羽根の記憶

海外文学シリーズ《エクス・リブリス》の一冊『ケンジントン公園』の中にこんな一節がありました。

子供はみんな、生まれたばかりの頃は小鳥だった。だから、子供部屋の窓にたいてい鉄の棒が嵌められているのは--遠い遠い、羽根があった頃の記憶の影に襲われて--腕をはためかせ、天に向かって飛んでいこうとする誘惑に負けて落っこちてしまわないようにするためなんだ。

この部分を読んだときに、あたしが思い出したのは乃木坂46の楽曲「羽根の記憶」です。その歌詞にはこんな一節があります。

今僕にできること 自分の背中には 使ってない羽根がある記憶を 信じること

全く一緒というわけではありませんが、あたしにはこの曲が思い出されました。

乃木坂46には素敵な曲がたくさんありますが、この曲もそんな一曲で、メンバーのみならずファンの間でも人気のある一曲です。

2022年5月のご案内

2022年5月に送信した注文書をご案内いたします。

  

まずはロシアのウクライナ侵攻を受け注文が伸びている『ニューエクスプレスプラス ウクライナ語』『つばさ君のウクライナ語』です。そして諸外国語繋がりというわけではありませんが、ロングセラーになっている『「その他の外国文学」の翻訳者』、そして毎月恒例「今月のおすすめ本」です。今回はUブックスのロシア文学などもご紹介しています。

  

続いては、やはりウクライナ情勢に関係する一冊、『チェルノブイリ』です。そしてUブックスの新刊で早々に重版が決まったルヴェルの『地獄の門』、最後は、こちらも早々と重版決定の『ブリュッセル効果 EUの覇権戦略』です。

僕なんか

三日連続、日向坂46の話題になります(汗)。

予約しておいたニューシングル「僕なんか」が届きました。

ほとんどの曲は既にMVが解禁されていますが、残る楽曲とBlu-ray収録のバス旅の視聴が楽しみです。

これで日向坂46としては5枚目(訂正:7枚目)のシングルですね。握手会が開けないからなのか、乃木坂46にしても櫻坂46にしてもシングルのリリース間隔が非常に長くなっています。かつての昭和アイドルは、あたしの記憶では3か月くらいで新曲を出していたように思います。

握手会が開けないからであるなら仕方ないですが、秋元康の詞が出来上がってこないというのが理由であるなら、いい加減、彼にはプロデュースだけになってもらい(それすら必要ないと思いますが……)、作詞は外部のいろいろな人にお願いしたらよいのではないでしょうかね。まあ、そもそも秋元康が本当に書いているのか疑問なんですけど。

今無性にルヴェルを推したい。

写真は、紀伊國屋書店新宿本店の2階、文芸書売り場です。

その一角で、刊行早々に重版が決まったUブックスの『地獄の門』が山積みになっております。そのすぐ隣には創元推理文庫の『夜鳥』も同じように積まれています。

お陰様で、ルヴェル、大人気です。あたしも読みましたが、なんとも言えない読後感です。ハマる人が続出するのも頷けます。抜群に面白いです。

いや、面白いという表現は、この作品世界からするとちょっと誤解を招くかもしれません。でも、面白いものは面白いです。

あたしなりの感想を言えば、人間の醜い部分がこれでもか、これでもかという感じで描かれている短篇集です。落ち込んでいるときに読んだらつらくなるだろうという心配は無用です。むしろ本書を読めば「ここに出ている連中に比べたら自分はまだマシだ」と思え、明日への希望と生きる勇気がきっと湧いてくるはずです。

そして、左の写真は、その新宿紀伊國屋の店頭に掲示してあった、ポップというかパネルというか、とにかくお店の方の熱い熱い思いが伝わってくる推薦文です。むしろ檄文と呼んだ方がよいかも知れません。

これからの鬱陶しい季節に、気持ちまでどんよりさせてくれるルヴェル作品は如何でしょうか?

今日の配本(22/05/31)

競争と秩序
東南アジアにみる民主主義のジレンマ

川中豪 著

現在、民主主義を採用する国々は世界の多数派となっている。しかし、その道のりには多くの紆余曲折があった。1980年代以降の急速な民主化の進行は、民主主義の権威主義体制に対する優位性を示したかにみえたが、新しい世紀を迎えてからその後退が指摘されるようになった。民主主義とある社会が出会うとき、安定的に調和するには多くの試練が待ち受けている。その鍵を握るのが「競争」と「秩序」である。自由な競争を保障することと安定的な秩序を確立すること。いずれも民主主義にとって不可欠でありながら、両者のバラスを取るのはそう簡単ではない。この2つの間の緊張関係に翻弄され、民主主義は、結局のところジレンマに陥ってしまう。そして、こうした試練が最も分かりやすい形で表れた地域のひとつに東南アジアがある。インドネシア、タイ、フィリピン、マレーシア、シンガポールの5カ国の現代史を比較政治学の理論をもとに多角的に跡付けたのが本書である。なにが民主主義をはばむのか。暴力的衝突、権力監視の侵食、操作された制度――。民主主義が超えるべき課題に斬りこむ。

シャルル・ドゴール伝(上)

ジュリアン・ジャクソン 著/北代美和子 訳

世界を牽引した指導者、「最後の偉大なフランス人」シャルル・ドゴール。彼は巧みな戦略家であり、ひとつの政策に固執する反面、融通無碍な政治家でもあった。派手さを嫌う性格でありながら、ショーマンシップも発揮した。悲観と楽観のあいだを揺れ動き、自信を喪失したかと思うと、自己をフランスと一体化させ、君主であるかのように振る舞った。人びとの心にほとんど宗教的な崇敬の念を吹きこんだ。国民の統一を希求したが、その手法や政策はフランス社会に分断と対立を生み、ドゴールが憎悪の対象ともなった。従来のドゴール伝が礼賛か批判かに偏りがちだったのに対して、本書は時代ごとの世界情勢や政治的状況、経済的環境のなかにドゴールを位置づけ、著作、書翰、発言、さまざまな同時代人の証言、新公開されたフランス国立文書館収蔵のドゴール文書など膨大な資料を駆使して、その全体像を中立かつ客観的な視点から記述する。さらに本書の大きな魅力は、資料の綿密な分析に基づいて、「人間ドゴール」の複雑な性格を浮びあがらせている点にある。英国の世界的権威による、ドゴールを主役にした「20世紀フランス史」。

MMT講義ノート
貨幣の起源、主権国家の原点とは何か

島倉原 著

経済学において「異端派」とされるMMT(現代貨幣理論)が、現実を説明する新たな理論として幅広く受け入れられつつある。「財政赤字や国債残高を気にするのは無意味である」というMMTの主張をめぐって、もはや「極論」や「暴論」と片付けられる段階ではない。経済学におけるパラダイム・シフトをしっかりと見定める時期が来ているといえよう。とりわけ、「失われた30年」とも言われる長期停滞にあえぐ日本経済を分析する「武器」として、MMTはなくてはならない道具立てである。本書は、ランダル・レイ『MMT現代貨幣理論入門』(東洋経済新報社)を監訳し、『MMTとは何か』(角川新書)を執筆して、この新たな経済学を日本に紹介した第一人者による人気講義を書籍化したものである。

まるごと日向坂46

先週は一週間(月~金)で関西ツアー出に出ておりましたが、その間に近所のセブンイレブンに頼んでおいた日向坂46新聞が届いておりました。週末に受け取りに行って来たので、早速堪能しました。

今号で第4号になるのですね。すべて所持しております。われながら、なかなかのおひさまぶりです。

表紙を見ますと、こさかなとみーぱんが3回ずつ登場していまして(訂正:みーぱんは2回でした)、なんだかんだ言っても、この二人が日向坂46の顔なのかなあと感じられます。ただし、表紙は別バージョンものもあったような記憶があるので、それをカウントすると他のメンバーももっと搭乗しているかも知れませんが。

昨日も書きましたが、四期生が加入すると日向坂46もどんな風に変わっていくのでしょうね?

今日の配本(22/05/30)

大丈夫な人

カン・ファギル 著/小山内園子 訳

日常生活で女性が襲われる理不尽と絶望を純文学に昇華し、韓国の女性を中心に絶大な支持を得ている女性作家、カン・ファギル。他者の行動の裏に潜む悪意を浮かび上がらせ、現代社会の“弱者”が感じる不安、絡み合い連鎖する不安の正体を自由自在に暴いてみせる。デビュー作「部屋」、若い作家賞受賞の「湖――別の人」、英国の翻訳家デボラ・スミスに注目され、英国で刊行された韓国文学の短篇集に収録されて大きな話題となった「手」など全9篇。

8月に4期生加入?

スペースシャワーTVプラスで日向坂46の新曲発売を記念した番組が放送されていました。一期生の高瀬愛奈、二期生の宮田愛萌、三期生の森本茉莉が登場し、新曲をはじめとした収録曲について語り尽くすという内容でした。

番組についての感想はともかく、最後の方でまなふぃが「8月には四期生も入ってくるし」と語っていたのが個人的には驚きでした。四期生を募集していたのはもちろん知っていましたが、8月には合格者が発表されるという理解でよいのでしょうか? 楽しみですね。

ところで、四期生って何名くらい採用なのでしょう? 現在のメンバーが22名、そのうち渡邉美穂が卒業を発表していますし、一期生の卒業もそろそろ視野に入ってきていると思いますので、三期生のような少人数ということはないと思うのですがどうでしょう? とはいえ十数名も入るとは思いません。

そうなると確実に選抜とアンダーに分けないとならなくなります。乃木坂46のアンダーライブのような活動ができるのであればまだしも、そうでなければただの飼い殺しになってしまいます。難しいところですね。

日向坂46はこれまでずっと全員選抜でやってきました。現在の22名も誰かしら休業中がいたりして、なかなか全員揃ってのパフォーマンスはできていませんが、これくらいが全員選抜の上限人数だと思います。あえて言えば、22名も多いです、コロナも関係なく純粋に多すぎると思います。個人的には16名くらいがよいです。

仮に16名選抜とした場合、アンダーライブを行なうにはほぼ同数が必要だとすると追加メンバーは10名乃至11名ですね。もし四期生が10名前後になると、いよいよ日向坂46も選抜制度に移行するということになるのでしょうか。

オートチャージ

関西ツアーも終わりまして、週明けには旅費などの精算をしないとなりません。

あたしの勤務先は、最近になりまして経費の精算はすべてスマホを通じて申請、後日一か月分がまとめて入金される、というシステムになりました。ふだんの営業回りの交通費も、SuicaやPASMOなどを使っている場合には、スマホにデータを読み込ませて必要項目を入力すれば申請ができるようになっています。

今回のような出張では、宿泊費や往復の新幹線などは別途スマホに入力する必要がありますが、現地での交通費は東京にいるときと同じように交通系ICカードからデータを読み込ませることができます。

ところが、ふだんはSuicaを使っていて定期券の区間以外はチャージしてある残金から引き落とされるようになっていて、一定金額以下になると改札口を通ったときに自動でチャージされるように設定してあります。これは非常に便利で残金が足りなくなって精算機に向かう必要がないので、たいへん楽です。

ただ、このオートチャージの機能、首都圏でしか有効ではありません。関西ではチャージしてあった金額がどんどん減っていき、設定金額を下回ってもオートチャージされることはありません。VIEWカードのサイトには

首都圏Suica・PASMOエリア、仙台エリア、新潟エリアにてオートチャージをご利用いただけます。

と書いてあります。やはり関西ではダメなんですね。あたしが新潟や仙台地区担当であれば便利なのですが、担当が急に変わることもありませんし……

そして、あたしは以前から関西ではPiTaPaのカードを持っていまして、それで電車やバス、地下鉄を利用していました。こちらもオートチャージ的な機能はあるみたいなのですが、交通系ICカードではないからなのでしょうか、スマホではデータを読み取ることができません。

これではいちいち交通費を手入力しないとならないので、とても不便です。そうなると、次回のツアーからは事前にSuicaに1万円くらいチャージしておかないとなりませんね。そんなにチャージしておくのはちょっと怖いですが……

楽しいツアーでした

五日間の関西ツアーが終わりました。雨に降られることもなく、無事に帰京いたしました。

ジュンク堂書店大阪本店では、ご覧のようにチャトウィンのパネル展示が行なわれていました。6月に岩波ホールの最終作品としてチャトウィンが上映されるので、それに先駆けての展示です。

映画自体は大阪でも上映されるようなので、是非大きなスクリーンでご覧いただければ幸いです。

パネル展示だけでなく、あたしの勤務先の書籍も並べていただいております。ありがたいことです。

そして木曜日の晩は関西ツアーの最後の夜ということで、ちょっと贅沢を致しました。

梅田の阪急百貨店地下で買った、銀閣寺大西のすき焼き弁当をいただきました。レンジでチンをしたわけではないのに非常に美味しかったです。次のツアーでも賞味したいと思いました。

そしてデザートはモンシェールのスイーツです。奥のパフェは過去にもいただいたことがある定番商品です。そして手前は今回初めていただいた「幸せ包み」です。いままでも売られていたようですが、これまではロールケーキばかりに目が行っていて見落としていたようです。

お味はもちろんバッチグー。幸せ包みは木曜の晩に、パフェは金曜の朝にいただき、最終日のツアーの活力源としました。