意外と混んでいました

木曜日、金曜日の一泊二日で京阪地区を駆け足で回ってきました。一泊二日なので、寄れた書店、寄れなかった書店がありましたが、致し方ないところです。また次の機会に、と思いますが、コロナウイルスの第二波(第三波?)がこれから来ると言われていますので(北海道など寒いところは既に来ている?)、果たして「次」がいつになるのか……

ところで、この間、GoToトラベルのキャンペーンがあっても旅行客はコロナ以前に戻っていないと聞いていました。新幹線も空いているという話が漏れ伝わってきます。しかしながら、今回のツアー、行きも帰りも新幹線はほぼ満席に近い状態でした。完全に満席とまでは言えませんが、「新幹線もガラガラ」と言われていた、少し前の状況と比べると(あたしはその状況を実見していませんが)まるで異なりました。「騙された」というのが正直な気持ちです。

やはり、GoToに東京も加わり、「さあ、出かけましょう」と政府が音頭を取っているので、マスクさえしていればコロナなんて関係ない、とばかりに皆さん旅行へ出ているのでしょうか?

大阪と京都、都心部くらいしか歩いていませんが、すごい人混みということはなかったですが、だからといって空いている、ガラガラだ、という感じでもありませんでした。厳密に言えば少しは人が少ないのかな、という東京でも見られる光景でした。京都も、日本人ばかりかと思いきや、国内にだって中国の人韓国の人は大勢住んでいるわけで、四条通りなどでも外国語が聞こえてきました。ただ、白人や黒人の方は以前ほど見かけなかったので、人通りはやや少ないといったところだったです。

さて、これから寒くなってくるわけで、寒くなる→窓を開けない→換気が悪くなってウイルス蔓延、といった悪循環から感染者が増えるようになると、来春の暖かくなるころまでツアーには出られなくなりますね。

今日の配本(20/11/06)

ニューエクスプレスプラス インドネシア語

降幡正志、原真由子 著

スマトラ、ジャワ、バリ、カリマンタン…島ごとに異なる魅力をもつ東南アジア最大国。公用語は日本人にも学びやすく、おすすめです。

ニューエクスプレスプラス イギリス英語

古家聡、アン・C・イハタ 著

豊かな自然と格調高い伝統文化──アメリカ英語とはひと味違う英国の香りと響きを楽しみましょう!

脱成長
文庫クセジュ

セルジュ・ラトゥーシュ 著/中野佳裕 訳

21世紀にフランスから世界へと普及した脱成長運動。本書は最新の議論を踏まえながら、その歴史的背景、理論的射程、課題を解説。

人類史

谷賢一 著

なぜ人類は、この地球に君臨できたのか?七万年前から現代に至る「ホモ・サピエンスの全史」を、新・岸田賞作家が描きあげる物語。

誌面をジャック!

もう毎年恒例でしょうか? 乃木坂46が雑誌『an・an』の誌面をジャックしました。

いや、ジャックと呼ぶには乃木坂46メンバー以外のページもそれなりにありますので正確な呼称ではありませんね。でも、メンバー全員が誌面に登場しているわけですから、これはすごいことです。これが5人とか、せいぜい8名くらいのグループであればどうってことない、しばしばある普通のことかも知れませんが、数十人からなるグループですから、すごいものです。

あたしもその一人ではありますが、ふだん、『an・an』なんか買うこともないような乃木ヲタが購入しているのでしょうね。通常号よりどれくらい売り上げが伸びているのでしょう? 逆にいつもの購買者が敬遠して売り上げを落としている、なんてことはないのでしょうか? まあ、そうであれば、何年も続けてこんな企画はやりませんよね?

この恋あたためますかと言いつつも、スイーツは冷やして食べたいところ

TBS系のドラマ「この恋あたためますか」はコンビニが舞台の恋愛ドラマです。

ドラマの設定では、業界4位のコンビニが、スイーツで上位3チェーンを喰ってやろうと奮闘するストーリーのようです。となると、イメージしているのはミニストップなのかと思われます。

そして、ドラマでは早々と主人公がアイデアを出したシュークリームが登場したのですが、なんとその実物が、業界首位のチェーン、セブンイレブンで売られていました。うーん、よりによってセブンイレブンとは。まあ、わが家から一番近いコンビニがセブンイレブンなので、買いやすいと言えば買いやすいのですけどね。

となると、今後もいくつかドラマの中でスイーツが作られると思うのですが、順繰りにローソンやファミリーマートでもその商品が販売されるようになるのでしょうか? そうなったら面白いなあと思うのですが、セブンイレブンの特設ページを見ますと、「Coming Soon」と書いてあって、今後もコラボ商品が発表になりそうです。

ということは、ずーっとセブンイレブンとタイアップ、コラボなんですね。まあ、しがらみとか考えると、コンビニチェーンすべてとコラボするのは疲れるでしょうから、無理な相談だったのかも知れませんね。

多数決を疑う

アメリカでは大統領選挙が真っ最中ですが、結果はどうなるのでしょう?

それはさておき、先日大阪で行なわれた大阪都構想の住民投票について、あたしは特にこの議案に賛成でも反対でもないのですが、ちょっと思うことがあります。ニュースでは今回の投票について次のように伝えています。

住民投票の当日有権者数は220万5730人、投票率は前回を4.48ポイント下回る62.35%にとどまった。結果は賛成が約67万6000票、反対約69万3000票で、前回の約1万票差より大きい約1万7000票差での否決となった。

今回の投票で反対の人は70万近い数に上っていますが、賛成との差は1万票程度です。投票率がもう少し上がって、特に賛成する人が投票していたとしたら簡単に逆転できる数字です。現に、反対票を全有権者との比率で見ると31.4%です。全有権者で考えると3分の1以下の数字で決まってしまったことになります。

果たして、こんなんでよいのでしょうか? これについて考えさせられるのは、数年前に出た岩波新書の『多数決を疑う』です。この本によりますと、投票後の不満を抑えるには多数決(過半数)ではダメで、3分の2以上ないと後々しこりが残りやすいとのこと。

この本が出た頃は、国会で憲法改正のための国民投票法案が審議されていたころと重なっていたと思います。改憲派はしきりに3分の2は高すぎるハードルだと訴えていましたが、むしろ3分の2は確保しないと、憲法のような重要なものを決めるのにはふさわしくない、ということがわかります。なおかつ最低投票率を定めないと、今回の大阪のように、実は逆転されてしまう(結論が変わってしまう)可能性が大いにあるような投票のあり方には疑問が残ります。

スカパー!復活

数日前にこのダイアリーに書いた、スカパー!のチューナーが壊れてしまった件、ご覧のように復活しました。

いや、正確には復活という言い方は間違っています。スカパー!が見られるような環境に戻ったという意味では復活ではありますが、チューナー自体が直ったわけではないので……

どういうことかと言いますと……

壊れたと書いた後、スカパー!のカスタマーセンターへ連絡をしました。わが家のチューナーの状況、そして自分なりに復旧を試みたことを伝えると、電話での対応は無理、修理・交換になると言われました。チューナーはレンタルでしたので、新しいものと交換し、その上で症状が改善するか否かで更なる修理が必要かどうか判断する、とのこと。

そして本日午前、業者の方が新しいチューナーを持ってわが家に来て、早速チューナーの付け替えを行なってくれました。センターへの連絡などを終えると、無事にきれいに映りました。めでたしめでたし、です。来てくれた業者の人の話では、このところ同じような症状の事例が多くなっているとのこと。レンタルから二年くらいでしょうか、たぶんどの機械も一斉にそろそろガタが来る時期にさしかかっているのかも知れません。

チューナーは交換なので、これまでと全く同じ機種です。ただし接続していたUSBハードディスクは、新しく認識されるためフォーマットされてしまうとのこと。ハードディスクの中に保存してあった映像・番組はすべてパーとなりました。チューナーの機種が変更になるならまだしも、同じ機種なのだから外付けUSBハードディスクくらい引き継げてもよいだろうと思うのですが、ダメなようです。残念。

チューナーが壊れるなんて予想していませんから、DVDディスクやネットワークHDDにダビングしておくなんてやっていませんし、そもそも何番組くらい録画されていたかもわかりません。これはもう諦めるしかないです。

ひと月延期となりました

出版健保のインフルエンザ予防接種の受付(予約)が本日から始まりました。

午前11時から、公式サイトで受付が始まったのですが、始まる前10分くらいはサイトが繋がりにくくなっていました。

そして時間になり、それほど混乱することもなく予約を完了しました。

が、何も考えずに予約をした日は、あたしが在宅勤務の日でした! 帰宅してから気づきました(汗)。

わざわざ予防接種があるから出勤する、というのもバカバカしいので、帰宅後に今一度予約を取り直そうと思ったら、なんと予約がいっぱいで、ひと月近く先になってしまいました。

まあ、仕方ないでしょう。あまり早く接種をすると、効き目が早めに切れてしまうと言いますから、少し遅い方がよいかも知れません。それに、もう何十年もインフルエンザの予防接種なんて受けていませんが、全くかかりませんので、基本的な体力というか、健康はよいみたいです、あたし。

とはいえ、そういう慢心が危険なんですよね。それに歳と共に衰えているはずですから。

今日は本の日なのでお薦めの本を三冊!

今日、11月1日は本の日です。国際的な記念日というのではなく、あくまで日本ローカルな記念日です。本の日の公式サイトによりますと

本棚に並ぶ本を見立てて(111)11月1日に指定いたしました。全国の本屋さんそれぞれが、お客様に喜んでいただけるような企画を考え行いながら本屋に足を運んでいただこうという活動です。

とあります。確かに本が並んでいる感じに見えなくもないです。「だったら、11月11日の方がよくない?」というツッコミは置くとして、11月1日ですから、書棚に本が三冊並んでいることになります。そこで本を三冊送ろうという「ギフトブックキャンペーン」を全国各地の本屋さんが行なっています。

というわけで、あたしも三冊、選んでみました。選んだのはすべて中国古典の現代語訳『韓非子』『荀子』『孫子』です。『韓非子』は全四冊、『荀子』は上下本なので、正確には三冊ではありませんが、ひとまず第一巻を並べています。あたしが学生時代に中国古典にのめり込むきっかけとなった書籍です。

一般の方にお薦めするのであれば、岩波文庫よりもKADOKAWAの「ビギナーズ・クラシックス 中国の古典」がよいのかも知れませんが、シリーズに『荀子』がないので、岩浪文庫にしました、あしからず。『韓非子』と『孫子』だけなら、KADOKAWAでもよいと思います。

ただ、あたしの人生を決定付けたというのであれば、本当は岩浪文庫ではなく、徳間書店の「中国の思想」シリーズなのです。高校時代に出会いました。

写真のように、このシリーズは第一巻が『韓非子』です。おぼろげに中国古典に興味を持っていたあたしは、このシリーズを全巻購入し最初から読み始めました。ですから、まずは韓非子の洗礼を浴びたわけです。

小学生のころからクラスに馴染めず、イジメとまではいきませんが、どちらかと言えばクラスの嫌われ者だったあたしは、他人なんて信用できないという考えに凝り固まっていて、もちろん友達と呼べるような存在もいませんでした。そんなあたしが『韓非子』を読んだわけですから、他人を信じないことは正しいことだ、信じてはいけないんだ、という気持ちにお墨付きを与えられたような気持ちがしたものです。そして今に至るのです。

ちょっと昔話に流れすぎてしまいました。すみません。

文芸作品でお薦めの三冊は、ちょうど「我々の祖先」三部作が完結したカルヴィーノです。すなわち『不在の騎士』『木のぼり男爵』『まっぷたつの子爵』の三冊です。

海外文学というと読む前から難しいと思って敬遠される方も多いですが、こちらは分量もそれほど多くはなく、内容も読みやすい作品ですので、海外文学一年生でも読みやすい作品だと思います。

変な夢

変な夢を見て、夜中に目を覚ましました。

どんな夢かと言いますと、書店回りをしていて、知り合いの人文担当の人に「まだ世間的には無名だけどとっても面白い人がいて、その人のトークイベントがあるから行きませんか?」と誘われたのです。特に用事があったわけでもないので、そして半ば強引にその人文担当者に連れられて行ったのは、イベント会場と言うよりも何かの集会場のような場所でした。

なんと、新進気鋭の研究者だと思ったのは間違いで、その正体はカルト教団の教祖であり、あたしに声をかけてきた人文担当者はその熱心な信者だったのです。こんなところに長居は無用、一刻も早く帰らなければと思った矢先に目が覚めたのでした。

それほどの恐怖は感じませんでしたけど、思い返すとじわじわと恐ろしさがこみ上げてくるものがあります。ちなみに、あたしを勧誘した人文担当者というのが、現実に知っている人だったのか、そうでなかったのか、まるで思い出せません。連れて行かれたカルト教団の教義もどんなものだったのか、そもそもどういう教団だったのかもわからずじまいです。

とりあえず、夢でホッとしました。