夏休みは何日間?

本日から、あたしの勤務先は夏休みです。社休として12日、13日、14日の三日間が夏休みとなりました。何年か前に数年間だけ、7月と8月で各自自由に三日間夏休みを取ってください、という時期がありましたが、だいたいは取次の休み合わせて一斉休暇になるのが、あたしの勤務先の常態です。

だったら、昨日も休みにしてしまえばよいのに、という意見もあるでしょうが、一週間休みにしてしまうと休み明けに仕事がたまりすぎるという、どこの会社でもありそうな、そしていかにも日本的な理由からなのか、今週は昨日だけは営業日となりました。ただ、あたしは在宅ワークをしていましたので出社はしていませんけど……

でも、よくよく考えてみますと、いまのご時世、夏休みが三日というのはどうなのでしょう? もちろん土日と続くので5日間だという見方もできますが、土日はあくまで土日であって夏休みではありません。ここで大手と比べても詮無いことですが、三日しか夏休みがないのはやはり少ないのではないかという気もします。

ただ、その一方、有給休暇すらきちんと消化できていない現状を考えますと、夏休みがあと数日増えると、ますます消化率が下がりそうですね。だとするなら、今週のように一日だけ営業日にすることによって社員にその一日に有給を使ってもらいやすくするという方法もアリなんだと思います。ただ、「今週は一日だけ行くのは面倒だから休んじゃえ」と考える日本人と、「一日だけ行けばいいなんて今週は楽だ」と考える日本人とでは、どちらが多いでしょうか、という問題も残ります。上述した休み明けの仕事量を考えると一日だけ出社するを選択する日本人が多いような……

あと、話が戻るようで恐縮ですが、あたしの勤務先は工場などではないわけですから一斉に休みにするのもどうか、という考え方もあると思います。数年前に実施したように、会社としての一斉の夏休みは設けない代わりに、各自に有給休暇とは別に夏休みとして7月から9月半ばまでで取得可能な夏休みを3日間(個人的には5日間欲しい!)与える、という夏休みもアリだと思います。出版社によっては、会社としての休みはなく各自で休みを取っているところもあると聞きます。

この手の要求というか希望って、組合で会社側に働きかけるものなのでしょうか? それともそれぞれの部の会議で提案すればよいのでしょうか?

いずれにせよ、在宅ワークという仕事なのか休暇なのかわかりづらい働き方が導入されたので、有給休暇や夏休みも流動的な気がします。ワーケーションなんてのが一般化したら、それこそ夏休みで避暑地に旅行に行っていながらにして仕事もバリバリこなしています、という働き方もできるわけですし……

格好の手引き書、あります!

朝日新聞夕刊の紙面です。

見出しに「アール・ブリュット」という文字が見えますが、「アール・ブリュット」ってご存じですか? 聞いたことはあるけど、どういうものかと問われるときちんとは答えられない、という方も多いのではないでしょうか?

芸術ですから、実際の作品を見て自身で感じるのが一番なのは当たり前ですが、やはり知識とか周辺情報などを仕入れておきたいと思うのもごく自然なことです。というわけでご紹介したいのが文庫クセジュの『アール・ブリュット』です。

近年、アール・ブリュットの作品を展示する場が増えている。アール・ブリュットに特化した展覧会はもちろん、ベネチア・ビエンナーレ国際美術展でも紹介された。フランスでは、日本の作家を紹介する「アール・ブリュット・ジャポネ」が、二度にわたって開催されている。はたしてアール・ブリュットとはどういったものなのか。本書は、「アール・ブリュットを巡る考察集団」の創立メンバーで、臨床心理士・ラカン派の精神分析家である著者が、その起源(第一章)、提唱者ジャン=デュビュッフェ(第二章)、定義(第三章)、概念がどう発展したか(第四章)、作品の素材やかたち(第五章)、愛好家やコレクターの心理(第六章)、近年のブーム(第七章)、作品を扱う美術館やギャラリー(第八章)、現代アートとの対話(第九章)など、さまざまな切り口で概説する。

同書の内容紹介は上掲のとおりです。新書サイズのコンパクトな紙幅で、「アール・ブリュット」について手際よくまとめられている一冊です。展覧会を見てから読むもよし、読んでから見に行くもよし、展覧会を見に行けないから本だけ買って読むもよし、まずは手に取ってみてください。

外国語のカタカナ表記は難しい

香港で民主活動家らが次々に逮捕されている件。

この件について言いたいことはいくらでもありますが、今回はそうではなく、とある言葉の翻訳について気になったので書いてみたいと思います。

それは「蘋果日報」です。香港の有名な新聞で、英文名は「Apple Daily」です。

中国語を勉強している人であれば「蘋果」が「リンゴ」だということは初級者でもわかると思うので、「蘋果日報」を「アップル・デイリー」と言われても違和感なく理解できると思います。

ところが、このニュースを報じていた朝日新聞紙面では「リンゴ日報」と表記されていました。うーん、ちょっと違和感を感じるものの、確かに「蘋果日報」を日本語にしようと思ったら「日報」は日本でも新聞の名称として使うのでそのままでもよいとして、「蘋果」の部分を和訳して「リンゴ日報」になってしまうのか……

あたしはカタカナで英文の「アップル・デイリー」でよいのではないかと思っていましたが、実直に「蘋果日報」から日本語にしようとしたのですね。他の新聞やメディアではどのように報じているのでしょう、ちょっと気になります。

中国語が多少なりともわかるからこその違和感としては、この一年くらいしばしばに本のニュースでも取り上げられている「ファーウェイ」です。アメリカの制裁措置を受けていたり、にもかかわらず5Gでは世界をリードする大企業であり、なかなか影響力の大きな中国企業です。

この「ファーウェイ」、英文ですとテレビの画面にもよく登場していますが「HUAWEI」です。漢字表記「華為」の中国語ローマ字表記が「HUAWEI」ですので、中国語を勉強している人には何ら疑問もないところです。

しかし、「HUAWEI」をカタカタにしたときに「ファーウェイ」と表記するのは、どうしても抵抗があります。「ファー」と表記してしまうと「FA」の発音をイメージしてしまいますが、実際には「HUA」です。「HUA」は、あえてカナ表記するのであれば「ホア」あるいは「フア」といったところです。

確かに「ホア」よりも「ファー」の方が発音しやすいでしょう。特に後ろに「ウェイ」を付けたときには「ファー」の方が発音が断然ラクだというのはわかります。しかし、なまじ中国語を勉強していた身には「FA(ファー)」の音は別にあるので、どうしても「HUA」を「ファー」とは表記したくないという思いが強いです。

目くじらを立てるような問題でないことはわかっていますが、何とも気になってしまうのです。

じわじわ増えているのは新型コロナの感染者数か、はたまたわが家の蔵書数か?

一週間ほど前にも同じ画像をアップしたと思いますが、覚えていらっしゃるでしょうか?

朝日新聞の朝刊に毎日載っている、東京都の市区町村別、新型コロナ感染者数です。

前回のダイアリーでは、あたしが住む小平市の感染者数がじわじわと増えていると書いたのですが、僅か一週間ほどでずいぶんと増えてしまいました。白抜きの市区町村名は新規感染者がいた、つまり前日と数字が変わっている市区町村なのですが、このところ小平市はずっと白抜きになったままなのです、なおかつ、増え方も一人二人でないことも何度かありました。あれよあれよという間にこの数字です。

積算、累計の感染者数なので、この中には既に完治した方も含まれているのだと思いますし、中には残念ながら亡くなられた方もいるでしょう。これだけの数字の人が現在進行形で感染して治療中というわけではないと思います。

とはいえ、このところの東京都全体の数字の激増と軌を一にして小平市の感染者数も増えているところに不気味さを感じます。近所に感染者がいたとか、最寄りの施設でクラスターが起きたという情報はまるで入ってきませんが、実際のところはどうなのでしょう? 感染した人を悪く言うつもりはさらさらないですが、ただ近所でクラスターが発生したのであれば、これまで以上に消毒など気を遣わなければならないと思うので、もしそうであれば市役所か保健所には速やかに発表して欲しいところです。なにせ、わが家には七十代後半の母がおりますので。

さて、話題は変わって、わが家の書架の一つ。

お気づきでしょうか? 『世界哲学史8』が並んでいます。しっかりと第一巻から全巻がようやく揃いました。

棚二段に跨がって並べていますが、その二段目には別のレーベルの新書も並んでいます。ちくま新書がこのまま増えれば、これらのレーベルはまたどこか別の書架にお引っ越しとなります。隙間の具合から見て、引っ越し時期は間近に迫っていると言えそうです(汗)。

そもそもちくま新書、左側の棚から続いていますし、別の書架にも並んでいますので、本当であればすべて近くに並べておきたいところなのですが、既製品の書棚ですとどうしても棚段の高さに制約があり、文庫だけ新書だけを集中的に並べることができません。分野新書、それに単行本を巧いこと組み合わせて並べていかないと収納しきれなくなります。それでちくま新書のみならず他のレーベルの文庫や新書も複数箇所に置かれる羽目になっています。

さくらんぼが欲しいのですが……

毎日暑いですね。

買っておいたファンタのメロン味(乃木坂46・齋藤飛鳥のパッケージ)に、エッセルスーパーカップのバニラをトッピングして、自家製のメロンソーダを作ってみました。

味は、子供のころに愉しんだ、メロンソーダをの味です。しかし、足りないものが……

そうです、さくらんぼです。しかし、わが家にはさくらんぼはありません。買ってくるにも、近所のスーパーにさくらんぼが売っているのか否か。

とりあえず、今回はさくらんぼなしでいただきました。

アンダーなのか何なのか?

朝日新聞の夕刊に、昨日から公開されている日向坂46のドキュメンタリー映画の監督のインタビュー記事が載っていました。既にネット版の方には完全版と言いますか、もっと長いインタビュー記事が載っていましたので、紙面はダイジェストになります。

さて、日向坂46と聞いてわかる方はよいとして、そうでない方には「誰?」という感じでしょう。まあ、乃木坂46やkeyakizaka6というグループが既にありますので、その仲間のグループだろう、というくらいの連想は働くかと思います。簡単に言えば、そもそもは欅坂46に遅れて加入した長濱ねるために作られたグループでした。

なんでそんな面倒なことをしたのかと言えば、長濱ねるは欅坂46の最終オーデションを受けずに地元に連れ戻されてしまったという事情があったのですが、にもかかわらず両親を再度説得して加入にまでこぎ着けたのは、彼女が逸材だと運営側が判断していたからでしょう。そうでなければ、わざわざあんなことはしなかったはずです。

もしもの話はしてもしょうがないかもしれませんが、もし長濱ねるが最終オーデンションを受けていたら間違いなくトップ合格、そして出来上がった欅坂46は平手友梨奈を中心としたグループにはなっていなかった可能性が大です。そうなると、サイマジョもなく、あのようなスタートダッシュが切れたかどうかはわかりません。少なくともねる中心のグループであれば、いまの欅坂46のようなクールでキレのあるダンスを中心としたグループにはなっていなかったと思われます。

それはともかく、そんな事情で長濱ねるのために作られたのがけやき坂46です。けやき坂46がねる一人では話にならないので仲間を集めて出来上がったのがけやき坂46、現在の日向坂46一期生です。いずれ、ねるが欅坂46のメンバーに合流するのは既定路線として、その他のけやき坂46メンバーも欅坂46になれる可能性があったのか否か、あくまで想像ではありますが、たぶん、運営はそのつもりだったのではないかと思います。

先輩グループ、乃木坂46は表題曲を歌う選抜メンバーとそれ以外のアンダーメンバーがいます。当初は欅坂46も欅坂46=選抜、けやき坂46=アンダーというつもりだったと思います。どのタイミングでねる以外のけやき坂46メンバーを欅坂46に昇格させるか、3枚目か4枚目シングルでやろうと考えていたのではないかと思います。

ところが、どういう事情があったのか(ネットなどではいろいろ書かれていますが……)、ねる以外のけやき坂46メンバーは欅坂46に昇格することなく、カップリング曲を歌うだけ、ライブでも全体の数曲に登場するだけの年月が続くことになるわけです。果たして自分たちはいつか欅坂46になれるのか、焦りや不安が募ったことでしょう。しかし、シングルが出ても相変わらず欅坂46に上がる見込みがないまま、けやき坂46としての活動が少しずつ増えていき、いつしか別グループのような感じになってしまいました。

別なグループなら別なグループとして、シングルが出せるのかと言えば、けやき坂46であるうちは可能性が限りなくゼロです。彼女たちは実績を積み上げ、自分たちの力で改名=別グループ=独立を勝ち取ったわけです。その歩みを見せてくれるのが今回のドキュメンタリー映画というわけです。

朝日新聞、盛りだくさん!

今朝の朝日新聞読書欄です。

予告どおり、『アーティスティックスポーツ研究序説』が載っていました、それもトップ、一番大きな扱いでした。これはありがたいです。

町田樹という名前で売れている面も確かにありますが、そうではなく自分が取り組んできたフィギュアスケートと真摯に向き合い、深い考察に裏打ちされた学術書です。スケートのみならず、アーティスティックスポーツに携わる方、興味をお持ちの方には是非一読していただきたい一冊です。

お陰様で、やや値が張るにもかかわらず早々に重版となり、現在は第三刷にかかっています。もうじきに出来予定です。

さて、そんな今朝の朝日新聞でしたが、一面から紙面をめくっていったとき、上掲『アーティスティックスポーツ研究序説』よりも先に目に飛び込んできたのは読書面の巻頭コラムです。

今回は内田洋子さんがコロナ禍とイタリアの情景を書いているのですが、そこで紹介されている書籍の中にUブックスの『冬の夜ひとりの旅人が』です。

チラッと紹介されていますが、本書はカルヴィーノの同名小説を手に入れた主人公がその本を読み進めると途中で終わっている乱丁本で、完全な本を手に入れようと旅をする物語です。続きが読みたいという心の底からの欲求、本好きであれば誰もが一度は体験したことがあるのではないでしょうか? そんな本好きにとっては、なかなか完全なものが手に入らない本書のストーリーは、じれったいのか、ワクワクするのか、人それぞれだと思いますが、十二分に楽しめる作品となっています。

新書判の手軽な一冊ですので、外出もままならない今年のお盆休みにうってつけの一冊ではないでしょうか?

そして、読書面をめくっていき、次に現われたのは一週間のテレビ情報欄。毎回最近活躍している人がインタビュー記事として載っていますが、今回は西野七瀬、なーちゃんでした。

乃木坂46を卒業後もコンスタントにドラマ出演が続いています。演技が巧いのか巧くないのか、そのあたりは賛否両論あると思いますが、あたしは役者の巧さってあまりよくわかりませんし、もっと言ってしまえば脚本の善し悪し、監督の演出技術などもまるでわかりません。

ですから、なーちゃんがなーちゃんらしくテレビに映っていればそれで満足です。現在は別のドラマで同じ乃木坂46卒業生・若月佑美も出演していますが、いつか二人が共演するドラマを見てみたいと思っています。

いよいよ映画公開です!

9月から全国で順次、映画「マーティン・エデン」が公開になります。

この映画の原作はジャック・ロンドンの自伝的作品『マーティン・イーデン』です。

映画配給会社の協力を得て、帯も営業用に新調しました。

映画ではよくあることですが、地域によって公開日が異なりますので、公開時には店頭にしっかり並べていただけると幸いです。やや厚い本ですが、厚さなどものともせず、一気に作品世界に引きずり込まれてしまう、非常に力のある作品です。映画がどんな風にできあがっているのか楽しみです。

知らない町を知るために海外文学を

レバノンの首都ベイルートで大きな爆発事故があったようです。幸いにもテロではなさそうですが、テロでもないのに危険と隣り合わせの状況というのは辛いものです。

ところで、冒頭「レバノンの首都ベイルート」となにげなく書きましたが、どれくらいの日本人がベイルートがレバノンの首都であるということ、あるいは逆にレバノンの首都がベイルートであるということを知っているでしょうか? 最近では日産のカルロス。ゴーンが潜伏しているところとして有名になりましたが、世界地図の中でどのあたりにある国かわかる人がどれくらいいるのでしょう?

とりあえず中東の国であるということは、さすがに正答率も高いのではないかと思いますが、では中東の白地図を示されて、「レバノンはどこでしょう?」と聞かれたら、正答率はどれくらいになるでしょう。あたし自身も非常に不安です(汗)。

さて、そんなベイルートを舞台にした小説が『デニーロ・ゲーム』です。内容紹介は如下:

ベトナム戦争を描いた映画「ディア・ハンター」を下敷きに、レバノン内戦下を生きた二人の少年の数奇な運命。
砲弾が降り注ぐベイルートの街で、アルメニア系の少年バッサームと、「デニーロ」というあだ名で呼ばれる幼なじみのジョルジュ。二人はカジノから金をくすねたり、盗んだガソリンでバイクを乗り回す無鉄砲な日々を送る。キリスト教民兵組織に引き抜かれたジョルジュはイスラエルで軍事訓練を受けるかたわら、密造酒や麻薬の取引をバッサームに持ちかけるが、次第に二人は疎遠になっていく。
ある日バッサームは、身に覚えのない殺人事件の嫌疑をかけられて民兵組織に連行される。拷問を受けるが、運良く解放され、国外に逃れる決心をした彼は、その資金を手に入れるため、カジノの売上金を強奪する計画を立てる。成功ののち、国を脱出しようとした矢先、キリスト教勢力の最高司令官が暗殺される。バッサームはまたしても疑いをかけられ、彼を連行しにやってきたのは、他ならぬジョルジュだった……。
暴力にまみれた日常の光景が、疾走感あふれる詩的な文体によって白昼夢のように浮かび上がる。国際IMPACダブリン文学賞を受賞、世界30カ国で翻訳された、レバノン出身の気鋭によるデビュー作!

戦火の下で暮らす少年という日本人とは懸け離れた側面と、普遍的な少年の成長過程という側面とがうまいこと合わさった作品です。なかなか日本人にはイメージしづらい世界ですが、だからこそ一読の価値があるのではないでしょうか? 知らない町をこういった海外文学で知るのも、外出自粛のお盆にはよいのではないでしょうか?