
ウクライナの地政学
エマニュエル・アルマンドン 著/村松恭平 訳
1991年の独立以降、ウクライナが直面した重要な段階を描き、ロシア、EU、NATOとの関係がどう変化したかを明らかにする。
もんた&ブラザーズのもんたよしのりの訃報。
やはり、あたしたち世代には「ダンシングオールナイト」のインパクトは大であり、あのハスキーボイスは当時としては強烈でした。
ただ、あたしは「ダンシングオールナイト」が嫌いなわけではないですが、「赤いアンブレラ」とか「ジャーニー」といった曲の方が好きでした。
ご存じない方は、ぜひ聴いてみてください。それにしても72歳って、ちょっと早いですよね。
朝起きてテレビを付けてWOWOWに合わせたら、映画「天間荘の三姉妹」が始まったところでした。WOWOWの番組表に載っていて、前々から少し気になっていた作品だったのですが、「スカイハイ」のスピンオフだとは知りませんでした。「三姉妹」というので石井ふく子のドラマ「おんなの家」的な人情ドラマを想像していたのですが、確かに人情ドラマではありましたが、ちょっと違っていました。むしろSF寄りと言った方がよいような作品でしたね。
そして「天間荘の三姉妹」についてネットを調べてみたところ「スカイハイ」のスピンオフだとわかったのです。「スカイハイ」と言えば、ずいぶん前に釈由美子が主演でテレビドラマをやっていましたね。あたしはよく見ていました。当時の釈ちゃん、可愛かったなあという記憶が残っています。さすがに今回の映画で釈由美子を使うには、少し老けてしまったかも知れませんが、それでも釈由美子で見たかったなあ、という思いも少しあります。
能年玲奈(のん)はカワイイし、大島優子も二番手、三番手くらいの役回りでよい味を出しているなあと感じました。大島優子はいずれは今回寺島しのぶがやったような役を演じられる役者になるのではないでしょうか。その時には寺島しのぶは三田佳子が演じた役をやることになったりして……。
肝心の「天間荘の三姉妹」ですが、東日本大震災が背景にある作品なのですね。あの日、あまりにも突然、数え切れない命が奪われて、村ごと町ごと自分たちがどうなったのか理解できていない魂の集団を存在していてもおかしくないような災害でした。三ツ瀬のような町があったとしても何ら不思議とは思えません。
フジテレビ系のドラマ「パリピ孔明」を楽しく視ています。このクールで視ているドラマはこれだけです。くだらないだろうと思いつつも、やはり「三国志」好きとしては以前から気になっていた作品ではあるのです。アニメ版を録画して視聴しようかと思っていたのですが、ついついタイミングを失してしまい、今回実写ドラマになったのでようやく視聴できたという次第です。
ちなみに、記録によると諸葛亮は演じる向井理くらいの身長があったらしいので、そこに関してはキャスティングはピッタリだと思いましたし、ドラマを視ていても、なかなか向井理がハマっていると感じています。そして、思った以上に「三国志」の小ネタが紛れ込んでいるドラマでもありますね。
あたしの「三国志」との出会いは、かなり小さいころに遡ります。自宅に吉川英治全集の「三国志」、函入り全三巻が置いてありまして、それは父が所持していた本ですが、どんな本なのか開くことはなく、子供のころから眺めていました。その後、父が更に横山光輝のコミック「水滸伝」「三国志」を買ってくれましたが、やはり小学生のあたしにはあの劇画タッチの絵が怖くて、部屋の書棚に並んでいるのをしばらく眺めているだけでした。
しかし小学校も高学年だったか中学生になったころ、ようやくコミックの「水滸伝」「三国志」を手に取るようになりました。そこからは一気です。水滸伝はコミックで五巻くらいだったのですぐに読みおわりました。「三国志」はまだ雑誌の連載が続いている途中で、コミックも諸葛孔明が登場していなかったくらいでした。その後は「三国志」のコミックが発売されると購入するようになったのですが、赤壁の戦いの前あたりまで購入したところで、コミックの発売を待っていられなくなり、赤壁の戦い以降は吉川英治の小説で最後まで読みました。
ところで、今週のドラマ「パリピ孔明」を視ていてエンディングで驚かされました。なんとナレーションに「李軼倫」という見覚えのある名前を発見したのです。このドラマのナレーションは、基本的には劉備役のディーン・フジオカが担当していたと思うのですが、李軼倫さんも登場していたとは驚きです。
李軼倫さんと言えば、現在大好評発売中の『まいにちふれる中国語手帳2024』の監訳者であり、NHKの中国語講座の人気講師でもあり、あたしの勤務先から中国語の語学書を刊行している著者でもあります。そんな縁のある方が、人気のドラマに声だけとはいえ出演しているとは迂闊にも知りませんでした。今後、声だけでなく、チョイ役でも出演される機会はあるのでしょうか。「パリピ孔明」を視るのが俄然楽しみになってきました。
テレビ朝日で「単身花日」というドラマが放送されるそうです。否、もう第一回は放送されたようです。これはコミックが原作のドラマです。
どんなドラマ(コミック)かと言えば、番組サイトに書いてあるように「単身赴任先で初恋の人と再会」というラブストーリー、ちょっとハラハラ系の作品です。コミックの方はかつて読んだことがありますが、そこまでハマったわけではありません。
で、このドラマを見ているの? と言われると、否と答えるしかないですが、実はちょっと気になる情報があります。このテレビ朝日のドラマ、「単身花日」だけでなく、同じくコミック原作の「上京花日」もドラマ化されるそうなのです。あたしは、こちらが気になっているのです。
「上京花日」は書店を舞台にしたストーリーで、書店の仕事の楽しさを描いていて、やはり本屋っていいなあ、と思いながら、この作品はよく読んでいました。コミックも右の写真のように、全巻架蔵しています。
ただ写真では全七巻が並んでいるのですが、実は未完です。著者・いわしげ孝さんが連載中に急逝してしまい、7巻ではストーリーは完全に中途半端な状態なのですが、これで終わり、ということになっているのです。
ドラマではどこまで描かれるのかわかりませんし、原作が完結していない作品なので、どういう風に結末を付けるのか、非常に興味があります。なんとなく、かつて渡辺麻友主演でドラマ化された「戦う!書店ガール」と同じようなテイストのドラマになるのではないかと予想していますが。
東京メトロの溜池山王駅構内に「ほんたす ためいけ」という無人書店がオープンしたことが話題になっています。テレビなどでも紹介されているのを見ましたし、ネットでも取り上げている記事を何本か読みました。そんな中のこの記事。
記事のタイトルは「持続可能な新しい書店モデル、完全無人書店「ほんたす ためいけ 溜池山王メトロピア店」がオープン」です。とにかく景気が悪く、閉塞感の漂う出版業界なので、何か新しいことを試みるのは基本的によいことだと思います。いろいろ試してみて、ダメだったら修正する、よかったら更に伸ばす、それを根気よく続けていくしかないのでしょう。
人手不足もありますが、あまりにも利幅の少ない書籍という商品。人件費や家賃(テナント料)が書店にとって大きな負担となっていることは周知のことでしょう。そこで思いきって無人にしたというわけですが、時々は商品の補充に誰かがやって来るのでしょうから、完全に無人というわけでもないでしょう。
記事の中に
現代の人々のライフスタイルに合った本との新たな出会いを提供し、人々のニーズを満たす
という文章がありましたが、無人の書店でライフスタイルに合ったものをどうやって提供するのでしょう? 人のスタイルは十人十色ですから、限られたスペースで展開するには、ある程度こちら側で選別したものを並べることになると思います。そうなると「新たな出会い」とか「人々のニーズ」といったものにどのくらい応えられるのか、なかなか難しいのではないでしょうか。
であるならば、ネット書店の方がはるかに豊富な在庫を取り揃えているので、「ライフスタイルに合った」ものを提供できるでしょうし、出会いの機会も多いと思いますが、そのあたり、ニーズをどうやって判断するのでしょう。売れたものの傾向はデータ収集できると思いますが、お客さんがどんな本を手に取っていたか、どの棚の前に長くいたのか、そういう肌感覚をつかめるのがリアル書店のアドバンテージだと思いますが、無人書店だとそんな肌感覚はどうやって集めるのでしょう。
なにはともあれ、しばらくは推移を見守るしかないでしょうね。
ジョナサン・ハリス 著/井上浩一 訳
不利な条件下にありながら、なぜ長きにわたり存続できたのか。おもな皇帝と印象的なエピソードを軸に、対外関係からビザンツ史を語る。
先週の水曜日から金曜日の二泊三日で北陸へ行って来たことは、既に散々書きました。
まだまだいろいろ書くべきことはあると思うのですが、その中で一点、自分がバリバリ仕事をするサラリーマンみたいだなあと思った瞬間をちょっと振り返ってみたいと思います。
それは木曜日のことです。
この日は富山を発って、朝一番で高岡にある書店の本部へ向かいました。そこで小一時間くらい商談をし、その後10時過ぎに書店を訪問し、10時半過ぎに新高岡から北陸新幹線で金沢へ向かうという午前中のスケジュールでした。そして、この日は新刊の部数確認の日でもあったのです。
数年前であれば取次各社へ電話をかけて配本数を確認するところですが、現在はすべてネット上で行ないます。ですからパソコンさえあれば出張先からでも部数確認が可能なのです。ただネット上に配本数が提示されるのは9時半過ぎです。その時間帯はちょうど商談中で、パソコンを開いて部数確認などできません。
結局、新高岡駅に着いて新幹線が来るまでの10分程度、ホームのベンチに腰掛けて部数確認をしました。さらに新幹線に乗り込んで金沢へ着くまでのこれまた10分程度の時間で、会社のパソコンにリモートで接続し、配本伝票を出力するということまでやってのけました。
よく電車の中でパソコンを膝の上に広げて操作している人を見かけます。そこまでしないとならないほど忙しいのかなあ、なんて他人事のように見ていましたが、この時ばかりはあたしもバリバリと働くビジネスマンになったかのような気分になりました。
ちなみに、帰京時の東海道新幹線は、3列シートの真ん中に仕切りがある「S WorkPシート」の車両でした。もちろん、仕事などせず、皆で打ち上げのビールで乾杯していました。