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Rockfield's Diary
Rockfield's Diary
あたしも見たことないですよ!

今週の「乃木坂工事中」の企画は後半が「知ったかグランプリ」でした。メンバー四名で映画「となりのトトロ」について語り、他のメンバーが四名のうち「トトロを見たことがない人」を当てる、というゲームです。
プレーヤーの四名は久保史緒里(三期生)、清宮レイ(四期生)、黒見明香(四期生)、松尾美佑(四期生)で、当てるのは川﨑桜(五期生)でした。
ゲームの勝ち負けはひとまずおくとして、実はあたしも「となりのトトロ」は見たことがありません。と言うよりも、ジブリ映画は一つも見たことがないのです。
ジブリを一回も見たことないなんて、若い子ならともかく、あたしくらいの年齢であれば、ごくごく普通のことではないかと思うのですが、逆にあたしくらいの年齢であれば子供を連れてジブリ映画を見に行くことが多いのかもしれないですね。
ちなみに、「男はつらいよ」も一作も見たことがなければ、「ハリー・ポッター」も見たことがありません。もちろん、いまさら見ようとも思いません。最初に挙げたジブリ作品ですが、一作も見たことない人って日本人全体では意外と多いのではないかと思いますが、実際のところはどうなのでしょうね。
補足しますと、テレビで放送されたのをカウントしてよいのであれば、「13日の金曜日」「ソウ」はシリーズをすべて見ています。
孫子の件で少しばかり補足を

昨日のダイアリーで、中国の古典『孫子』について書きました。
その時に紹介した邦訳の一つ、岩波文庫の『孫子』ですが、実は改訂版が出ています。『新訂 孫子』です。最新の出土資料も使って改訂したものだそうです。中国古典はこの数十年、出土資料によって見直しが盛んですから、孫子もその例に漏れないということですね。
ちなみに、このダイアリーを読んでくださっている方であれば、これもご存じのことかと思いますが、ここまで書いてきた孫子とは呉孫子、呉の国に仕えた孫武のことであり、彼が著した『孫子』のことを指しています。しかしながら、出土文物の中にもう一つの『孫子』が発見されまして、それが『史記』の中にも書かれていた、斉に仕えた孫子、孫臏の著した『孫子』、通称『孫臏兵法』です。
こちらも出土文物の整理、校訂が進み、その成果が中国で刊行されています。わが家の書架にも二冊架蔵していますが、これは同じ書籍が装いを変えて刊行されたものになります。
今日の配本(23/09/11)


ジェイムズ・ボールドウィンのアメリカ
「もう一度始める」ための手引き
エディ・S・グロード・ジュニア 著/秋元由紀 訳
都合よく解釈され語り継がれてきた「アメリカ」という物語を噓と断じたうえで、ボールドウィンの意図することとその背景にあるものを深く掘り下げ、当時と今を行き来しながら、われわれが直面する人種問題、ひいてはアメリカという国のありようについて論じた魂の書である。
これもオタ活!

少し前に、これもオタ活だと自分なりに見なして、乃木坂46が田植えに行った奥出雲の仁多米を購入したと、このダイアリーに書きました。あまり米の味がわかっていないあたしとしては、可もなく不可もなくいただいたのですが、その仁多米を使った日本酒が近所のスーパーで売られていたので買ってみました。
そして昨日は父の命日だったので、お酒が大好きだった父に献杯しつつ、あたしもいただきました。ふだん飲むことの多い新潟のお酒のような、ピリッとした辛さはありませんが、いかにも日本酒だなあ、という味わいでとても飲みやすかったです。これは純米酒ですが、吟醸や大吟醸もあるのでしょうか。あるのであれば、こんど飲んでみたいと思います。
乃木坂46のメンバーが植えた稲は、まだまだこれから収穫でしょうから、先日買ったお米にしても、この日本酒にしても乃木坂46のメンバーとの関わりはないはずです。それでも、乃木坂46が関わったからという理由で、仁多米やそのお酒を購入するというのは、やはりこれは立派なオタ活でしょう。
たぶん乃木坂46に声をかけた地元としても、そういう効果を見越して乃木坂46に声をかけたわけでしょうし、乃木坂46に限らず著名人を引っ張り出すというのは、そういう経済効果を期待しているのでしょう。あたしはまんまとハマってしまっているわけですね。
「ぎぶ」とは「GIVE」ではなく「魏武」のことです

講談社学術文庫から『魏武注孫子』が刊行されたので、当然のことながら購入しました。学術文庫では既に『孫子』が刊行されていますが、あえて「魏武注」にスポットをあてて一冊出すなんて、すごいです。
ちなみに『孫子』は、中国古典の中では『論語』『老子』に次いで知名度が高い作品だと思うので邦訳も何種類か刊行されています。そこで、架蔵している文庫版の邦訳を並べてみたのが一枚目の写真です。ちなみにこれらの邦訳、いまも版元在庫があるのかわかりません。
左上が中公文庫、その右の二冊はどちらも岩波文庫です。右下は講談社文庫、その左の二冊が今回話題にしている講談社学術文庫の二点です。単行本も加えたら『孫子』の邦訳はあと何種類かあると思いますが、さすがにすべては追い切れないので、架蔵しているのはこんなところです。
ところで、このダイアリーを読んでくださっている方の大部分には説明不要かと思いますが、ここまで何回か登場している「魏武」とは魏の武帝、つまり三国志の曹操のことです。長い長い中国史の中でもトップクラスの戦術家・戦略家でもある曹操は『孫子』を常に傍らに置いていたそうで、自身の体験に基づいて『孫子』に注を付けたものが『魏武注孫子』です。
曹操以外にも『孫子』に注を付けた人物は中国史上に何人もいまして、その主要な十一種類を修正したものが「十一家注孫子」で、『孫子』を読む場合にはこれがベースになっています。現代中国でも「十一家注孫子」は刊行されていまして、二枚目の写真にあるように、あたしは二種類を架蔵しています。
ところで「三国志」ファンなら、「曹操が孫子に注を付けたくらいなら、諸葛孔明だって孫子に注を付けていなかったのかしら?」と思うのではないでしょうか。あたしもそう思ったことがありました。劉備と出会う前にいくらでも時間はあったと思います。でも、劉備軍に加わってからはそんな時間は取れなかったでしょう。実践を踏まえて若いころに書いた孫子注を修正しようと考えていたとしても、それは果たせなかったでしょうね。