今日の配本(23/06/29)

文化メディアシオン
作品と公衆を仲介するもの

ブリュノ・ナッシム・アブドラ、フランソワ・メレス 著/波多野宏之 訳

美術館、博物館、歴史的建造物の展示パネルやオーディオガイド、劇場での字幕解説やワークショップといった活動は、文化メディアシオンと呼ばれる。こうした活動は多岐にわたるが、その目的は、多くの人に文化に触れてもらうことにある。本書は、メディアシオンの概念、歴史、組織、財政問題、職業養成のほか、具体的な仕事内容や事例などを盛り込む。ソルボンヌ・ヌヴェル(パリ第三大学)で教鞭を執る二人の著者による待望の一冊。

歌詞のサウンドテクスチャー
うたをめぐる音声詞学論考

木石岳 著

宇多田ヒカル、椎名林檎、King Gnu、Kohh、米津玄師、藤井風……ポップスの歌詞を楽しむための音響論的転回! 音声詞学の入門書。

今日の配本(23/06/27)

イノベーション
世界を変える発想を創りだす

マーク・ドジソン、デビッド・ガン 著/島添順子 訳

電灯、車、電話、自動車、冷蔵庫……世界はなぜ、これほど大きく変わったのか? 社会を変えてきたイノベーションの歴史の実像。

今日の配本(23/06/23)

トランペット

ウォルター・デ・ラ・メア 著/和爾桃子 訳

深夜の教会に忍び込む少年たち、三百五十年の歳月を生きる老女。人生の苦味や儚さを精緻な筆で描く傑作選。エドワード・ゴーリー挿絵。

ヒンディー語文法ハンドブック[新装版]

岡口典雄、岡口良子 著

インドの主要言語ヒンディー語。その基本文法を整理し解説し、文章体から口語まで多様な生きた用例が満載の、学習者必携の文法便覧。

今日の配本(23/06/15)

裏切りの王国
ルポ・英国のナショナリズム

服部正法 著

ブレグジットの混乱で見えてきたナショナリズムのうねりを、多方面にわたるインタビューと精緻な歴史検証で描いた渾身のルポ。

今日の配本(23/06/09)

白水社ポーランド語辞典[新装版]

木村彰一、工藤幸雄、吉上昭三、小原雅俊、塚本桂子、石井哲士朗、関口時正 編

日本のポーランド学の第一人者たちによる辞典を、学習者からの要望にお応えしてついに復刊! 刊行から40年以上が経過しているため、固有名詞などの古さはあるものの、基本語についての記述は今も古びていません。見出し約22000語はすべて読みガナ付、重要基本語は用例付で、初級者でも使いやすいシンプルな作りです。語形変化のパターンが番号で明示されているので、中級以上の学習者にも役立ちます。巻末に日本語から引ける「和ポ語彙」約3300語、「語形変化表」あり。

いまだ人生を語らず

四方田犬彦 著

エッセイ集『人、中年に到る』刊行から13年、「歳を取ろうとしているわたしは、はたして聡明になったのだろうか、幸福になったのだろうか」。映画、文学、漫画、演劇、料理など各分野を網羅する著述家による、書下ろし作品。

今日の配本(23/06/02)

今日からタイ語![新版]

岡本麻里 著

カタカナ&イラストで気軽に始めようタイ語は文字が難しそう? それならまずはタイ文字抜きで、カタカナから気軽に始めましょう。たくさんのイラストとシンプルな説明で、文法の本はちょっと苦手という人も大丈夫。タイで暮らす著者が「こう覚えればカンタン」なタイ語を伝授します。基本の短い文から少しずつ無理なく表現を広げていきましょう。さらに学びたい方には「もっとタイ語」のコーナーもお役に立ちます。音声は無料ダウンロード。タイ語を始めたその日から、さっそく話してみたくなりますよ。

今日の配本(23/05/31)

終わりのない日々

セバスチャン・バリー 著/木原善彦 訳

語り手は、十九世紀半ばの大飢饉に陥ったアイルランドで家族を失い、命からがらアメリカ大陸に渡ってきたトマス・マクナルティ。頼るもののない広大な国でトマスを孤独から救ったのは、同じ年頃の宿無しの少年ジョン・コールだった。美しい顔立ちに幼さの残る二人は、ミズーリ州の鉱山町にある酒場で、女装をして鉱夫たちのダンスの相手をする仕事を見つける。初めてドレスに身を包んだとき、トマスは生まれ変わったような不思議な解放感を覚える。やがて体つきが男っぽくなると、二人は食いっぱぐれのない軍隊に入り、先住民との戦いや南北戦争をともに戦っていく――。

プーチン(下)
テロから戦争の混迷まで

フィリップ・ショート 著/山形浩生、守岡桜 訳

本書は、「世界が対峙している男」、ロシア大統領ウラジーミル・プーチンの生誕から、ウクライナ戦争に至る現在までの70年を網羅した、圧巻の伝記だ。8年がかりの調査取材によって執筆された本書は、読みやすさと充実のボリューム、高い精度の分析を兼ね備え、類書の追随を許さない。まさに「プーチンの真実」に迫る必読の書。

今日の配本(23/05/30)

ポスト新自由主義と「国家」の再生
左派が主権を取り戻すとき

ウィリアム・ミッチェル、トマス・ファシ 著/中山智香子、鈴木正徳 訳

左派の退潮が言われて久しい。世界中が新自由主義に覆われ、格差や貧困がクローズアップされたにもかかわらず、左派への支持は広がらなかった。いや、むしろ左派への風当たりはより強くなったと言えるかもしれない。一方、右派や極右はますます支持基盤を拡大しているように見える。左派退潮の分岐点はどこにあったのか? 左派を再興することは果たして可能なのか? 「左派を再び偉大に」することを狙う本書は、この問いに正面から答える。

幸福なモスクワ

アンドレイ・プラトーノフ 著/池田嘉郎 訳

プラトーノフが一九三三年から三六年にかけて執筆した長篇『幸福なモスクワ』。この「モスクワ」とは、当時、スターリン体制下で社会主義国家の首都として変貌を遂げつつあった都市モスクワと、そこから名前をとった主人公モスクワ・チェスノワをあらわす。彼女は、革命とともに育った孤児であり、美しいパラシュート士へと成長していく。来たるべき共産主義=都市モスクワを具現化するような、大胆で華やかな女性として活躍するモスクワ・チェスノワだが、思わぬアクシデントによってその嘱望された前途は絶たれる。だが、彼女の新たな人生と物語とが始まるのはむしろそこからだ。

ポーランドの人

J.M.クッツェー 著/くぼたのぞみ 訳

ショパン弾きの老ピアニストが旅先で出会ったベアトリスに一目惚れ、駆け落ちしようと迫るが…。究極の「男と女」を描くクッツェー最新作!