「王様のブランチ」のBOOKコーナーを見ていたら、ヨルシカの『二人称』が売れていると紹介されていました。あたしはそもそもヨルシカって何だかよくわかっていないくらい情報不足なのですが、歌手でよいのでしょうか。いまならアーチストと呼ぶべきなのでしょうか。それで合っていますか?
それはともかく、この『二人称』は書簡体小説なのだそうです。いや、サイトでは「書簡型小説」と書かれています。手紙だけで構成されている小説なのでしょう。
そんな書簡体小説で思い出されるのが、森見登美彦『恋文の技術』です。少し前に新版として文庫になりましたよね。あたしが架蔵しているのは文庫ではなく単行本です。それも初版の第一刷です。その当時の森見さんは女子書店員さんに大人気の作家でした。今ももちろん人気なのでしょうけど、当時の支持され具合はすごいものでしたね。
書簡体小説は決して珍しいものではなく、多くの作品があるのだと思います。あたしはそれほど小説や文学を読んできた人間ではないので、すぐに作品名を挙げることはできませんが、好きな方ならいくつも作品が上がることでしょう。
とはいえ、あたしも少ない経験ながらもう一つ挙げるとしたら、『危険な関係』です。フランスのラクロの作品です。邦訳はあたしの勤務先からも出ていますし、他にも邦訳があります。
もちろん何度も映画化されています。未見ですが、中国のチャン・ツィイーが主演した作品もありましたね。こちらの作品も、もちろん手紙だけで構成されているのですが、とても面白く読みました。なかなかの長編ですが、どんどん読んでしまうほど引き込まれました。
さて、こんな書簡体小説、『二人称』が売れているのであれば、いろいろと集めてフェアなどできないものでしょうかね。ヨルシカと森見登美彦、ラクロが並んでいるなんて、なかなか面白い風景ではないでしょうか。











