サイト管理人のブログです。
Rockfield's Diary
Rockfield's Diary
夢か現か

よく晴れた、気持ちのよい土曜日です。なぜか、宅配便がいくつも届く休日です。ネットショッピングで注文していたものが届いただけなのですが、注文した覚えのないものも届きました。
そんな土曜日の午前中に届いて、注文した覚えのなかったのが一枚目の写真です。よく見ると、函の横には「フジパン」、そして「オリジナルトースター」と書いてあります。
思い出しました。フジパンの「本仕込」などを買うと応募できる「おいしいeco生活キャンペーン」です。誰にでも当たりそうな「ミッフィーエコポーチ」と、これは当たらないだろうと思われる「オリジナルトースター」が景品でした。
既に何回か応募ハガキを出しているのですが、「まあ、ポーチが一つくらいは当たるかな」くらいの気持ちでした。なにせエコポーチの当選者が35,000名なのに対し、トースターの当選者は5,000名ですから。
函を開けると確かに「ご当選おめでとうございます」と書かれたチラシが入っていました。そしてもちろんトースター本体と保証書がありました。
函の中から取りだしたトースターが三枚目の写真です。キャンペーンのページの載っていた写真のとおりのトースターです。
いままで使っていたトースターがかなり古くなっていたので、「当たるといいなあ」と念じつつ応募していましたが、まさか本当に当たるとは! 新旧交代で、トースターを置くスペースに、新しいトースターを置いてみました。
ところで、あたしは数日前宝くじで1億円を当てる夢を見たのです。そのうちいくらを預金して、いくらをNISAなどに運用して、とニコニコしながら銀行の窓口で担当の方と話をしている、あり得ない妄想丸出しの夢でした。しかし、現実世界で当たったのはトースター。当たるために買って食べた食パンの値段、あるいはこれくらいシンプル機能のトースターの値段を考えると、現実は一万分の一くらいといったところでしょうか。予知夢としては、あまりにも惨めですね。
豊作かしら?

先週の予告どおり、今朝の朝日新聞読書欄には、勤務先の刊行物が二点も掲載されました。
まず一つめが『グローバリスト 帝国の終焉とネオリベラリズムの誕生』です。
ちょっと大部な本ですが、現代の国際情勢を考える上で無視できない論点を扱っている一冊ですので、是非手に取っていただきところです。
それにしても、グローバリズムという言葉は最近聞くようになった言葉という印象がありますが、現象として捉えた場合には、これくらい長い射程で考察することができるのですね。勉強になります。
さて、上で「大部な本」と書きましたが、取り上げられていた二点目はもっと大部な本、『文画双絶 畸人水島爾保布の生涯』です。
そもそも「水島爾保布」が読めない人がほとんどなのではないでしょうか。あたしもこの本ができるまではそうでした。しかし、カバーに使われている絵は見たことがあります。ちょっとビアズリーっぽいと言ったら、どちらのファンからも怒られそうですが、あたしの印象はそんな感じです。
評者の椹木野衣さんは「愚」をキーワードに書いてくださっていますが、大賢は愚なるが如しという人口に膾炙した言葉もありますので、愚は悪い意味ではないんですよね。中国古典では人を誉める時に「愚」という言葉を使うことがありますので、賢しらに才をひけらかすよりも上だということなのでしょう。
ところで、今回紹介された二点、両方購入すると税込で20000円を超えます。
記憶喪失

今期は以下のようなドラマを見ています。
くるり~誰が私と恋をした?(TBS系)
9ボーダー(TBS系)
あなたの恋人、強奪します。(テレビ朝日系)
そして、光る君へ(大河ドラマ)です。
このうち、「くるり」と「9ボーダー」には記憶喪失の人物が登場します。どちらも自分の名前も、どんなことをしてきたのか思い出せないということになっています。
「くるり」の方は、それは主人公なのですが、社会人をやっていただけに同僚が自分の名前や住所などを教えてくれたので、自分が誰なのか履歴書的な情報は得ることができました。それに対して「9ボーダー」の方は、名前も職業もすべてが謎に包まれたままです。近所の人の目撃談があるのですが、ほとんど手掛かりにならない情報ばかりでした。あたしが思うに、事件を追っていた警察関係者(たぶん刑事)だったのではないかと予想しています。
それはさておき、以前に本で読んだか、テレビで見たか、どちらかだと思いますが、こういうドラマや小説にありがちな記憶喪失って現実にはほとんど起こらないとのことです。幸か不幸か、あたしはこれまで生きてきて、身近に記憶喪失の人に接したことがないので、この話が本当なのかわかりません。ただ、専門家(医者か大学教授か)が語っていたと記憶しているので、きっと間違いないことなのだろうと記憶に留めたはずです。
その後この件を自分で調べたわけではありませんので、果たして実際はどうなのか、記憶もうろ覚えな部分があるので、いつかちゃんと改めて調べてみたいと思っています。ただ、これ以外のドラマはわかりませんが、どうして今期は記憶喪失のドラマが多いのでしょう。
偶然なのでしょうか。それとも多くなる社会背景があって、その結果こうしたドラマが作られているのでしょうか。そちらの方も気になりますね。
虚なのか、実なのか……

《エクス・リブリス》の『別れを告げない』がお陰様で好調です。やはり韓流文学の中でもハン・ガンの知名度や売れ方は群を抜いていると感じます。既に読んでいる方も多いと思いますので、以下にはネタバレ的なことを書きますが、ご寛恕ください。
その前に、済州島4・3事件を背景としている作品ですが、あたしは不勉強にも、この事件のことはまるで知りませんでした。光州事件は聞いたことがありましたが、こちらに関しては全く聞いたこともない出来事でした。お隣の国の出来事だというのに、あまりにも知らないことだらけですね。情けないです。
さて、本書は女性二人が主人公です。若い頃からの友人で、いまはお互いそこそこの年齢(40歳代?)になっています。全く音信不通ではないけれど、しょっちゅう連絡を取り合っているわけでもない、そんな間柄です。
その一人が済州島に住んでいて、指を切断する事故に遭います。もう一人が病院へ駆けつけると、自宅で飼っている小鳥に餌をあげに行って欲しいと頼まれます。今日中に行かないと、鳥籠の中の餌が残り少ないので死んでしまうからと言われ、仕方なく済州島の友人の自宅へ向かいます。
なんとか島へ着いたけれど、友人の自宅は山の中で、時間的にまだバスが走っているかかわかりませんし、雪も降ってきています。どうにか友人宅の最寄りまで行くバスに乗り、目的のバス停で降りたものの、辺りは暗くなっていて、雪も深く、友人宅までの道がよくわからなくなっていました。そんな中、雪を踏み分けて歩くうちに主人公は足を踏み外し、数メートル転落してしまいます。
幸いにも、大したケガもなく、なんとか友人宅に着きましたが、既に小鳥は息絶えていました。死んだ鳥を庭に埋め、友人宅にいると、ケガをした友人が現われたのです。友人のケガの具合から考えて、とてもベッドから出られる状態ではありません。どうやってここまで来たのでしょう。
その謎は最後まで明かされません。果たして、現われた友人は幽霊だったのでしょうか? ただ、幽霊が現われるなんて、ちょっと非現実的すぎます。となると疲労なども相俟って主人公が幻覚を見た、あるいは友人宅で眠ってしまった主人公の夢の話なのかとも思います。これが一番素直な解釈でしょうか。
ただ、あたしは読みおわった時には、最初は上記のように思ったのですが、実は雪道で足を踏み外した時点で主人公は亡くなっていて、そこから先はすべて自分が死んだことに気付いていない、あるいは生死の境を彷徨っている主人公の妄想の世界なのではないか、とも思いました。なんとなく、その方がこの物語全体のトーンに合っているなあ、と感じたのです。
近刊情報(24/05/08)
