本日、見本出しです。(4月3日配本予定)
カテゴリーアーカイブ: 営業部だより
今日の配本(23/03/27)

ドイツ語A1/A2単語集
三ッ木道夫、中野英莉子 著
全世界共通の語学力評価基準にのっとった初級ドイツ語単語集。略語、家族などの必須実用語彙とABC順の実践単語をもとに、日常生活に必要な基本語彙が効率的に身につきます。初級完成に向けて、確実に覚えておきたい語彙を厳選。A1/A2レベルで必要な語彙を覚えると、自己紹介や買い物、仕事、身近なことについて短い簡単な表現で相手に伝えることができます。全見出し語に例文を用意しましたので、単語の使い方や応用も自在。巻末には、ドイツ語の前置詞がイメージできるイラスト付き。

ドイツ語B1単語集
三ッ木道夫、中野英莉子 著
全世界共通の語学力評価基準にのっとった中級ドイツ語単語集。ドイツ語圏の政治機構などの必須実用語彙とABC順の実践単語をもとに、日常生活で自分の意見を的確に伝え、文書やアナウンスをしっかり理解するのに必要な語彙が効率的に身につきます。中級を目指すための一冊。B1レベルで必要な語彙を覚えると、日常生活のさまざまな状況において自分の考えを発信でき、より自立的なコミュニケーションが可能になります。全見出し語に例文を用意。巻末には前置詞付き動詞表現100を掲載。
本は安すぎるのでしょうか?
今朝の朝日新聞にこんな記事が載っていました。文庫本をはじめとした本の価格が上がっているということです。
これは事実です。いろいろ物の値段が上がっているのは周知の事実ですが、出版界も例外ではありません。わかりやすいところでは、紙の値段が上がっているので、本の値段も上げざるを得ません。
これまで安いと思われてきた文庫ですと、値上がりは特に目立つのでしょう。文庫に隠れているわけではありませんが、新書もかなり値上がっていますし、もちろん単行本も同様です。
記事では、ある編集者の話として「ソフトカバーにすれば紙代と製本代を抑えられ、100~150円は本体価格が下がる」とありますが、価格を下げることばかり考えていると利益が確保できなくなるので、それはそれで問題です。とはいえ、高くなりすぎると売れなくなりますし……
ただ、1000円前後の本であれば100円の違いは大きいでしょうが、3000円以上になったら100円や200円の違いなどあってなきがごとくだと思います。そこで無理に安くする必要はあるのだろうか、という気もします。本はそもそも安すぎる、というのは以前から聞かれたセリフです。確かにあたしもそう思っていました。
この一冊でどれだけの時間楽しめるのか、と考えたら、映画館で映画を見るのに比べて時間あたりではとても安い娯楽ではないかと思っていました。しかし記事の中にあった「1冊800円の文庫本を買うなら月額2千円で見放題の動画配信サービスの方にお金を使いたいと考える消費者がいてもおかしくない」という意見はちょっとショックです。確かに一定料金で見放題、読み放題のサブスクが広まると、物質としての本は、装丁も含めてそれを所有したいというところに訴えていかなければ生き残れないのでしょうか?
ひと段落
若干の愚痴モードですが、今週は新刊の見本出しが続きました。毎月のことですが、月末に刊行が集中しています。月末配本は避けるようにしたいのですが、やはりその月の売上金額を考えると、翌月に回すよりも、なんとかその月の内に出そう、という風になりがちで、毎月毎月、7割から8割の新刊は月末に刊行されています。
ジャンルもそうですが、ひと月のうちでもう少しバランスよく刊行したいところですが、なかなかうまくいきませんね。
そういうわけで、先週から今週にかけて、そのピークに達していました。15日、16日、17日、20日、22日、23日と見本出しがありました。これらが今週の後半から来週にかけて順次配本になります。
今月は取次も決算月のため月末は大量の荷物が予想されますが。せっかく新刊を出しても、その大量の荷物の中に埋もれてしまいそうで……。
今日の配本(23/03/24)

古代ローマ人は皇帝の夢を見たか
アルテミドロス『夢判断の書』を読む
ピーター・トーネマン 著/藤井崇 監修/藤井千絵 訳
アルテミドロスは、2世紀末~3世紀初めのローマ帝国を生きた小アジア出身のギリシア人で、5巻からなる『夢判断の書』を著した。これは、古典古代の夢と夢判断の実態を伝える、唯一現存する書物で、フロイトやフーコーが大きな関心を寄せた。本書は、これを同時代の社会、文化、宗教に位置づけながら、当時の人々の希望と不安、またその前提となった価値観――身体と自然の捉え方、ジェンダー観、宗教、そして、首都ローマから遠く離れたギリシア文化圏の都市の住民にとって、帝国とは何だったのか――を読み解く。

ルネ・ジラール
クリスティーヌ・オルスィニ 著/末永絵里子 訳
ミシェル・セールをして「人文科学分野のダーウィン」と言わしめたルネ・ジラール。彼の初期の作品の評判は振るわなかったにもかかわらず、セールはダーウィンの進化論とジラールの模倣論の間に類似関係をみてとり、いち早くジラールの学説を評価している。本書は、ルネ・ジラールが練り上げた思想を辿り、その展開の必然性を説く。セルバンテス、フローベール、スタンダール、プルースト、ドストエフスキーらの作品に、欲望の三角形を見てとる「欲望論」、ギリシア悲劇やシェイクスピアの作品などから、贄のメカニズムや身代わりの犠牲者を解く「供犠論」、そして贄のメカニズムに終止符を打ち、模倣全体のメカニズムを暴きだす「聖書論」。23歳でアメリカに渡り、文学教師として大学を転々としながらも独自の思想を展開した暴力と宗教的なものの人類学者に迫る。
近刊情報(23/03/23)
今日の配本(23/03/23)

井上哲次郎と「国体」の光芒
官学の覇権と〈反官〉アカデミズム
杉山亮 著
加藤弘之が創り上げ、井上哲次郎に継承された官学アカデミズムは、煩悶青年が社会問題化した日露戦後、生命主義に傾倒していく。しかし、国体論に「無意識」を取り入れる試みは、東京帝大の心理学者、福来友吉の念写実験が巻き起こした社会的混乱によって絶たれ、官学アカデミズムは歴史へと回帰することになる。他方、大正デモクラシーの潮流のなかで国体を語る裾野は広がっていく。あとの時代から見ると、「国体」と聞くだけで、狂信的な雰囲気が漂うが、そこには「国体論的公共性」とも呼ばれる広範な討議空間もあった。暴力に覆われる前の思想空間を辿り直す稀有な試み。