Rockfield's Diary

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2023年11月のご案内

2023年11月に送信した注文書をご案内いたします。

   

まずは暮れの定番『クリスマスの文化史』を今年もご案内。そして月初め恒例の「今月のおすすめ本」、更に今年は昨年末に注文が伸びた『日本の「第九」』もこの時季ならではなのでご案内しました。そして今年のノーベル文学賞受賞、ヨン・フォッセの『だれか、来る』が緊急発売が決定したので、そちらもご案内しました。

   

11月は語学書の重版が多かったので、それだけで一度ご案内しました。また今年の業界一番(?)の話題作『中世への旅』がロングセラーになっているので、改めてご案内。ロングセラーと言えば、こちらも同じく『同調圧力』も4刷となりました。そして突然飛び込んできた山の上ホテルの閉館のニュース。そこで帯を一新した『山の上ホテル物語』もご案内しました。

  

下旬の恒例「今月のおすすめ本[語学書]」、そして新刊『脱成長がもたらす働き方の改革』に合わせて、ラトゥーシュの既刊『脱成長』の併売促進のご案内。最後は刊行即重版となった『地図で読む戦争の時代[増補新版]』のご案内でした。

クールビズよりウォームビズ?

めっきり寒くなってきました。秋が本当に短くなってしまいましたね。

それはそうと、寒くなってくるとコート・外套の出番ですが、営業職にとってはコートは実は邪魔なアイテムの一つです。行く先々でわざわざ脱がなければならないのが面倒で仕方ないのです。

ですから寒くても、できるだけコートは着ず、ジャケットの中にベストやセーター、カーディガンを着込むことで寒さをしのぐようにしています。それでなくとも重い書類が入ったカバンを持って歩く営業なので、コートまで持つような営業回りはしたくありません。

というわけで、夏のクールビズが定着し、上着なし、ネクタイなしでも問題とならなくなったように、冬のコート着用したままの営業も目くじらを立てないようにして欲しいものです。もちろん、ふだん回っていて懇意にしている書店の方は、たぶんそんなことには頓着しないと思います。むしろ、コートを着たまま営業しているのを見かけた同業者がうるさいことを言ってくるのではないかと危惧しております。

世界最大級の……

わが家の書架には『『大漢和辞典』を読む』という本が並んでいますが、そのお仲間が登場です。

日本が世界に誇る『大漢和辞典』に関する書籍が刊行されました。『『大漢和辞典』の百年』です。1955年の刊行ですから、100年まではちょっと時間があります。

でも、これだけの辞典ですから、作業を始めたときから数えれば、100年以上の月日が経っているのではないでしょうか。あたしも勤務先で『中国語辞典』の編集に少しだけ携わったので、刊行までの準備期間と言いますか、助走期間と言いますか、とにかくメモを取り、カードを作り始めるところからの、気の遠くなるような作業については多少の理解があるつもりです。

あたしが学生のころは、紺色っぽい装丁ではなく、白地に金文字、少し判型も大きくなった版が刊行を開始したので、あたしは毎月の刊行のたびに、アルバイト代をつぎ込んで購入していました。それが左の写真です。

この版は十二巻+索引まで完結した後に、補巻と語彙索引が刊行されまして、もちろんそれも揃っています。当時はまさしく世界最大の漢和辞典だったと思います。ただ、その後、中国から『漢語大字典』『漢語大詞典』が相継いで刊行され、何を以て世界最大と呼ぶのかは議論の分かれるところではありますが、「世界最大」ではなく「世界最大級」と称するようになったと記憶しています。中国の二つの辞典は、そしてたぶんその後にもいくつか中国で大型の辞典が刊行されていると思いますが、いずれも『大漢和辞典』をものすごく意識して作られていたはずです。

2023年11月30日 | カテゴリー : 罔殆庵博客 | 投稿者 : 染井吉野 ナンシー

今日の配本(23/11/30)

ロシア 奪われた未来
ソ連崩壊後の四半世紀を生きる

マーシャ・ゲッセン 著/三浦元博、飯島一孝 訳

一九八〇年代初めから半ばに生まれ、プーチン支配の世界で成人した男女四人の多難な人生と家族の物語を紡ぐ、渾身のノンフィクション。

第三の波
二〇世紀後半の民主化

サミュエル・P・ハンティントン 著/川中豪 訳

20世紀後半にもたらされた民主主義とは何だったのか。政治学の古典であり、民主化をめぐる議論の出発点となった記念碑的著作を新訳。

ヴェトナム(下)
壮大な悲劇 1945-1975

マックス・ヘイスティングス 著/平賀秀明 訳

本書は、第一次インドシナ戦争前夜からサイゴン陥落までの30年を振り返り、開戦から終戦に至る歴史的背景と政治的思惑を事実に即して描写し、戦争の本質に迫った大作である。一つひとつの作戦や戦闘、その結果としての災禍が時間軸に沿って詳細に描かれており、時代の空気が変化していくさまが臨場感をもって伝わってくる。