ター

見たわけではないのですが、「ター」という映画を知りました。アカデミーでも6部門にノミネートされた、非常に評価の高い作品のようです。

「ター」というのは主人公の名前で、「リディア・ター」という、女性では初のベルリン・フィルの指揮者となった人物で、そんな彼女の生き様を描いた作品のようです。とはいえ、あくまでフィクションで、リディア/ターという指揮者は実在しません。

そんな指揮者に関する作品を知って思い出したのが、こちらの本、『指揮者は何を考えているか』です。この本の著者も指揮者です。ですから、指揮者とは何か、どんなことを考えて指揮棒を振っているのか、縦横無尽に語っています。

映画の原作本ではありませんが、こんな一冊を読みながら「ター」を鑑賞するのもよいのではないでしょうか?

生憎の天気になってしまいましたね

昨日、今日と、あたしの勤務先は神保町ブックフリマに参加しております。

あたし自身は店頭に立ったりしたわけではなく、ちょっと私用もありましたので、自宅にいたわけですが、ちょっと天気がよくなかったですね。お客様の来場人数はどうだったのでしょうか。

今回は全部で22社の参加でしたけど、神保町界隈にある出版社はもっとあるはずです。これ以上は増えないのですかね。まあ、会社としては社員に休日出勤をさせるわけですし、人数の問題もありますし、そもそもフリマをやれるようなスペースが出版社の社屋にあるのか否か、そういった多くの問題があると思いますので、言うは易しではありますが、行なうは難しなのだと思います。

なので、実際のフリマがどんな感じになっているのかわかりませんが、本が好きな方であれば、多少の雨などものともせず、出かけてくださるのでしょうか。逆に本にとって雨は大敵ですから、ついつい出かけるのが億劫になってしまうものなのでしょうか。

今週は2点です!

本日の朝日新聞読書欄です。

まずは「著者に会いたい」で『芝居のある風景』の矢野誠一さんが登場です。これだけ大きな、写真入りでの紹介ですので、週明けには注文が殺到するのではないでしょうか。非常に楽しみです。

そして、この大きな記事に目を奪われていると見逃してしまいそうですが、本日の読書欄にはもう一点、文庫クセジュの『議員の両性同数』も取り上げられています。

この著者は、先日のTBS系報道特集にもインタビューで登場していました。選挙のたびに女性議員の比率が問題になりますが、今年は統一地方選挙もあって、非常にタイムリーな刊行だったのではないでしょうか。

ところで、この「新書速報」欄に取り上げられているもう一点、ちくま新書の『主権者を疑う』はあたしも読みましたが、とても興味深い内容でした。

スターは誕生したのか?

日テレ系の「新・乃木坂スター誕生」のBlu-ray第二弾が発売されました。これで、Vol.1とVol.2が揃いました。

乃木坂46の四期生が「乃木坂どこへ」「ノギザカスキッツ」を経て「乃木坂スター誕生」をこなし、五期生にバトンタッチしたのが、この「新・乃木坂スター誕生」です。現在は同じ五期生で「超・乃木坂スター誕生」という番組が放送中です。

「どこへ」はロケ番組、「スキッツ」はコント番組でしたが、「スター誕生」は歌番組です。この番組で四期生では柴田柚菜や林瑠奈などの歌唱力のあるメンバーが人気を博するようになりました。コントなどバラエティーが苦手なメンバーにはよいアピールになったのではないでしょうか。それに乃木坂46はアイドルですから、バラエティーもよいですが、まずは歌の力を養わないとならないと思うので、この番組はよい影響を与えたのではないでしょうか。

そして、全体的に歌唱力重視で選ばれたのではないかと思われる五期生の「新・乃木坂スター誕生」はより聞かせる番組になっていたように思います。

このあたりの紙面に載るのは久しぶり?

右の写真は、本日の朝日新聞夕刊です。

一面をめくって文化欄に、あたしの勤務先絡みの記事が載るのはずいぶんと久しぶりな気がします。

載っていますのは、今年度の岸田賞を受賞された加藤拓也さんです。受賞作品は、ちょうど発売になったばかりの『ドードーが落下する/綿子はもつれる』で、朝日の記事はその「綿子はもつれる」についてです。

今年度の岸田賞については、同じく朝日のじんぶん堂にも記事が載っていますので、合わせてご覧いただければ幸いです。

今日の配本(23/05/11)

ウィングレス
翼を持たぬ天使

鴻上尚史 著

恋した女性を救うため翼を捨て人間になった元天使が、本当の意味で人間を救う会社を立ち上げ、繰り広げられるファンタジー・トラジックコメディ!

ちょっとイヤな予感?

乃木坂46の「真夏の全国ツアー2023」が発表されました。

北海道・宮城・愛知・大阪・広島そしてラストは神宮という、いつもの会場に加え、今年は初めて沖縄でのライブが決定しました。でも、台風が心配ですね。

本来なら福岡でやるはずだったのでしょうが、ネットの噂では福岡はスポーツの大会があるので会場が使えないからではないか、ということになっています。本当にそうなのかわかりませんが、福岡やその近県のファンの方には悔しいかもしれませんね。まあ、広島では開催されるので、そっちに行ってください、ということでしょうか。

そして、この発表を知って、あたしが思ったのは、「もしかして伊藤理々杏が卒業するのかな?」ということです。彼女の出身は沖縄ですから、沖縄の会場でのライブが卒業コンサートを兼ねるというのは、大園桃子の福岡という前例がありますから、ないこともないでしょう。もちろん、センターも務め、中心メンバーであった桃子と、アンダーが長い理々杏とを等しい扱いにはできないと思いますので、そもそも卒業ライブやセレモニーが行なわれるのかも怪しいものです。

とはいえ、唐突な沖縄開催を聞いて、そんなことを思ってしまったのは、たぶんあたしだけではないと思います。そしてもう一つ思ったのは、座長はだれになるのか、ということです。

夏のツアーは、その直前に発売されたシングルのセンターが座長を務めます。最新シングルでは久保と山下がWセンターですが、たぶん夏のツアー前には新曲がリリースされるでしょう。誰がセンターになり、夏のツアーの座長を務めるのか、非常に気になるところではあります。

今日の配本(23/05/09)

ドードーが落下する/綿子はもつれる

加藤拓也 著

なんか、くるおしい。──心のバランスを崩した友人に寄りそう若者たちの「青春失踪劇」が、第67回岸田國士戯曲賞受賞作品。怖いほどに、巧み。──もつれた夫婦関係のタイムラインをたぐりよせる「受賞第一作」を同時収録。

パチンコ(上)

金山寿甲 著

リアルに過ごすただの毎日が、ギリシャ神話でシェイクスピア! パチンコ屋を家業とする在日コリアン三世、その人生をつむぐ極上のヒップホップ演劇。同時収録作品に、妻に捧げるオートフィクション「ユキコ」。また、BONUS TRACKSとして『A―②活動の継続・再開のための公演』全歌詞も収録。

今日から変わったのでしょうか?

コロナの扱いが本日から変わるということで、ニュース番組などでは「大きな節目」だと報じられています。

この三年間を振り返ってみれば、確かに大きな節目ではあるでしょう。ただ、それが日常の行動変容になるのかと言えば、そんなことはないようです。

今朝の通勤電車、マスクは外している人が極端に増えたようには感じられませんでした。マスクをしていない人は、既にこの一か月か二か月くらい少しずつ増えていて、今日を境に激増するなんてことはありませんでした。

通勤電車の中だけでなく、外回りの途次、街行く人を眺めても、確かにこの春はマスクを外す人が増えたとは思いますが、やはり今日から目に見えて増えたようには感じられませんでした。

まあ、日本人はこんなものなのでしょう。とはいえ、今日は初日なので様子見、「意外と多いわね」と判断して、明日からマスクを外そうという人が増えたりするなんてこともあるのでしょうか。