年月日
閻連科 著/谷川毅 訳
千年に一度の大日照りの年。一本のトウモロコシの苗を守るため、村に残った老人と盲目の犬が、命をつなぐために選んだ手段とは……
羊皮紙に眠る文字たち再入門
黒田龍之助 著
ロシア語などで使われるキリル文字。このあまり知られていない不思議な文字の歴史を探りながら、にぎやかで魅力的な世界を味わう。
閻連科 著/谷川毅 訳
千年に一度の大日照りの年。一本のトウモロコシの苗を守るため、村に残った老人と盲目の犬が、命をつなぐために選んだ手段とは……
黒田龍之助 著
ロシア語などで使われるキリル文字。このあまり知られていない不思議な文字の歴史を探りながら、にぎやかで魅力的な世界を味わう。
あたしの勤務先のPR誌『白水社の本棚』のリニューアル第4号が出来上がりました。お近くの本屋さんに置いてあるかも知れませんが、なければ公式サイトからご請求ください。
さて、その第4号が右の写真の一番右になります。写真は刊行順に左から並べています。2021年4月に発行されたものが第1号になります。
表紙には第1号とか、NO.1とは表示されておらず「2021春」とだけあります。同じように、2021年7月発行のは「2021夏」、2021年10月発行のは「2021秋」、そして今号は「2022冬」とあります。
あたし、この表記が気になるのです。
確かに、季節感としてはこの春夏秋冬は合っているのですが、あたしの感覚では(あくまであたしの超個人的な感覚では)今号は「2022春」なんですよ。やはり一年というのは春夏秋冬ですから、1月は新春なので「春」と表記してもらいたいのです。
ただ、年度で括るのであれば、現状の表記がしっくりくるのでしょう。でも、あたしにはそれがしっくりこないのです。あたしってどうも旧暦で生きている感じなのでしょうか。
みなさんは、どう思われますか?
清岡智比古 著
フラ語の動詞活用は超フクザツ……そこで、まずは「フラ語動詞スッキリ解説」でやさし~く解きほぐしてルールを整理。つぎに重要動詞の活用表を、大胆不敵なオール読みがな付きで一挙掲載。重要な活用パターン40の動詞の全活用形の音声も付いて、聞いているうちに(きっと!)ラクラク覚えられます。音声は白水社のHPでストリーミングでき、一括ダウンロードも可! さらに、さらに、今回、「フラ語動詞ドリル100問」もプラス!これで動詞はカンペキ!
清岡智比古 著
スラスラ読めちゃう単語集。単語の意味や読みがなは、赤い暗記シートで隠せちゃう。聞いてるだけでも覚えちゃう、あの2枚組のカンペキCDの内容が、今後は白水社のHPでストリーミングでき、一括ダウンロードも可!(太っ腹!) さらに、このたびスペシャルボーナス・レッスン3課がプラス。これまでの基本単語1511(「イゴイイ」関係)に加え、LGBT、SDGs、SNS用語などなど、〈イマ〉と〈セカイ〉を語れる語彙が50以上も増えました。これであなたも「単語王」!
タル・ブリュットマン、クリストフ・タリコヌ 著/宇京賴三 訳
「絶滅」「ジェノサイド」「ホロコースト」「フルブン」「ショア」「最終解決」「ヨーロッパ・ユダヤ人の絶滅」。いずれも同時期にヨーロッパのユダヤ人に対して行なわれた出来事を表わし、これらの言葉の選択/使用については議論となる。本書は、まずこれら7つの言葉の解説から始まる。それらがいつ、どのような意味で使われていたのか? その使われ方は時代とともにどのように変わっていったのか? 残りの93語は、7語に関連する、施設(「強制収容所」「絶滅収容所」「絶滅センター」「ガス室」「ガス・トラック」)、出来事(水晶の夜、ヴァンゼー会議、ニュルンベルク裁判)、人物(ヒトラー、アイヒマン、ハイドリヒ、ヒムラー)、作品(『シンドラーのリスト』『夜』『ショア』)等を解説する。ショアに関連する記事や作品に触れる際、どの言葉が選択されているのか注意されたい。
本日、1月10日はグラフィックデザイナー、田中一光さんの没後20年になります。
あたしの勤務先では何点か著作を刊行しているのですが、現在はすべて品切れになっています。たぶん、最後まで在庫があったのは『デザインと行く』と『田中一光自伝 われらデザインの時代』ではないでしょうか? この二点は、あたしにも少し前まで在庫があったという記憶があります。
これを機に特に回顧展があるという話は聞いていませんが、何かあってもよさそうですね。
あるいは2030年の生誕100年に大きな回顧展が行なわれるのでしょうか? そういう情報は何も入ってきていませんが、さて、どうなのでしょう?
田中一光さんの著作は品切れですが、この当時のデザイナー群像については『四人四色 イラストレーター4人への30の質問』を読んでいただければと思います。こちらはまだ在庫ありますので、よろしければどうぞ!
少し前に中公新書の『物語 イスタンブールの歴史 「世界帝都」の1600年』を読みました。
行って見たいなあと思う都市の一つですし、その歴史を考えると興味津々なので手に取った一冊です。個人的には地図がそれなりに入っているのですが、もう少し親切なものであればよかったのにという憾みが残ったのと、イスタンブールだけでなく、黒海なども含めたもう少し広域の地図も載っていれば内容が頭には行って来やすかったのではないかと思いました。
それはともかく、同書の230頁にこんな記述がありました。
またロシア人たちは与えられるばかりではなく、イスタンブールのナイトライフを一変させたことでも知られる。彼らは、それまではどちらかというと観劇、飲酒(そして売春)が分散的に行われていたイスタンブールの夜に、それらの愉しみがひとところに集う新たな施設としてのナイトクラブを持ち込んだのである。一九一一年開業のイスタンブール最古のバーとされるガーデンバーことガーデン・プティ・シャンを受け継いだ同名ナイトクラブ(一九一四年開業)を皮切りに、黒いロシア人と称えられたフレデリック・ブルース・トーマス--ロシア国籍を持つブラック・アメリカンだった--の開いたマクスィム(一九二一年開業)など、ガラタの下町からタクスィム近辺の至るところに、ロシア美人たちがショーガール、接客係を務めるナイトクラブが続々と開店する。ヘミングウェイが驚嘆したカラキョイの酒場街の狂乱も、大戦を背景として誕生したのである。
ここに出てくる「黒いロシア人」フレデリックですが、ロシアから来たのに「ブラック・アメリカン?」と不思議に思われた方も多いのではないでしょうか? こんな時代にアメリカからロシアへ、しかも黒人が移り住んでいたなんて、と驚かれたのではないでしょうか?
彼に関して興味を持たれた方、もっと詳しく知りたいと思った方には、是非とも『かくしてモスクワの夜はつくられ、ジャズはトルコにもたらされた 二つの帝国を渡り歩いた黒人興行師フレデリックの生涯』の一読をお薦めいたします。
公式サイトには
厳酷な黒人差別社会に見切りをつけたミシシッピ生まれのフレデリックは、海を越えて旧大陸へ渡り、帝政時代のモスクワでアメリカン・ドリームを摑むのだが……ロシア文学の碩学による、まるで物語(フィクション)のような歴史ノンフィクション。アメリカ南部の社会、爛熟する帝政末期のモスクワの夜、そして、第一次世界大戦とロシア革命の勃発――激動の時代を背景に描かれる、不屈な男の、凄まじくも痛快で爽快な魂の遍歴。
とあります。黒人差別を嫌ってアメリカからロシアに移り、第一次世界大戦とロシア革命の勃発でロシアからイスタンブール(オスマン帝国)へ渡ったなんて、彼の人生は波瀾万丈以外の何ものでもないでしょう。
今日は、シュリーマンの生誕200年です。1822年の1月6日生まれだそうです。日本では江戸時代の末期ですね。
それに合わせて、しばらく品切れになっていた『シュリーマン トロイア発掘者の生涯』を新装版として復刊いたしました。もう店頭に並び始めていると思いますので、気になる方は是非どうぞ。
ところで、シュリーマンってトロイ遺跡と共に名前だけは昔から知っていましたが、実はどんな生涯を送った人なのかよく知りません。子供のころにトロイの木馬の話を聞いて興味を持ち、それを大人になるまで抱き続け、遂に偉大な発見を成し遂げた、そんなおぼろげな記憶ですが、合っているのでしょうか。
あの時代の考古学や発掘、探検といったものは帝国主義の国策と深く結びついているというイメージがあるのですが、シュリーマンの場合はどうなのでしょう?
12月に送信した注文書をご案内いたします。
まずは刊行早々に重版が決まった『ヒュパティア 後期ローマ帝国の女性知識人』です。日本ではほぼ無名の人物だったと思いますが、だからこそ待っている読者も多かったのでしょうか。次は毎月恒例、「今月のおすすめ本」です。続いてはロングセラーになっている『第七師団と戦争の時代 帝国日本の北の記憶』です。近代史好きだけでなく「ゴールデンカムイ」ファンにも支持されているようです。そして、先の衆院選挙を受けて売り上げが伸びていた『それでも選挙に行く理由』で、とうとう重版になりました。
続いては語学書です。刊行からあっという間に重版になった『とってもナチュラル ふだんのひとことフランス語』です。かわいらしい造本も人気の一因のようです。そしてもう一つ語学書、『よく使うイタリア語の慣用句1100』です。こちらも刊行当初からよく売れています。次は『中世の写本ができるまで』です。刊行から少し時間がたっていますが、相変わらず売れています。こちらもロングセラーですね。続いては『ナチ・ドイツの終焉 1944-45』です。こちらも比較的高額なのですが、刊行直後からよく売れていて、あっという間の重版です。
最後は今月二回目の案内となる『ヒュパティア 後期ローマ帝国の女性知識人』と『とってもナチュラル ふだんのひとことフランス語』です。どちらも重版があっという間になくなってしまう勢いで、追っかけでの重版が決まった商品です。