今日の配本(23/02/24)

JFK(下)
「アメリカの世紀」の新星 1917-1956

フレドリック・ロゲヴァル 著/高月園子 訳

1963年11月22日にテキサス州ダラスで暗殺された第35代アメリカ大統領ジョン・F・ケネディ(1917-63)――本書はその生涯を描いた本格評伝の前篇で、出生から大統領選出馬の決意を固めるまでの39年間の道のりをたどったノンフィクションである。ピュリツァー賞受賞の歴史家が膨大な史料を渉猟し、伝説と化したJFKの実像に迫った評伝の決定版。

クルーゾー

ルッツ・ザイラー 著/金志成 訳

1989年夏、東ドイツで⽂学を学ぶエドは、恋⼈を事故で亡くして絶望し、人生からの逃亡を決意する。向かったのはバルト海に浮かぶ小さな島、ヒッデンゼー。対岸にデンマークを望むこの島は、自由を求める人々の憧れの地だ。島に到着したエドは、さしあたり⼀夏を過ごそうと「隠者亭」の⽫洗いの職に就く。実質、島はクルーゾーというカリスマ的な男によって統治されていた。強烈な影響力で周囲を動かすクルーゾーに、エドは畏怖と憧れを抱く。やがて、クルーゾーは詩への情熱からエドを特別な存在として認め、二人は心を通わせ、深い絆で結ばれていく。だが、夏が終わり、秘かに国境を越えようと住人が一人また一人と去っていくと、平穏な日々に亀裂が……。

サミュエル・ジョンソンが怒っている

リディア・デイヴィス 著/岸本佐知子 訳

『分解する』『ほとんど記憶のない女』につづく、「アメリカ文学の静かな巨人」の3作目の短編集。内容もジャンルも形式も長さも何もかもが多様なまま自在に紡がれることばたちは、軽やかに、鋭敏に「小説」の結構を越えていく。作家が触れた本から生まれたミニマルな表題作「サミュエル・ジョンソンが怒っている」をはじめ、肌身離さず作家が持ち歩くという「小さな黒いノート」から立ち現れたとおぼしき作品など、鋭くも愛おしい56篇を収録。

今日の配本(23/02/22)

文字の読み書きをしっかり学ぶ
タイ語の目[増補新版]

山田均 著

ちょっと複雑なタイ語の文字を、わかりやすい解説と愉快な例文でしっかり身につける画期的な一冊。カラフルな色分けで、それぞれの文字の役割が視覚的に理解できます。この文字と顔なじみになれば、タイの街角の看板だって解読可能です。また、タイ語のリズムや響きの感覚を養うために、調子のいい言い回しや表現、子供の遊びうたや詩文などを「タイ語の口」として増補しました。目や口からタイ語の魅力を満喫してください。おまけダウンロード音源付き。全身でタイ語を楽しもう!

多情所感
やさしさが置き去りにされた時代に

キム・ホンビ 著/小山内園子 訳

新型コロナウィルスの世界的な流行で生活は一変し、人と関わらない日々が普通になりつつある。今まであたりまえだと思っていたことが、決してあたりまえではなかったと思い知った著者が、日常生活を振り返り、自分がつらかったとき、困難に直面したとき、いかに他者の大小さまざまな「やさしさ」が自分自身を立ち上がらせてくれていたのか、しみじみと実感したエピソードが本書には詰まっている。

今日の配本(23/02/17)

ネパール語の入門

野津治仁 著

『CDエクスプレス ネパール語』の改題新装復刊です。内容は基本的にそのままで、音声は付属CDからダウンロード式に変更しました。スマホやパソコンで手軽に聞くことができます。ネパール語は、多民族国家ネパールの国語(共通語)です。インドのヒンディー語やマラーティー語と共通のデバナガリ(デーヴァナーガリー)文字を用います。本書ではデバナガリに加え、ローマ字表記を並記して負担を軽減しています。身近になってきた隣人の言葉を始めてみませんか。

今日の配本(23/02/09)

クリミア戦争(上)[新装版]

オーランドー・ファイジズ 著/染谷徹 訳

19世紀の「世界大戦」の全貌を初めてまとめた戦史。露・英・仏・トルコの地政学と文化から戦闘まで活写した決定版。解説:土屋好古

クリミア戦争(下)[新装版]

オーランドー・ファイジズ 著/染谷徹 訳

19世紀の「世界大戦」の全貌を初めてまとめた戦史。露・英・仏・トルコの地政学と文化から戦闘まで活写した決定版。解説:土屋好古

今日の配本(23/01/30)

ドイツ史1866-1918(下)
労働世界と市民精神

トーマス・ニッパーダイ 著/大内宏一 訳

本書は、『ドイツ史1800-1866 市民世界と強力な国家(上・下)』に続く、「19世紀ドイツ史三部作」の第二巻目だ。ドイツ帝国の成立を挟んで第一次世界大戦に至るまでのドイツが、「アンビバレント」な側面と問題性を孕みながらも、「モダン」な社会と文化に向かってダイナミックな発展を遂げていく様子が、社会・経済から宗教・教育・学問・芸術まで、分野ごとに詳述される。

JFK(上)
「アメリカの世紀」の新星 1917-1956

フレドリック・ロゲヴァル 著/高月園子 訳

1963年11月22日にテキサス州ダラスで暗殺された第35代アメリカ大統領ジョン・F・ケネディ(1917-63)――本書はその生涯を描いた本格評伝の前篇で、出生から大統領選出馬の決意を固めるまでの39年間の道のりをたどったノンフィクションである。

今日の配本(23/01/27)

分解する

リディア・デイヴィス 著/岸本佐知子 訳

「アメリカ文学の静かな巨人」のデビュー短編集。言葉と自在に戯れるデイヴィスの作風はすでに顕在。小説、伝記、詩、寓話、回想録、エッセイ……長さもスタイルも雰囲気も多様、つねに意識的で批評的な全34編。

くわしく知りたいベトナム語文法[改訂版]

田原洋樹 著

学習者が間違いやすい点を挙げながら、ベトナム語の基礎や考え方について最初歩から丁寧にじっくりと解説していく一冊。第1部「ベトナム語の骨組み」では文字と発音、語や文について学び、第2部「ベトナム語の広がり」で語順など文法の基礎を固め、第3部「ベトナム語の香り」では自然な表現を通してベトナム語の発想を身につけていきます。学習者のそれぞれの段階に合わせて寄り添い、役立つ文法書の決定版。北部のみならず、中部や南部の発音や表現についても解説。コラム多数。

書いて覚えるヒンディー語の文字[改訂新版]

町田和彦 著

デーヴァナーガリー文字は、ヒンディー語やネパール語の文字であり、サンスクリット語の表記にも用いられる文字です。子音字と母音記号の合理的な構造を持つ文字で11世紀に成立したと言われています。この文字の体系を書き順から発音のずれまで、余さず導く唯一無二の学習書です。文字はヒンディー語学習の最初の大きな関門です。難しそうに見える文字も、原理を知り、書きながら覚えれば、あなたのものになります。好評を博した旧版を全面的に改訂し刷新しました。

外国語の遊園地

黒田龍之助 著

海外を旅したいけれど、いつも行けるとは限らない。そもそも昔の世界は、いつだって訪れることができない。そんなとき、かつて旅先で手にしたにぎやかな品々がワクワクさせる空間を作り出し、わたしたちを「外国語の遊園地」に誘ってくれる。目覚まし時計やカレンダー、帽子、ネクタイ、請求書、会員証、しおり、時刻表、卵パックなどなど、これまで著者が長年旧ソ連や東欧を旅してきたなかで出合ったさまざまな「もの」を通して、外国語の魅力を語りかけるショートショートエッセイ集。

トマス・ペイン
『コモン・センス』と革命家の生涯

ハーロー・ジャイルズ・アンガー 著/森本奈理 訳

18世紀最大のベストセラー作家にして、哲学者や発明家としての顔も持つトマス・ペインは、人間の魂が試される時代において、英米仏の宗教や政治といかに闘争したか。理性を信奉した「祖国なき革命家」、その全貌に迫る傑作評伝。付録:主要著作年譜、『理性の時代』目次と梗概。図版多数。

今日の配本(23/01/23)

徹底解説!中国語の構文攻略ドリル[改訂版]

柴森 著

文法は一通り学んだけれど、作文には自信がない。そんな学習者のための本格的な問題集です。連動文、兼語文、存現文、“把”構文などの特殊構文から“了”や補語の用法、複文まで、【空欄補充・語順整序200題】【日文中訳300題】の豊富な練習をご用意しました。一歩踏み込んだくわしい解説付きで、文の構造を論理的に理解できるようになります。  対象レベルは中国語検定3~2級・HSK5~6級程度。改訂版では全体に修訂を施し、新たに4節を追加しました。

今日の配本(23/01/19)

無条件降伏
誉れの剣Ⅲ

イーヴリン・ウォー 著/小山太一 訳

主人公に突きつけられる「戦争の名誉」と「男らしさの神話」への痛烈な批判。作家自身の軍隊経験をもとに、戦争の醜悪かつ滑稽な現実と古き理想の崩壊を時に喜劇的に、また辛辣に描いて、最高の第二次大戦小説と称賛されたイーヴリン・ウォー最後の傑作《誉れの剣》三部作完結篇。本邦初訳。

遠きにありて、ウルは遅れるだろう

ペ・スア 著/斎藤真理子 訳

著者は1965年ソウル生まれの女性作家。イメージに富むと同時に生硬で鉱物的な破格の文体を用い「韓国文学史で前例なき異端の作家」と評価され、今までに多数の短篇集と長篇、エッセイ、詩作品を発表。常に独自のスタンスで揺るぎない地位を占める韓国女性作家のトップランナーである。また、ハン・ガンの英訳者として知られるデボラ・スミスがぺ・スアの作品を高く評価しており、既に3冊を英訳している。これまでの作品は、ドイツ語、スペイン語、ポルトガル語、中国語などにも翻訳されている。本書は、今日の韓国作家に多大な影響を与え続ける著者の初の邦訳となる。

今日の配本(23/01/17)

ポピュリズムに揺れる欧州政党政治

パスカル・ペリノー 著/中村雅治 訳

ここ数十年、ポピュリズムという名の政治運動が、各国の選挙で注目を集めている。その思想の根本には民衆とエリートの対立という視点があり、それが現代の社会状況において新しい衣をまとって回帰している。その背景には、欧米における第二次大戦後の社会構造の変化――脱工業化社会の出現、グローバル化の進展、多国籍企業に代表されるいわば「匿名の」権力の拡大、新自由主義的EUの発展など――がある。こうした社会変化に適応できない民衆の不満・不安に答えたのがポピュリズムである。 著者パスカル・ペリノーは、政治学者でとりわけフランスの右派政党・国民戦線(FN)研究の第一人者である。長年所長を努めたパリ政治学院政治研究センターでは、大統領選挙、国民議会選挙、欧州議会選挙、地域圏議会選挙などの分析において中心的役割を果たしてきた。その著者が豊富な事例とともにポピュリズム現象を総括する。

今日の配本(22/12/28)

彼女はマリウポリからやってきた

ナターシャ・ヴォーディン 著/川東雅樹 訳

ロシアとウクライナの血を引くドイツ語作家が、亡き母の痕跡と自らのルーツを見いだす瞠目の書。ウクライナの船主、バルト・ドイツの貴族、裕福なイタリア商人、学者、オペラ歌手など、存在すら知らなかった親類縁者の過去が次々と顕わになり、その思いもよらぬ光景に著者は息を呑み、読者もそれを追体験する。忘却に抗い、沈黙に耳をすませ、失われた家族の歴史(ファミリーストーリー)を永遠にとどめる世紀の小説。ライプツィヒ書籍見本市賞受賞作。

市民的抵抗
非暴力が社会を変える

エリカ・チェノウェス 著/小林綾子 訳

「ある国の人口の3.5%が非暴力で立ち上がれば、社会は変わる」。この「3.5%ルール」で一躍有名になったのが本書の著者で、ハーバード大学ケネディ行政大学院教授のエリカ・チェノウェスだ。本書は、この「3.5%ルール」をはじめ、市民的抵抗の歴史とその可能性を探る試みである。

ドイツ史1866-1918(上)
労働世界と市民精神

トーマス・ニッパーダイ 著/大内宏一 訳

本書は、『ドイツ史1800-1866 市民世界と強力な国家 (上・下)』に続く、「19世紀ドイツ史三部作」の第二巻目だ。ドイツ帝国の成立を挟んで第一次世界大戦に至るまでのドイツが、「アンビバレント」な側面と問題性を孕みながらも、「モダン」な社会と文化に向かってダイナミックな発展を遂げていく様子が、社会・経済から宗教・教育・学問・芸術まで、分野ごとに詳述される。