久しぶりに、いざ、鎌倉!

久しぶりに鎌倉へ行って来ました。

鎌倉と言いますと、関東地方のニュースでは、コロナ禍で人出が減っているとか、逆にコロナなのにこんなに観光客が殺到していると、いろいろ取り上げられる場所です。東京からの距離、歴史の佇まいもありながら、おしゃれなお店も多い、抜群の観光スポットでしょう。

とはいえ、あたしは観光に来たわけではありません。もちろん、鳩サブレーを買いに来たわけでもありません。仕事です、仕事!

そんな鎌倉で見かけた一軒のお店。なんだかわかりますか? 辛うじて「松林堂」という文字が読めるくらいでしょうか?

鎌倉で松林堂と聞いてピンと来る人は本好きの方でしょう。

そうです。ここは松林堂という本屋があった場所です。あたしも何回も営業に訪れ、たぶん閉店の直前にもお伺いしました。その時に、食事処になるという話は聞いていたのですが、あいにくのコロナで訪れる機会もないままに幾年月。

本屋が居酒屋に変わったというニュースはネットでも話題になっていまして、たぶんきっと繁盛しているのでしょう。本屋時代からのお客さんに加え、新たに通うようになった方も大勢いるに違いありません。もとが本屋だけに、看板には「ごはんとおさけ、と本」と書いてありますね。

定休日に当たってしまいましたが、そのうちお客として訪れてみたいと思いました。

それはさておき、鎌倉駅前、東口側は以前からの工事がいまだに続いているようで、いつになったら終わるのだろうかと思います。そしてコロナの影響なのでしょうか、東口も西口も閉まっているお店が非常に目立ちました。松林堂のように定休日という意味ではありません。テナント募集中のような物件が駅前にたくさんあるのです。

たぶんコロナの影響なんでしょうね。それらの物件に新しいテナントが入るようになったときに、コロナを克服したと言えるのだと思います。

今日の配本(20/10/29)

花冠日乗

野村喜和夫 著
朝岡英輔 写真/小島ケイタニーラブ 音楽

コロナ禍のなかで、旧約の大洪水にも比すべきカタストロフィーを感じつつ、生きた証を刻む。言葉と写真とピアノ曲との斬新なコラボ。

青騎士[新装版]

カンディンスキー、フランツ・マルク 編/岡田素之、相澤正己 訳

絵画、音楽、詩、舞台芸術…芸術史上の記念碑となったジャンル不問のダイナミックな芸術論集、初版(1912年)の構成を忠実に再現。