今日の配本(21/06/09)

ハワイ語で話そう

古川敏明、土肥麻衣子 著

ハワイに息づくことばを学びませんか。やさしい解説と練習で、会話と文法の初歩を身につけます。学習に便利な単語リスト付き。

100語でわかる旧約聖書

トーマス・レーマー 著/久保田剛史 訳

「旧約聖書のうちで一度に書かれた書はほとんどない。いずれの書も、長い歴史にわたる伝承と修正の産物である」(本書「編纂者」より)。パピルスや羊皮紙、犢皮紙に書かれた聖書は、その耐用年数ゆえに新たな巻物に書き写さなければならず、複写のたびに、何かが追加されたり削除されたり、修正が加えられる機会となる。「こうした修正は、書記とよばれる編纂者たちの仕事であった。書記たちは特定の巻物に携わり、新たな政治・神学的状況を考慮しつつ、テクストを加筆して伝承していた」(同前)。本書は、こうした聖書の成り立ちや、アブラハム、モーセなどの重要人物、天地創造やバベルの塔、ソドムとゴモラといった逸話、エジプトやエルサレム、シナイなどの地域のほか、モチーフ、社会的風習や宗教的儀礼など、多面的な角度から聖書全体を概観する。

今日の配本(21/05/31)

フランス語のABC[新版]

数江譲治 著

本書は刊行以来20万部を誇るロングセラー。枝葉にあたる部分は極力削ぎ落とし、最重要事項を適切な例文とともに簡潔に解説、またひとりでも着実に学べるよう配慮されている。①音声アプリとカナ表記で発音をしっかりサポート、②文法知識が身についたかを確認できる各課練習問題、③使用頻度の高い基本単語950語を厳選して使用(巻末には単語集)、④目次からも索引からも探せる、一生モノのリファレンス。学ぶ人の身になって書かれた、初級文法書の決定版!

マオとミカド
日中関係史の中の「天皇」

城山英巳 著

「支那通」からチャイナスクールまで、帝国陸軍から自民党・共産党まで、蒋介石や毛沢東と渡り合い、大陸を暗躍した人々の群像。

スターリン
独裁者の新たなる伝記

オレーク・V・フレヴニューク 著/石井規衛 訳

スターリンから直に由来する新公開史資料に基づいた画期的な大作。ロシアの世界的権威による、学識と読みやすさを兼ね備えた圧巻の書。

ビザンツ 驚くべき中世帝国[新装版]

ジュディス・ヘリン 著/井上浩一 監訳/足立広明、中谷功治、根津由喜夫、高田良太 訳

千年にわたる歴史を、政治・宗教・文化・経済など28のテーマを通して、西欧やイスラームとの関係とともに立体的に解説する。

鶴屋南北未刊作品集 第一巻
勝俵蔵篇

古井戸秀夫 校訂・編集

南北襲名以前より、江戸の新しい世話狂言を確立した勝俵蔵の未刊行作品群を、第一人者が半生をかけて蘇らせる、驚きの綯い交ぜの世界。

今日の配本(21/05/24)

小悪魔

フョードル・ソログープ 著/青山太郎 訳

地方小都市の教師ペレドーノフは、町の独身女性から花婿候補ともてはやされていたが、実は出世主義の俗物で、怠惰にして傲岸不遜、生徒の親を唆して子供を笞打たせるのを楽しみにしている最低の男。視学官のポストを求めて画策するが、町の人々が自分を妬み、陰謀を企んでいるという疑心暗鬼に陥り、やがて奇怪な妄想に取り憑かれていく。一方、ギムナジウムの生徒で少女と見紛う美少年サーシャに惚れこんだリュドミラは、無邪気な恋愛遊戯に耽っていたが……。

今日の配本(21/05/20)

沖縄語をさかのぼる

島袋盛世 著

「おきなわ」が「うちなー」に、「ひとり」が「ちゅい」など、日本語と似ているようで似ていない沖縄のことば。それは日本語と同じ祖先をもちながら、独自の変化を遂げたためです。しかも、那覇と首里ほどの距離でも異なるほど、豊かなバリエーションがあります。沖縄本島で話される沖縄語をはじめ、奄美から与那国までの一帯に広がる琉球諸語を見渡し、その歴史をさかのぼります。日本語の親戚ともいえる、このことばの成り立ちと変遷が見えてきます。

彭明敏
蔣介石と闘った台湾人

近藤伸二 著

彭明敏と李登輝はともに1923年生まれで台湾大学時代からの友人だったが、一方は亡命者、もう一方は総統と両極端の道を歩んだ。関係者の回顧録や関連資料のほか、当事者の証言から事件の顛末と亡命の一部始終を再現し、さらに李登輝との友情や二人の対比なども盛り込んで、彭明敏の人物像をくっきりと浮かび上がらせる。台湾の民主化運動と知られざる日台交流史に光を当てた労作。

今日の配本(21/05/17)

スピノザ入門[改訂新版]

ピエール゠フランソワ・モロー 著/松田克進、樋口善郎 訳

17世紀の哲学者スピノザが、いかに生き、何を書き、論じ、どうのように受けとめられてきたのか。本書は、当時の時代状況やオランダの特異性を紹介するとともに、蔵書目録およびテクストにみられる引用からスピノザの語学力や教養の限界までも探る。改訂新版では、著者による日本語版のためのあとがき「暴露するものとしての日本」を掲載。スピノザが『神学・政治論』のなかで日本について言及したテクストを考察する。スピノザが生きた時代の日本は、スピノザにとってどのような役割を果たしたのか。〈伝説抜きのスピノザ像を描く〉評伝の決定版。

今日の配本(21/04/26)

権威主義の誘惑
民主政治の黄昏

アン・アプルボーム 著/三浦元博 訳

米国のトランプ政権下で進んだ民主政治の衰退と権威主義の台頭、イギリスのジョンソン首相とブレグジット、ポーランドの「法と正義」のカチンスキ、ハンガリーの「フィデス」のオルバーンといった元首の登場、ドイツ・フランス・スペインにおける極右政党の躍進……これらは同じ時代の土壌から生まれたものだと理解できるが、この世界的な現象の根底には何があるのか。 本書は『グラーグ:ソ連集中収容所の歴史』で〈ピュリツァー賞〉を受賞した歴史家・ジャーナリストが、かつて交流があった「リベラル派」の人々の変貌ぶりに驚き、何が彼らを変えてしまったのかを起点に論考する、思索的エッセイだ。

今日の配本(21/04/20)

わが家をめざして
文学者、伝書鳩と暮らす

ジョン・デイ 著/宇丹貴代実 訳

本書は、ときに子育てに似たレース鳩の訓練という側面と、著者の家庭作りという側面を絡めつつ、ホメロス、ゼーバルトをはじめとする文学作品や、ハイデッガー、ロラン・バルト、シモーヌ・ヴェイユといった哲学者の著作、フロイトやダーウィンを読む。ブッカー賞元選考委員が、ブレグジットに揺れるロンドンで家、家庭、故郷、祖国に関して考察した記録である。

日本語とにらめっこ
見えないぼくの学習奮闘記

モハメド・オマル・アブディン、河路由佳 著

本書では、文字を失った彼が点字と出合い、日本語を習得していく過程と、のちにパソコンを通して自由に読み書きができるまでの苦闘の日々を振り返る。聞き手となるのは日本語教育を専門とする河路由佳氏。関係者のインタビューも併せ、全盲のエッセイスト誕生の背景に迫る。

今日の配本(21/04/14)

アクション! フランス語A1

根木昭英、野澤督、ヴェスィエール・ジョルジュ 著

ヨーロッパスタンダードでフランス語を学ぼう!自分や身の回りのことを簡単な表現でやり取りする力を身につけましょう。

異文化間教育

マルティーヌ・アブダラ=プレッツェイユ 著/西山教行 訳

本書は、複数のエスニック・グループが共存する多言語・多文化の文脈のなかで、教育がどのような役割を果たすのかを規定し、分析し、再定義を試みる。異文化間研究は何を課題として議論を進めてきたのか。第一部では、研究の出発点となる文化の定義からはじまり、その方法論を哲学、社会学、文化人類学、社会心理学の観点から検討する。第二部では、フランスの学校教育ならびに国外へ向けた教育活動を扱う。移民の子どもを受け入れてきたフランスの学校では、多様性にどう対応してきたのか。著者は大学での教育研究活動のほか、ユネスコや経済協力開発機構、欧州評議会の専門委員を務める。外国語としてのフランス語教育、異文化間教育、移民教育に貢献し、フランス政府から教育功労賞シュヴァリエ、オフィシエ、レジオン・ドヌール勲章シュヴァリエを受章する。

今日の配本(21/04/09)

対訳 フランス語で読む「失われた時を求めて」

吉川一義 編著

『失われた時を求めて』は3000頁におよぶ長編小説です。途中で挫折した方も多いことでしょう。この作品の醍醐味を味わうには、一気呵成に読み進むより、文章の襞にわけいるような熟読のほうが適しています。比較的親しみやすい「スワンの恋」を対訳で読んでいきましょう。難解に思われる長い文章も、注や「読解のポイント」を手がかりに解きほぐしていくことができます。ミカエル・フェリエ氏のすばらしい朗読で、音の響きからもプルーストの世界をお楽しみください。