こんなところに登場しているとは!

どれくらいの方が見たのかわかりませんが、先週木曜日の晩にNHKで放送された「完全なる問題作」に『キャッチャー・イン・ザ・ライ』が取り上げられまして、大木に反響を呼んでいます。注文がかなり殺到しています。

とても嬉しい悲鳴ですが、この番組は今回から始まったもので、次回が軼放送されるのか、取り上げられる問題作は何なのか、いまのところ全く明らかになっておりません。

それはさておき、『キャッチャー・イン・ザ・ライ』、年配の方には『ライ麦畑でつかまえて』の方が馴染みのある名称だと思いますが、ありがたいことに、この本はずーっと売れていますね。

そんなことを思っていたら、土曜の深夜に放送されているドラマ「セレブ男子は手に負えません」(テレビ朝日系)が先週最終回を迎えました。どんなドラマ化ということはおいておきまして、最終回に主要登場人物の一人、井手上漠が演じるモデルのルカがソファーに座って本を読んでいるシーンがありました。

上に引用したのは、同ドラマの監督さんのX(旧Twitter)ですが、そこに種明かしが書いてあります。「題名がわかるところをカットせざる負えなかった」とありますが、背の部分も表紙も映っていましたから、よく見れば『ライ麦畑でつかまえて』だとわかったはずです。

手にしていたのは、Uブックス版ですが、表紙カバーにイラストがある、ずいぶん前の版になります。ちょっと懐かしかったです。

ちなみに、このシーンは、ちょっと切ないシーンでもあります。

ブルーライトと言ったら……

つい最近知った言葉に「ブルーライト文芸」というのがあります。人気ドラマ「不適切にもほどがある」ではありませんが、「ブルーライト」と言ったら「ブルーライトヨコハマ」だと思ってしまうのは昭和世代の性でしょうか。

それはさておき、最近、こんな記事を読んだのです。「「青い」キラキラした、エモいイラストが表紙になっている文芸作品のこと」とあります。それで思い出したのが、あたしの勤務先から刊行した最近の文芸書です。

画像をご覧ください。青っぽいと思いませんか。まあ、百歩譲って青っぽいは認めるとしても、「キラキラした」「エモいイラスト」かと問われると、ちょっと首をかしげてしまうかも知れません。そこはご寛恕いただければと思います。また同記事には内容に関しても

ブルーライト文芸には典型的な話のパターンがあります。ヒロイン(や恋人、想い人)と出会い、最後に消失するということです。また、最近の作品ではそこまで露骨ではありませんが、『田舎』や『郊外』の『夏』を舞台にしがちであるという共通点もありました

とありますが、『房思琪の初恋の楽園』などはイイ線いっているのではないでしょうか。

今日の配本(24/03/19)

カフカふかふか
とっておきの名場面集

下薗りさ、木田綾子 編

魅力的なキャラがいっぱい登場し、出だしも面白い。描かれる世界は謎だらけ。そんなカフカ作品のふかふかエッセンスがこの一冊に。