今日の配本(23/04/12)

中級を目指す
60トピックで鍛えるフランス語リスニング

フローラン・ジレル・ボニニ 著

短文やゆっくりの音声なら聞き取れても、少し長い文章だったり少し速く読まれた音声だと、耳がついていけないということはありませんか。多聴にも最適な、フランスの文化や社会を知るエッセイ60編を素材に、自然な速さでの音声を聞き取る力を身につけます。最初にエッセイに登場する語彙をチェック、正誤問題で内容を確認します。最後にやっかいなリエゾン、アンシェヌマンが起きる箇所を記した音声のスクリプトを見ながら、理解を深めます。

今日の配本(23/04/03)

アントンが飛ばした鳩
ホロコーストをめぐる30の物語

バーナード・ゴットフリード 著/柴田元幸、広岡杏子 訳

ポーランドでの平穏な子供時代から死と隣り合わせのナチス支配下の日々、悲喜交々の戦後を、写真家の精緻な目で綴る記録文学の傑作。

今日の配本(23/03/30)

独裁者の料理人
厨房から覗いた政権の舞台裏と食卓

ヴィトルト・シャブウォフスキ 著/芝田文乃 訳

歴史の重要な瞬間に彼らは何を目にしたか? 20世紀の独裁者5人に仕えた料理人たちの悲喜こもごもの人生。2021年度〈グルマン世界料理本賞〉受賞作。本書に登場する独裁者はサダム・フセイン(イラク)、イディ・アミン(ウガンダ)、エンヴェル・ホッジャ(アルバニア)、フィデル・カストロ(キューバ)、ポル・ポト(カンボジア)。彼らに仕えた料理人たちは、一歩間違えば死の危険に見舞われた独裁体制下を、料理の腕と己の才覚で生き延びた無名の苦労人ばかりである。

今日の配本(23/03/29)

長い物語のためのいくつかの短いお話

ロジェ・グルニエ 著/宮下志朗 訳

「陽気なペシミスト」「短篇の名手」「パリ文壇最長老」などとして知られる、グルニエ生前最後の傑作短篇集。思わず泣き笑いしてしまうような心に沁み入る全13篇を収録。人生の旨味と苦味と可笑しみを洒脱な筆致で描く、著者92歳の到達点!

アーダの空間

シャロン・ドデュア・オトゥ 著/鈴木仁子 訳

500年の時空を超えた、輪廻転生の壮大な物語  〈Ada〉という同じ名前を持つ4人の女――1459年、アフリカの海浜の村で、赤子を失って悲嘆に暮れる若い母アダー。1848年のロンドンで、ディケンズと逢瀬を重ねる伯爵夫人で数学者のエイダ。1945年、ドイツの強制収容所で慰安婦をさせられているポーランド人のアダ。そして2019年、現代のベルリンで、差別に苦しみながらアパート探しを続ける大学生アーダ。まったく異なる女として別の生を生きながら、いずれも時代の変動期に、権力構造によって周縁に追いやられ、苦しみ、同じような運命をたどる。

今日の配本(23/03/28)

一八世紀の秘密外交史
ロシア専制の起源

カール・マルクス 著/カール・アウグスト・ウィットフォーゲル 序
石井知章。福本勝清 編訳/周雨霏 訳

資本主義の理論的解明に生涯を捧げたマルクス。彼はこの『資本論』に結実する探究の傍ら、1850年代、資本の文明化作用を阻むアジア的社会の研究から、東洋的専制を発見する。他方、クリミア戦争下に構想された本書で、マルクスはロシア的専制の起源に東洋的専制を見た。ロシア社会の専制化は、モンゴル来襲と諸公国の従属、いわゆる「タタールの軛」(1237-1462)によってもたらされたと分析したのである。このため、マルクスの娘、エリノアの手になる本書は歴史の闇に葬られ、とりわけ社会主義圏では一切刊行されなかったという。

今日の配本(23/03/27)

ドイツ語A1/A2単語集

三ッ木道夫、中野英莉子 著

全世界共通の語学力評価基準にのっとった初級ドイツ語単語集。略語、家族などの必須実用語彙とABC順の実践単語をもとに、日常生活に必要な基本語彙が効率的に身につきます。初級完成に向けて、確実に覚えておきたい語彙を厳選。A1/A2レベルで必要な語彙を覚えると、自己紹介や買い物、仕事、身近なことについて短い簡単な表現で相手に伝えることができます。全見出し語に例文を用意しましたので、単語の使い方や応用も自在。巻末には、ドイツ語の前置詞がイメージできるイラスト付き。

ドイツ語B1単語集

三ッ木道夫、中野英莉子 著

全世界共通の語学力評価基準にのっとった中級ドイツ語単語集。ドイツ語圏の政治機構などの必須実用語彙とABC順の実践単語をもとに、日常生活で自分の意見を的確に伝え、文書やアナウンスをしっかり理解するのに必要な語彙が効率的に身につきます。中級を目指すための一冊。B1レベルで必要な語彙を覚えると、日常生活のさまざまな状況において自分の考えを発信でき、より自立的なコミュニケーションが可能になります。全見出し語に例文を用意。巻末には前置詞付き動詞表現100を掲載。

今日の配本(23/03/24)

古代ローマ人は皇帝の夢を見たか
アルテミドロス『夢判断の書』を読む

ピーター・トーネマン 著/藤井崇 監修/藤井千絵 訳

アルテミドロスは、2世紀末~3世紀初めのローマ帝国を生きた小アジア出身のギリシア人で、5巻からなる『夢判断の書』を著した。これは、古典古代の夢と夢判断の実態を伝える、唯一現存する書物で、フロイトやフーコーが大きな関心を寄せた。本書は、これを同時代の社会、文化、宗教に位置づけながら、当時の人々の希望と不安、またその前提となった価値観――身体と自然の捉え方、ジェンダー観、宗教、そして、首都ローマから遠く離れたギリシア文化圏の都市の住民にとって、帝国とは何だったのか――を読み解く。

ルネ・ジラール

クリスティーヌ・オルスィニ 著/末永絵里子 訳

ミシェル・セールをして「人文科学分野のダーウィン」と言わしめたルネ・ジラール。彼の初期の作品の評判は振るわなかったにもかかわらず、セールはダーウィンの進化論とジラールの模倣論の間に類似関係をみてとり、いち早くジラールの学説を評価している。本書は、ルネ・ジラールが練り上げた思想を辿り、その展開の必然性を説く。セルバンテス、フローベール、スタンダール、プルースト、ドストエフスキーらの作品に、欲望の三角形を見てとる「欲望論」、ギリシア悲劇やシェイクスピアの作品などから、贄のメカニズムや身代わりの犠牲者を解く「供犠論」、そして贄のメカニズムに終止符を打ち、模倣全体のメカニズムを暴きだす「聖書論」。23歳でアメリカに渡り、文学教師として大学を転々としながらも独自の思想を展開した暴力と宗教的なものの人類学者に迫る。

今日の配本(23/03/23)

井上哲次郎と「国体」の光芒
官学の覇権と〈反官〉アカデミズム

杉山亮 著

加藤弘之が創り上げ、井上哲次郎に継承された官学アカデミズムは、煩悶青年が社会問題化した日露戦後、生命主義に傾倒していく。しかし、国体論に「無意識」を取り入れる試みは、東京帝大の心理学者、福来友吉の念写実験が巻き起こした社会的混乱によって絶たれ、官学アカデミズムは歴史へと回帰することになる。他方、大正デモクラシーの潮流のなかで国体を語る裾野は広がっていく。あとの時代から見ると、「国体」と聞くだけで、狂信的な雰囲気が漂うが、そこには「国体論的公共性」とも呼ばれる広範な討議空間もあった。暴力に覆われる前の思想空間を辿り直す稀有な試み。

今日の配本(23/03/14)

掃除機

岡田利規 著

世界のオカダによる海外公演戯曲集! 掃除機が8050問題を語る表題作に、「ノー・セックス」「ドーナ(ッ)ツ」「部屋の中の鯨」を併録。

芝居のある風景

矢野誠一 著

演劇作品にまつわる多彩なエピソードを織り交ぜながら、静かで深い感動をもたらす景色を新たに描き出す、東京人による「東京物語」。

今日の配本(23/02/28)

講義 アメリカの思想と文学
分断を乗り越える「声」を聴く

白岩英樹 著

私たちはなぜ学ぶのか? そしてどう生きるべきか? エマソンからホイットマン、アンダーソンまで米文学を通して考える白熱授業!

鄙の宿[新装版]

W・G・ゼーバルト 著/鈴木仁子 訳

ジャン=ジャック・ルソー、ローベルト・ヴァルザーなど「魂の近親者」であった作家と作品への共感。解説:松永美穂 【カラー口絵6点収録】