バテました

本日は、あたしの勤務先の棚卸し、早稲田にある倉庫へ朝から出かけておりました。

倉庫だから、と言ってしまってよいのか、今どきの倉庫会社の最先端の倉庫を知らないので何とも言えませんが、あたしの勤務先の倉庫には冷暖房なんてものはなく、真夏のこの日、ただただ扇風機だけを頼りに、在庫する書籍の数を数えておりました。

いや~、とにかく暑かったです。毎年この時季なんですが、ここ二年くらいは曇りがちで、意外としのぎやすい棚卸しだったのですが、今年は違いました。「もろに夏!」という暑さが容赦なく襲ってきました。半日でTシャツはびしょびしょ、保温ポットに入れておいたスポーツドリンクもあっという間に空になってしまいました。

昼休みにドリンクを買い足して、午後はそれでなんとか生き延びました。棚卸しの時期、もう少し季節がよい自分に変更できないものかしらと、毎年思うのですが、こればっかりは如何ともしがたいようです。

今日の配本(20/08/28)

赤死病

ジャック・ロンドン 著/辻井栄滋 訳

疫病による人類滅亡を予言した驚愕のSF。ウィルスで中国の絶滅を図る「比類なき侵略」、エッセイ「人間の漂流」を併録。

14歳からの生物学
学校では教えてくれない〈ヒト〉の科学

サリー・ヒル 編/松田良一、岡本哲治 監訳

こんな教科書なかった! ウイルス感染症から生活習慣病まで、コロナ時代を生き抜くための新たな「生物学」教科書!

曜変天目あるいは心

勝井三雄 著

戦後グラフィックデザイン界を牽引した巨星によるエッセイ。半生と思想、デザインと美、教育論、次世代に贈る熱いメッセージ。

日本新劇全史 第二巻
昭和二十年~昭和四十年

大笹吉雄 著

敗戦により抑圧から解放され表現の自由を得て再出発した新劇界が、新たな時代の波に巻き込まれながら変質していく時代を鮮やかに抉る。

いつまでもあると思うな?

昨日の朝日新聞夕刊です。

学術書の専門出版社がなくなり、その出版社が出していた商品を東京大学出版会と講談社が引き取って、今後も刊行を続けるといういことです。読者からすると、刊行が続くというのは嬉しいことですし、引き受けた出版社の英断に拍手を送ります。

ただ、創文社が刊行していた書籍すべてを、この両社が引き受けてくれたわけではないですよね。もちろん今後も刊行を続けていくべき商品か否かは、一点一点しっかり吟味しないとならないと思いますが。

しかし現実問題として、この出版不況で経営が厳しい専門書出版社は創文社だけではないはずです。これからも出版社の解散や倒産といったニュースはあると思います。もちろんニュースにもならず、ひっそりと静かに幕を下ろすところも多々あるだろうと思います。

それに対して、その遺産を引き継いでくれる出版社はどれくらいあるのでしょう? 採算割れはしないとはいえ、学術書ですから一定数の読者はあるとしても売り上げはたかが知れていると思います。売れて売れて大儲けなんてことはないでしょう。そもそもそれくらい売れるのであれば、元の出版社がなくなることもないでしょうし……

そんな創文社ですが、あたしも学生時代にお世話になりました。

函入りの《東洋学叢書》は、やや高価ということもあり、専ら図書館や研修室の蔵書を借りるばかりでしたが、こちらの写真に写っている《中国学芸叢書》は出るたびに購入していました。

写真には10冊ほど映っていますが、他の書架に3冊あるので、全部で13冊所蔵しています。不定期刊行だったので、全部で何冊刊行されたのか、果たしてあたしはすべてを所持しているのか、まるっきり不明ですが、とりあえず刊行が始まったころのものは所持・架蔵していると思います。

刊行当初のラインナップ(刊行予定)を見ると、なかなかに興味深いタイトルが揃っていたという記憶があるのですが、結局この叢書は完結したのでしょうか、あるいは刊行されずに終わったタイトルは他社から刊行されたりしたのでしょうか?

2020年9月の広告予定

1日 ビリオネア・インド/忘却についての一般論/赤死病/14歳からの生物学(北海道、中日、西日本、信濃毎日、神戸)

16日 ビリオネア・インド/忘却についての一般論/赤死病/14歳からの生物学(河北)

17日 ビリオネア・インド/忘却についての一般論/ローマ帝国の崩壊/赤死病/日本新劇全史 第二巻/14歳からの生物学/曜変天目あるいは心/キリスト教会史100の日付(京都)

※都合により掲載日、掲載書目が変更になる場合がございますので、ご了承ください。

今日の配本(20/08/27)

ローマ帝国の崩壊[新装版]
文明が終わるということ

ブライアン・ウォード=パーキンズ 著/南雲泰輔 訳

生産と流通の巨大ネットワークを持つ「文明」が崩壊した時、人々の暮らしに何が起きたか。専門分化した古代ローマ社会の脆弱さを探る。

忘却についての一般論

ジョゼ・エドゥアルド・アグアルーザ 著/木下眞穂 訳

二十七年間にわたる泥沼の内戦下を孤高に生きた女性ルドの人生。稀代のストーリーテラーとして知られるアンゴラの作家による傑作長篇。

まもなく第二巻、刊行です

第一巻の刊行から少し時間が空いてしまいましたが、『日本新劇全史』第二巻、まもなく刊行です。

月末、28日から出荷ですので、店頭に並ぶのは来月初めになるでしょうか? 楽しみに待っていてくださった方、あと少しです。もう少々お待ちくださいませ。

今日の配本(20/08/25)

ビリオネア・インド
大富豪が支配する社会の光と影

ジェイムズ・クラブツリー 著/笠井亮平 訳

政官財の癒着、蔓延する縁故主義、地方政界にまで及ぶ金権政治――スーパーリッチの生態を通してインド社会の諸相を描いた傑作。

韓国語能力試験TOPIKⅡ作文対策講座

吉川寿子、キム・テウン 著

TOPIKⅡの中で得点配分も多く結果を左右する可能性が高い「作文」をどのように攻略するか。徹底的に研究した著者が道筋を示す。

今日は……独立記念日!

必ずしも祝日・休日になっていないだけで、毎日毎日何かしらの記念日になっているようです。

本日、8月24日は「ラグビーの日」なのだそうです。ラグビーが誕生したのが1823年の今日なのだそうです。このあたりの史実、事実、どの程度確かなのかわかりませんが、そういうことになっているそうです。

というわけで、ご紹介したいのは『ラグビーの世界史 楕円球をめぐる二百年』です。

やや大部な本ではありますが、折からの日本におけるラグビー人気の高まり、そしてこれだけの類書が存在しないということも相俟って、お値段はそこそこするのですが版を重ねるヒット商品となりました。ラグビー人気は着実に裾野を広げているようですので、本書はこれからも着実に売り上げを伸ばしていくことでしょう。

さて、ラグビーからはかなり遠いですが、今日はまたウクライナの独立記念日なのだそうです。

ウクライナと聞いてもどこにあるのかよくわからないという日本人も多いと思います。世界白地図を見せられてウクライナの場所を指さしなさいと言われて、どれだけの人が正解できるでしょう?

とはいえ、ウクライナ語の語学書、日本ではそこそこ刊行されていまして、まずは基本中の基本、最初に手に取るならこれ、『ニューエクスプレスプラス ウクライナ語』です。

そして先頃刊行されたのが『つばさ君のウクライナ語』です。ロシア語との違いを意識したウクライナ語の語学書です。こちらもどうぞよろしくお願いいたします。

9月入学とか不協和音とか

ローマ帝国の崩壊』の新装版です。

どっちが新装版なのか、って。それは右側です。左側が旧版になります。「新装版」というときに、あまり装丁を変えずに出す場合もあれば、ガラッと変えてしまう場合もあります。その時々、本の性格や旧版の売れ方などから決めるわけですが、今回は少し変えてみて、という感じでしょうか。

ローマ帝国の本ですから、別にあたしの勤務先に限らず、他社の本を見回してみても、なんとなく似たようなテイストになってしまうのは致し方ないところでしょうし、逆にそうであるからこそローマ帝国ファンがしっかり見つけてくれるというメリットもあります。ただ、出版社側の在庫管理の見地からですと、パッと見て違いがすぐにわかるようでないと、旧版と新版を取り違えてしまう恐れがあるので、装丁はわかりやすく買えて欲しいところです。

さて、話は変わって、今朝の朝日新聞の社説です。大学の9月入学に関する論説が載っていました。

9月入学は、コロナ禍が始まって多くの学校が休校措置を執るようになった春先に一度議論が起こりましたが、その後は小中学校の授業も再開し、なんとなく尻すぼみの感があります。しかし、大学に関しては前期はすべてオンライン授業というところがほとんどで、ここへ来て後期もオンラインに決めたところが増えています。

新入生がリアルな授業を一度も受けていない、クラスメートも知らない、サークルなどにも入れない、つまり学生生活を謳歌できていないという由々しき問題が解決されずに残っています。来年度にリアルな授業が復活できたとしても、果たしてスムーズな学生生活を送れるのでしょうか? 心のケアが必要ではないかと思います。

そういう議論とは別個に、大学の9月入学については賛否あると思いますが、メリット・デメリットを含めてしっかり時間をかけて議論すべきだと思います。そんな議論の参考に、『人文会ニュース』の最新号で橋爪大三郎先生に9月入学について寄稿していただきました。

またまた朝日新聞です。香港の活動家・周庭さんが欅坂46の「不協和音」の歌詞に励まされたという発言から、この楽曲がまたまた注目されているということです。

周庭さんは日本のアイドル好きでもあり、前々から欅坂46の「不協和音」を気に入っていたことは、ちくま新書の新刊『香港とは何か』でも触れられているところです。決して今回の逮捕劇で初めて言ったわけではないようです。もちろん、日本のマスコミを通じて日本へ発信するために、リップサービス的な要素がないとは言えませんが、それでも日本のアイドルの曲を取り上げてくれるのはファンとしては嬉しいことですね。

ただ、哀しいことに、この曲を歌っていた欅坂46が近々活動休止になってしまうことです。事実上の解散と言ってよいでしょう。香港の民主主義よりも先に欅坂46が終焉を迎えることになるとは皮肉なものです。