なかなか表示されないので

出版各社は自社のウェブサイトでいろいろな情報を発信しています。ちょっとした読み物的な記事やコーナーがある出版社のウェブサイトもありますが、なんといっても一番肝心なのは本に関する情報でしょう。

タイトルや著訳者名は、たぶんそこから検索して辿り着く人が多いと思うので当たり前の情報ですね。その次に気になるのはどんな情報でしょう。内容紹介でしょうか。

当たり前ですね、どんな本でもどんな内容なのかがわからなければ買うか買わないかの判断ができません。もちろんタイトルに惹かれて、と言う人もいるでしょうし、ジャケ買いということもあるでしょう。

さてまもなく配本の新刊『本と歩く人』は既に自社サイトで装丁が公開されているので見ていただけたかと思いますが、実は背にもちょっとした仕掛けがあるのです。

一枚目の画像をご覧ください。『本と歩く人』の背です。右がカバーをした状態で、左はカバーを外した背になります。気づきましたでしょうか。タイトル下の本が、カバーでは閉じているのですが、カバーを外すと開いているので。こんなところも楽しんでいただければと思います。

そしてもう一点、海外文学の新刊です。

まだ自社サイトで装丁が発表されていないので(旧Twitterは未確認)、楽しみにされている方も多いと思いますが、《エクス・リブリス》の新刊『ムーア人による報告』の装丁は二枚目の画像です。

世界史に詳しい方であれば、ムーア人と聞いても反応できるかと思いますが、一般の方にはちょっと馴染みのない名称ですかね。ぜひウィキペディアなどで調べてみてください。史実に基づいた小説ですので、歴史好きの方にも楽しんでいただけるのではないかと思います。

物語の世界は16世紀、大航海時代の話のようですね。あたしもまだ読んでいないので、どんな物語が広がっているのか、これから読むのが愉しみです。もちろん『本と歩く人』も読むつもりです。

今日の配本(25/05/19)

復讐には天使の優しさを

イサク・ディネセン 著/横山貞子 訳

一八四〇年代のイギリス、身寄りのない少女ルーカンは勤め先の主人に言い寄られて屋敷を逃げ出し、学校時代の親友で大富豪の娘ゾジーヌのもとへ向かった。しかし、ゾジーヌの側にも大きな境遇の変化があり、財産もなく孤立無援の二人はロンドンへ出て職を探すことに。そこでフランスの田舎に住む慈善家の牧師夫妻から一年間の期限付きで養女にしたいという申し出を受ける。異国の地に落ち着いた少女たちは、老牧師から授業を受け、菜園の世話をしながら平和な生活を送り始めるが、やがて仮面の裏側に隠された恐ろしい事実を知ってしまう。圧倒的な悪の力に立ち向かうことを決意した二人の運命は?

歩かなくても棒に当たる

安藤奎 著

マンションのゴミ集積所に、「ルール」が暴走する! 恐ろしいほど笑える、シチュエーション・コメディ。『地上の骨』を併録。

海まで100年

笠木泉 著

午前5時、目覚めた私たちが向かうのは、海への道。零れるほどの詩情で涙と笑いを誘う、静かな演劇。『モスクワの海』を併録。

テーマで学ぶデンマーク語(音声DL付)
読む・聞く・書くの総合レッスン

三村竜之 著

デンマークの文化・社会などをテーマにした18のテキストをもとに、デンマーク語の読解力・表現力の基礎を完成させましょう。各課はデンマーク語テキストと日本語訳、単語リスト、文法解説と練習問題で構成されています。学習者の壁である聞き取り・発音も、自然な音声を聞いて耳と口を鍛えましょう。また、「ミニクイズ」と「コラム」で、ことばだけでなくデンマークに関する様々な知識も身につけられます。入門書を終え、さらなるステップアップを図る初中級者に最適の1冊。

老兵は死なず、ただ消えゆくのみ?

本日は年に一度の人文会総会でした。今日から新しい期が始まります。

そしてあたしは、たぶん十数年務めてきた担当を退くことになりました。社内で強制されたわけではなく、むしろ逆で、あたしからそろそろ担当を代わりたいと申し出たのです。

十数年続けたと書きましたが、それはそれで悪いことではないと思いますが、やはり人文会の活動を社内の後継に渡していかなければならない、と思ったからです。

ではどうして今なのか。

別に去年でもよかった、来年でもよかった、と言われればそのとおりですので、今年である絶対的な必然性はありません。ただ、やはりそろそろというのは昨年くらいから考えていました。

あたしは来月誕生日を迎えますが、そうすると定年まで二年となります。定年延長をするか否かはまだ決めていませんが、ひとまず定年があと二年に迫っているということを考えると、いろいろなことを引き継いでいかないとなりません。

社内的なことであればまだしも、対外的なことは疎かにすると迷惑が多方面に及んでしまいます。そうなると十分な引き継ぎ期間を設けたいと思い、このタイミングで申し出たわけです。

あたしが人文会担当になった当初、YA出版会の担当も兼任していまして、どちらも研修旅行があり、しょっちゅうあちこちへ出かけていた印象があります。さすがに忙しすぎるという配慮が社内でも働き、数年後にはYA出版会の担当は別の同僚に引き継いでもらいましたが、人文会は十数年続けてしまいました。それもようやく終わり。

これであたしも余生に入るというわけです。

今日の配本(25/05/14)

ニューエクスプレスプラス ジョージア語[音声DL版]

児島康宏 著

コーカサス山脈のふもと、黒海に臨む古来からの交通の要衝ジョージア。独特な文字も発音も、能格を持つ文法も、この一冊で学べます。

ニューエクスプレスプラス フィンランド語[音声DL版]

山川亜古 著

サウナ、オーロラ、北欧デザイン……魅力あふれる森と湖の国は、実は日本から一番近いヨーロッパ。サンタクロースに会いに行こう!

ニューエクスプレスプラス イギリス英語[音声DL版]

古家聡、アン・C・イハタ 著

豊かな自然と格調高い伝統文化――アメリカ英語とはひと味違う英国の香りと響きを楽しもう!

壮観ですね

またまた、勤務先の創業110周年フェアのご紹介です。本日は、三省堂書店成城店です。

同店は、先日の紀伊國屋書店横浜店とは異なり、こちらであらかじめ用意していたセットでのフェア展開です。多くのお店では、こういうラインナップでフェアが展開されているはずです。商品としおり、それにリーフレットも並んでいる、オーソドックスなフェアの様子です。

実はフェアのリーフレットで紹介している書籍はセットの書目なので、独自選書の書店の場合は、リーフレットで紹介されている書籍が並んでいないこともあります。そこだけご注意いただければと思います。

さて、三省堂書店成城店は文芸棚のエンド台でフェア開催中です。語学書から人文、文芸、芸術とあたしの勤務先のベスト&ロングセラーが勢揃い、こんな本を出してきた出版社なんだということが俯瞰できるラインナップになっています。

フェア、やってます

全国各地の書店で、と言えるほどの店舗数ではありませんが、この連休あたりから創業110周年フェアが始まっています。今月後半や来月開催の書店もあれば、具体的に日取りは未定ですが、夏や秋に開催予定の書店もあります。

そして写真は5月からスタートした紀伊國屋書店横浜店です。多少のスペースが確保できたので、こちらで作ったセットではなく、30数点を選書しました。隣が魔女と魔女狩りのフェアというのが、あたし的にはポイント高めです。

それにしても、今回のフェアは読者プレゼントがあり、その問い合せもいくつかありました。果たしてどの書店のフェアから当選者が出るのでしょうか。宝くじ売り場のように「この売り場から読者プレゼントの当選者が出ました」といったことをお店の方は語れたら面白いなあ、と思っています。

今日の配本(25/05/07)

はなと毎日パンダの 中国パンダ旅
~雅安・西安篇~

はな 文/高氏貴博 写真

日本を代表するパンダファンによるパンダ時々世界遺産のパンダマニア旅。シャンシャン・リーリー・シンシンと、飼育下で唯一の茶色いパンダに会いに行く。撮りおろしパンダ写真100点超収録!