今日はみどりの日

今日はみどりの日、というのは先月の昭和の日と同じくらい馴染みがないです。

あたしくらいの世代にとっては、5月4日というのは3日と5日に挟まれて、カレンダーの巡り合わせて休みだったり、そうでなかったりする日です。振替休日もありますから、印象としては5月4日も休みになっていたことが多い気もしますが、そうでなくとも前後にたくさん休みがあるので4日が休みかどうかなんて、それほど気にしていませんでした。

4月29日がみどりの日になったのは、なんとかゴールデンウィークが短くならないようにするための、なかなかよい思いつきだったと思いますが、なんでこれが昭和の日になってしまったのでしょう? なんとなく戦前を賛美するような勢力の邪な思いが見え隠れしますね。

同じころ、5月4日のためだけの法律ができたと記憶しています。つまり祝日と祝日に挟まれた一日は祝日とする、というもので、カレンダーを見回しても5月3日と5月5日に挟まれた5月4日のための法律だということは明々白々でしたね。

たぶん、この頃からもっと休んで、そしてお金を使いましょう的な風潮が蔓延し始めたのではないかと思います。しかし、給料が上がらないサラリーマンにとっては休みが長くなったって旅行やレジャーに廻すお金が増えるわけはありませんし、ゴールデンウィークのような、通常よりも料金設定が高くなる時に旅行なんてなおさら無理な話です。

そんな愚痴はともかく、今の時季の爽やかな晴天は貴重です。もうじきにジメジメとした梅雨、そして日本の夏がやって来るわけですから。目に青葉、山ホトトギス、初がつお、でしたっけ?

ようやく……

あたしの住んでいる東京都小平市でも、ようやくコロナウイルスのワクチン接種が始まるようです。

市報やウェブサイトによると、今月10日から75歳以上の高齢者向けに接種クーポンが発送されるそうです。うちの母は先月78歳になりましたので、これに該当します。ですから、問題なければ11日か12日には母宛のクーポンがわが家に届くでしょう。

さらに、実際の接種の予約ですが、これは17日以降になるそうです。うちの母はパソコンやスマホなどほぼできない人なので、あたしがやってあげるか、繋がらない電話を一日中かけ続けるかのどちらになると思います。パソコンでの予約もサーバーがダウンしないとよいのですが、どうなのでしょうね?

母は、特にワクチンに対する疑問とか不安などを持っているわけでもなく、打てるのであればさっさと打ってもらいたいと考えているようです。日本人一般の常として血圧が高めで薬を日常的に服用していますが、それ以外にこれといった持病もなければ、至って健康なので副作用については取り立てて気にしていないようです。

ところで、政府が高齢者は7月末までに終わらせると言っているようですが、75歳以上がようやく始まるというのに、そんなスケジュールで進むのでしょうか? 小平の場合、65歳から74歳までの人へのクーポン券発送は5月31日からだそうです。市内の高齢者が何人なのか知りませんが、7月末までに全部終わるのでしょうか?

64歳以下については、今のところ何のアナウンスもないようですが、あたしはいつになるのかしら?

番線印

この数年、御朱印集めが流行しているみたいですね。

実は、あたしも高校生のころにハマっていたのですが、社会人になってからはとんとご無沙汰しております。そうこうしているうちに世間で御朱印が流行りだしたので、ちょっと冷めてしまいました。天の邪鬼なんです。

寺社の朱印は昔からあるものですが、あたしが集めていた数十年前、既にすべてがハンコで構成された朱印もあって、興醒めした思い出があります。昨今は御朱印集めがブームになっているので、参観するとまず御朱印を頼んで、境内をひとまわりして帰り際に出来上がっている朱印をもらう、というスタイルが一般的になっているのでしょうか? あたしが集めていたころは、朱印を集めている人もまだ多くなく、その場で書いてくれたものでした。

そんな御朱印も最近はどんどん他の分野にも広がって、お城の印、城印というのでしょうか、そういうものも収集の対象になっているそうです。そもそもお城に印なんてなかったのに、折からのお城ブームに乗っかって、それに御朱印集めを組み合わせて、誰かが思いついたのでしょう。商魂逞しいものです。

そうしたところ、こんどは「護守印」なるものを知りました。海上自衛隊が艦船ごとに朱印を作ったみたいです。戦車とか艦船にもミリタリーファンが昔から根強くいますし、最近はゲームでしたっけ、艦船などを擬人化したものが流行っていたと思います。そんな風潮に乗っかったのでしょう。これも流行るのでしょうか?

というわけで、あたしもちょっと思いついたのですが、書店の「番線印」集めってどうでしょう? たぶん一般の方は「番線印」と聞いても何のことかわからないと思います。本屋さんが出版社に注文を出す時に、自分の書店を表わす住所というか記号のようなもので、どの書店にも必ず一つはあるものです。「番線印」と言うくらいですからもちろんハンコ、スタンプ状のもので、あたしたち出版社の営業が書店に行って注文をもらった時には注文書にその番線印を捺してもらうのです。

この番線印を一般の人が集めたらどうでしょう? そのお店で何か一冊買ったら番線印を捺してもらうというシステムです。都会の大型書店から離島の小さな書店まで、見てくれにそれほど個性はないかも知れませんが、いろいろな書店の名前が書いてあって、それなりに興味深いと思います。

紀伊國屋書店の国内全店の番線印を制覇するとか、何かスタンプラリーっぽい企画を絡めたら、それなりに集めようと思う人が出てくるのではないかと思うのですが、どうでしょう?

4月後半のご案内まとめ

4月の後半に書店に送付した注文書を、ここでまとめてご案内します。

  

まずは相変わらず売り上げ好調な『中国・アメリカ 謎SF』です。『週刊文春』で朝井リョウさんが紹介してくださいました。売り上げが再び加速しそうです。

続いては、この時期恒例でもあります、検定対策本の紹介です。昨年はコロナのために中止となった語学検定試験が多かったようですが、今年の春季試験は今のところ予定どおり実施されるみたいです。まあ、政府がオリンピックをやろうとしているわけですから、語学試験くらい実施するのは何の問題もありませんよね。

そして春はやはり語学書ですので、語学書の売れ行き良好書と重版のご案内です。これらの書目が棚から無くなっているようであれば、この機会にぜひ補充をお願いします。ベストテンの銘柄は棚に一冊とは言わず、面陳や平積みをお願いします。

  

続きましては、時事に絡めてのご案内。アメリカがアフガニスタンからの撤退を発表したのを受け、『シークレット・ウォーズ(上)』『シークレット・ウォーズ(下)』を案内してみました。アメリカにとってアフガン戦争とは何であったのか、改めて考えみるための必読書です。

そして、なんと四刷になった『脱成長』です。このタイミングでNHK出版から『なぜ、脱成長なのか』が刊行になり、SDGsとは異なるもう一つの流れ、脱成長が注文を浴びています。今一度、棚の在庫をご確認ください。

最後は、新刊『踊る熊たち』です。書評が続きましたので、改めてご案内しました。突然拘束を解かれて自由になった熊たちと共産主義の桎梏を脱して自由を手に入れた人々、そんなまるで異なる両者がパラレルに語られるノンフィクションです。自由とは何なのか、改めて考えさせる一冊です。

わが家の書架には、こういう一角もあるのです

先日『日向坂46写真集 日向撮 VOL.01』を入手しましたので、ひととおり眺め終わった後、自宅の書架に並べました。それがこの写真です。

乃木坂46も、『乃木坂46写真集 乃木撮 VOL.01』が発売された時に「Vol.1」とあって、いずれ「Vol.2」が出るのかなと期待せずにいたところ、しっかり『乃木坂46写真集 乃木撮 VOL.02』が発売になりました。となると、今回「Vol.1」を名乗っている日向坂46も「Vol.2」がいずれ発売になるのでしょうね。それに乃木坂46だって「Vol.3」の可能性があるのでは?

個人的には、今となってはもう遅いですが欅坂46にも出してもらいたかったです。櫻坂46に期待しますかね。とはいえ、そのためにはまずは毎週の連載からスタートしないとなりませんから、しばらくは先になりそうです。

「撮」こそ出ていないものの、『別冊カドカワ』は欅坂が2冊出ていますし、『QuickJapan』も欅坂で2冊出ているのですね。『別冊カドカワ』の乃木坂46は当初から4冊出す予定だったようですが、デビュー間もないころの『季刊乃木坂』を思い出します。

ところで、『別冊カドカワ』で日向坂46の特集号は発売になるのでしょうか? それが気になります。購入していませんが、欅坂は櫻坂になるタイミングで『別冊カドカワ 総力特集 欅坂46/櫻坂46』が出ていますので……

待っている人がいるから……

このゴールデンウィーク、あたしの勤務先は暦どおりです。特に時短営業をするとか、休業にするとか、そういう措置は執らず、各自で休みたければ有給休暇を取ってください、というスタンスです。危機管理、感染防止の観点からそれはどうなのか、という意見もあるかも知れませんが、それはほとんどの企業に言えることであり、あたしの勤務先が特別ブラックだとは思いません。

年間5日は有給休暇を消化するように法律が変わったので、この機会に少しでも消化が進むようにと思っているの面はあるかも知れませんが、現状ではどれだけ取得が進むのか、個人的には疑問です。

さて、これは多くのサラリーマンには理解してもらえると思いますが、休みが続くと、その前後は仕事がたまるので、むしろ休めなくなる、休暇が取りづらくなるものです。もちろん、他の人に仕事を代わってもらったり肩代わりしてもらって休みを取ることもできなくはないですが、やはり多くの人は遠慮がちになり、自分の仕事は自分が出社してやらなければと考えてしまいがちです。

それならリモートワークは、と言われそうですね。なんで出社するのかと言えば、出勤しなければできないことが多いからです。

あたしの勤務先で言いますと、毎日毎日の出荷があります。これがなくなると売り上げダウンですから死活問題、ここを止めるわけにはいきません。データではなくモノを扱っている業種はどこも同じでしょう。

でも大手企業などはゴールデンウィークはまるまる休みにして、その間の受注は連休明けの出荷になりますと宣言しているところもあります。あたしの勤務先だって覚悟を決めて、そうすることも可能なはずだと思います。

ただその一方で、大学の語学テキストの注文、特に授業が始まってすぐにでも手に入れたい学生さんからの注文にはできるだけ迅速に答えてあげたいとも思います。本来なら、よほどのことがない限り大学内の書店に授業用のテキストは必要な数が置いてあり、そこで買えばよいわけですが、昨年に引き続きリモートでの受講となった学校も多いようで、そうなるとテキストを買いに大学へ行くこともできません。大学によっては、学生ごとの履修状況に応じて、学生の個人宅へテキストを配送するサービスを行なっているところもあるようですが、自分で本屋に買いに行かせる大学もあるようなので、そうなると学生は焦ってしまうでしょう。

語学テキストの場合だけなのか、あるいは他の教科でも多いのかわかりませんが、あたしが感じるのは、大学生協や本屋を通すのではなく、先生自身が教科書を学生の人数分、直接うちへ注文してくるケースが意外と多いなあということです。そうなると戦線自身が授業で集金して振り込みなどをしなければならないので、それなりに面倒だと思うのですが、そういう先生が少なからずいます。

ただし、これは対面授業が行なわれるという前提でのことであり、リモートになれば教科書を配ることもできなければテキスト代を集金することもできません。そうなると先生としては「ネットか近所の本屋で買ってきて」ということになり、焦った学生さんからの注文が増えることになるのだと思います。

早いところ、すべて電子教科書に置き換われば、こういう問題は解消されるのでしょうが、電子教科書の教育効果って実際のところどうなのでしょうね?

過去二番目の少なさと昨年の二倍

明日からのゴールデンウィーク。

新幹線の予約状況を、テレビの情報番組が伝えていましたけど、その表現にちょっと戸惑いを感じます。

もとより緊急事態宣言が発令中で、人流を抑えようという訴えかけが出ていますから、ガラガラなのは承知していますが、それでもテレビでは「昨年の二倍の予約状況」と伝えていました。

なんか、これではかなり増えたみたいな印象を与えませんか?

とはいえ、実態としては昨年に次いで過去二番目の少なさなのだそうです。よく聞けば理解できますが、画面に出ている字幕とか、最初にどう伝えるのかによって印象がガラリと変わるものです。

自衛手段?

東京など四都府県に緊急事態宣言が発令され、昨日が最初の平日だったわけですが、いつもどおり早朝に出勤し、先週の注文書と朝のファクスを処理すると、勤務先滞在一時間ほどであたしは帰宅しました。

あたしの勤務先、役員も含め社員は三十数名いますが、同じフロアで働く営業・宣伝部は十二名です。時差出勤も認められていますが、お昼前後はほぼ全員に近い人数が出勤しています。このところは平均すると毎日一名あるいは二名が在宅勤務しているような状態で、逆に言えば毎日十名ほどが出勤していることになり、「出勤を三割に」というお上の要請には全く沿っていない状況です。

さすがに緊急事態宣言ともなると少しは変わるかと思いきや、朝の電車、昨日はいつもより混んでいる気がしました。いつもの時間を避けて、早い時間にシフトした人がそれなりにいたのではないでしょうか。そんな気がします。

こうなると、八十手前の高齢の母を抱えるあたしとしては自衛手段として、在宅勤務を増やすしかありません。昨日、そして本日は在宅勤務をすることにしました。都内も多くの書店が休業になり、やっていたとしても非常事態宣言下では訪問営業も憚られます。だったら自宅でできることをしようと思うわけです。

それにしても、なんでサラリーマンはあんなに会社へ向かおうとするのでしょう? ネットの意見にありましたが、政府や都知事がどんなに個人に呼びかけても、会社として指示を出してくれないと多くのサラリーマンは判断できないのですよね。政府や知事は個人にではなく、会社・事業主に圧力をかけないとテレワークは進まないと思います。

もちろん数名でやっている零細なところはテレワークは出勤三割は厳しいかも知れませんし、業種によっては出勤しないと仕事にならないものもあるでしょうけれど。

今日の配本(21/04/26)

権威主義の誘惑
民主政治の黄昏

アン・アプルボーム 著/三浦元博 訳

米国のトランプ政権下で進んだ民主政治の衰退と権威主義の台頭、イギリスのジョンソン首相とブレグジット、ポーランドの「法と正義」のカチンスキ、ハンガリーの「フィデス」のオルバーンといった元首の登場、ドイツ・フランス・スペインにおける極右政党の躍進……これらは同じ時代の土壌から生まれたものだと理解できるが、この世界的な現象の根底には何があるのか。 本書は『グラーグ:ソ連集中収容所の歴史』で〈ピュリツァー賞〉を受賞した歴史家・ジャーナリストが、かつて交流があった「リベラル派」の人々の変貌ぶりに驚き、何が彼らを変えてしまったのかを起点に論考する、思索的エッセイだ。