暮れの贈り物?

昨日のダイアリーでご紹介した『日経エンタテインメント 乃木坂46スペシャル』ですが、付録としてクリアファイルが付いておりました。それが一枚目の写真です。

あれ、クリアファイルが二つ付いていたの? と思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか。いえいえ、付録は一つだけです。それが左側のクリアファイルです。

見ておわかりのように、本誌の表紙と同じく選抜メンバーが並んでいるクリアファイルです。そして右側のクリアファイルは、別のサイトで購入した場合の付録です。こちらはアンダーメンバーが並んでいるクリアファイルなのです。

だったら裏表で全メンバーを載せればよいのにと思いますが、そうしないところに商魂の逞しさが見えますね。そして、これも何度も書いていることですが、選抜とアンダーの人数比がアンバランスです。やはり選抜の方が少ないのがよいと思います。この人数差はちょっとよくないなあ、これでは選抜も多すぎて歌番組でもしっかり映らないし、などと心配になります。

話は変わって二枚目の写真は、「乃木坂46五期生版 ミュージカル美少女戦士 セーラームーン 2024」のブルーレイです。チーム・スターとチーム・ムーンの公演が収められた円盤が二枚入っています。

五期生は11名なのですが、ジャケットには10名しか載っていませんね。奥田いろはが映像出演で両方に出ている(と言うのか?)わけですが、彼女は確か同じ時期に別の仕事が入っていたので、セーラー戦士としての出演がかなわなかったはずです。

それにしてもこのチーム分け、なかなか面白くもあり、心憎い面もあって、よい分け方だったと思います。運営としては最初から井上和と菅原咲月の二人をそれぞれの主役として舞台を作るつもりでいたのでしょうか。あるいは五期生全員でワークショップのようなものを受けて、そこから誰をどの役にするか決めていったのでしょうか。そんなところも気になります。

ちなみに、このブルーレイも付録はクリアファイルでした。

巡り合わせというのは大事ですね

わが家でかれこれ十年以上使い続けている洗濯機が、このところ不調です。時々、ウンともスンとも言わなくなったり、選択を始めなかったり、とにかくトラブル続きです。

そこで、もう寿命だろう、十年以上も使えば十二分に元は取ったはずだと考え、洗濯機を新しく買い換えました。その配達と設置が昨日ありました。

主に使うのは母ですが、母も80を過ぎていますので、ほどなくあたしがメインで使うようになるはずなので、あたしも在宅勤務にして立ち会いました。

新しく見えるのかどうかわかりませんが、一枚目の写真が新しく届いた洗濯機です。わが家は家の中に洗濯機を置くスペースがないので、庭先に置いています。それでも雨風を避けられるようにプラスチックの波板で囲っています。よく十年以上も使い続けられたものだと思います。

そんな週の初めに落手したのが、「日経エンタテインメント」の乃木坂46スペシャルです。ほぼ毎年刊行されているのではないでしょうか。そして毎年買っています。

今回と言いますか、今年の表紙は最新シングルの選抜メンバーです。副キャプテンの五期生・菅原咲月がアンダーなので表紙に登場していないのが不思議な気がします。逆になかなか選抜メンバーに選ばれなかった林瑠奈、奥田いろは、中西アルノの三名が今作では選抜メンバーなので、表紙に登場しています。

たまたま雑誌の刊行タイミングのシングルで選抜メンバーだったから表紙を飾れたというのも何かの巡り合わせですね。こういう運を掴めるか掴めないか、芸能人にとっては大事なことなのではないかと思います。ただ、個人的には選抜メンバーは、やはり多すぎると思いますが。

祝、受賞!

本日は、大佛次郎賞の発表です。今朝配達された朝日新聞に、ご覧のように載っています。

受賞したのは、あたしの勤務先から刊行されている『「喜劇」の誕生』です。見事に大佛次郎賞を射止めました。

ところで大佛賞って、この業界の人であれば「おさらぎしょう」と読めると思いますが、そうでないとどれくらいの方が正しく読めるのでしょう。たぶん、街でアンケートを取ったらかなりの確率で「だいぶつしょう」と読まれてしまうのではないでしょうか。

いや、「大仏」ではなく「大佛」と書いてあるので、「佛」の字が読めない人も多いかも知れませんね。致し方ないことでしょう。

とはいえ、あたしもマウントを取るような書きぶりですが、肝心の大佛次郎がどんな人なのか、ほとんど知りません。読んだことはないですが、『鞍馬天狗』の著者だったよなあ、くらいの印象です。あとは、子供のころに『天皇の世紀』という作品で名前を知ったくらいです。子供だったので「大佛」が読めなかったのか、「大仏」と書いてあったので面白い名前だなあと感じたのか、とにかく「天皇の世紀」という作品名は割と記憶に残っています。

で、今回の受賞は『「喜劇」の誕生 評伝・曾我廼家五郎』です。副題からもわかるように曾我廼家五郎の生涯を軸に松竹新喜劇、日本近代の演劇史を俯瞰した一冊です。ぜひ店頭で手に取ってみてください。

この見出しはつまりあたしのことよね?

いよいよ今年の仕事もあと一週間というところまで来ました。そんな穏やかな日曜の朝刊に、どうみてもあたしのこととしか思えないような記事が載っていました。それが一枚目の画像です。

「子いない独居高齢男性」「孤独死の懸念も」といった見出しが躍っていますが、これってまるっきりあたしのことです。2050年の時点であたしがまだ生きているのか、それとも既に物故しているのか、それはわかりませんが、生きているとしたらほぼ間違いなく独居老人となっているでしょう。

それって、自分が選んだ人生ですから、後悔するかも知れませんが、もう諦めて受け入れる心の準備はできているつもりです。妹のところの姪っ子や甥っ子が、どれくらいあたしのことを心配してくれているのか、すべてはそれにかかっています。いまのうちに、出来るだけよくしてやらないとなりませんね(笑)。

さて、数日前に新潮文庫の『私にふさわしいホテル』と、白水Uブックスの『山の上ホテル物語』を併売してい欲しいと書きましたが、正直なところ難しいのではないかと思っています。やはり新潮文庫は書店でもしっかり専用のスペース、棚があって、新潮文庫がズラリと並んでいて、そこに白水Uブックスを紛れ込ませるスペースはありません。可能性があるとしたら、映画化書籍コーナーに二点並んで置かれることくらいでしょうか。

それに比べると、二枚目の写真の二点は間違いなく書店で並んで置かれていることでしょう。どちらも単行本ですから文芸書の海外文学のコーナーに並んでいるはずです。あるいは文芸評論などの「本に関する本」のコーナーでしょうか。

どちらにせよ、この二点は紛れもなく正編と続編の間柄ですし、四六判の単行本ですからスペース的にも並べやすい二点でしょう。新発売の「2」はドサッと積んでいる書店が多いと思います。「1」の方は散々売れた本なので、いまさらドサッと積むほどではないかもしれません。でも「2」の隣に一冊くらいは並んであったら嬉しいなあと思います。

推し活

さまざまなストレスを発散するために、推し活に励んでいる人も多いと思います。あたしも昔っからアイドルが好きで、坂道グループが大好きです。箱推しに近いですが、やはり好みというのはあります。

日向坂46では、一期生のみーぱんこと佐々木美玲が断トツです。そのみーぱんがようやくソロの写真集を発売しました。待ちに待ったと言えるでしょう。メンバー人気から言ったら、もう数年早くても不思議ではないと思いますが、本当にようやくですね。

みーぱんの誕生日が12月17日で、その日にめでたく発売となりました。今回は通常版を含めてカバー違いが四種類はつい倍されましたので、推しメンの写真集ですから全タイプを購入しました。

発売日に落手したのが一枚目の写真の二種類です。左が「@Loppi・HMV限定版」、右が「楽天ブックス限定版」です。そして数日遅れてしまいましたが、残るカバーも手に入れました。

それが二枚目の写真です。真ん中が「紀伊國屋書店限定版」で、両端は「通常版」です。通常版を不達購入したのは、セブンネットで特典ポスター付が発売されていたので、それも手に入れようと思ったからです。

そして全部で何種類あったのかわかりませんが、写真集にはランダムでポストカードが封入されています。落手した写真集と、それに封入されていたポストカードを並べたのが最後の写真です。

HMV版と通常版が同じポストカードになってしまいましたが、それ以外はすべて異なるポストカードが封入されていました。これはラッキーだと思います。こうして並べてみると、やはり『陽射しのパレード』というタイトルどおり、みーぱんの笑顔、明るさが弾けているなあと感じます。

もちろん写真集の中には、しっとりとした大人びた写真集もありますし、あたしはそういうのは求めていないのですが、水着や下着姿、入浴シーンなども混じっています。どれもとてもカワイイです。

やはり併売してほしい

数日前に、書店店頭における併売について書きました。今の時代、併売は流行らないのか、と書きましたが、やはりこの二冊は併売して欲しいと思うので書いてみます。それがこの二冊です。

新潮文庫の『私にふさわしいホテル』が映画化され、この暮れに全国公開となります。確か12月27日からのはずです。小説の内容は

文学新人賞を受賞した加代子は、憧れの〈小説家〉になれる……はずだったが、同時受賞者は元・人気アイドル。すべての注目をかっさらわれて二年半、依頼もないのに「山の上ホテル」に自腹でカンヅメになった加代子を、大学時代の先輩・遠藤が訪ねてくる。大手出版社に勤める遠藤から、上の階で大御所作家・東十条宗典が執筆中と聞き――。文学史上最も不遇な新人作家の激闘開始。

といったもので、書いてありますように舞台は山の上ホテルです。

今年、惜しまれつつ閉館した山の上ホテルの歴史は、あたしの勤務先から『山の上ホテル物語』として刊行されていますので、言うなれば、この二冊はセットで読むべきものだと思うのです。なおかつ『私にふさわしいホテル』の奥付前には、参考文献として『山の上ホテル物語』が挙げられていますので。

たぶん『私にふさわしいホテル』を読んだ人が、このページを見たら「ここに書いてある『山の上ホテル物語』も読んでみたいなあ」と思うのは自然の流れではないでしょうか。

これが分厚くて、値段も高い本であれば手が伸びないかも知れませんが、新書サイズのお手軽な一冊ですから、横に並べておけば買ってくれる人も多いのではないでしょうか。

ちなみに、一枚目の写真に写っている『私にふさわしいホテル』は映画宣伝用カバーなのか、ほぼ全面オビなのか、いずれなのかはわかりませんが、主演ののんが写っているものがかかっています。このカバーを外すと文庫本本来のカバーが現われます。それが三枚目の写真です。

こうして見比べますと、映画用のカバー(オビ?)は、実際の山の上ホテルの外観を取り入れ、まさに『山の上ホテル物語』と併売するのがふさわしいものになっているではありませんか。

とりあえず、映画を見に行くかはまだわかりませんが、この年末年始に小説の方は読んでみたいと思います。

今日の配本(24/12/19)

美しいをさがす旅にでよう[増補新版]

田中真知 著

かつて、エジプトの扇風機の羽は金色が主流だったという。黄金色に輝く羽から送られる風はどんな心地だったのだろうか。慣れない目にはやや刺激的に映るその家電の色合いは現地で長く生活する人にとっては当たりまえで、扇風機の羽はそうじゃなきゃと思われていたのかもしれない。この本は、こんな世界中の「ちがい」をさがしもとめ、私たちがなじんでいるものとは異なるカタチを楽しむための一冊。人はどんなときに美しいと感じ、なにを美しいと捉えてきたのか。また、時代や地域によってその基準は変わるものなのか。

平和の遺伝子
日本を衰退させる「空気」の正体

池田信夫 著

著者の「空気」をめぐる研究はコロナ禍を受けてさらに大きく展開していく。本書『平和の遺伝子』では、進化心理学や歴史学の最新動向を思い切って取り入れ、定住社会への移行に焦点を当てている。とりわけ縄文時代に注目し、そこに「国家に抗する社会」、日本型デモクラシーの原型を見出す。グローバル化の進展で定住社会に楔が打たれ、ユーラシア大陸を中心に勢力図が一変しつつある昨今、日本社会はどこに向かうのか? 『「空気」の構造』以来、十数年の思索の結論! 渾身の書き下ろし。

奈良は人気ないのかしら?

年明けに母を連れて奈良へ行くことになっています。その件は既に、このダイアリーで書いていますが、そろそろ具体的な工程を考えないと、と思い始めています。

いまの時代、情報はほぼネットで集められるわけですが、あたしのような世代、そして母の世代はやはり本で情報を得たいと思ってしまいます。そこで、書店営業の途次に、書店の旅行ガイドの棚で奈良に関するガイドブックを探してみました。

するとどうでしょう。「ことりっぷ」には奈良編が見つかったのですが、それ以外のガイドには奈良編が見つからないのです。京都は腐るほど並んでいるのに、どうして奈良のガイドブックがこれほど見当たらないのでしょう。

奈良で見つけたのは南紀白浜とか、熊野古道とか、そのあたりをメインで扱ったものが一つ、二つありました。それなのに、いわゆる奈良市、東大寺とか春日大社とか、誰もが奈良と聞いて思い出すような場所を扱ったガイドがほとんどありません。

昨今、奈良県はそんなに人気がないのでしょうか。そんなことはないと思いますし、奈良公園にたくさん外国の観光客が来ているニュース映像も見たことあるのですけどね。

この春先というか冬に京都へ行ったのは、あたしが木曜日まで関西出張へ行っていて、夕方に東京からやって来た母と京都駅で待ち合わせ、金曜日の一日を観光に使いましたが、今回のなら旅行は完全な一泊二日で行こうと考えています。法隆寺、東大寺、春日大社、興福寺、このくらいは母の足でも回れるのではないかと予想しています。