本日、見本出しです。(12月21日配本予定)
没後30年です
本日、12月13日はアンドレ・ポール・エドワルド・ピエール・ド・マンディアルグの没後30年にあたります。日本人の感覚からすると長ったらしい名前ですが、致し方ありません。
で、あたしの勤務先で刊行している邦訳は『城の中のイギリス人』と『オートバイ』の2点になります。
以前はもう何点かあったのですが、現在は品切れになってしまっています。たとえば『狼の太陽』『黒い美術館』『燠火』といったところです。このタイミングで品切れテイルのはとても残念ですが仕方ありませんね。
これらの単行本、あるいはUブックス版をお持ちの方は、本日くらいは書架から取り出して眺めてみてくださいませ。
そして、最近ですと光文社古典新訳文庫に『すべては消えゆく』がラインナップされています。これがマンディアルグの邦訳としては一番新しいものだと思いますので、一番お手軽かも知れませんね。
ちなみに『城の中のイギリス人』は澁澤龍彦、『オートバイ』は生田耕作という、非常に豪華な翻訳です。
あと、わが家の書架には『狼の太陽』『黒い美術館』『燠火』は並んでいるのですが、『薔薇の葬儀』は持っていないのです。なんという不覚。古典新訳の『すべては消えゆく』は持っていますけど。
突然画面に現われました!
日テレ系のドラマ「アンラッキーガール!」が終わりました。先日結婚を発表した、元乃木坂46の若月佑美(あたしの推しメン)が出ていたので、毎回見ていたのですが、最終回で驚かされました。
いえ、別にドラマのストーリーに驚いたわけではないのです。コメディーなので、難しいことを考えることもなく、楽しんで見ていられました。
驚いたのは、最終回の後半のワンシーンです。一枚目の写真をご覧ください。これは主人公・福良幸(演じていたのは福原遥)が働く宝くじ売り場(スタンド)の同僚・三田亜子(演じているのは新井舞良)です。宝くじ売り場がなくなり、次へのステップを考えているのでしょうが、ルンルン気分で街を歩く彼女が胸に抱えているのは、なんと、なんと『スペイン語検定対策4級問題集』です。
見覚えのあるあのフォルム、間違いありません。あたしの勤務先の刊行物です。この子がスペイン語を学ぶ理由がドラマの中では全く描かれていませんが、それはおいておきます。しかし、スペイン語を勉強するぞという意気込みを示すのに検定試験の対策問題集を選ぶとは、なかなかです。
で、こんな風にはっきり使われた訳なので、もうしかしてクレジットに表示されるのかなとエンディングは目を凝らして画面を見ていました。すると、二枚目の写真の右下をご覧ください。はっきりと、しっかりと、あたしの勤務先の名称が映っているではないですか!
なんかちょっと嬉しかったです。
機器からのメッセージを疎かにしてはいけない
先日、テレビ番組を録りだめるのに使っていた自宅のNASの容量がいっぱいになったので、新たにアイ・オー・データのNAS「HVL-RS2」を購入しました。
設定などは問題なかったのですが、どうも接続に不安定なところがありました。録画した番組は、まずはテレビに繋いでるUSBのHDDに録り、見たら消すものは消し、残したいものはNASへ移動させるという、多くの人がやっているような使い方です。
このUSBのHDDからHVL-RS2への移動がうまくできないのです。途中でエラーになることもしばしば、移動させるための設定画面が開かないこともあります。ブラウザでNASのIPアドレスを直接入力すればトップページは開きますから、ネットワークの設定が間違っているわけではないようです。
ここ数日ずっと試行錯誤していたのですが、症状は一向に改善しません。時には録画番組の移動がうまくできることもあるので実に厄介な症状です。
そんなことを繰り返している時、エラーが出た時に「設定を見直すか、ルーターを再起動してください」というメッセージが画面に出ているのに気づきました。もちろん、このメッセージは毎回エラーが出る時に表示されていたはずですが、これまでは気にも留めていませんでした。
が、今回は素直にそのメッセージに従ってみることにして、ルーターの再起動を試みました。するとどうでしょう? NASへの移動など、実にスムーズにできるのです。エラーなんてどこ吹く風、という感じです。
ハードやソフト的な理屈はわかりませんが、とにかくこれでうまくいきました。症状は治まりました。やはりエラーメッセージというのはバカにしてはいけないものですね。
残念ながらよくわかりませんでした
WOWOWで放送された映画「エンプティ・マン」を視聴しました。ただ正直な話、よく理解できませんでした。
元警察官の男性の隣家の娘が行方不明になり、その行方を調べ始めるとカルト教団の存在が浮上してくる、ということであるなら、若干の既視感もありますがわかりやすいストーリーだと思います。しかし、その娘以外にもクラスメートが何人か失踪していて、そこにエンプティ・マンという都市伝説が絡んできます。
カルト教団もこのエンプティ・マンを崇拝しているようで、なんとなくオカルト要素が強いものになりそうです。ただ、このエンプティ・マンが実在するのか、単なる妄想が作り出したものなのか、よくわかりません。
なおかつ主人公の元警察官は、失踪した隣家の娘の母親と浮気をしていた、そして浮気をしている時に奥さんと息子が自動車事故で亡くなるという過去を引きずっていて抗うつ剤を服用しています。
となると、やはりエンプティ・マンは主人公が作りだした妄想なのではないか、という気がしてきますが、このあたりの謎、あたしの理解では見終わっても解決していません。隣家の娘はカルト教団の中で出世したらしいので教団内で無事ですが、一緒に失踪したクラスメートは映画の途中で遺体となって発見されます。
これも自殺にしては不自然なところが多すぎて、たぶん他殺なんでしょうけど、それなら犯人は誰でしょう? カルト教団の仕業でしょうか? それとも妄想に支配されかかっている主人公が、自身の知らぬ間に犯罪を犯していたという、かつての映画「エンゼル・ハート」のようなオチなのでしょうか?
途中で、薄ぼんやりと種明かしはされますが、最初に長々と続くブータンのシーンは何だったんでしょう? 結局、エンプティ・マンってブータン出身なんでしょうか? 悪霊? 悪魔? つまりは何? というモヤモヤが残りました。
やっぱりヒドいですね
「じゃない方の彼女」第9話を視聴。
彼の幸せそうな過程を知って悩む美月、そこはまあ理解できるとしても、でも自分の気持ちに正直に生きるって、他人を不幸にしてもよいわけではないはず。
それでも百歩譲って若いから仕方ないと許すとしても、濱田岳の方は全く理解を超えています。
ネットの感想には「中年男性の妄想を詰め込んだようなドラマ」という意見が散見されますが、中年男性よりも恋愛をしたことのない中学生男子の妄想なのではないかと思えるようなストーリーです。
脚本だから仕方ないのですけど、美月からのLINEに対し、自分から居場所を教えてしまい、あれでは「ここへおいでよ」と誘っているようなものです。とても大学教員、妻も子もいる大人の男性のやっていることとは思えません。美月が旅館に現われてからの行動もすべてそうです。
これが片桐先輩のように罪の意識も薄く、不倫に突っ走れる男性であれば何ら疑問も感じることなく視聴できるのですが……。かといって、イヤらしくなるほど山下美月がグイグイ来ているのかと言えば、多少そんなところはありますが、グイグイと言えるほどとは思えません。男性側の態度で一蹴できるレベルだと思います。
素直でやさしい純粋な人という主人公の性格を描こうとして、却って気持ち悪くなってしまっている気がしてなりません。奥さんの小西真奈美が嫌な性格だとか、裏で浮気(不倫)をしていて夫婦仲が冷め切っているというのならともかく、そうでもないですからますます主人公の気持ち悪さが悪目立ちしているドラマになっていますね。
それでも美月が出ているので見ちゃうんですよね。
装いも新たに?
白水Uブックスの『芸術家列伝1』『芸術家列伝2』『芸術家列伝3』のオビが、ご覧のように新しくなりました。
このイラストのタッチに見覚えのある方も多い方と思います。『ルネサンスの世渡り術』で知られた壺屋めりさんによるものです。今回、『芸術家列伝』のために描いていただいたものです。
あたしの勤務先とは、このような文章を寄せていただいたりと、以前から縁がありましたので、今回このような仕儀になりました。
オビが新しくなるだけで、こんなにも印象が変わるとは!
近刊情報(21/12/09)
もう少しこのままで?
わが家のWindowsPCにこんなメッセージが出ています。Windows Updateです。
いま現在はWindows10ですが、バージョンアップができるということのようです。
こんな風にメッセージを送ってくれているわけですから、ハード的にもソフト的にも、あたしのPCには問題はなく、無事にWindows11にバージョンアップできるということですよね?
でも、Windows3.1からパソコンを使っている身からしますと、この手のバージョンアップはまず間違いなく失敗すると相場が決まっているものです。そして現在の環境にも戻せなくなって、一切のデータがパーになって、いちからクリーンインストールする羽目になるものです。
いや、そんな心配する必要はなく、何事もなかったようにバージョンアップは終わるのでしょうか? こればっかりはわかりません。少なくとも平日の晩に試みるのは危険です。やるなら休日に限りますね。
80年たっても?
真珠湾攻撃から80年ということで、朝日新聞に「日米開戦80年 日系人の記憶」という記事が載っていました。日米開戦を受けて米国の日系人が強制収容されたという史実を丹念に掘り起こしている人のルポです。
日系人の来歴はそれぞれでしょうが、帝国日本の先兵になっていたつもりなど皆無でしょうし、どうして自分たちが収容されなければならないのか理解できてもいなかったのではないかと思います。戦争の犠牲者ですね。
そんな記事から思い出されるのは、『アメリカの汚名 第二次世界大戦下の日系人強制収容所』です。
太平洋戦争中、敵国日本にルーツを持つというだけの理由で、12万人もの日系アメリカ人が劣悪な環境の収容所に隔離された。本書は、アメリカ人ジャーナリストが、自国の戦時ヒステリーが引き起こした「醜態」の一部始終を描いたノンフィクションである。マイノリティー問題の一つとして謝罪と賠償だけで片づけるのではなく、国家としてのアメリカが自国民に対してどのような仕打ちをし、それを追認・黙認してきたのか、自分たちの歴史として意識し続ける必要があるというのが著者のスタンスだ。突然、日常から切り離され、収容所へと送られていく悲惨さや、収容所内における一世と二世との確執など、生存者へのインタビューのほか、私信や回想録、公的資料から積み重ねられるエピソードの数々は、微に入り細をうがち圧倒的である。人種差別、排外主義、恐怖と表裏をなす報復感情……アメリカ史に連綿としてある暗部を暴きながら、冷静に事実を見据え、アメリカ社会の光と影を浮かび上がらせた力作。そこには当然、アフリカ系をはじめ、イスラーム教徒らマイノリティーに対して同じ行為を繰り返しはしないかと自問する姿勢が見て取れる。
本書の内容は上掲のようなものです。そう、日系人ってアメリカ人なんですよね。つまりは自国民なわけです。しかし、日本も国内で朝鮮人や中国人に対して同じことをしていなかったのだろうか、と考えさせられます。