重陽の節句ですからね

本日は重陽の節句ですね。古代中国で「九」は陽の数字、その「九」が九月九日で二つ重なるので「重陽」というわけです。ちなみに陰の数字は「六」ですが、六月六日を「重陰の節句」とは聞きませんね。

ところで、昨日のダイアリーでちょこっとだけ書いた江文也です。春秋社の『風の神のいたずら』は、あくまで江文也をモデルとした小説であって、江文也の評伝ではありません。

そして実はあたしの勤務先でかつて出していた『まぼろしの五線譜』が、この江文也の評伝なのです。1999年刊行ですから前世紀の本になります。現在は品切れ、絶版なので図書館か古本屋で探してみてください。

ああああさて、話は戻って重陽の節句です。いや、重陽の節句はどうでもよくて、9月9日は何の日でしょう。おわかりになりますでしょうか。

あたしはこの9月9日のダイアリーに、亡父の命日だということを過去に何回か書いています。もう30年近く前になります。父は61歳で亡くなっているので、あたしもあと数年で、父の逝去時の年齢に追いつきます。時の流れというのは早いものです。

いや、父の命日はどうでもよいことはないですが、ひとまず脇へ置いておき、本日9月9日は毛沢東の命日でもあります。今年でちょうど50年になります。既にこちらも品切れですが、フィリップ・ショートの『毛沢東』をあたしの勤務先からも出しておりました。

しかし、あたしの勤務先では『毛沢東』というタイトルの本を他にも出している(出していた?)のです。それが文庫クセジュの『毛沢東』です。1976年刊行ですので、原書はまだ毛沢東生前に刊行されていたものです。その時点でフランスにおける毛沢東評価がわかる、いまとなっては貴重な一冊です。

本の話が続いたので、最期に推し活の話題を。乃木坂46が特集されている雑誌を二点買いました。『BRODY』と『BUBKA』です。

前者は、乃木坂46がこの夏に行なった真夏の全国ツアーを特集したものです。今年は過去最大規模で行なわれたツアーも8月下旬の神宮四日間で幕を閉じましたね。

それに対して後者は、これから始まるアンダーライブをメインで取り上げています。登場するのもアンダーメンバーばかりです。アンダーでも粒揃い、ちょっとしたライブ会場であれば簡単に埋められるのが、乃木坂46の強さだと思います。

選抜とアンダーのメンツについては、ネット上でもファンの声が賑やかですが、どんな状況でも変わらずに応援するのがファンというものではないでしょうか。SNS上でああだこうだ言っているのは、ファンを装ったアンチが多く紛れ込んでいますから。

函館の次は?

国分寺のマルイで函館フェアが開催されていたと、このダイアリーで書きました。そのフェアは既に終わっていますが、それと前後するように国分寺のクイーンズ伊勢丹では北海道フェアが開催中です。

正式名称は「秋の北海道展」なんですね。北海道の前にアジアの話題を一つ。

春秋社から刊行されている《アジア文芸ライブラリー》の最新刊『風の神のいたずら』を落手しました。ウェブサイトには「台湾出身の音楽家・江文也をモデルにした感動の音楽小説」と書いてあります。皆さん、江文也ってご存じですか。これについては改めて取り上げましょう。

話は戻って北海道フェア、もとい、秋の北海道展です。昨日の夕飯にこんなものを買って帰りました。

まずは「北海道ご当地メニュー 鮭のちゃんちゃん焼き」です。居酒屋などに行けばメニューにあるのかもしれませんが、わが家で鮭を食べるときはほとんど焼き鮭なので、たまにはこういう食べ方の鮭を味わってみたいものです。

続いては、「北海道産 ホタテ貝柱フライ」です。こちらはソースではなく、あらかじめ付いているタルタルソースでいただくようです。

函館フェアでも、ホタテ貝柱のポテチを買ったので、あたしってよっぽどホタテの貝柱が好きなんでしょうね。確かに美味しいですから、そのままバターソテーでしょうゆを垂らして食べるのも絶品です。ちなみに、あたしは貝柱の周りに付いているオレンジ色の部分が好きです。

季節感

先日まで、国分寺のマルイで函館フェアを開催していました。北海道フェアではなく、あえて函館なのにはマルイの強いこだわりがあるのでしょうか。あたしにはよくわかりません。

そして、最終日にこんなものを買ってきました。プリングルズの「ほたてバターしょうゆ味」です。3缶入りで売っていたので、買ってみました。パッケージには「北海道土産 香ばし醤油ほたてバターの旨み」などと書いてありますから、嫌でも期待が高まります。

ポテチはもっぱら湖池屋かカルビーで、プリングルズを買うことはほとんどないのですが、このパッケージに惹かれて買ってしまいました。北海道、また行きたいなあと思いつつ。

ところで北海道土産と書いてありますし、函館フェアで買ったわけですが、パッケージを見ると原産国はマレーシアと書いてあります。このポテチ、材料も製造もまるで北海道は関係ないのでしょうか。ちょっと残念です。あたしは北海道のどこかしらのメーカーとのコラボで、なんなら北海道内の工場で生産されているものだと思っていたからです。

あたしって騙されやすい性格なんでしょうね。しかしこのパッケージを見たら誰だってそう思うものではないでしょうか。ちがいますかね。ちなみに公式ウェブサイトには「北海道限定販売」と書いてあります。

さて話は変わって昨日の日曜日、お昼は近所のマクドナルド月見バーガーを買いに行きました。この季節には毎年必ず食べたくなりますし、たぶん毎年食べているのではないかと思います。

今年の新作である「炙り牛すき焼き風月見」は母に、レギュラーメニューの「チーズ月見」はあたしがいただきました。セットメニューだったので、久しぶりにナゲットを食べました。たまに食べると美味しいものですね。

マックはいただいたので、あとはケンタッキーの月見バーガーを食べようと思っているのですが、国分寺駅前のケンタッキー、現在改装工事中なんです。早くオープンしないと月見の季節が終っちゃいますよね。

この併売は難しいでしょうね!

最近、店頭でこんな本を見かけました。

集英社から刊行された『小説 ヒトラー Ⅰ』です。タイトルそのまま、ヒトラーの生涯を描いた小説で、全3巻になるそうで。第一巻が戦後篇、第二巻が戦前篇、第三巻が大戦篇となるようです。同社のサイトでは

1918年11月19日。一人の上等兵が、陸軍病院から退院した。その名はアドルフ・ヒトラー。行くあてのないオーストリア人のこの男は、第一次世界大戦敗戦後も軍隊に残る道を選んだ。そして、自分の思いもよらなかった才能に気付いたヒトラーは、ある政党の集会に潜入することを命じられる。それをきっかけに政治家を志し、ついには政権奪取にまで至る――。

と紹介されています。第一巻の戦後とは第一次大戦の後という意味なのですね。

ヒトラーを扱った小説と言えば、映画化もされましたが、河出文庫の『帰ってきたヒトラー(上)』『帰ってきたヒトラー(下)』を思い出します。これはヒトラーが現代にタイムスリップしてきたというコメディー要素満載の作品ですから、『小説ヒトラー』と同列に語ることはできないでしょう。

そうなりますと、同書と並べてみたらよさそうなのは『ヒトラー(上) 傲慢』『ヒトラー(下) 天罰』ではないでしょうか。こちらは上下で税込20000円超えの大著です。文芸書と人文書なので一緒に並べるのは難しいかもしれませんが、小説として楽しみたいのであれば『小説ヒトラー』を、史実を知りたいのであれば『ヒトラー』を選んでいただければと思います。

この機会に、ヒトラーものを集めたフェアなどやってみるのも面白いかもしれないですね。どころでドイツではこんな風にヒトラーを扱った本って出版したり、フェアを開いたりできるのでしょうか。

饗宴なのか、エクスタシーなのか?

既に告知も始まって、多くの方がSNSで触れてくれていますが、9月26(土)と27日(日)の二日間、国書刊行会と白水社の合同イベント「国書刊行会×白水社 合同書籍販売会」が行なわれます。国書刊行会のXには「黒と白の饗宴」などと書かれています。

国書刊行会の国書は黒書ではないのですが、同音ということで白水社の白とで「黒白」を謳っているわけです。たとえば青土社を加えたら「青」も加わりますし、明石書店なども「赤」でエントリーしたら面白いカラーバリエーションになりそうです。

それはさておき、この黒と白、SNSで検索すると両社の合同イベントではなく江頭2:50がヒットしがちです。よくよく見てみますと、江頭2:50の公式グッズであるTシャツが「白と黒のエクスタシー」と呼ばれているようなのです。これは国書白水イベントに江頭2:50をゲストで呼んでみるべきでしょうか(笑)。

ただ、それを言うのであれば、個人的にゲストは千早茜を推したいところです。その理由は新刊『しろとくろの偏愛』が刊行されたばかりだからです。タイトルがこのイベントにピッタリではないでしょうか。もちろん同書の内容は国書刊行会も白水社も関係ありませんし、たぶん千早さんも両社から本を出しているわけでもないのですが……

ちなみに、国書刊行会には『白縫譚』というタイトルに「白」が含まれる作品がありますし、白水社には『黒い時計の旅』があります。エールの交換みたいですね。

さてさて、両日のイベント、昨今の状況を鑑みるに天候だけが心配ですね。黒と白のエクスタシー、どうなりますことやら。

2026年8月のご案内

2026年8月に送信した注文書をご案内いたします。

最初は毎月恒例「今月のおすすめ本」です。続いて新刊『リチャード獅子心王』に絡めてアニメやゲームのキャラに関する書籍のご案内です。続いてシェイクスピアの翻訳で知られる小田島雄志さんが亡くなられたので、シェイクススピア全集からセレクトした追悼フェアのご案内です。次はめでたい話題。翻訳家の岸本佐知子さんが伊丹十三賞を受賞しましたので、岸本佐知子フェアをご案内しました。

次に、刊行以来好調な売れ行きの『ビールと古本のプラハ』、続いてハン・ガン『私の女の実』のご案内です。そして雑誌『新潮』9月号が演劇特集でしたので、同誌にも取り上げられている今年の岸田賞受賞作『ロマンス』『よだれ観覧車』のご案内です。

月の後半に入りまして、「今月のおすすめ本[語学書]」のご案内。ICCの赤根所長へ米国が制裁を発動したので『権力者を訴追する』をご案内しました。最期に今年は宮澤賢治の生誕130年ですので、『サーミランドの宮沢賢治』をご案内しました。

つぶやきます?

先日の三姉妹を引きずっているわけではありませんが、そんな三点セットの参考書のご紹介です。

今月中旬に『つぶやきのフランス語 文法ドリル』という新刊が刊行になります。この本は以前刊行した『1日5題文法ドリル つぶやきのフランス語』の改訂版になります。タイトルをスッキリさせました。

なんと大ボリュームの1600題が収録されたフランス語のドリルです。「1600も!」と、その問題数の多さに怖じ気づく方もいらっしゃるのではないかと思いますが、一つ一つが極めてコンパクトなので、ページを開いていただければ、「ああ、こんなものか」と納得していただけると思います。

それもそのはず、タイトルの「つぶやき」とは旧Twitterのこと。Twitterでつぶやくように短いフレーズでフランス語を学んでいこうというのが本書のコンセプトなのです。気軽に一日数題ずつ(著者は旧版のタイトルのように1日5題を推奨)チャレンジしてみてください。

このつぶやきのフランス語は『みんなの疑問に答える つぶやきのフランス語文法』『つぶやきのフランス語 基本語ドリル』という姉妹編もあります。三姉妹(三兄弟?)揃えてフランス語学習にお役立てください。

今日の配本[26/09/03]

しあわせのみつけかた
人生を選び直すための《越境》

後藤愛 著

しあわせの定義が揺らいでいる。かつての良い学校、良い就職、良い結婚といった型どおりの幸福像が魅力を失ってすでに久しく、私たちは自分たちなりのしあわせを模索している。一方、日本社会には閉塞感や停滞感が漂い、生きづらさを感じている人も多い。日本を離れる人々が増えてきた。海外移住を指南する本も増えた。ミッドライフクライシスから子育てまで、様々な理由で日本を離れる人々。それぞれのしあわせのカタチを追いかけた異色のルポ!

三姉妹

先日のダイアリーに書いたお市の方と柴田勝家のこと。大河ドラマで話題になっている最期のシーン、舞台は勝家の本拠地、越前の北之庄城ですよね。どこにあるのだろうと思う方も多いかも知れませんが、福井駅から歩いてすぐのところにあります。

北之庄城址は、現在は整備されて公園になっていますが、現在はどんな様子なのでしょう。あたしは研修旅行で10年前に福井を訪れ、その空き時間にちょっと散策してみました。

訪れる人はあまりいない様子でした。特に大河ドラマなどで柴田勝家やお市の方、浅井三姉妹が取り上げられている時期でもないので致し方ないところでしょう。歴史好きからすれば、日本史でもそれなりの有名人ですから、もう少し賑わっていてもよいのに、と思ったことを覚えています。

そして、この公園の一角に建っていたのがお市の方とその娘三人の銅像です。もちろん柴田勝家の銅像も建っていましたが、ここでは割愛します。見たい方は10年前のダイアリーをご覧ください。

越前福井と聞くと、幕末の松平春嶽を思い出しますね。この松平家の居城はこの北之庄の公園からはちょっと離れたところにあります。一応、お濠と石垣は残っています。そこまで足を延ばしたか否か、ちょっと記憶がありません。

ところで大河ドラマでは浅井三姉妹の長女、茶々を乃木坂46の井上和が演じているのが話題です。確かにこのあたりから大坂の陣までは後の淀君である茶々にスポットライトが当たりがちですが、最終的には三女のお江が二代将軍秀忠の正室となり、三代将軍家光を生んだわけですから、三姉妹の仲ではいちばん幸せな最期を迎えられたのではないかな、とも思います。ただあまりにも時代に翻弄された人生だったと思いますが。

そうなると次女のお初が一番落ち着いた、堅実な人生を歩んだということになるのでしょうか。それにしても、あの状況から茶々が秀吉の側室になるとは……