最近、店頭でこんな本を見かけました。
集英社から刊行された『小説 ヒトラー Ⅰ』です。タイトルそのまま、ヒトラーの生涯を描いた小説で、全3巻になるそうで。第一巻が戦後篇、第二巻が戦前篇、第三巻が大戦篇となるようです。同社のサイトでは
1918年11月19日。一人の上等兵が、陸軍病院から退院した。その名はアドルフ・ヒトラー。行くあてのないオーストリア人のこの男は、第一次世界大戦敗戦後も軍隊に残る道を選んだ。そして、自分の思いもよらなかった才能に気付いたヒトラーは、ある政党の集会に潜入することを命じられる。それをきっかけに政治家を志し、ついには政権奪取にまで至る――。
と紹介されています。第一巻の戦後とは第一次大戦の後という意味なのですね。
ヒトラーを扱った小説と言えば、映画化もされましたが、河出文庫の『帰ってきたヒトラー(上)』『帰ってきたヒトラー(下)』を思い出します。これはヒトラーが現代にタイムスリップしてきたというコメディー要素満載の作品ですから、『小説ヒトラー』と同列に語ることはできないでしょう。
そうなりますと、同書と並べてみたらよさそうなのは『ヒトラー(上) 傲慢』『ヒトラー(下) 天罰』ではないでしょうか。こちらは上下で税込20000円超えの大著です。文芸書と人文書なので一緒に並べるのは難しいかもしれませんが、小説として楽しみたいのであれば『小説ヒトラー』を、史実を知りたいのであれば『ヒトラー』を選んでいただければと思います。
この機会に、ヒトラーものを集めたフェアなどやってみるのも面白いかもしれないですね。どころでドイツではこんな風にヒトラーを扱った本って出版したり、フェアを開いたりできるのでしょうか。
















