150万部突破

昭和61年ですから西暦で言うと1986年。実はあたしが大学に入学した年だったりしますが、その年の4月に刊行がスタートした《エクスプレス》シリーズ。40年を経て、累計で150万部を超える発行部数となりました。

そもそもは《エクスプレス》○○語という四六判の書籍で、音源は別売りのカセットテープで提供されていました。数十か国語が展開されていくうちに、別売りのカセットテープが、別売りのCDに変化しました。

ただ、別売りのCDを発売していた期間はごくわずかで、すぐにCD付に切り替わりました。それが《CDエクスプレス》シリーズです。見返しにCDを貼り込むために、判型も四六判からひとまわり大きなA5判へと変わりました。既存の《エクスプレス》も増刷などのタイミングを捉えて、順次《CDエクスプレス》に切り替わっていきました。

この《CDエクスプレス》はカバーデザインも《エクスプレス》を踏襲したもので、刊行から20年、そろそろ一新しようということになり、2007年の春にスタートしたのが《ニューエクスプレス》です。A5判の判型は変更なしですが、カバーデザインがガラリと変わりました。現在の《ニューエクスプレスプラス》に通じるデザインです。

その後、時代は更に進んで、CDを再生する機械を持っていない人も増え、CD付の語学書も転機を迎えました。《ニューエクスプレスプラス》ではCDと音声アプリというスタイルで刊行を続けていましたが、音声ダウンロード版だけのタイトルが登場するようになり、現在は順次音声ダウンロード版に切り替わっている途中です。

そんな《エクスプレス》シリーズの発行累計150万部突破を記念したフェアを、有隣堂横浜駅西口店で開催中です。いわゆるメジャーな言語をあえて避け、変わった言語でフェアを組んでみました。どこで話されているのかすぐにはわからないような言葉がアインナップされているのが《エクスプレス》の売りですから、あえてそちらをフィーチャーしてみた次第です。

画像のように、語学書コーナーの真ん中、フェア棚で展開中です。《ニューエクスプレスプラス》全点の中からほんの少しを取り上げただけですが、未知の言語に触れてみてはいかがでしょうか。

堂々完結です

皆さんはどれくらい中国史に興味をお持ちでしょうか。あたしは中国思想を学んでいたので、中国史は当然興味を持っていないとなりませんし、そのとおり興味津々です。どの時代も興味があります。

とはいえ、多くの人にとって人気があるのは春秋戦国時代や三国志の時代ではないでしょうか。当然だと思います。

ただこの数年、新書などを中心に日本では中国のいろいろな時代を扱った本が数多く刊行されています。昔からポツポツと出ていなかったわけではありませんが、ここ数年は怒濤の出版ラッシュと言っても大袈裟ではないほど出ていると感じます。

そんな刊行物の一つがこちら、早稲田文庫の『後漢書』です。前四史と呼ばれる『史記』『漢書』『後漢書』『三国志』のうち、どうしても影が薄いのが『後漢書』です。他の三つには関連書がたくさんあるのに、どうも『後漢書』は後塵を拝していた感があります。しかし、遂に邦訳が完結したのです。これは快挙と言ってもよいでしょう。

もちろん本場・中国ではもう少し多く刊行されているのだと思います。しかし、中国でも『史記』『漢書』『三国志』に比べると『後漢書』はグッと少なくなってしまいますよね。とはいえ、もっともっと関連書の少ない時代だってあるわけですから、まだ『後漢書』は恵まれている方かもしれません。

話は変わって、セブンイレブンで買ってきたおはぎです。フジテレビ系のドラマ「波うららかに、めおと日和」の番組内で登場するおはぎが売り出されているのです。「坂井のほおばり粒あんおはぎ」です。なかなかの大きさ、ボリュームです。一つで結構お腹がいっぱいになります。

2026年10月20日 | カテゴリー : 罔殆庵博客 | 投稿者 : 染井吉野 ナンシー

鼻から

午前中に近所のクリニックで胃カメラの検査を受けました。ここ数年、勤務先で毎年行なわれる健康診断ではバリウムはパスし、胃カメラをやるように指導されていたのですが、なかなかタイミングが合わず、二年ぶりの胃カメラとなりました。

胃カメラ検査自体は過去に三回ほど、あたしの記憶が正しければ、受けています。それらはすべて口からチューブ(カメラ)を入れて行なう検査でした。しかし本日は初めて、鼻からチューブを挿入する胃カメラ検査を受けました。

検査を受ける前に、そばに置いてある器具を見るとそれほど太いようには見えませんが、喉にしろ鼻にしろ、実際に挿入されるとかなり太いものが入れられているように感じます。これって皆さん同じでしょうか。

喉に麻酔のスプレーをし、鼻の穴にはゼリーを塗り、鼻の穴(特に奥の方)を広げるパイプのようなものを装着して検査を待ちます。横になっているのでウトウトしてきます。しばらく待って始まりましたが、やはり鼻の奥をチューブが通るときはちょっと痛いですね。

でも、喉を通す検査だと挿入時に吐きそうに、戻しそうになりますが、鼻からですとそういうことはありませんでした。苦しくないと言えば嘘になりますが、あえて比べるなら口からよりも鼻からの方が楽でした。

今後も、最低でも二年に一度は胃カメラ検査を受けるように言われましたが、次も鼻からでやりたいと思います。

8に愛された女とは賀喜遥香のこと?

国分寺のクイーンズ伊勢丹で「青森・秋田・山形うまいもの市」が開催されています。本日18日が最終日のようですが、あたしのその前に東北の日本酒を手に入れてきました。

何種類か並んでいた中から2本選びましたが、昨晩はそのうちの一つをいただきました。それがこちら「八仙」です。正確には「陸奥八仙 純米吟醸ひやおろし」という種類で、青森は八戸の「八戸酒造」のお酒です。

公式ウェブサイトにはこの「八仙」について

中国の故事、酔八仙(八人のお酒の仙人の物語)では、酒仙たちの様々な逸話や興味深い酒の楽しみ方が語られています。飲む方が酒仙の境地で酒を楽しんで頂きたいとの思いを込めて『陸奥八仙』と名付けました。

と書いてあります。ここにも中国の故事が登場しているわけですね。最近はあまり飲んでいませんが、以前はよく飲んでいた山梨の「七賢」も中国の故事が名前の由来になっていますから、日本酒と中国故事は相性がよいのでしょうね。

ところで、その八仙ですが、わが家の書架にはこんな人形が飾られています。棚の隙間にすっぽり収まる、小さな泥人形です。数えてみてください、八体ありますよね。これが八仙です。

一見すると七福神のようですが、中国は歴史も長いからでしょうか、七福神より一人多い八人=八仙なのでしょう。八仙は道教由来の神様ですが、あたしもそこまで詳しくはないので、八人の名前は言えませんし、書けません(汗)。

それにしても八戸のお酒だから八仙なんて、「8」繋がりの命名ですね。8が大好きなのでしょうか。そして「8」と言えば、乃木坂46の賀喜遥香です。「8に愛された女」と自称しているくらいのメンバーで、誕生日も8月8日です。かっきーと一緒に八仙の人形を愛でながら、一緒に八仙を飲んでみたいなあと、よい歳をして妄想しております。

ちなみに、クイーンズ伊勢丹で買った日本酒のもう一本は「純米大吟醸一度火入れ原酒 まんさくの花 杜氏選抜 ブラック」です。

無限クリームとは?

ファミリーマートでキャンペーン中の「無限クリーム」、買ってきました。生クリームは大好きなので、あたしのためのキャンペーンのように感じられます。

近所のファミマが標準サイズなのか、あるいは小さめの店舗なのかあたしには判断できません。なので無限クリームの全商品が並んでいたのかはわかりません。まず最初に選んだのはこちらのスイーツです。

クリームとスポンジが段々になっています。夾雑物が何も入っていない、クリームとスポンジだけで勝負をかけている、あまりにも潔い商品です。あたしはこういうの大好きです。ですから迷わず手に取りました。

それがこちら、「ほぼクリームのケーキ」です。ウェブサイトには「スポンジで生クリームをサンドし、天面にミルク感のあるホイップクリームを絞った、ほぼクリームのケーキです。」と説明されています。

食べてみると、予想どおりの味でした。甘さもちょうどよく、食べ飽きない味です。分量もちょうどよいです。ただ、あたしは何も入っていないから好きなのですが、物足りないと感じる人がいるかも知れません。

そして、もう一品、「生クリームロールケーキ」です。「ほぼクリームのケーキ」より、さらにクリームの比重が高いスイーツです。こちらの商品説明は「ふんわり口どけの良い生地に北海道生クリームを詰めたロールケーキです。」とあります。ふわふわのスイーツです。

最初はフォークで食べようと思ったのですが、あまりにもふわふわで柔らかく、フォークで刺すことができず、結局スプーンで食べました。こちらもスポンジとクリーム以外は何も入っていない、あたし好みのスイーツです。

ウェブサイトを見ますと、無限クリーム商品はまだ他にも何種類かあります。キャンペーン期間中に他のスイーツも是非賞味したいと思います。

中央線快速は存在するのか?

通勤に中央線を使っています。東京に住んでいれば、多くの人が「中央線」と言うと思います。でも、JR東日本の公式としては「中央線快速」と呼んでいるようなのです。この「快速」という表記も不思議なもので、武蔵小金井とか国分寺で駅の掲示板を見ますと、八王子・高尾方面の電車は軒並み「各駅停車」「中央特快」と表示されています。その一方、新宿・東京方面の電車には「快速」「中央特快」と表示されています。

まずは上りと下りの表記の違いに慣れない人は困惑すると思います。「中央線快速」があるのであれば、各駅停車はとJR東日本の公式路線図を見ると「中央線・総武線各駅停車」という表記が見つかります。これがまた実際の利用者からすると誤解を招きそうな表記だと思います。

たぶん、JRとしては中央線は東京から高尾まで、総武線は御茶ノ水(または東京)から千葉までという大前提があり、それをゆるがせにできないのだと思います。でも利用者からすれば、東京から新宿、三鷹を通って立川、八王子、高尾へ向かうオレンジ色の電車が中央線、千葉と三鷹を結ぶ黄色い電車が総武線です。これをわざわざ中央線快速だとか、中央総武線各駅停車などと呼んでいる人はいません。

JRの建前、立場は理解できるとしても、これだけインバウンドが増えている昨今、表記はわかりやすさが一番ではないかと思います。JRの英語サイトを見ても路線図には「Chuo Line (Rapid)」「Chuo Line (Local)」と書いてあり、やはり利用者の実感とは齟齬があります。

さて話は変わって、PCのレタッチソフトの話です。いろいろなものの写真を撮ると、被写体と真っ直ぐにカメラを向けないと、どうしても斜めに写ってしまいます。それが一枚目の画像です。ちょっとやや極端に撮ってみました。

これはこれで悪くはないのですが、やはり下の方がすぼまっていて、台形ではなく長方形に撮りたいなあとは思います。正対して撮れば、こういった冊子のデザインもきれいに見えるでしょうし、やはりそれが正しい撮り方だと思っています。

そこでレタッチソフトを使えば、こういう写真の修正もできるはずだと思い出し、使ってみました。ソフトによって使い勝手などが異なるのでしょうが、手持ちのソフトで試みたところ二枚目の画像のようになりました。やや細長くなってしまった気もしますが、ひとまず台形から長方形には修正できました。

これは遠近補正という機能を使ったわけですが、実物より細長くなってしまったのを更に修正するにはどうしたらよいのか、更に試行錯誤してみたいと思います。あるいは生成AIを使えば一発で解決するのでしょうか。

秋の夜長に哲学書など……

新書判で刊行している哲学思想の古典シリーズ《思想の地平線》も14冊刊行されました。来月末には15冊目が刊行になります。お陰様で、多くの読者の方に支持いただいているようです。ここで改めてラインナップをご紹介します。

『偶像の黄昏/アンチクリスト』

キリスト教世界を痛烈に皮肉りながら「権力への意思」を説く、ニーチェ哲学の総括とも言える最晩年の重要作品。

『悲劇の誕生』

ギリシア悲劇に理性と本能、秩序と陶酔の究極の結合を見出し、理性を重んじた近代的な道徳を批判する、ニーチェ哲学の原点。

『幸福論』

抽象思考を重ねるのでなく、日常的な場面の中から幸福への合理的な道筋を見つけだす。「幸福とは何か」を追究した名著。

『孤独と人生』

生を苦ととらえ、苦からの解脱を説くショーペンハウアー。東洋思想に通底するそのペシミズムより湧出した、幸福論。

『ヘーゲル読解入門(上・下)』

時代の転換期にあらわれ、フランス思想の転換点としての役割を果たした哲学者、コジェーヴによる記念碑的講義の記録。

『ロシア共産主義の歴史と意味』

マルクス主義者から宗教哲学者へ転じた稀代の思想家によって語られる、正教精神から社会主義革命へと至るロシア民族の歴史的必然性。

『存在と苦悩』

ショーペンハウアー入門。生と苦悩と救済をめぐる、珠玉の警句の書。

『孤独な散歩者の夢想』

生きていくことの喜びと哀しみ。『マルゼルブ租税法院院長への四通の手紙』も収録。

『方法叙説』

「私は考えている、だから私は有る」――すべての近代思想はここから始まった。

『ドストエフスキーの世界観』

自由、悪、革命、大審問官──魂の近親者ベルジャーエフがドストエフスキーから論じるロシア精神と人類に課された普遍的問題のすべて。

『社会契約論』

「最初の社会」から論じて、社会契約による正しい統治のあり方を喝破した民主主義の聖典。

『人生について』

トルストイをして「生命、知恵、教訓、慰安」にみちた「最上の書物のひとつ」と言わしめた哲学教授アミエルの日記、そのエッセンス。

そして来月、11月の下旬にはキルケゴールの『死にいたる病/現代の批判』が刊行予定です。今後も陸続と古典的名著が刊行されますので、是非ご期待ください。

「し」は幸せの「し」

今日は午後から、母の通院で地域の大きな医療センターへ行きました。何度も来ている大病院なのですが、来るたびに思うことがあります。

それがこの診察室4です。「それがどうしたの?」と言われそうですが、病院って病棟などでは4号室がないのが普通ではないでしょうか。301号室、302号室303号室と来て、次は304号室ではなく305号室となっていることがよくあります。

否、むしろそれが普通、病院の常識だと思っていました。小さい頃に「4」がないので大人の人に聞いたら「4」は「死」に通じるから、病院では避けているんだよ、と教えられました。

となると、病室だけでなく、診察室だって「4」を避けるべきではないでしょうか。あたしはそう思うのです。

ところが、母が通院しているこの医療センター、診察室は普通に「4」があります。ご覧のようにデカデカと書いてあります。二つの診療科で「4」がありましたから、たぶん他の科もすべて診察室「4」があると思われます。

ただ、あたしは小さい頃から「4」が自分のラッキーナンバーだったのです。出席番号や受験番号などいろいろな数字に「4」が絡むことが多いのです。誕生日も「24日」ですから、「4」が含まれています。

そんな風に「4」は「死」ではなく、あたしにとっては「幸せ」の「し」なのです。乃木坂46のかっきー(賀喜遥香)は「8」に愛された女を自称していますが、さしずめあたしは「4」に愛されているのだと信じています。