「おさらぎ」ではなく「だいぶつ」です

ガイブン、海外文学は苦手という人、意外と多いですよね。あたしも決して読む方ではなかったですし、得意と言えるわけではなかったのですが、仕事柄、とにかくいろいろと、手当たり次第に読むようになって、それなりに慣れてきましたし、面白く感じるようになってきました。

自社から出ているガイブンもある程度読んでいて、どれもそれぞれよさがありますので、書店営業の時にはできるだけそれをアピールするようにしています。それでも読み慣れていない人には取っ付きづらいかなあという作品もあれば、ガイブンと構えることなく読める作品もあります。誰が読んでも面白い作品もあれば、読者を選びそうな作品もあります。

そんな中、まもなく配本になる《エクス・リブリス》の新刊が『大仏ホテルの幽霊』です。著者はカン・ファギル、韓国の作品です。読み始めたのですが、もう半分ほど読み終えましたが、ぐいぐい引き込まれます。いまのところ韓国の文化や歴史を知らないと理解できないようなところはなく、どんどん読み進めることができる作品です。これはヒットしそうです、。

ところでタイトルにもある大仏ホテル、仁川にかつて存在したという設定なので面白半分で検索してみたら、実際にあったホテルなんですね。「日本人が建てた韓国初の西欧式ホテル、なぜ市民団体が復元反対」というネットの記事を見つけました。この小説の中でも大仏ホテルは日本人が建てたことになっていましたが、そのあたりのストーリーはほぼ史実なのですね。その後、中華楼というレストランになったことも小説に書かれています。

韓国近代史とともに歩んだホテル」というネットの記事にも、同じように大仏ホテルの来歴が書かれています。前者には当時の大仏ホテルの写真が掲載されているので、本作を読まれる方は眺めてみるのもよいのではないでしょうか。もちろん『大仏ホテルの幽霊』を読みながら、自分なりの大仏ホテルをイメージするのも、小説の楽しみ方ですから無理強いするつもりはありません。

また、とうの昔に大仏ホテルは取り壊されていますが、仁川には大仏ホテル展示館という施設がオープンしているようです。ハングルが読めないのですが、こちらがウェブサイトのようです。

機種変更

あたしがスカパー!と契約して何年になるでしょう。自宅のインターネット回線を光にしたころに加入したと思うので、十年くらいになるのでしょうか。

スカパー!のチューナーはレンタルで、これまではTZ-WR4KPという機種を使っていました。実はこれも二代目で、コロナの真っ最中、2020年の11月に映らなくなり、新しいものに交換しているのです。その時はTZ-WR4KPからTZ-WR4KPへと、全く同じ機種での交換でした。ですから、この機種をトータルで何年使っているのか、もうわからないくらい長い付き合いで、本体もリモコンも操作方法になれてしまっていました。

ところが、このTZ-WR4KPがまたおかしくなりました。電源は入るのですが、画面には何も映りません。本体のディスプレイに本来であれば選んでいる局の番号が表示されるのに、何も表示されません。本体のリセットを試みましたが状況に変化はありません。電源ケーブルを抜いて、しばらくしてからまた差し込むということも試みましたが、やはりダメでした。

最終手段というか、これしか解決方法がないわけですが、スカパー!のサポートへ連絡しました。状況を説明すると、まずは修理業者を訪問させ状況を判断してもらう、とのこと。電話をして数日後には来てもらえました。

業者さんが来て、操作してみても状況は変わらずです。数日経ったからって直っていたらサポートは要りませんよね。で、業者さんは持参した新しいチューナーとの交換をしてくれました。レンタルなので、特に料金が発生することもなければ、月々のレンタル料が上がるわけでもありません。

その新しいチューナーというのがPT-WH800Aという機種になります。これまで使っていたTZ-WR4KPは既にレンタル終了機種になっていて、こちらになるのだそうです。だいたいの使い勝手は同じなのですが、インターフェースが多少変わっています。番組の予約の仕方もちょっと変わりました。リモコンの操作手順が若干違います。