時間と自由
ベルクソン 著/平井啓之 訳
時間を、時計のような区切られた点の集まりではなく、意識の内的持続の中に見る。ノーベル文学賞受賞哲学者の代表作。
「王様のブランチ」のBOOKコーナーを見ていたら、ヨルシカの『二人称』が売れていると紹介されていました。あたしはそもそもヨルシカって何だかよくわかっていないくらい情報不足なのですが、歌手でよいのでしょうか。いまならアーチストと呼ぶべきなのでしょうか。それで合っていますか?
それはともかく、この『二人称』は書簡体小説なのだそうです。いや、サイトでは「書簡型小説」と書かれています。手紙だけで構成されている小説なのでしょう。
そんな書簡体小説で思い出されるのが、森見登美彦『恋文の技術』です。少し前に新版として文庫になりましたよね。あたしが架蔵しているのは文庫ではなく単行本です。それも初版の第一刷です。その当時の森見さんは女子書店員さんに大人気の作家でした。今ももちろん人気なのでしょうけど、当時の支持され具合はすごいものでしたね。
書簡体小説は決して珍しいものではなく、多くの作品があるのだと思います。あたしはそれほど小説や文学を読んできた人間ではないので、すぐに作品名を挙げることはできませんが、好きな方ならいくつも作品が上がることでしょう。
とはいえ、あたしも少ない経験ながらもう一つ挙げるとしたら、『危険な関係』です。フランスのラクロの作品です。邦訳はあたしの勤務先からも出ていますし、他にも邦訳があります。
もちろん何度も映画化されています。未見ですが、中国のチャン・ツィイーが主演した作品もありましたね。こちらの作品も、もちろん手紙だけで構成されているのですが、とても面白く読みました。なかなかの長編ですが、どんどん読んでしまうほど引き込まれました。
さて、こんな書簡体小説、『二人称』が売れているのであれば、いろいろと集めてフェアなどできないものでしょうかね。ヨルシカと森見登美彦、ラクロが並んでいるなんて、なかなか面白い風景ではないでしょうか。
横浜と言えば、横浜ベイスターズでしょうか。以前は桜木町から関内あたりが横浜の中心街と言いますか、賑やかなエリアだったのでしょうか。いまではやはり横浜駅周辺が一番の賑わいのようですが……
そんな横浜の関内駅前に新しい商業施設ができました。正式なオープンは19日のようですが、本日はプレオープンということで行って来ました。
それが右の画像。BASEGATE横浜関内(ベースゲート横浜関内)です。JRの関内駅の目の前にあります。お隣は横浜スタジアム、その先は横浜中華街という立地です。
そんな真新しい商業施設に、どうしてあたしが出かけて行ったのか? それはその施設の中に本屋が新しくオープンしたからです。それが左の画像、そうです、神奈川県を地盤とする書店チェーン、有隣堂です。
今日は、この有隣堂新店のプレオープン、内覧会ということで、ご挨拶かたがた出かけて行ったのです。もちろん、その前に駅の反対側、有隣堂の伊勢佐木町本店にも立ち寄ってからの訪問です。
ところで、このベースゲート。音だけを聞いていると、横浜ベースターズと何か関係があるのかと思いそうですが、球団は「横浜DeNAベイスターズ」、ベイスターズは港のベイと星のスターの合成語です。一方の商業施設はベースとゲートの複合語、ベイスターズとは関係ないようです。
とはいえ、スタジアムがすぐ隣ですから全く無関係というわけでもないようで、右の画像のように球団の公式ショップ「BAYSTORE」が入っています。案外、ベイスターズを意識してベースゲートという名前を付けたのかもしれませんね。
それはそうと、有隣堂のプレオープン、たくさんの出版関係者が来ていて、とても賑わっていました。あたしの勤務先の本も予想以上に置いてくれていました。落ち着いたころにまた訪ねてみようと思います。
このところ、書店営業に回っていると、みすず書房の創立80周年フェアをよく見かけます。先日もくまざわ書店横須賀店で開催中のフェアをこのダイアリーに書きました。
まずは東海道線を下り、川﨑、横浜、大船を越え、茅ヶ崎駅前の長谷川書店です。入り口を入ってすぐ、レジ前のフェアコーナーで展開していました。
たぶん、この場所は同店の一等地です。ここでフェアを開催できるなんて、さすが、みすず書房ですね。
続いては、路線も変わって田園都市線。南武線との乗換駅、溝ノ口を降りたところにある文教堂溝ノ口本店です。
こちらは一階から二階へ上がる階段の壁、ちょうどに階へ上りきったところの壁棚で開催中でした。ここのみすずフェアでは陳列の一番下に、読者プレゼントの読書ノートの見本が置かれていました。同社のサイトで表紙だけは目にしていましたが、実物をこんなところで見られるとは、幸せな気分になりました。
と、他社のフェアの宣伝ばかりしていたのでは営業部員失格ですね。少しは自分の勤務先のこともご紹介しなければ……
というわけで、同じ文教堂溝ノ口本店の一階。いろいろなフェアが開催されているコーナーの中に見覚えのある本が並んでいました。右の写真をご覧になって、おわかりになりますでしょうか。
はい、哲学・思想の新シリーズ《思想の地平線》です。お店独自の看板まで作っていただいて、展開していただいております。ありがたいことです。
書籍それぞれに付いているポップも、こちらで用意したものではなく、お店で手作りされたもののようです。ここまでやっていただけるなんて、この《思想の地平線》ももって瞑すべしではないでしょうか。
大喜祐太 著
時代・国境を越えて愛され続ける「ハイジ」。日本ではアニメの印象が強い本作ですが、1880年にスイス人作家ヨハンナ・シュピーリが発表した原作を読むことで、「アルプスの少女」像を超えたハイジの姿を見出すことができます。今回の対訳では二巻からなる原作より、印象的な70場面を精選して収録しました。本文の内容・スイスドイツ語を深掘りする「読解のポイント」や、作品の背景をより理解するためのコラムも充実。各ドイツ語テクストにはスイス式標準ドイツ語による音声付き。
スティーヴ・クロウショー 著/三浦元博 訳
プーチンやネタニヤフがハーグの国際刑事裁判所の法廷に立つ日はくるのだろうか? 〈ヒューマン・ライツ・ウォッチ〉〈アムネスティ・インターナショナル〉などで指導的役割を務めた人権活動家、ジャーナリストが、現場取材で数多の関係者の声に耳を傾けて執筆した、渾身のノンフィクション。
黒田龍之助 著
ロシア語で使うキリル文字は全部で33文字。英語などで使うラテン文字と形も音もほとんど変わらないものもある一方、勉強しないと読めない文字もそこそこあります。この入門書は全20課構成で、それぞれの課には短い会話スキットがあり、ゆっくりとロシア語の基礎が学習できます。各課のスキットには共通する点がひとつあります。主人公の「つばさ」君が必ず登場すること。最初はこの名前を読むのでさえ時間がかかりますが、繰り返すことでロシア語の世界がぐっと身近になってきます。
石井哲士朗、三井レナータ、阿部優子 著
ポーランド語はスラヴ語派のひとつで、話し手が、自分自身の性はもちろん、聞き手や第三者の性を常に意識しながら、動詞や名詞・形容詞の語尾を区別する言語です。難しく感じられるかもしれませんが、この特徴こそがポーランド語のおもしろさであり、学習の醍醐味です。文字と発音から始め、スキットと練習問題で〈会話+文法〉を同時に学んでいきましょう。パーティやカードに使える簡単な挨拶も用意しました。最後には少し長めの文も読んでみましょう。
書店でこんなフェアをやっているのを見かけました。
みすず書房の創立80周年フェアです。見覚えのある書籍が並んでいます。さすがみすず書房というラインナップです。
戦後に創業した出版社多いらしく、この時季に80周年を迎える会社がいくつもあるという話を聞きました。みすず書房以外で80周年を迎える出版社にどんなところがあるのか、勉強不足であたしはよく知りませんが、そんなことのようです。
それにしても、カメラ(スマホ)はきちんと構えて撮らないなりませんね。この写真、慌てて撮ったわけではありませんが、どうしてこんなにもピントが合っていないのでしょう。かといって背景にフォーカスしているわけでもなさそうで、単純にあたしの技量の問題なのでしょう。
そんな水須書房の周年フェアですが、書籍を購入した方へのプレゼントがあるようです。応募者全員プレゼント、通称全プレではありませんが、500名というのは、なかなか狭き門ではないでしょうか。あたしなどは、とても当たる気がしません。って、その前に本を買えって話ですが……
ちなみに、プレゼントは「Misuzu 読書ノート」だそうです。どんなノートなのか、みすず書房のウェブサイトに写真が載っていますが、ノートと言うよりは日記帳のような雰囲気ですね。