Rockfield's Diary

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五等分の……

今週の日テレ系「超・乃木坂スター誕生!」はアニソン特集でした。この世代のアイドルが見ているアニメって、もうほとんど知らないわけでして、それでも日本のアニメ文化は脈々と受け継がれているのを感じます。

「ほとんど知らない」と書きましたが、原作コミックを読んだこともなければ、アニメも見たこともないわけですが、タイトル(作品名)くらいはあっちこっちで見かけるので知っていたりします。特に人気のあるものだと書店営業に回ったときに目立つところに並んでいたり、店内にポスターが貼ってあったりするので、とりあえずタイトルくらいは脳内にインプットされるのです。もちろんどんなストーリーなのかはわからないままですが。

そして話は戻って乃木坂。五百城茉央、池田瑛紗、井上和、小川彩、中西アルノの五名で、アニメ『五等分の花嫁』の主題歌「五等分の気持ち」を披露したわけです。書店のポスターなどで、主人公の男の子とそれを取り巻く五つ子の女の子の物語だということは知っていましたが、主題歌もその五人姉妹が歌っているという設定なのですね。

まあ、かわいいアイドルが歌っているのだからそれでいいだろう、という感想なのですが、たまたま寝床でこのところ読んでいる『子宮』を思い出してしまいました。こちらは中国の盛可以の作品です。五つ子ではないのですが、五人姉妹が主人公の物語です。

実際には六人姉妹で、一人は幼くして亡くなってしまっていて、さらに彼女たち姉妹の最後に唯一の男の子がいます。そんな家族の物語ですが、たぶんアニメ『五等分の花嫁』とは並べるのが間違っているのは承知しています。ただ、男一人に女が五人という設定が、あたしにはこの作品を思い起こさせてしまって、そして『子宮』の強烈なエネルギーにあてられているので、アニメ『五等分の花嫁』の五つ子も歳を重ねれば『子宮』の五人姉妹のようになってしまうのだろうと思うのです。

ちなみに、アニメの方はわかりませんが、『子宮』の方の五人姉妹は五等分な人生を歩んではいません。個人の能力、性格、才能の違いで幸運を引き寄せられる者もいれば、不運な人生を送る者もいるという前提です。ただし禍福はあざなえる縄の如し、この先読み進めていくとどんなストーリーが展開されるのか愉しみでもあります。

思い出の書店?

新しい書店がオープンするというニュースよりも、書店閉店の報せの方が多いような気がするこの数年。書店のない自治体がニュースで取り上げられるほど、書店の減り方は深刻なようです。ただ、他の業界と比べるとどうなのでしょうね。書店だけが特殊なわけではないと思うのですが。

新しい書店のニュースと言えば、先日大々的に報じられていた麻布台ヒルズに大垣書店が出店しました。大垣書店は京都を地盤とする書店です。その京都には中心部の四条河原町に蔦屋書店がこの秋オープンしましたね。

これらはむしろ稀な例であって、書店で景気よさげに取り上げられるのは、いわゆる独立系書店ばかりな気もします。お客としては面白いと思うものの、やはり街の本屋にもっと頑張ってもらいたいと思います。

そんな中、あたしが担当している東京の西へ延びる大手私鉄・京王線沿線で閉店のニュースが続けざまに飛び込んできました。その一つが啓文堂書店明大前店です。駅ビル内の小さめの書店ですが、明大前には他に本屋がないと思うので、近隣の人は困ってしまうのではないでしょうか。

そしてもう一つは、明大前からもう少し西へ、京王線で数駅乗ったつつじヶ丘駅前にある書原です。書原と言えば阿佐ヶ谷のお店が全国的に知られたお店でしたが、かつては多くの店舗が都内各地にありました。最後の一軒だったのですが、ここが閉店するということは書原がなくなってしまうということです。

実は、書原という書店はあたしが初めて行った書店なのです。営業に、という意味ではありません。生まれて初めて、自分で財布を持って本を買いに行った書店、という意味です。小学生の時から住んでいた杉並区の高井戸(これは京王グループですが京王線ではなく井の頭線です)駅は、高架下が商店街になっていて、そこに書原(当時は広和書店という屋号)があったのです。歩いて10分程度のところに住んでいたので、しょっちゅう書原には行っていましたし、時には本も買っていたのです。

最初の書店体験が書原というのは、今にして思うとなかなかディープだったと思いますが、それがあたしの人生にどういう影響を及ぼすことになったのか、それは今もってわかりません。しかし、そんな思い出の書店もずいぶん前に閉店していて。たぶん高井戸には新刊書店は一軒もないのではないでしょうか。本屋のない自治体も深刻な問題ですが、周辺人口比で考えた場合、東京など大都市の書店不足の方がもっと深刻なのではないかと思っています。