いまホットなのは移民?

各社の新書は、その時々話題になっているものを取り上げることが多いので、各社から似たようなタイトルの新書が刊行されることがよくあります。ここ最近ですと「豊臣秀長」で検索するといったい何冊の新刊が刊行されたことでしょう。新書の他にも単行本、選書などでも出ていますが、来年の大河を控え追い切れないくらいの点数が刊行されています。

そして、ここ最近目に付くのが「移民」です。

まず集英社新書から『国家と移民』が刊行されています。この本は日本における外国人労働者の過酷な現状について書かれた一冊のようです。人口減少に悩む日本にとって移民問題は避けて通れない課題なのでしょう。果たして50年後の日本の人口構成はどうなっているのでしょうか。

そして、ちくま新書からは『ニッポンの移民 増え続ける外国人とどう向き合うか』が刊行されています。

これもタイトルからもわかるとおり、日本における移民の問題を取り上げている一冊です。先の参院選では移民反対、外国人排斥的な論調が強まった感があります。文化も生活習慣も異なる外国人が近所に増えたら、やはりなんとなく不安に感じるものなのでしょうか。

そして新書ではありませんが、もうまもなくあたしの勤務先からも『移民/難民の法哲学 ナショナリズムに向き合う』という新刊が刊行になります。

本書もやはり現今の日本における移民問題をテーマとして、そこに哲学的・社会科学的な基礎を構築しようとするものです。それにしてもこうして新刊が増えてきますと、書店でもちょっとしたコーナーが作れるし、ミニフェアができそうですね。

話は変わりまして、営業回りの途次、少し前にこのダイアリーで話題に出した一品を食べました。それが箱根そばで「のどぐろ天と舞茸天」のうどんです

写真の上の部分に写っているのが舞茸天でなかなかボリューミーでした。あたしは舞茸が好きなので美味しくいただきました。そしてその左に写っているのがのどぐろ天です。本当にのどぐろなのか、他の魚ではないのか、あたしにはよくわかりません。ただ魚だということがわかるくらいです。

やはり金沢でいただいたのどぐろとは全くの別ものですね。値段が異なりますから、当たり前と言ってしまえば当たり前なのですが。