内しました。月の後半にはいつもの「今月のおすすめ本[語学書篇]」のご案内、そしてこちらも売り上げ好調で二回目の重版が決定した『偶偶放浪記』です。







