源氏とは?

講談社学術文庫の『源氏の血脈』を購入しました。

ところが自宅の書架には『武門源氏の血脈』という一冊を所蔵しておりました。著者は同じ方です。

はい、単行本の文庫化です。文庫になる時に出版社が変わるのも昨今はよくあることですね。単行本は中央公論新社から出ていました。

なので、文庫化されたものだとわかったうえで買っています。文庫には単行本からちょっと追加があるみたいです。

さて、あまりにも高額な専門書までは手が伸びませんが、このくらいのものですと、源氏に関する書籍ってどうしても気になってしまいますし、ついつい買ってしまいます。

ところで「源氏」という言葉を最初に知ったのは、たぶん源平合戦を学校で習ったころだと思います。NHKの大河ドラマも「草燃える」を放映していた時代だと思います。「平家が亡んで源氏が鎌倉幕府を打ち立てた」という単純な歴史事実をまずは覚えたのだと思います。

ついで、その平家の興亡を描いた作品が『平家物語』だと知り、それとほぼ同時期に『源氏物語』という作品を知りました。ただ内容までを知ったわけではないので、『源氏物語』は『平家物語』に対して源氏三代の興亡を描いた文学作品だと長いこと思い込んでいました(汗)。

まあ、広い意味では「源氏」で間違いはないんですけどね。