アップデートはするべきではない?

数日前にWindows10のアップデートがありました。電源を落とす時にメッセージが出ますので、やはりアップデートはした方がよいのだと思い、「更新をしてシャットダウン」を選びました。たぶん、多くの方がそうしているのではないでしょうか?

ところが、パソコンに詳しい人は、たぶん、すぐには飛びつかないようです。なぜならアップデートには往々にしてバグがあり、アップデートをするとパソコンの調子がおかしくなることがあるからです。なので、パソコンに詳しい人はアップデートもしばらくして、ネット上に不具合報告が出ているか否かを確認した上で自分もアップデートをするらしいです。

しかし、たいていは「重大なセキュリティ上の問題があります。すぐにアップデートしてください」的なメッセージが出ますので、たいていの人はアップデートをしないとならないと思ってしまうでしょう。あたしもどちらかと言えばそっちです。

で、今回のアップデートなんですが、大きな問題はないのですが、ネットワークHDDの一つに接続できなくなりました。しばらく試行錯誤していると繋げるようになるのですが、どうも調子が悪いです。

いや、これはアップデートのせいではないかも知れません。なぜなら、この一か月近く、自宅のネットワークの調子自体がおかしいのです。そのせいが大きいのかも知れません。パソコンの環境というのは、ネットワークしろ周辺機器にしろ人それぞれですから、これが原因だというのをメーカーといえどもはっきり特定できるわけではないようです。

最終的には自分で解決するしかないようです。まあ、それがパソコンスキルを上げる道でもあるわけですが。

今日はジャズの日

今日はジャズの日だそうですので……

ジャズのことばかり考えてきた

児山紀芳 著

世界のジャズ史にかかわってきたジャズ・ジャーナリストによる初の著書。ジャズシーンの興隆、名演誕生にまつわるエピソード多数。

ジャズ・イズ

ナット・ヘントフ 著/志村正雄 訳

デューク・エリントン、ビリー・ホリデイ、マイルス、コルトレーン、ガトー・バルビエリ……11人の巨匠たちとともに、JAZZとは何かを探究! ジャズ・エッセイの名著にして「名言集」。

宮澤賢治、ジャズに出会う

奥成達 著

大正末期、詩人はその魂を揺さぶられる音楽に出会った。花巻にいたはずの詩人が、いつどのようにその音楽に触れたのか。一編の詩から日本のジャズのあけぼのをたどる力作。

かくしてモスクワの夜はつくられ、ジャズはトルコにもたらされた
二つの帝国を渡り歩いた黒人興行師フレデリックの生涯

ウラジーミル・アレクサンドロフ 著/竹田円 訳

アメリカン・ドリームをモスクワで叶えた黒人フレデリック。ナイトクラブの興行で巨万の富を築いた彼を革命が襲う……その栄光と破滅。解説:沼野充義。

今日の配本(21/01/22)

プルーストへの扉

ファニー・ピション 著/高遠弘美 訳

失われた時を求めて』を読みたいと思っている人、読みはじめたけれど挫折し てしまった人に捧げる、斬新でわかりやすいアプローチ。

「移民の国アメリカ」の境界
歴史のなかのシティズンシップ・人種・ナショナリズム

メイ・M・ナイ 著/小田悠生 訳

アメリカに「国境意識」が芽生えた20世紀初頭にさかのぼり、国境・主権国家・国民国家の自明性を歴史的に問い直した画期的書。

お一人さまなら大丈夫?

コロナに関連して昨日は黙食について書きました。そこであたしは、黙食よりもお一人さま、一人で静かに黙って食事をするのは構わないのではないかと書きました。この件について、誰かから抗議を受けたわけではないのですが、果たしてお一人さまは大丈夫なのでしょうか?

食事の時も、四人掛けテーブルをどう使うかなど問題はありますが、満席の客席すべてがお一人さまだった場合、密かも知れませんが飛沫感染の可能性は低いのではないかと思います。特に衝立などを隣の客との間に設けていれば。

それでも食事は口を開くから飛沫が飛ぶ可能性があるというのであれば、お一人さまで行動するのはどうなのでしょう? 買い物もそうですが、クラシックのコンサートへ出かけるといったことはどうでしょう。確か、クラシックコンサートは声援を送ったりすることがほとんどないので満席で行なっても構わないということになっていたと思います。

では、美術館や博物館などへ見学・鑑賞に行くのはどうでしょう? これも友達連れで来てうるさく喋っている人を時に見かけますが、基本的には静かに見ている人がほとんどです。人気の展覧会はともかく、多くの展覧会はガラガラの場合が多いですから、密ですらありません。

専門家の話では、満員電車も、確かに密かも知れないけれど、ほとんどの人は喋っていないし、マスクもしている上に窓も開けて換気もされているので、感染リスクは低いとのことです。だったら、静かな密はそれほど恐れなくてもよいのではないかと思うのです。

黙食もよいですが、お一人さまを推奨する運動を起こせば、少しは経済も回るのではないかと思うのですが、いかがなものでしょう?

とうとう3刷

先日の朝日新聞の書評で注文が更に伸びている『民主主義の壊れ方』の重版が決まりました。二度目ですので、こんどが3刷になります。

アメリカのトランプ政権も極端な事例ですが、ロシアや中国など強権的な体制も存在感を増していて、それに倣おうとする発展途上国も多いようです。そんな時代からこそ、本書が売れているのではないでしょうか。

なお、3刷では朝日新聞で本書を紹介してくださった宇野重規先生の推薦オビが付きます。

こんどは黙食?

東京のコロナ感染者は相変わらずです。少し減ったかなという気はしますが、もう少し様子を見ないと何とも言えませんね。今のところは「高止まり」といった状況でしょうか。

そんなコロナの感染拡大で、政府なのかマスコミなのか世論なのかわかりませんが、元凶は飲食店ということになっているようです。果たしてそうなのでしょうか? それこそ、いまのところエビデンスがない状態だと思います。

ただ、飲食店が犯人にされ、時短営業を余儀なくされているのは、ほとんど外食をしないあたしから見てもちょっと可哀想な気がします。協力金(?)が払われるそうですが、焼け石に水のところも多いのでしょう。

昨年来、飲食店は時短どころか長期の休業を余儀なくされたところもありますし、配達やテイクアウトの弁当に活路を見出そうとしているようですが、やはり通常営業の数割程度にしかなっていないようです。

そんな中、ニュースで見たのですが、飲食店では「黙食」を推奨しているようです。つまりは、食事中は一切口を利かないでください、ということです。しかし、家族や友人で来店して、何の話もせずに黙々と食べるだけなんて、なんのためにお店に来たのでしょう? そんな気がします。

あたしとしては、むしろ黙食よりもお一人さまを推奨したいところです。この数年、お一人さまを対象としたようなお店が増えています。ラーメン屋や焼き肉屋などです。こういうお店であれば、隣の客との間の衝立、仕切りをしっかりしていれば、お客さんは誰とも話すことなく黙々と食べて帰るだけですから、黙食が実現できていると思います。

8時過ぎたって、仕事帰りに一人で定食屋に入って夕飯を食べてから帰宅するなんて人もたくさんいると思うので、そういう人にとっては飲食店が8時で終わってしまうのは死活問題ではないでしょうか?

今日は日向坂46の日?

文化放送で日曜日の夕方に放送されている番組に「日向坂46のひ」というのがありますが、今日は「ひ」ではなく「日向坂46の日」という感じになりました。

何故かと言いますと、予約しておいた商品が二つ揃って届いたからです。一つは、日向坂46のメンバーである齊藤京子のファースト写真集『とっておきの恋人』で、もう一つは日向坂46のドキュメンタリー映画『3年目のデビュー』のBlu-rayです。

写真集に関しては、これまでの坂道シリーズのどの写真集にも言えるのですが、あたし個人としては下着姿とかセミヌードっぽいものは求めていません。彼女たちの魅力は可愛らしい服を着てこそだと思っているので、露出が激しいのはどうなのかと思います。

しかし、世間的にはセミヌードや過激な写真がないと売れないようですね。もっと爽やかさや清楚さを前面に出して欲しいところですが、胸のあるメンバーの方が売れるとも言われるので、この傾向は今後も変わらないのでしょう。水着まではともかく、下着やセミヌード拒否のメンバーは半永久的に写真集は出せないのでしょうか? そんなことはないと信じたいです。

なお、個人的には日向坂46では、みーぱん(佐々木美玲)が推しメンなので彼女の写真集の発売が希望です。ただ、乃木坂にしろ日向坂、櫻坂にしろ、期ごとの写真集も出してくれないかな、メンバーがわちゃわちゃ笑っている写真集が一番ほっこりするのですが……

Blu-rayは、先日、本編はひかりTV(dTVでしたっけ?)で放送されたので、特典映像が楽しみです。

原書が見つかりません!

先日、講談社学術文庫から『貞観政要』が刊行されました。

『貞観政要』と言えば、中国唐代の名君・太宗が家臣たちと交わした問答をまとめた書物で、後世、為政者のバイブルとして中国のみならず日本でも時の権力者によって愛読された古典です。

ただし、これまではちくま学芸文庫の『貞観政要』や角川ソフィア文庫の『貞観政要』が出ている程度で、どちらも抄訳でした。全訳となりますと、明治書院の『新釈漢文大系』に上下巻で収録されていますが、これは中国古典などの専門家が利用するもので、一般の方が手軽に読むものではありません。

そんな中、中味はもちろん本格派ですが、少なくとも形状と価格は一般向けの文庫というスタイルでとうとう全訳が刊行されたわけです。ちなみに、写真に写っている函入りの『貞観政要』はちくま学芸文庫のオリジナル、徳間書店から刊行されていた『貞観政要』です。

ところで、わが家の書架には中国で刊行された『貞観政要』の原書も所蔵していたはずなのですが、探してみましたが見当たりません。書架は一応ジャンルごとに分類して配架しているのですが、それっぽい棚を探しても見つからないんですよね。どうしたのでしょう?

2021年1月18日 | カテゴリー : 罔殆庵博客 | 投稿者 : 染井吉野 ナンシー

リニューアル

まもなく届くと思われる『パブリッシャーズ・レビュー』です。

東京大学出版会、みすず書房と共に代わる代わる発行していたPR誌ですが、このほど東京大学出版会、みすず書房の両社が『パブ・レビ』の発行を停止することになり、あたしの勤務先の『パブ・レビ』も最新号でいったん打ち止め、次号からリニューアルすることになりました。

最初のページにはリニューアルとは書いておらず、次号以降も送付希望の方にのみ送るようになります、という断わり書きがあるだけです。そして「二面もご参照ください」と書いてあります。

その二面を見てみますと「重要」とあって、同じく継続送付希望の方にのみお送りしますと書いてあります。

が、ここの文章には「A5判の小冊子にリニューアルいたします」とあります。ほほう、こんどは新聞ではなく冊子になるのね、ということがわかります。考えてみますと、東京大学出版会には『UP』、みすず書房には『みすず』というPR誌がありますので、刊行物の案内としては『パブ・レビ』とダブっていた部分があるわけです。

そしてA5判の小冊子と言いますと、『UP』や『みすず』に限らず、岩浪書店の『図書』、新潮社の『波』など多くの出版社がそれぞれのPR誌を発行していますので、むしろ『パブ・レビ』のような新聞スタイルが珍しかったのかも知れません。

そして最終ページに、今回のリニューアルのポイントがまとめられています。

『パブリッシャーズ・レビュー』から『白水社の本棚』とタイトルも変わるようです。年4回の発行です。何ページくらいの冊子になるのでしょうね? とりあえず次は4月でしょうか? 今から楽しみです。

読者の皆さまも、是非楽しみにお待ちくださいませ。