営業回りの書店の店頭でこんな冊子が置かれていたので、いただいてきました。「第一回 10代がえらぶ海外文学大賞」の冊子です。
第一回とあるように今年初めて行なわれた文学賞だそうです。2024年に刊行された、10代が主人公の海外文学が大賞なのだそうです。
そう言われてしまうと、あたしの勤務先の作品は10代が主人公の作品、最近は少ないですね。残念ながら、この冊子に載っている22作品に、あたしの勤務先の刊行物は含まれていませんでした。
『スモモの木の啓示』は主人公の少女は10代ですが、2022年刊行の作品です。『房思琪の初恋の楽園』は2024年刊ですが、実は親本の刊行が2019年なので対象にはならずでした。いま売れている『本と歩く人』の主人公の一人は9歳の女の子ですが、2025年の刊行ですから、やはりダメですね。
『歩き娘』は対象内だったかもしれませんが、10代が読むには重い内容だったでしょうか。こうして見ると、なかなかピタッとくるものがないものですね。来年に乞うご期待です。