今日の配本(24/04/27)

プーチン(上)
生誕から大統領就任まで

フィリップ・ショート 著/山形浩生、守岡桜 訳

プーチンの幼少年・青年期以来の個人的な資質、その後の経歴から得た歴史観、社会観、手法、西側との関係性を丹念に追いかけ、詳述する。彼自身の言動や各種情報源を無批判に羅列するのではなく、同じ内容に関する彼の発言の変化をとらえた上で比較考察し、さらにその変化そのものから背後にある真相を把握するという、きわめて周到な分析を試みている。これが、本書の記述の信頼性を増し、本格的な伝記たる所以だ。

今日の配本(23/04/26)

議員の両性同数
パリテの現在地

レジャーヌ・セナック 著/斎藤かぐみ 訳

「同等の、同様な」を意味するラテン語「パリタス」に由来する「パリテ」。この言葉は、数学や物理、経済学、社会学などの分野で、二者の相似を意味する語として使われている。本書は、この「パリテ」という言葉が、フランスで公職への両性の平等な参入に向けた新しい概念として現れた背景を探る。

今日の配本(23/04/24)

過去を売る男

ジョゼ・エドゥアルド・アグアルーザ 著/木下眞穂 訳

語り手は一匹のヤモリ。アンゴラの首都ルアンダで、フェリックス・ヴェントゥーラの家に棲みつき、彼の生活を観察している。ボルヘス、カフカ、ペソーアを彷彿とさせながら、アンゴラの非情な内戦が残した深い傷痕を、軽妙かつ詩的でミステリアスに綴る。25の言語に翻訳、2007年度インディペンデント紙外国文学賞受賞作。

もしかしてお揃い?

仕事柄、NHKの語学講座のウェブサイトは時々見たりします。つい先日たまたまフランス語講座「旅するためのフランス語」のサイトを見たときに気づきました。

こちらは、この番組の監修を担当している、早稲田大学の松川雄哉さんの写真です。同番組のサイトに載っている写真です。

別に仕事上知っている方だ、というのではありませんし、仕事以外での知り合いだ、というわけでもありません。あたしが気になったのは、この松川さんではなく、松川さんがきているブラウスの方です。

見ていただければわかると思いますが、動かない鳥として有名なハシビロコウです。そういえば、あたしの勤務先からは、ハシビロコウがキャラクターになっている『みんなの疑問に答える つぶやきのフランス語文法』『1日5題文法ドリル つぶやきのフランス語』というフランス語の学習参考書を刊行していました。フランス語とハシビロコウというのは何かしら縁があるのでしょうか?

それはともかく、左の写真をご覧ください。

こちらは営業回りをしている、或る日のあたしです。あたしが着用しているのもハシビロコウのブラウスです。色違いで、同じブラウスですよね? なんか不思議な縁を感じます。

この数年、ハシビロコウが好きな方というのが増えているのは知っていましたが、まさかこんなところで遭遇することになろうとは! あっ、もちろん面識はありませんし、お目にかかる予定もないのですが(汗)。

ちなみに、あたしは、嫌いではないですが、別に取り立ててハシビロコウが好きなわけではありませんが、この松川さんはどうなのでしょう。このブラウスは自前なのでしょうか、それともNHKが用意した衣装なのでしょうか? ちょっと気になります。

今日の配本(23/04/19)

カムイユカㇻを聞いてアイヌ語を学ぶ[新装版]

中川裕、中本ムツ子 著

アイヌ語の初級を学んだ学習者が、口承文芸を題材に次のステップに進むための教材です。2014年に改題復刊し、このたび新装版となりました。第Ⅰ部では、なぞなぞや鳥の鳴きまね、遊び歌やウポポなど様々なテキストが取り上げられ、第Ⅱ部ではカムイユカㇻの作品の一つを丸々覚えながら文法を深めていきます。現在は故人となった著者のお一人の中本ムツ子さんと実妹の住山頼子さんが録音した貴重な音源を、ダウンロード方式でスマホなどで手軽に聞くことが出来ます。

重なりがち?

あたしの勤務先の『インド外交の流儀』がお陰様で好調です。ウクライナ侵攻をめぐるロシアと西側の角逐において、インドの立ち位置が注目されていることもその一因だと思います。

そして同書の訳者、笠井亮平さんの著書『第三の大国 インドの思考』が文春新書から発売されました。新書なので、手軽に手に取ってもらえそうですね。副題は「激突する「一帯一路」と「インド太平洋」」なので、昨今の国際情勢におけるインドの立場がメインの書籍のようですね。

そんな思いを抱きながら新書のコーナーを眺めていたら、こんな本が目に留まりました。中公新書ラクレの『インドの正体』です。こちらのサブタイトルは「「未来の大国」の虚と実」です。まだまだインドってどんな国なのかつかみづらい、と思っている方への一冊なのでしょうか。

いずれにせよ、新書の新刊でインドに関する本が二冊も出ているなんて、インドに対する注目度の高まりが感じられます。ただ、新書というのは時勢とは無関係の学術的なものも数多く出ていますが、どちらかと言えば、いま世間で関心を持たれているものがスピーディーに刊行されるイメージです。

ということなのでしょうか、『ポストイクメンの男性育児』と『「イクメン」を疑え!』という二冊が並んでいるのも目に留まりました。キーワードは「イクメン」ですね。

「イクメン」という言葉は、既に定着していると思いますので、単にイクメンの本であるならば「いまさら」感が出てしまったと思います。ただ、この両書はそこから一歩進めて、「疑え」とか「ポストイクメン」といった、次のステップへ進んでいるような著作のようです。あたしのように、結婚すら無理そうな人間には育児など夢のまた夢ではありますが、ちょっと気になります。